プロシップ
Pro-Ship Incorporated
最終更新日: 2026年3月27日
会計のプロを支える、固定資産管理システムのニッチトップ企業
会計・税務・ITのプロフェッショナルとして専門性を追求し、グローバルに通用するソリューションを提供することで、世界中の企業の成長に貢献します。
この会社ってなに?
あなたが普段利用するコンビニ、乗っている自動車、使っているスマートフォンのメーカーなど、日本を代表する大企業の多くがプロシップの顧客です。これらの会社が所有する店舗や工場、機械、社用車といった膨大な「資産」を、法律や会計ルールに沿って正確に管理するのは非常に大変な仕事です。プロシップは、この複雑で面倒な資産管理を自動化・効率化する専門のソフトウェア「ProPlus」を提供しています。つまり、あなたが何気なく目にしている有名企業のスムーズな経営は、裏側でプロシップのシステムが支えているからこそ成り立っているのです。
固定資産・リース資産管理のパッケージソフトで国内トップシェアを誇るニッチトップ企業。2025年3月期は売上高75.6億円(前期比11.0%増)、営業利益23.09億円(同41.5%増)と過去最高益を更新し、力強い成長軌道に回帰しました。新リース会計基準への対応需要が本格的な追い風となり、主力SaaSソリューション「ProPlus+」の導入が加速しています。さらにAIベンチャーとの資本業務提携により、会計判断の自動化といった付加価値向上を図っており、今後の更なる利益率改善が期待されます。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都千代田区飯田橋三丁目8番5号住友不動産飯田橋駅前ビル9F
- 公式
- www.proship.co.jp
社長プロフィール

私たちは「Speciality for Customer」を基本理念に掲げ、世界で最も優れた固定資産管理ソリューションの提供を目指しています。お客様の課題に真摯に向き合い、専門性を高め続けることで、会計分野の未来を切り拓き、社会に貢献していきます。
この会社のストーリー
株式会社日本ビジネスクリエートとして設立。情報処理サービス事業を開始し、企業の基幹業務を支える礎を築く。
オフコン向け「固定資産管理システム」を開発・販売開始。これが後の主力製品「ProPlus」へと繋がる第一歩となる。
専門性をより明確にするため、現在の「株式会社プロシップ」に商号を変更。固定資産管理のプロフェッショナル集団としてのブランドを確立する。
IPOを果たし、社会的信用と知名度を向上させる。公開価格1,600円に対し、初値は3,090円と市場から高い期待を集めた。
着実な成長を続け、東京証券取引所市場第二部へ市場変更。同年のうちに市場第一部(現:プライム市場)へと駆け上がる。
持続的な成長を目指し、新中期経営計画を発表。新リース会計基準への対応やSaaSソリューション強化など、新たな市場ニーズに応える戦略を打ち出す。
AI技術を持つファーストアカウンティング社と資本業務提携。AIを活用した新ソリューション開発に着手し、次世代の会計業務効率化を目指す。
注目ポイント
大企業向けの固定資産・リース資産管理システム「ProPlus」でトップシェアを誇ります。専門特化することで高い競争力を維持し、安定した顧客基盤を築いています。
自己資本比率70%超という健全な財務基盤が魅力です。安定した収益を背景に増配を続けるほか、QUOカードの株主優待も提供しており、株主への還元意識が高い企業です。
新リース会計基準など、複雑化する会計ルールにいち早く対応。さらにAI企業との提携により、次世代の会計ソリューション開発を進め、将来の成長にも期待が持てます。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 19.2円 | 36.6% |
| FY2017/3 | 24円 | 35.2% |
| FY2018/3 | 28.8円 | 44.0% |
| FY2019/3 | 35円 | 48.6% |
| FY2020/3 | 45円 | 65.9% |
| FY2021/3 | 35円 | 44.9% |
| FY2022/3 | 50円 | 48.4% |
| FY2023/3 | 47円 | 48.7% |
| FY2024/3 | 50円 | 45.6% |
| FY2025/3 | 63円 | 40.4% |
| 必要株数 | 100株以上(約15万円) |
| 金額相当 | 1,000円から3,000円相当 |
| 権利確定月 | 3月 |
| 長期特典 | 3年以上保有で金額がアップ |
プロシップは株主への利益還元を重要な経営課題と位置づけ、配当性向40%を目安とした安定的かつ継続的な配当を実施しています。業績の成長に合わせて配当額を増やす傾向があり、投資家にとって魅力的なインカムゲインを提供しています。加えて株主優待制度も整備しており、長期保有を促進することで株主との良好な関係構築を図っています。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
プロシップは固定資産管理ソリューションを主力に展開しており、2025年3月期には売上高75.6億円、純利益19.3億円と過去最高水準の業績を達成しました。新リース会計基準への対応案件が順調に推移しており、企業の大規模なシステム投資需要を確実に取り込んでいます。2026年3月期も成長基調を維持し、売上高82億円、純利益18億円という堅調な見通しを立てています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 12.6% | 10.0% | - |
| FY2022/3 | 15.3% | 11.8% | - |
| FY2023/3 | 15.4% | 15.1% | - |
| FY2024/3 | 20.4% | 13.9% | 24.0% |
| FY2025/3 | 24.9% | 17.0% | 30.5% |
収益性は非常に高く、営業利益率は多くの期で20%から30%を超える水準を維持しており、同業のソフトウェア開発企業の中でも極めて優秀です。ROE(自己資本利益率)も20%前後と資本効率が高く、自己資本を活用して効率よく利益を生み出す体質が定着しています。製品の専門性と高い顧客基盤によるストックビジネスの積み上げが、この安定した収益性を支えています。
財務は安全?
財務健全性は極めて高く、実質無借金経営を継続しており、自己資本比率は75%以上を維持しています。潤沢な自己資本と負債の少なさは、IT投資案件のような中長期的なプロジェクトを遂行する上で強固な基盤となっています。資産構成においても過度なリスクを取らず、安定した経営基盤を維持しながら成長投資へ資金を振り向ける余裕があります。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 9.1億円 | -1.5億円 | -5.8億円 | 7.6億円 |
| FY2022/3 | 23.4億円 | -9,500万円 | -4.0億円 | 22.4億円 |
| FY2023/3 | 11.2億円 | -2.0億円 | -59.8億円 | 9.2億円 |
| FY2024/3 | 14.3億円 | -2.4億円 | -5.7億円 | 11.9億円 |
| FY2025/3 | 14.7億円 | -3.2億円 | -5.3億円 | 11.6億円 |
営業キャッシュフローは安定してプラスを維持しており、本業で着実に現金を稼ぎ出す高い収益構造が裏付けられています。投資活動は自社ソリューション開発やシステム投資に充てられており、大きなフリーキャッシュフローを創出しています。財務キャッシュフローは主に配当金の支払いや自社株買いなどの株主還元に充てられており、資本効率を重視した経営方針が見て取れます。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 17.6億円 | 5.7億円 | 32.2% |
| FY2022/3 | 22.7億円 | 6.8億円 | 29.9% |
| FY2023/3 | 18.3億円 | 5.3億円 | 29.0% |
| FY2024/3 | 18.8億円 | 5.3億円 | 28.1% |
| FY2025/3 | 24.3億円 | 5.0億円 | 20.6% |
法人税等の支払額は経常利益の増減に伴って推移しており、おおむね妥当な水準で納税が行われています。実効税率が変動するのは、税額控除や税制優遇措置の影響、あるいは繰延税金資産の調整などが要因と考えられます。今後も業績拡大に伴い、社会的な責任を果たす形で適正な納税が見込まれます。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 611万円 | 258人 | - |
従業員の平均年収は611万円となっており、情報・通信業の平均的な水準と比較しても安定した報酬体系を維持しています。高い専門性が求められる固定資産管理システムの開発・保守を行っており、継続的な業績成長が給与水準の下支えとなっています。
誰がこの会社の株を持ってる?
浮動株比率が高く、株式の流動性が高い反面、株価変動が大きくなりやすい傾向があります。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は光通信・BBH FOR FIDELITY LOW-PRICED STOCK FUND (常任代理人 三菱 UFJ銀行 決済事業部)。
創業者である鈴木勝喜氏が20.59%の株式を保有しており、創業者の影響力が強い安定した株主構成です。また、光通信や信託銀行などの機関投資家が一定割合を保有しており、中長期的な視点での資本参加が見受けられます。
会社の公式開示情報
役員報酬
固定資産・リース資産管理のニッチ市場で高いシェアを持ち、新リース会計基準への対応が業績を牽引しています。連結子会社数は1社とシンプルながら、安定した収益基盤を確立しており、事業リスクは特定の市場依存や人材確保などが中心です。
この会社のガバナンスは?
監査等委員会設置会社を採用し、高い透明性を確保しています。女性役員比率は14.3%とさらなる向上余地があるものの、固定資産・リース管理の専門性を武器に東証プライム市場上場企業として強固なガバナンス体制を構築しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 73億円 | 74億円 | 76億円 | +3.6% |
| FY2024 | 73億円 | — | 68億円 | -6.7% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 19億円 | 20億円 | 23億円 | +21.5% |
| FY2024 | 20億円 | — | 16億円 | -16.7% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現行の中期経営計画「Be Hybrid 2028」では、新リース会計基準対応が本格化する市場環境を捉え、SaaSソリューション「ProPlus+」を中核に高成長を目指しています。初年度であるFY2025は、期初予想を大幅に上回る営業利益23.09億円を達成し、計画の目標値にほぼ到達するなど、極めて順調なスタートを切りました。AI技術を持つファーストアカウンティング社との提携は、将来の提供価値向上と収益性拡大に寄与する可能性があり、計画達成の確度を高める一手として注目されます。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
過去5年間のTSR(株主総利回り)は、ほぼ一貫してTOPIXのパフォーマンスを下回る「アンダーパフォーム」の状態が続いています。これは、同社が安定成長を続ける一方で、市場全体、特にグロース株が大きく上昇する局面で相対的に見劣りしたことが背景にあります。しかし、FY2025の過去最高益達成と大幅な増配(配当金63円)により、直近のTSRは186.4%まで急回復しており、TOPIXとの差を縮小しつつあります。今後の持続的な成長と株主還元強化が、市場平均を上回るパフォーマンスを達成するための鍵となります。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 128.1万円 | +28.1万円 | 28.1% |
| FY2022 | 141.6万円 | +41.6万円 | 41.6% |
| FY2023 | 140.7万円 | +40.7万円 | 40.7% |
| FY2024 | 153.0万円 | +53.0万円 | 53.0% |
| FY2025 | 186.4万円 | +86.4万円 | 86.4% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
同業種平均と比較してPERはやや割安な水準ですが、PBRは資産効率の高さが評価され高くなっています。特筆すべきは配当利回りの高さで、4.21%と業界平均を大幅に上回っており、株主還元への積極的な姿勢がうかがえます。信用倍率は0.41倍と売り残が買い残を上回っており、将来の株価下落を見込む投資家が多いものの、これは株価上昇時の買い戻し圧力(踏み上げ)に繋がる可能性も秘めています。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
ファーストアカウンティング(5588)との提携により、AI技術を活用した固定資産管理の高度化を開始。
2025年3月期決算にて、売上高75.6億円、営業利益23.09億円を達成し、増配を発表しました。
中期経営計画「Be Hybrid 2028」を策定し、会計と業務の融合による付加価値創造を掲げました。
最新ニュース
プロシップ まとめ
ひとめ診断
「会計システムのガリバーが、法改正という追い風を受けながらAI武装で盤石の牙城を築いている状態」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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