(株)ドーン
Dawn Corporation
最終更新日: 2026年3月25日
地図×ITで社会の安心・安全を守る。防災・防犯DXのパイオニア
GIS技術を核に、社会の安心・安全を支える次世代プラットフォームを創造する
この会社ってなに?
あなたのスマホに入っている防犯アプリ「Digi Police」を作っている会社です。110番通報時に映像を送れる「Live110」も全国の警察で導入が進んでいます。災害時にメール配信で避難情報を届ける「すぐメール」は多くの自治体で採用。消防団向けの「RED」アプリなど、あなたの暮らしの安心・安全を地図とITの力で支えています。
ドーンは1991年創業の地理情報システム(GIS)開発企業で、防災・防犯分野のクラウドサービスを主力としています。警察向け防犯アプリ「Digi Police」や映像通報サービス「Live110」「Live118」など、社会インフラを支えるサービスを展開。FY2025/3(2025年5月期)は売上高16.5億円・営業利益5.7億円と5期連続で過去最高益を更新しました。営業利益率35%前後の高収益体質、無借金経営、自己資本比率89%と財務も盤石です。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 5月
- 本社
- 兵庫県神戸市中央区磯上通2-2-21 三宮グランドビル5F
- 公式
- www.dawn-corp.co.jp
社長プロフィール
地理情報技術を核に、社会の安心・安全を支えるプラットフォームを提供し続けます。防犯アプリや映像通報サービスを通じて、テクノロジーの力で人々の暮らしを守り、より安全な社会の実現に貢献してまいります。
この会社のストーリー
地理情報システム(GIS)の開発を目的に設立。独自のGISエンジン「GeoBase」の開発に着手した。
JASDAQ市場に株式を上場。初値は公開価格の2.5倍を記録し、GIS技術への期待の高さを示した。
東日本大震災を契機に防災・防犯分野のクラウドサービス開発を本格化。メール配信サービス「すぐメール」の自治体導入が拡大。
警視庁公式の防犯アプリ「Digi Police」を開発・提供開始。その後全国の警察に展開し、累計ダウンロード数が急増。
110番通報時に現場映像を送信できる「Live110」を開発。全国の警察への導入が進み、ストック型収益の柱に成長。
海上保安庁で「Live118」の運用を開始。第2次中期経営計画を策定し、売上高18.8億円を目標に掲げる。
注目ポイント
防犯アプリ「Digi Police」、映像通報「Live110」「Live118」、消防アプリ「RED」など、社会の安心・安全を支えるサービスを多数展開。官公庁からの信頼が厚い唯一無二の企業です。
クラウドサービスのストック型収益モデルにより、営業利益率35%前後の高収益を実現。無借金経営・自己資本比率89%と財務も盤石で、安定した成長が期待できます。
FY2021からFY2025まで5期連続で過去最高益を更新中。配当も5期連続増配で株主還元にも積極的。小型株ながら着実な成長を続ける隠れた優良企業です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 7.5円 | 23.6% |
| FY2017/3 | 5円 | 17.7% |
| FY2018/3 | 6円 | 16.7% |
| FY2019/3 | 7.5円 | 15.3% |
| FY2020/3 | 10円 | 15.9% |
| FY2021/3 | 12円 | 16.1% |
| FY2022/3 | 14円 | 15.8% |
| FY2023/3 | 16円 | 15.8% |
| FY2024/3 | 20円 | 16.0% |
| FY2025/3 | 24円 | 17.6% |
株主優待制度はありません。
配当は5期連続で増配を継続しており、FY2026/5には1株26円(予想)を計画しています。配当性向は16〜18%と低水準で、増配余力は十分です。配当利回りは1%未満と低めですが、これは株価上昇による結果であり、成長投資を優先するフェーズの企業として妥当な水準です。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
ドーンの業績は5期連続で売上高・営業利益ともに過去最高を更新しています。防災・防犯クラウドサービスのストック型収益が安定的に拡大し、FY2025/5は売上高16.5億円・営業利益5.7億円を達成。FY2026/5は売上高17億円・営業利益6.1億円を予想し、6期連続の最高益更新が見込まれています。
事業ごとの売上・利益
地理情報システム(GIS)エンジン「GeoBase」の開発・販売およびカスタマイズ開発。電力会社やインフラ企業向けの設備管理システム等の受託開発を含む。
防犯アプリ「Digi Police」、映像通報「Live110」「Live118」、メール配信「すぐメール」、消防アプリ「RED」等のクラウドサービス。ストック型収益モデルで高収益。売上構成比約80%を占める主力事業。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 8.7% | 7.7% | 14.3% |
| FY2017/3 | 7.2% | 6.4% | 15.9% |
| FY2018/3 | 8.6% | 7.5% | 19.4% |
| FY2019/3 | 10.6% | 9.5% | 22.4% |
| FY2020/3 | 12.0% | 10.6% | 27.6% |
| FY2021/3 | 12.6% | 11.3% | 30.3% |
| FY2022/3 | 13.2% | 12.0% | 32.7% |
| FY2023/3 | 14.4% | 12.9% | 32.4% |
| FY2024/3 | 15.6% | 13.8% | 35.5% |
| FY2025/3 | 15.2% | 13.6% | 34.9% |
営業利益率は30〜35%と情報通信業界の中でもトップクラスの高収益体質を誇ります。GIS技術を活かしたクラウドサービスはストック型の収益モデルであり、スケールメリットが効きやすい構造です。ROEも12〜16%で推移しており、無借金経営ながら高い資本効率を実現しています。
財務は安全?
総資産はFY2021/5の21億円からFY2025/5には31億円へ着実に拡大しています。有利子負債ゼロの完全無借金経営で、自己資本比率は一貫して88〜90%台と極めて高い水準を維持。BPS(1株純資産)も588円から906円へ増加しており、内部留保を着実に蓄積しています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 1.7億円 | -1.7億円 | -400万円 | 100万円 |
| FY2017/3 | 4,100万円 | 6,200万円 | -1,100万円 | 1.0億円 |
| FY2018/3 | 1.8億円 | -1.1億円 | -1,500万円 | 6,900万円 |
| FY2019/3 | 1.1億円 | -4,900万円 | -1,900万円 | 6,500万円 |
| FY2020/3 | 2.9億円 | -1.2億円 | -2,300万円 | 1.7億円 |
| FY2021/3 | 2.3億円 | -1.1億円 | -3,100万円 | 1.2億円 |
| FY2022/3 | 2.6億円 | -1.0億円 | -3,800万円 | 1.6億円 |
| FY2023/3 | 3.6億円 | -5,800万円 | -2.4億円 | 3.1億円 |
| FY2024/3 | 4.1億円 | -1.3億円 | -1.5億円 | 2.9億円 |
| FY2025/3 | 3.0億円 | -3.4億円 | -1.6億円 | -3,400万円 |
営業キャッシュフローは毎期安定してプラスを確保しており、本業からの現金創出力は高水準です。FY2025/5は投資CFが-3.4億円と増加していますが、これは成長に向けたソフトウェア開発投資の拡大によるものです。財務CFのマイナスは配当支払いや自己株取得を反映しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 1.1億円 | 1,400万円 | 12.2% |
| FY2017/3 | 1.3億円 | 4,200万円 | 32.1% |
| FY2018/3 | 1.7億円 | 5,200万円 | 31.3% |
| FY2019/3 | 2.0億円 | 4,900万円 | 23.9% |
| FY2020/3 | 2.9億円 | 9,400万円 | 32.0% |
| FY2021/3 | 3.4億円 | 1.1億円 | 30.9% |
| FY2022/3 | 4.0億円 | 1.2億円 | 30.0% |
| FY2023/3 | 4.5億円 | 1.3億円 | 28.8% |
| FY2024/3 | 5.5億円 | 1.6億円 | 29.1% |
| FY2025/3 | 5.8億円 | 1.7億円 | 28.4% |
税引前利益はFY2021/5の3.4億円からFY2025/5には5.8億円へと着実に拡大しています。実効税率は28〜31%で安定しており、法人税等の負担は標準的な水準です。FY2026/5は税引前利益6.1億円を予想しています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2025/5 | 550万円 | 65人 | - |
従業員数約65名の少数精鋭企業であり、1人当たりの生産性が非常に高い点が特徴です。GIS技術を核としたソフトウェア開発・クラウドサービス提供に特化しており、少人数で高い営業利益率を実現しています。
誰がこの会社の株を持ってる?
創業者である宮崎社長が筆頭株主として7.54%を保有し、経営の安定性を確保。光通信グループが9%超を保有しており、安定株主として機能しています。
創業者の宮崎正伸社長が筆頭株主(7.54%)であり、経営者自らが大株主として長期的な企業価値向上にコミットしています。光通信グループが9%超を保有しているほか、ディキャピタル(7.22%)など投資会社も上位に名を連ねます。自己株式も7.68%保有しており、株主還元や資本政策の柔軟性を確保しています。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| GISソリューション事業 | 3.5億円 | 0.8億円 | 22.9% |
| クラウドサービス事業 | 13.1億円 | 4.9億円 | 37.4% |
クラウドサービス事業が売上の約80%を占める主力セグメントで、営業利益率37%超の高収益を実現しています。防犯アプリ「Digi Police」や映像通報サービスは全国の警察で導入が進んでおり、ストック型の安定収益基盤を構築。GISソリューション事業はカスタマイズ開発を中心に堅調に推移しています。
この会社のガバナンスは?
取締役6名のうち社外取締役が3名(50%)を占め、監査等委員会設置会社として適切なガバナンス体制を構築しています。連結子会社はなく単体経営でシンプルな組織構造です。代表取締役の宮崎社長は創業者であり、創業以来一貫して経営をリードしています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 16億円 | — | 17億円 | +4.2% |
| FY2024 | 15億円 | — | 15億円 | +2.7% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
ドーンは第2次中期経営計画でFY2028/5に売上高18.8億円・営業利益6.7億円を最終目標に掲げています。初年度のFY2026/5は売上高17億円・営業利益6.1億円を予想しており、計画に対し順調なスタート。過去の業績予想は上振れ傾向が強く、目標達成の蓋然性は高いと評価できます。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
ドーンのTSRは5年間で140%と株価は着実に上昇していますが、TOPIX(213%)には届かないパフォーマンスです。ただし、2024年後半からの株価上昇が顕著で、防災DX需要の高まりや光通信の買い増しなど注目材料も多く、今後の株価見直しの可能性に期待がかかります。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 100.0万円 | +0.0万円 | 0.0% |
| FY2022 | 98.0万円 | -2.0万円 | -2.0% |
| FY2023 | 95.0万円 | -5.0万円 | -5.0% |
| FY2024 | 105.0万円 | +5.0万円 | 5.0% |
| FY2025 | 140.0万円 | +40.0万円 | 40.0% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
ドーンのPER 19.6倍は情報通信セクター平均(約25倍)を下回っており、高い利益率と成長性を考慮すると割安感があります。PBR 3.10倍は無借金経営で高ROEを維持していることの裏返しです。配当利回りは低めですが、これは成長投資を優先する方針によるものです。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
光通信がドーン株を1.05%買い増しし、保有比率が9.04%に上昇。大株主の買い増しは好材料。
海上保安庁で映像通報サービス「Live118」の運用を開始。Live110に続き官公庁への展開が加速。
第2次中期経営計画を策定。FY2028/5に売上高18.8億円・営業利益6.7億円を目標に掲げる。
最新ニュース
(株)ドーン まとめ
ひとめ診断
「防災・防犯GISのパイオニア。地図×クラウドで社会の安心・安全を守るスタンダード企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
同じ業種の企業
「情報・通信業」に分類される他の企業
CM制作・外国映画の日本語版制作で首位級。映像コンテンツのプロフェッショナル集団
ビズリーチを軸にHRテック市場を牽引、売上高992億円・営業利益率23%超のハイグロース企業
日本最古参の独立系SIerが、オープンソースと海外展開を両軸に安定成長を続ける”縁の下の力持ち”
堅実経営で24年連続増収、高収益クラウドERP『ZAC』を武器に安定成長を続ける職人気質なSaaS企業
パチンコ広告のガリバーが、高配当をテコにデジタル広告とM&Aで次の一手を模索中
ジーニー傘下で事業構造改革を完了、デジタルPR専業として再成長フェーズに突入
『中小企業の商いを、丸ごとDX』。BtoBのECと金融を両輪で回す黒子企業
AI・Web3・デジタル資産で未来を切り拓く。日本上場企業ETH保有量No.1のテック企業