3660プライム

アイスタイル

istyle Inc.

最終更新日: 2026年3月27日

ROE13.7%
BPS178.5円
自己資本比率46.0%
FY2025/3 有報データ

美容の「知りたい」と「買いたい」をつなぐ、日本最大のビューティープラットフォーム企業

Beautyのインフラになる。世界中の生活者が自分らしい美しさを見つけられる社会を実現します。

この会社ってなに?

新しい化粧品を買うとき、口コミサイトで評価をチェックしますよね?その時、多くの人が使っているのが『@cosme』で、これを運営しているのがアイスタイルです。サイトで気になった商品をそのままネットで買える『@cosme SHOPPING』や、実際に商品を試せる『@cosme STORE』というお店も展開しています。あなたが次にコスメを選ぶとき、その裏側にはアイスタイルのサービスがあるかもしれません。

化粧品口コミサイト「@cosme」を運営し、ECと実店舗を融合させたビジネスモデルを展開。FY2025には売上高687.7億円(前期比22.6%増)、営業利益31.64億円(同63.1%増)とV字回復を達成し、成長軌道に乗っています。特に、2022年のAmazonとの資本業務提携が追い風となり、オンラインでの販売網が大幅に強化されました。今後は国内の店舗展開とEC事業の拡大、そして海外事業の成長がさらなる株価上昇のカギを握ります。

情報・通信業プライム市場

会社概要

業種
情報・通信業
決算期
6月
本社
東京都港区赤坂1丁目12番32号 アーク森ビル34階
公式
www.istyle.co.jp

社長プロフィール

遠藤 宗
遠藤 宗
代表取締役社長 兼 CEO
戦略家
「生活者中心の市場創造」をビジョンに、ビューティープラットフォーム@cosmeを通じて、世界中の人々が自分らしい美しさを見つける手助けをすることを目指しています。生活者とブランドの幸福な出会いを創出し、ビューティー業界の発展に貢献していきます。

この会社のストーリー

1999
運命の出会いと「@cosme」の誕生

創業者・吉松徹郎が化粧品・美容のコミュニティサイト「@cosme」を立ち上げ、株式会社アイスタイルを設立。生活者のリアルな声が集まる場の提供を開始した。

2002
ECサイト「@cosme shopping」開設

ユーザーの「口コミを見て良いと思ったものをすぐに買いたい」というニーズに応え、オンラインショッピングサービスを開始。プラットフォームとしての機能を強化した。

2007
実店舗「@cosme STORE」オープン

オンラインとオフラインを融合させるべく、新宿ルミネエストに第1号店を出店。ネットの人気商品を実際に試せる体験価値を提供し、新たな顧客層を獲得した。

2012
東証マザーズ上場、そして一部へ

事業の成長性と将来性が評価され、東京証券取引所マザーズへ上場。同年、東証一部(現プライム市場)へ市場変更し、社会的な信用を高めた。

2019
事業拡大期の赤字転落

積極的な海外展開や先行投資が重なり、創業以来初の営業赤字を計上。事業ポートフォリオの見直しや構造改革が急務となる試練の時期を迎えた。

2022
Amazon、三井物産との歴史的提携

米国Amazon及び三井物産と業務資本提携を締結。EC事業の強化とグローバル展開を加速させる大きな転換点となり、市場に大きなインパクトを与えた。

2023
新CEO体制への移行

創業者の吉松徹郎が代表取締役会長に、遠藤宗が代表取締役社長兼CEOに就任。新たな経営体制のもと、さらなる成長戦略を推進していく。

2024
過去最高売上へ、成長軌道回帰

Amazonとの連携効果やリテール事業の好調により、過去最高の売上高を更新する見込み。提携と改革の成果が現れ、力強い成長軌道への回帰を目指す。

注目ポイント

圧倒的な美容データベース「@cosme」

月間1,000万人以上が利用する日本最大の美容情報サイトを運営。膨大な口コミデータとユーザー基盤が、マーケティング支援や小売事業の強力な競争優位性を生み出しています。

Amazonとの提携による成長加速

ECの巨人Amazonとの業務資本提携により、オンラインストアの共同運営を開始。集客力と物流網を強化し、EC事業の飛躍的な成長が期待されています。

リアルとネットを繋ぐOMO戦略

ECサイト「@cosme shopping」と体験型店舗「@cosme STORE」を連携。オンラインとオフラインを融合させ、顧客に新しい購買体験を提供し、高いエンゲージメントを築いています。

サービスの実績は?

22.6%
売上高成長率
FY2025見込み
+7.7pt YoY
33店舗
国内店舗数
2024年9月時点
4店舗
海外店舗数
2024年9月時点
6,400円相当
株主優待内容
100株以上保有時
1.27億円
従業員一人当たり売上高
FY2025見込み

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 1円
安全性
普通
自己資本比率 46.0%
稼ぐ力
高い
ROE 13.7%
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
1
方針: 成長投資優先
1株配当配当性向
FY2016/30.32.3%
FY2017/30.32.5%
FY2018/30.32.5%
FY2019/300.0%
FY2020/300.0%
FY2021/300.0%
FY2022/300.0%
FY2023/300.0%
FY2024/300.0%
FY2025/313.5%
株主優待
あり
権利確定月6月

同社は成長への投資を優先してきたため、長らく無配を継続してきましたが、FY2025/3より復配を開始し、株主還元への第一歩を踏み出しました。配当方針は明確な数値目標を掲げるよりも、成長投資と株主還元のバランスを考慮する方針です。株主優待制度も維持されており、直接的な還元による魅力の向上と企業成長の加速を両立させる戦略です。

同業比較(収益性)

情報・通信業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
13.7%
業界平均
11.1%
営業利益率下回る
この会社
4.6%
業界平均
28.6%
自己資本比率下回る
この会社
46.0%
業界平均
55.2%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3344億円
FY2023/3429億円
FY2024/3561億円
FY2025/3688億円
営業利益
FY2022/3-4.5億円
FY2023/38.2億円
FY2024/319.4億円
FY2025/331.6億円

売上高は成長を加速させ、FY2025/3には688億円に達するなど、プラットフォームの拡大が寄与しています。FY2022/3には営業赤字を計上しましたが、以降はマーケティング支援事業とリテール事業の好調により利益体質へ転換しました。FY2026/3も売上高830億円、営業利益38億円を目指すなど、継続的な増収増益基調が続いています。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
13.7%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
6.7%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
4.6%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2016/322.4%13.2%12.3%
FY2017/39.8%5.9%7.8%
FY2018/39.9%5.4%7.5%
FY2019/3-4.8%-2.4%1.5%
FY2020/3-92.7%-20.8%-7.6%
FY2021/34.7%1.7%-2.0%
FY2022/3-6.6%-2.6%-1.3%
FY2023/32.6%1.1%1.9%
FY2024/310.0%4.3%3.5%
FY2025/313.7%6.7%4.6%

FY2022/3の赤字期を経て、収益性は着実に回復し、FY2025/3のROEは13.7%まで向上しました。リテールイベントの成功やEC連携によるプラットフォームの強化が奏功し、営業利益率は過去数年で大きく改善しています。資本効率の改善は、今後のさらなる成長投資を可能にする強力な基盤となるでしょう。

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率46.0%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
170億円

総資産が346億円まで拡大する中、自己資本比率は46.0%に上昇し、財務基盤がより強固なものとなりました。有利子負債については、潤沢な現預金と営業キャッシュフローを背景に実質無借金経営を維持しています。自己資本の積み上げが進んでおり、将来の不確実性に備えた健全な財務構成となっています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+31.4億円
営業CF
投資に使ったお金
-26.6億円
投資CF
借入・返済など
+10.1億円
財務CF
手元に残ったお金
+4.8億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2016/310.0億円-13.4億円11.4億円-3.4億円
FY2017/36.4億円-32.7億円55.0億円-26.3億円
FY2018/317.5億円-37.8億円18.8億円-20.3億円
FY2019/31.5億円-41.0億円11.8億円-39.4億円
FY2020/3-2.0億円-24.0億円60.3億円-26.0億円
FY2021/315.5億円3.9億円-15.6億円19.4億円
FY2022/312.8億円-15.3億円-13.5億円-2.5億円
FY2023/329.4億円-12.5億円-6.1億円16.9億円
FY2024/333.4億円-45.7億円1.6億円-12.3億円
FY2025/331.4億円-26.6億円10.1億円4.8億円

営業活動によるキャッシュフローは常にプラスを維持しており、基幹事業であるマーケティング支援とリテール事業から安定的にキャッシュを生み出す構造が確立されています。投資CFは新規出店やシステム投資によりマイナス傾向ですが、これは将来の収益向上に向けた成長投資です。営業CFの範囲内で必要な投資を賄い、フリーキャッシュフローの確保と成長投資のバランスを維持しています。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2016/316.6億円3.8億円23.1%
FY2017/313.0億円2.2億円17.2%
FY2018/321.5億円9.6億円44.9%
FY2019/33.8億円9.0億円236.6%
FY2020/3-24.4億円0円-
FY2021/3-8.0億円0円-
FY2022/3-5.9億円0円-
FY2023/34.1億円1.4億円32.9%
FY2024/317.2億円5.1億円29.5%
FY2025/333.1億円9.8億円29.7%

FY2021/3からFY2022/3にかけては赤字のため法人税等は発生していません。黒字転換したFY2023/3以降は、税引前利益の拡大とともに納税額も増加しています。実効税率は概ね30%前後で推移しており、会計上の利益水準に応じた適切な納税状況となっています。

会社の公式開示情報

EDINET開示情報によると、国内最大の美容プラットフォーム「@cosme」を核としたマーケティング支援と、EC・実店舗展開を行うリテール事業の二本柱が収益を牽引しています。**プラットフォームの圧倒的な顧客基盤が最大の強み**である一方、競争激化やインバウンド需要の変動が主なリスク要因として挙げられます。

会社の計画は順調?

A
総合評価
コロナ禍の赤字期を経てV字回復。直近の業績予想は連続で上振れ着地し、経営の安定感が増している。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

FY2026 業績目標
FY2026
売上高: 目標 830億円 順調 (687.7億円)
82.9%
営業利益: 目標 38.0億円 順調 (31.64億円)
83.3%
純利益: 目標 26.5億円 順調 (23.27億円)
87.8%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2022392億円344億円-12.2%
FY2023400億円429億円+7.2%
FY2024500億円561億円+12.2%
FY2025640億円688億円+7.5%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20225億円-5億円大幅未達
FY202524億円32億円+31.8%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

同社は現在、明確な中期経営計画の数値目標を開示していませんが、FY2026の会社予想を実質的な経営目標と見なせます。売上高830億円、営業利益38億円という高い目標に対し、FY2025実績ベースでの進捗率は80%を超えており、達成に向けた視界は良好です。Amazonとの提携効果が本格的に業績に寄与し始めたことで、過去の赤字期とは一線を画す成長フェーズに入っています。FY2022こそ予想を大幅に下回りましたが、その後は連続で会社予想を上回る実績を上げており、経営の精度は大きく改善しています。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残5,637,200株
売り残818,700株
信用倍率6.89倍
2026年3月19日時点
今後の予定
2026年6月期 第3四半期決算発表2026年5月中旬
2026年6月期 通期決算発表2026年8月中旬

信用買い残が売り残を大きく上回っており、信用倍率は6.89倍とやや高水準です。これは将来の株価上昇を期待する買いが多い一方、需給面では将来的な売り圧力となる可能性も示唆します。PERは14.3倍と、情報・通信業の平均24.9倍と比較して割安な水準にあります。PBRは業界平均をやや上回っており、資産価値よりも今後の成長性が評価されていると考えられます。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やわら好調
報道件数(30日)
142
前月比 +18.5%
メディア数
48
株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES, 日経電子版, M&Aオンライン
業界内ランキング
上位 15%
情報・通信業 500社中 72位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績45%
資本提携25%
新サービス20%
その他10%

最近の出来事

2025年8月通期決算

FY2025決算にて、売上高687.7億円を達成し、期初計画を大きく上回る成長を見せた。

2025年12月海外展開

海外初のフラッグシップショップ「@cosme HONG KONG」をグランドオープンし、グローバル戦略を加速。

2026年2月中間決算

第2四半期累計で売上高400.89億円を計上し、マーケティング支援事業の好調が全体を牽引。

アイスタイル まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 1円
安全性
普通
自己資本比率 46.0%
稼ぐ力
高い
ROE 13.7%
話題性
好評
ポジティブ 65%

「『@cosme』という巨大な美容データベースを武器に、ECとリアル店舗を両輪で回し、Amazonとも手を組んだビューティープラットフォーマー」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU