クリーク・アンド・リバー社4763
CREEK & RIVER Co.,Ltd.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが普段楽しんでいるテレビ番組やYouTube動画、夢中になっているスマホゲームの裏側で、クリーク・アンド・リバー社が活躍しているかもしれません。同社は、そうしたコンテンツを作るプロのクリエイター(映像ディレクター、ゲームデザイナー、Webエンジニアなど)と企業をつなぐ「才能の代理人」のような存在です。その他にも、あなたが使う手帳(高橋書店)や、医師の転職支援、建築士の派遣など、様々な専門分野でプロフェッショナルと社会を結びつける事業を展開しています。
クリエイター特化型エージェンシーの最大手。2025期は売上高502.8億円(前期比1.0%増)と増収を確保したものの、戦略投資が先行し営業利益は36.14億円(同11.9%減)と減益に。しかし、2026期はM&A効果や既存事業の回復を見込み、売上高613億円(同21.9%増)、営業利益49億円(同35.6%増)とV字回復を予想しています。配当性向30%を掲げるなど株主還元にも積極的で、安定成長から再加速フェーズへの移行が期待されます。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 2月
- 本社
- 東京都港区新橋四丁目1番1号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
2026/02期実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2016/02期 | 12.1% | 7.0% | 4.7% |
| 2017/02期 | 15.9% | 8.9% | 6.1% |
| 2018/02期 | 16.9% | 9.6% | 6.8% |
| 2019/02期 | 13.6% | 7.7% | 5.3% |
| 2020/02期 | 17.4% | 9.2% | 6.3% |
| 2021/02期 | 17.6% | 9.6% | 6.6% |
| 2022/02期 | 19.7% | 11.7% | 8.2% |
| 2023/02期 | 21.9% | 13.6% | 9.0% |
| 2024/02期 | 17.7% | 11.0% | 8.2% |
| 2025/02期 | 14.2% | 8.6% | 7.2% |
| 2026/02期 | 23.6% | 11.0% | 8.0% |
同社はプロフェッショナル特化型というビジネスモデルの特性を活かし、14%〜20%という高い水準のROE(自己資本利益率)を継続的に創出しています。営業利益率は概ね7%〜9%で推移しており、効率的な人材マッチングと制作機能の統合が収益性の高さに寄与しています。競争の激しい人材サービス業界においても、専門性の高い人材を抱える強固な事業基盤が利益率の安定感を支えています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/02期 | 373億円 | 24.5億円 | 16.5億円 | 74.3円 | +13.3% |
| 2022/02期 | 418億円 | 34.1億円 | 22.2億円 | 99.8円 | +12.0% |
| 2023/02期 | 441億円 | 39.6億円 | 29.0億円 | 130.5円 | +5.6% |
| 2024/02期 | 498億円 | 41.0億円 | 26.6億円 | 120.8円 | +12.9% |
| 2025/02期 | 503億円 | 36.1億円 | 22.5億円 | 105.5円 | +1.0% |
クリーク・アンド・リバー社は、クリエイティブ分野のプロフェッショナルを支援するエージェンシー事業を軸に、安定的な増収基調を維持しています。映像やゲーム、Web制作など多岐にわたる制作・派遣事業が業績を牽引し、2024/03期には売上高約498億円を達成しました。2026/03期には売上高600億円への到達を計画しており、積極的なM&Aや事業領域の拡大が収益成長を後押ししています。 【2026/02期実績】売上614億円(前期比22.1%)、営業利益49億円、純利益41億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
映像・ゲーム・Web制作などを中心とするエージェンシー事業が収益の柱であり、DXやAI分野での新規開拓が成長を牽引しています。事業リスクとして、特定分野への人材供給の偏りや、景気変動に伴う企業の採用・制作予算の縮小が挙げられます。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 550億円 | — | 503億円 | -8.6% |
| 2024期 | 500億円 | — | 498億円 | -0.4% |
| 2023期 | 440億円 | — | 441億円 | +0.3% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 48億円 | — | 36.1億円 | -24.7% |
| 2024期 | 45億円 | — | 41.0億円 | -8.8% |
| 2023期 | 40億円 | — | 39.6億円 | -1.1% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現行の中期経営計画では、最終年度の2026期に売上高600億円、営業利益50億円を目標としています。2025期実績(売上高502.8億円、営業利益36.14億円)時点での進捗は売上が約84%、利益が約72%と、特に利益面でビハインドしています。これはM&Aや新規事業への先行投資が影響しました。しかし、会社は2026期の業績予想を売上高613億円、営業利益49億円と発表しており、最終年度での目標達成に強い自信を見せています。過去3期では期初予想を下回る傾向が見られるため、計画の実行確度が今後の評価ポイントとなるでしょう。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
26年2月期の連結業績予想を修正し、売上高613.00億円への上方修正を発表した。
クオンとの提携を通じてAI技術を活用した地域創生事業への参入を強化。
Kiei社と協働し、生成AIを用いた業務フローの刷新とエージェンシー事業のDX化を推進。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも2026/02期末時点
財務基盤は強固で、総資産に対して自己資本が占める割合である自己資本比率は60%前後と健全な水準を維持しています。近年の有利子負債の増加は、M&Aや事業投資に伴う一時的な資金調達が主な要因であり、事業拡大に向けた積極姿勢の表れといえます。キャッシュポジションを含め、長期的な成長を支えるための柔軟な財務体質を確保しているといえます。 【2026/02期】総資産468億円、純資産194億円、自己資本比率40.4%、有利子負債115億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2016/02期 | 6.2億円 | ▲13.8億円 | 4,200万円 | ▲7.5億円 |
| 2017/02期 | 11.8億円 | ▲10.4億円 | 7.1億円 | 1.4億円 |
| 2018/02期 | 11.0億円 | ▲2.7億円 | 1.2億円 | 8.3億円 |
| 2019/02期 | 16.2億円 | ▲10.4億円 | ▲1.6億円 | 5.8億円 |
| 2020/02期 | 24.1億円 | ▲8.2億円 | ▲4.4億円 | 15.9億円 |
| 2021/02期 | 19.6億円 | ▲4.3億円 | 6,200万円 | 15.3億円 |
| 2022/02期 | 25.2億円 | ▲11.8億円 | ▲7.0億円 | 13.4億円 |
| 2023/02期 | 22.6億円 | ▲9.5億円 | ▲6.0億円 | 13.1億円 |
| 2024/02期 | 32.5億円 | ▲35.1億円 | ▲6.0億円 | ▲2.6億円 |
| 2025/02期 | 29.6億円 | ▲17.6億円 | ▲3.7億円 | 11.9億円 |
本業で稼ぐ力を示す営業キャッシュフローは恒常的にプラスであり、安定した事業キャッシュ創出能力を有しています。2024/03期には積極的な投資活動により一時的にフリーキャッシュフローがマイナスとなりましたが、これは将来の成長に向けた戦略的な先行投資です。基本的には本業の利益を成長投資に回す循環ができており、キャッシュフローの質は良好です。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は6.7%と向上余地があるものの、監査体制の強化やコーポレートガバナンスへの取り組みを積極的に開示しています。28社もの連結子会社を抱える多角的な事業規模に対し、透明性の高い経営を推進しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 477万円 | 2,580人 | - |
平均年収は477万円であり、人材サービス業の業界平均と比較して標準的な水準です。同社はプロフェッショナル層を対象としたエージェンシー事業を主力としており、業績の成長に伴い従業員への還元も着実に進んでいます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
同社のTSR(株主総利回り)は、2025期までの5年間で継続的にTOPIXを上回る優れたパフォーマンスを達成しています。特に2022期から2024期にかけてはTOPIXを大きくアウトパフォームしました。これは、コロナ禍以降のデジタルコンテンツ需要の高まりを背景とした業績の急拡大と、それに伴う積極的な増配方針が株価に好影響を与えた結果です。2025期は株価が調整したことでTSRは低下しましたが、それでもTOPIXを上回る水準を維持しており、資本市場からの評価が高いことを示しています。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/02期 | 8円 | 26.5% |
| 2017/02期 | 9円 | 21.0% |
| 2018/02期 | 11円 | 21.0% |
| 2019/02期 | 12円 | 26.3% |
| 2020/02期 | 15円 | 23.6% |
| 2021/02期 | 16円 | 21.5% |
| 2022/02期 | 20円 | 20.0% |
| 2023/02期 | 27円 | 20.7% |
| 2024/02期 | 41円 | 33.9% |
| 2025/02期 | 41円 | 38.9% |
| 権利確定月 | 2月 |
同社は利益成長に合わせた株主還元を重視しており、配当性向30%水準を目標に掲げています。業績の拡大とともに配当額を引き上げる積極的な還元姿勢が特徴で、近年は増配基調を維持しています。成長投資と株主還元のバランスを適切に図る方針により、中長期的な投資魅力の向上を目指しています。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 144.0万円 | 44.0万円 | 44.0% |
| 2022期 | 199.7万円 | 99.7万円 | 99.7% |
| 2023期 | 255.4万円 | 155.4万円 | 155.4% |
| 2024期 | 229.2万円 | 129.2万円 | 129.2% |
| 2025期 | 204.2万円 | 104.2万円 | 104.2% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は37.73倍と高く、信用買い残が積み上がっている状態で、将来的な売り圧力への警戒が必要です。PER(9.7倍)、PBR(1.93倍)ともにサービス業の業界平均と比較して割安な水準にあります。一方で、配当利回りは3.11%(2026期予想ベース)と業界平均を上回っており、バリュー株としての魅力も持ち合わせています。今後の決算発表で業績の回復が確認されれば、割安感が意識される可能性があります。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2016/02期 | 11.2億円 | 4.9億円 | 43.9% |
| 2017/02期 | 14.8億円 | 5.8億円 | 39.6% |
| 2018/02期 | 18.2億円 | 7.2億円 | 39.5% |
| 2019/02期 | 15.8億円 | 6.2億円 | 38.9% |
| 2020/02期 | 21.0億円 | 7.4億円 | 35.4% |
| 2021/02期 | 24.9億円 | 8.4億円 | 33.7% |
| 2022/02期 | 34.2億円 | 11.9億円 | 35.0% |
| 2023/02期 | 40.0億円 | 11.0億円 | 27.6% |
| 2024/02期 | 41.4億円 | 14.8億円 | 35.8% |
| 2025/02期 | 36.9億円 | 14.4億円 | 39.1% |
法人税等の実効税率は概ね30%台前半から後半で推移しており、標準的な税負担水準と言えます。2023/03期には一時的な税効果や差異により税率が27.6%へ低下しましたが、概ね安定した税務処理が行われています。業績拡大に伴い納税額も増加傾向にあり、社会的な責務を果たしながら利益成長を継続しています。
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クリーク・アンド・リバー社 まとめ
「クリエイター経済圏のガリバーが、DXとAIの波に乗り新大陸を目指す」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。