ブロードリーフ3673
Broadleaf Co.,Ltd.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが愛車を車検に出したり、故障の修理を頼んだりする街の自動車整備工場。その裏側で、見積もり作成や部品発注、顧客管理などの複雑な業務をスムーズに進めるためのITシステムを提供しているのがブロードリーフです。普段は目にすることのないサービスですが、あなたが安心してカーライフを送れるよう、全国の整備工場や部品商をデジタル技術で支えています。まさに、自動車アフターマーケットの縁の下の力持ちと言える存在です。
ブロードリーフは自動車整備工場などアフターマーケット向けに業務支援SaaSを提供するIT企業です。SaaSへのビジネスモデル転換に伴い2023期まで2期連続の営業赤字を計上しましたが、2024期には売上高180.4億円、営業利益6.74億円と黒字転換を達成しました。続く2025期も売上高208.2億円(前期比15.4%増)、営業利益20.63億円(同206.0%増)と大幅な増益を見込んでおり、先行投資フェーズを終え収益拡大期に入っています。今後は強固な顧客基盤を活かしたクロスセルやプラットフォーム事業の成長が焦点となります。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 12月
- 本社
- 東京都品川区東品川四丁目13-14 グラスキューブ品川 8階
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 8.3% | 6.3% | - |
| 2022/12期 | 9.8% | 7.1% | - |
| 2023/12期 | 6.5% | 4.2% | - |
| 2024/12期 | 1.5% | 0.9% | 3.7% |
| 2025/12期 | 5.2% | 3.0% | 9.9% |
| 2025/12期 | 5.2% | 3.0% | 9.9% |
収益性は2022/03期に営業利益率マイナス20.9%という厳しい局面を迎えましたが、構造改革を経て急速に改善しています。2025/03期時点での営業利益率は9.9%まで回復しており、主力クラウドサービスの継続的な売上拡大が利益率向上に大きく寄与しました。今後、SaaS型のストックビジネスが定着することで、ROEも安定的な上昇が期待されるフェーズにあります。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 207億円 | — | 21.7億円 | 24.7円 | - |
| 2022/12期 | 138億円 | — | 24.3億円 | -27.5円 | -33.0% |
| 2023/12期 | 154億円 | — | 14.9億円 | -16.8円 | +11.2% |
| 2024/12期 | 180億円 | 6.7億円 | 3.4億円 | 3.9円 | +17.3% |
| 2025/12期 | 208億円 | 20.6億円 | 12.4億円 | 13.8円 | +15.4% |
同社は自動車アフターマーケット向け業務システムを展開しており、2022/03期の営業赤字転落を経て、DX推進やSaaS型モデルへの転換による収益改善が鮮明となっています。2025/03期には売上高が約208億円まで回復し、営業利益も約21億円を確保しました。2026/03期予想では売上高235億円、営業利益48億円を見込んでおり、高収益体質への本格的な回帰が進んでいます。 【2025/12期実績】売上208億円(前期比15.4%)、営業利益21億円、純利益12億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
主な事業リスクとして、主力であるモビリティ産業向けクラウドサービスに関わる法的規制の変化や、自動車市場の動向が挙げられます。EDINET開示情報によれば、SaaS型サービスへの移行と経営効率化が黒字転換の鍵となっており、ITプラットフォーマーとしての収益構造の構築を最優先事項としています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2022期 | 123億円 | — | 138億円 | +12.4% |
| 2023期 | 150億円 | — | 154億円 | +2.5% |
| 2024期 | 176億円 | — | 180億円 | +2.5% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2022期 | -48億円 | — | -29億円 | +39.6% (赤字縮小) |
| 2023期 | -27億円 | — | -19億円 | +29.6% (赤字縮小) |
| 2024期 | 1億円 | — | 7億円 | 大幅達成 |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は2028期年12月期に営業利益130億円を目指す中期経営計画を推進中です。SaaS型ビジネスへの転換に伴い2023期までは赤字が続きましたが、2024期に黒字化を達成し、計画の実現性が高まりました。過去の業績予想は期初時点で保守的に設定され、期中に増額修正されたり、実績が予想を上回ったりする傾向が見られます。特に利益面での上振れが顕著で、コスト管理とSaaS事業の利益率改善が進んでいることが窺えます。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
伊藤忠商事系列のWECARSへクラウドサービス『Maintenance.c』を提供し、DX支援を加速。
連結営業利益が20.63億円を記録し、前期比206.0%の大幅増益を達成。
モビリティ産業向けプラットフォームの強化を掲げ、創業20周年の節目に新たな成長戦略を発表。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
総資産は約414億円に達し、自己資本比率は58.6%を維持しており、強固な財務基盤をベースに成長投資を加速させています。2024/03期以降に有利子負債を計上していますが、事業拡大のための戦略的投資によるものであり、過度な懸念はありません。無形資産やデータベースを軸とした事業構造のため、バランスシートの健全性は高水準で安定しています。 【2025/12期】総資産414億円、純資産243億円、自己資本比率58.6%。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 2022/12期 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 2023/12期 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 2024/12期 | 65.3億円 | 43.1億円 | 18.4億円 | 22.2億円 |
| 2025/12期 | 69.0億円 | 44.1億円 | 26.9億円 | 24.9億円 |
営業キャッシュフローは2024/03期以降、約69億円規模へ拡大しており、本業での高収益体質がキャッシュ創出力を劇的に強化しています。投資キャッシュフローは継続的な製品開発やプラットフォーム構築のための支出により安定的な流出が続いています。フリーキャッシュフローもプラス転換し、財務健全性と成長投資の両立が可能なレベルまで向上しました。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率が25.0%と、東証プライム上場企業の中でも比較的高い水準で多様性を確保しています。また、監査報酬として約6,600万円を投じており、透明性の高い監査体制の構築に注力している点や、積極的な設備投資を通じてプラットフォーム企業としての成長を図っている点が特徴です。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 647万円 | 924人 | - |
従業員の平均年収は647万円であり、情報通信業界の平均と比較しても一定の水準を維持しています。近年、構造改革やDX推進による収益性改善が進んでおり、業績の黒字転換および成長に伴い、従業員への安定した還元が期待されるフェーズにあります。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
過去5年間のTSR(株主総利回り)は、継続してTOPIXをアンダーパフォームしています。これはSaaSビジネスへの転換期において、先行投資による赤字計上やそれに伴う株価の低迷が主な要因です。しかし、2024期での黒字転換と業績のV字回復を受け、直近1年間の株価は大きく上昇しています。中期経営計画の達成を通じて企業価値が向上し、今後はTOPIXを上回るパフォーマンスに転じることが期待されます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/12期 | 30円 | 76.0% |
| 2017/12期 | 11円 | 50.4% |
| 2018/12期 | 12円 | 39.5% |
| 2019/12期 | 13円 | 36.7% |
| 2020/12期 | 13.2円 | 46.9% |
| 2021/12期 | 8.7円 | 35.2% |
| 2022/12期 | 1円 | - |
| 2023/12期 | 1円 | - |
| 2024/12期 | 2円 | 51.9% |
| 2025/12期 | 6円 | 43.5% |
現在、株主優待制度は設けておりません。
配当方針として、安定的な株主還元を基本としつつ、業績に応じた利益配分を重視しています。2022/03期および2023/03期には減配がありましたが、黒字復帰に伴い2025/03期には1株あたり6円へ増配を行いました。今後は収益拡大に合わせて配当性向を意識した適正な還元を目指す方針です。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 65.2万円 | 34.8万円 | -34.8% |
| 2022期 | 65.8万円 | 34.2万円 | -34.2% |
| 2023期 | 86.2万円 | 13.8万円 | -13.8% |
| 2024期 | 100.4万円 | 0.4万円 | 0.4% |
| 2025期 | 111.1万円 | 11.1万円 | 11.1% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER、PBRともに業界平均を上回っており、市場からの成長期待が高いことを示唆しています。一方で、信用倍率は1.31倍と拮抗しており、短期的な過熱感は限定的です。SaaS移行後の高い利益成長が織り込まれているため、今後の決算で期待通りの進捗を示せるかが株価の鍵を握るでしょう。配当利回りは低いですが、これは成長投資を優先しているためと解釈できます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 32.3億円 | 10.6億円 | 32.8% |
| 2022/12期 | -30.1億円 | 0円 | - |
| 2023/12期 | -19.2億円 | 0円 | - |
| 2024/12期 | 5.5億円 | 2.0億円 | 37.1% |
| 2025/12期 | 18.5億円 | 6.1億円 | 33.1% |
赤字期には法人税の支払いがありませんでしたが、直近の業績黒字化に伴い適正な納税が行われています。実効税率が一時的に高水準となる年度もありますが、これは繰延税金資産の取崩しなど会計上の調整の影響です。次期予想では通常の法定実効税率に近い33.3%が見込まれています。
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※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。