ファインデックス
FINDEX Inc.
最終更新日: 2026年3月27日
医療DXの隠れたキーマン、大学病院が認めるデータ管理のスペシャリスト
医療・ヘルスケア分野におけるデータプラットフォーマーとして、革新的なサービスを創出し、人々の健康と未来に貢献する。
この会社ってなに?
あなたが病院でレントゲンやCT検査を受けるとき、その大量の画像データを医師が見やすいように瞬時に整理・保管しているシステム、それがファインデックスの主力製品です。普段は目にすることのない病院の裏側で、同社の技術が医師の診断を支え、日本の医療の効率化に貢献しています。あなたがスムーズに診察を受けられるのは、実はファインデックスのような企業の活躍があってこそかもしれません。
ファインデックスは、大学病院など大病院向けに医療用データ管理システムを提供する医療DXのキープレイヤーです。2025年12月期は売上高61.1億円(前期比4.6%増)、営業利益17.90億円(同17.3%増)と着実な成長を達成しました。主力製品である医療用画像管理システム「Claio」が安定した収益基盤となっており、今後は蓄積された医療データを活用した新サービスや、他社との提携による事業領域の拡大が成長の鍵となります。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 12月
- 本社
- 東京都千代田区大手町1-7-2 東京サンケイビル26F
- 公式
- findex.co.jp
社長プロフィール

当社は医療システムのスペシャリストとして、常に革新的なソリューションを創り出し、診療の効率化やデータを活用した研究、病院経営を支援してきました。今後も医療データ利活用のリーディングカンパニーとして、医療の質の向上と持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
この会社のストーリー
愛媛県松山市にて、医療向けシステムの開発を目的として有限会社ピー・エス・シーを設立。医療現場の課題解決への挑戦が始まる。
医療用データ管理システム「Claio(クライオ)」を開発・販売開始。大学病院を中心に導入が進み、事業成長の礎を築く。
ジャスダック市場グロースに上場(当時の社名はピーエスシー)。事業拡大と社会的な信用の獲得に向けた大きな一歩を踏み出す。
事業のグローバルな展開とブランドイメージの向上を目指し、株式会社ファインデックスに商号変更。新たなステージへと進む。
データ利活用を核とした成長戦略を発表。医療DXのリーディングカンパニーを目指し、新たな事業領域への挑戦を本格化させる。
事業拡大に伴い、本社を東京・大手町の東京サンケイビルへ移転。さらなる成長と優秀な人材確保に向けた基盤を強化する。
医療機関同士のデータ連携を円滑にする新サービスを提供開始。地域医療連携や医療の効率化に大きく貢献する。
2030年の営業利益32億円を目指す新たな成長戦略を策定。データ利活用と株主還元の両立を目指し、未来への投資を加速させる。
注目ポイント
主力製品の医療用データ管理システム「Claio」は、大学病院の約8割に導入実績あり。高い技術力と信頼性で、日本の高度医療を支えています。
20%を超える高い営業利益率を誇り、安定した収益基盤を確立。増配傾向にあり、株主への利益還元にも積極的な姿勢が魅力です。
医療データの利活用を推進し、他社との提携や新サービスの開発を積極的に展開。国の進める医療DX政策の追い風を受け、大きな成長が期待されます。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 7円 | 36.2% |
| FY2017/3 | 7円 | 49.3% |
| FY2018/3 | 7.5円 | 48.6% |
| FY2019/3 | 8円 | 41.0% |
| FY2020/3 | 8円 | 47.6% |
| FY2021/3 | 8.5円 | 34.2% |
| FY2022/3 | 9.5円 | 33.7% |
| FY2023/3 | 13円 | 31.5% |
| FY2024/3 | 15円 | 33.1% |
| FY2025/3 | 22円 | 43.9% |
現在、株主優待制度は実施していません。
当社は成長投資と株主還元のバランスを重視しており、配当性向40%程度を目標に掲げています。近年の業績向上に伴い、年間配当金はFY2021/3の8.5円からFY2025/3には22円へと着実な増配傾向にあります。今後も安定した利益成長を基盤に、積極的な利益還元を実施する方針です。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
当社の売上高はFY2021/3の約50億円からFY2025/3には約61億円へと着実に成長しており、医療DXやシステムソリューションの需要拡大が収益を牽引しています。営業利益も売上の伸長に合わせて順調に増加しており、FY2025/3には約18億円を記録する見込みです。今後は高付加価値なサービスの提供により、FY2026/3には過去最高となる約62億円の売上高を見込むなど、持続的な増収増益基調を維持する見通しです。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 19.6% | 14.0% | - |
| FY2022/3 | 18.7% | 14.5% | - |
| FY2023/3 | 22.4% | 17.8% | - |
| FY2024/3 | 20.9% | 17.4% | 26.1% |
| FY2025/3 | 21.6% | 18.5% | 29.3% |
当社の収益性は非常に高く、FY2025/3時点での営業利益率は約29.3%に達しており、高効率なビジネスモデルを確立しています。ROE(自己資本利益率)は20%台を安定的に推移しており、株主資本を効率的に活用して高い利益を生み出している点が特徴です。強固な顧客基盤を背景に高水準な収益性を維持できていることが、他社に対する競争優位性の源泉となっています。
財務は安全?
当社の財務状態は非常に健全であり、実質無借金経営を継続していることから極めて高い財務安定性を誇ります。自己資本比率は80%前後と高い水準で推移しており、強固な資本基盤が構築されています。潤沢なネットキャッシュを背景に、将来の成長投資や株主還元を柔軟に実施できる盤石な財務体質を備えています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 7.5億円 | -4.9億円 | -1.8億円 | 2.6億円 |
| FY2022/3 | 6.9億円 | -2.3億円 | -1.4億円 | 4.6億円 |
| FY2023/3 | 8.4億円 | -3.0億円 | -2.7億円 | 5.5億円 |
| FY2024/3 | 19.0億円 | -24.4億円 | -4.1億円 | -5.4億円 |
| FY2025/3 | 16.5億円 | -3.0億円 | -14.1億円 | 13.5億円 |
本業で稼ぐ力を示す営業キャッシュフローは、FY2024/3以降、年間16億円から19億円規模へと大幅に拡大しました。FY2024/3には投資キャッシュフローが大きくマイナスとなりましたが、これは将来を見据えた積極的な設備投資や事業展開によるものです。FY2025/3には13億円を超えるフリーキャッシュフローを創出しており、安定したキャッシュ創出力と成長に向けた投資のバランスが良好です。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 9.4億円 | 3.1億円 | 32.7% |
| FY2022/3 | 10.6億円 | 3.3億円 | 31.5% |
| FY2023/3 | 15.3億円 | 4.7億円 | 30.6% |
| FY2024/3 | 15.4億円 | 3.8億円 | 24.8% |
| FY2025/3 | 18.4億円 | 5.8億円 | 31.7% |
法人税等の支払額は税引前利益の拡大に伴い増加しており、FY2025/3には約5.8億円の費用を計上しました。実効税率は概ね30%前後で推移しており、税効果会計などの影響により期によって多少の変動が見られます。法規制の遵守を前提とした適切な納税を実施しており、業績の成長に比例した納税額を維持しています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 607万円 | 325人 | - |
従業員平均年収は607万円であり、情報・通信業界の平均水準と比較しても安定した水準を維持しています。継続的な事業成長と医療DX分野での高付加価値化が、従業員への適切な還元を支える原資となっていると考えられます。
誰がこの会社の株を持ってる?
外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は愛媛銀行・THE BANK OF NEW YORK MELLON 140040 (常任代理人 みずほ銀行決済営業部)。
筆頭株主である創業者の相原輝夫氏が31.41%の株式を保有しており、経営に対する強力なリーダーシップと安定した支配体制が維持されています。次いで金融機関の信託口が上位を占めており、機関投資家からの一定の支持を受けつつも、創業家由来の安定株主が基盤となっている構造です。
会社の公式開示情報
役員報酬
医療用画像管理システムや電子カルテ等、医療DXソリューションを中核とする事業構成で、安定的なストック収入が特徴です。一方で、医療制度の改定や病院経営の効率化圧力などが事業上の重要なリスク要因として常に注視されています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は18.0%と、多様な視点を取り入れた意思決定体制への移行を進めています。連結子会社を抱える成長企業として、監査報酬の適切な支出を通じて透明性の高いコーポレート・ガバナンスの維持に努めています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 60億円 | — | 61億円 | +1.5% |
| FY2024 | 58億円 | — | 58億円 | +1.0% |
| FY2023 | 51億円 | — | 52億円 | +2.6% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 15億円 | — | 18億円 | +22.2% |
| FY2024 | 16億円 | — | 15億円 | -3.1% |
| FY2023 | 13億円 | — | 15億円 | +14.0% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
2025年を最終年度とする中期経営計画「Vision for 2025」では売上高108億円、経常利益49億円という高い目標を掲げましたが、実績は売上高61.1億円、営業利益17.90億円と、目標を大幅に下回る結果となりました。一方で、単年度の業績予想は保守的で、期初予想を上回る着地が多く見られます。新たに策定された2030年までの成長戦略で、過去の計画とのギャップを埋め、信頼を回復できるかが今後の焦点となります。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
過去5年間のTSR(株主総利回り)は、一貫して市場平均であるTOPIXのパフォーマンスを下回る「アンダーパフォーム」の状態が続いています。これは、安定的な利益成長や増配を実現しているものの、株価自体が市場全体の上げ相場に乗り切れず、相対的に伸び悩んだことが主な要因です。株価が事業成長を適切に反映できていない状況であり、株主還元の強化やIR活動による市場との対話が今後の課題と言えるでしょう。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 187.4万円 | +87.4万円 | 87.4% |
| FY2022 | 144.1万円 | +44.1万円 | 44.1% |
| FY2023 | 191.4万円 | +91.4万円 | 91.4% |
| FY2024 | 177.7万円 | +77.7万円 | 77.7% |
| FY2025 | 184.1万円 | +84.1万円 | 84.1% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は7.43倍とやや高水準で、将来の株価上昇を見込んだ買い需要が売り需要を上回っています。これは短期的な需給の重しになる可能性があります。一方、同社のPERは16.3倍と、情報・通信業の平均24.9倍と比較して割安な水準にあります。事業の安定性と成長性を考慮すると、市場から再評価される余地があると考えられます。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
中期経営計画において2030年12月期に営業利益32億円を目指す成長戦略を策定しました。
内閣府より次世代医療基盤法に基づく認定医療情報等取扱受託事業者として認定を受けました。
全国の医療機関向けに医療機関連携サービス「PiCls Connect」を新規開発・提供開始しました。
最新ニュース
ファインデックス まとめ
ひとめ診断
「大学病院の8割が頼る、医療データ管理の静かなる巨人」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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