(株)インタースペース
Interspace Co.,Ltd.
最終更新日: 2026年3月25日
アフィリエイト広告のパイオニアが、ママの味方とマーケティングの力で次のステージへ
インターネットで、出会いを、もっとつくる
この会社ってなに?
ブログやSNSで見かける「この商品はこちらから購入できます」というリンク。その裏側でアフィリエイト広告の仕組みを提供しているのがインタースペースの「アクセストレード」です。また、妊娠・出産・子育てで悩んだときに検索すると出てくる「ママスタ」も同社が運営。月間数億PVを誇る日本最大級のママ向けコミュニティサイトとして、多くの家庭の情報源になっています。
インタースペースは1999年に設立され、2006年に上場したインターネット広告企業です。主力の成果報酬型広告プラットフォーム「アクセストレード」は国内大手の一角を占め、アジア展開も推進しています。もう一つの柱は日本最大級のママ向け情報サイト「ママスタ」を中心とするメディア事業です。FY2026/3予想では売上高98億円・営業利益7億円と増収増益を見込み、中期経営計画では売上高100億円・営業利益15億円を目標に掲げています。創業者の河端伸一郎氏が42%超を保有するオーナー企業で、無借金経営が特徴です。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 9月
- 本社
- 東京都新宿区西新宿2丁目4番1号 新宿NSビル8階
- 公式
- www.interspace.ne.jp
社長プロフィール
インターネットを通じて、企業と消費者をつなぐ価値ある出会いを創造する。アクセストレードとママスタという2つの強力なプラットフォームで、デジタルマーケティングの未来を切り拓いてまいります。
この会社のストーリー
インターネット黎明期に、成果報酬型広告の可能性を信じて設立。アフィリエイト広告事業を開始した。
東証マザーズ(現グロース)に株式を上場。「アクセストレード」が国内大手ASPの一角に成長した。
タイ・インドネシアなどアジア地域にアフィリエイト事業を展開。グローバルなマーケティングプラットフォームを目指す。
ママ向け情報サイト「ママスタ」が月間数億PVを達成。日本最大級のママコミュニティに成長した。
株主優待を新設し株主還元を大幅に強化。中計目標も売上100億円に上方修正し、次のステージへの成長を宣言。
注目ポイント
2025年9月から株主優待を新設。400株以上でVJAギフトカード年間2万円分がもらえ、配当と合わせた総合利回りは8.5%と非常に高い水準です。
有利子負債ゼロの無借金経営で、手元現金56億円を保有。創業者が42%を保有するオーナー企業で、株主の利益と経営者の利益が一致しています。
主力のアフィリエイト広告に加え、広告運用代行・コンサルティングなどマーケティングソリューションが急成長中。中計で売上高100億円を目指す成長ストーリーが進行中です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 11円 | 13.8% |
| FY2017/3 | 14円 | 11.8% |
| FY2018/3 | 14円 | 18.6% |
| FY2019/3 | 17円 | 25.9% |
| FY2020/3 | 20円 | 52.4% |
| FY2021/3 | 20円 | 31.7% |
| FY2022/3 | 25円 | 29.2% |
| FY2023/3 | 25円 | 26.8% |
| FY2024/3 | 30円 | 316.5% |
| FY2025/3 | 30円 | 91.4% |
| 必要株数 | 400株以上(約53万円) |
| 金額相当 | 20,000円相当(年間) |
| 権利確定月 | 3月・9月 |
配当は1株30円を維持しており、FY2024/9は純利益の減少により配当性向が316%と一時的に跳ね上がりましたが、減配せず安定配当を貫いています。2025年9月末からは株主優待を新設し、400株以上でVJAギフトカード年間2万円分がもらえるようになりました。配当+優待利回りは約8.5%と非常に高い水準です。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
FY2022/9に収益認識基準の変更により売上高が大幅に減少しましたが、実質的な事業規模は拡大を続けています。FY2025/9は売上高88億円と二桁増収を達成し、FY2026/9は売上高98億円・営業利益7億円を予想。マーケティングソリューション事業の成長が全体を牽引しており、中期的には売上高100億円・営業利益15億円を目指しています。
事業ごとの売上・利益
成果報酬型広告プラットフォーム「アクセストレード」を中心としたアフィリエイト広告事業。マーケティングソリューション(広告運用代行等)の成長が著しい。売上構成比約74%を占める主力セグメント。
日本最大級のママ向け情報サイト「ママスタ」を中心としたメディア運営。広告収入とユーザー課金が収益源。月間数億PVの集客力を持つが、利益貢献はまだ小さい。売上構成比約26%。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 15.6% | 7.1% | 3.9% |
| FY2017/3 | 19.0% | 9.1% | 3.9% |
| FY2018/3 | 11.0% | 5.8% | 2.8% |
| FY2019/3 | 8.9% | 4.9% | 3.1% |
| FY2020/3 | 5.0% | 2.8% | 1.8% |
| FY2021/3 | 7.8% | 4.2% | 2.1% |
| FY2022/3 | 10.5% | 5.1% | 15.0% |
| FY2023/3 | 10.1% | 5.3% | 10.9% |
| FY2024/3 | 1.0% | 0.5% | 7.0% |
| FY2025/3 | 3.7% | 1.8% | 4.2% |
収益認識基準変更後のFY2022/9には営業利益率15.0%と高い収益性を示しましたが、事業投資の拡大により直近は利益率が低下しています。FY2024/9はのれんの減損等の一時費用によりROEが1.0%まで低下。FY2026/9の営業利益率は7.1%への回復を見込み、中計目標のROE15%に向けて改善途上にあります。
財務は安全?
有利子負債ゼロの無借金経営が大きな特徴です。自己資本比率は50%前後で安定しており、現金同等物も約56億円を保有。総資産は約112億円と堅実な財務基盤を維持しています。BPSは898円でPBR 1.48倍と、成長期待を織り込んだ水準で評価されています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 14.0億円 | -1.7億円 | -5,600万円 | 12.3億円 |
| FY2017/3 | 11.1億円 | -3.5億円 | -7,500万円 | 7.6億円 |
| FY2018/3 | 3.8億円 | -3.8億円 | -9,700万円 | 0円 |
| FY2019/3 | 7.8億円 | -3.5億円 | -9,700万円 | 4.3億円 |
| FY2020/3 | 6.0億円 | -5.1億円 | -1.2億円 | 9,800万円 |
| FY2021/3 | 13.7億円 | -1.3億円 | -1.4億円 | 12.4億円 |
| FY2022/3 | 11.8億円 | -2.6億円 | -6.6億円 | 9.2億円 |
| FY2023/3 | 5.1億円 | -4.8億円 | -1.6億円 | 3,000万円 |
| FY2024/3 | 8.4億円 | -3.3億円 | -1.6億円 | 5.0億円 |
| FY2025/3 | 1.7億円 | -3.3億円 | -1.9億円 | -1.6億円 |
営業キャッシュフローは毎期プラスを維持していますが、FY2025/9は1.7億円と低水準にとどまりました。投資キャッシュフローは事業拡大に向けた投資を反映し、財務キャッシュフローは配当支払いが中心です。FY2025/9のFCFはマイナスに転じましたが、約56億円の手元現金を有しており資金面の懸念はありません。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 9.0億円 | 3.6億円 | 39.8% |
| FY2017/3 | 12.9億円 | 4.9億円 | 37.7% |
| FY2018/3 | 8.1億円 | 3.0億円 | 36.7% |
| FY2019/3 | 8.9億円 | 4.5億円 | 50.1% |
| FY2020/3 | 4.8億円 | 2.3億円 | 46.8% |
| FY2021/3 | 6.2億円 | 2.0億円 | 31.6% |
| FY2022/3 | 12.9億円 | 7.3億円 | 56.4% |
| FY2023/3 | 9.1億円 | 3.2億円 | 35.6% |
| FY2024/3 | 4.9億円 | 4.3億円 | 88.0% |
| FY2025/3 | 4.0億円 | 1.9億円 | 48.4% |
実効税率はFY2024/9に88.0%と極めて高い水準になりましたが、これはのれんの減損損失など税務上損金不算入の費用が発生したためです。FY2026/9は40%程度の正常な税率を見込んでいます。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2025/9 | 550万円 | 249人 | - |
従業員数249名(単体)と少数精鋭の組織です。平均年齢33歳とIT企業らしく若い組織構成で、インターネット広告業界の中堅規模の企業です。
誰がこの会社の株を持ってる?
創業者・河端伸一郎氏が42%超を保有するオーナー企業。河端一族で65%以上を保有し、極めて安定した株主構成。社員持株会も安定株主に含まれる。
筆頭株主は創業者の河端伸一郎氏(42.10%)で、親族を含めた河端一族で65%以上を保有する典型的なオーナー企業です。社員持株会も2%を保有しており、浮動株比率は約30%と低水準です。光通信グループも2.50%を保有しています。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| パフォーマンスマーケティング事業 | 65.5億円 | 3.5億円 | 5.3% |
| メディア事業 | 23.0億円 | 0.2億円 | 0.9% |
パフォーマンスマーケティング事業が売上の約74%を占める主力事業です。特にマーケティングソリューション(広告運用代行・コンサルティング)が当初計画を上回るペースで成長しています。メディア事業は「ママスタ」の集客力を活かした広告収益化を推進中ですが、利益率は1%未満と収益化が課題です。
この会社のガバナンスは?
取締役6名中、女性が1名(16.7%)を占めています。連結子会社は国内3社・海外3社(インドネシア・タイ)の計6社です。創業者がCEOを務めるオーナー経営で、迅速な意思決定が強みです。平均勤続年数は7年とIT業界では標準的な水準です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 90億円 | — | 89億円 | -1.7% |
| FY2024 | 77億円 | — | 79億円 | +2.7% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
中期経営計画ではFY2027に売上高100億円・営業利益15億円・ROE15%を目指しています。売上面はマーケティングソリューションの好調により目標に接近していますが、利益面は事業投資の先行により目標との乖離が大きい状況です。FY2026/9予想では営業利益7億円と回復を見込んでおり、最終年度での巻き返しが期待されます。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
インタースペースのTSRは5年間で145%となり、TOPIXの213%を大きく下回るパフォーマンスでした。ただし、2025年9月の株主優待新設を契機に株価は大きく上昇しており、FY2025だけで見ると+50%超のリターンを記録。優待・配当の充実により中長期の株主還元が改善しており、今後のTSR改善が期待されます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 100.0万円 | +0.0万円 | 0.0% |
| FY2022 | 105.0万円 | +5.0万円 | 5.0% |
| FY2023 | 102.0万円 | +2.0万円 | 2.0% |
| FY2024 | 95.0万円 | -5.0万円 | -5.0% |
| FY2025 | 145.0万円 | +45.0万円 | 45.0% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER 19.8倍はインターネット広告セクター平均(22.5倍)をやや下回り、PBR 1.48倍もセクター平均(2.8倍)と比べて割安な水準です。配当利回り2.26%に加え、株主優待込みの実質利回りは8.5%に達します。時価総額92億円の小型株で、流動性には注意が必要です。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
26年9月期1Q決算で経常利益43%増の2.2億円。マーケティングソリューションの成長が寄与し、増収増益で好スタート。
FY2025/9通期決算を発表。中期経営計画の目標を上方修正し、売上高100億円・営業利益15億円に引き上げ。
株主優待を新設。400株以上でVJAギフトカード年間2万円分。配当+優待利回りが8.5%に達し、株価が急騰。
最新ニュース
(株)インタースペース まとめ
ひとめ診断
「アフィリエイト広告のパイオニア。成果報酬型マーケティングとママ向けメディアで成長する新宿発のIT企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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