(株)メンバーズ
Members Co.,Ltd.
最終更新日: 2026年3月25日
デジタルクリエイターの力で、日本企業のDXを加速する。人の力×テクノロジーで社会を変える
日本中のクリエイターの力で、気候変動・人口減少を中心とした社会課題解決へ貢献し、持続可能社会への変革をリードする
この会社ってなに?
大手企業のWebサイトやアプリの裏側で、デザイン・開発・マーケティングを担うプロ集団です。例えば、あなたが普段使っている大企業のECサイトやスマホアプリのUI改善、SNS運用、デジタル広告の運用などにメンバーズのクリエイターが関わっています。最近はAI・データ活用やサステナビリティ領域のDX支援にも力を入れています。
メンバーズは1995年設立のデジタルビジネス支援企業です。専門スキルを持つデジタルクリエイター(DC)がチームを組み、大手企業のDX推進を常駐型で支援するビジネスモデルが特徴。FY2025/3は売上収益223億円(前年比+9.1%)を達成し過去最高売上を更新、営業利益も4.9億円と黒字回復しました。FY2026/3は売上収益244億円・営業利益14億円を見込み、収益性の本格回復が期待されています。創業者の剣持忠氏が22.6%を保有する筆頭株主兼会長で、安定した経営基盤を持ちます。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都中央区晴海1丁目8番10号 晴海アイランド トリトンスクエアオフィスタワーX 37階
- 公式
- www.members.co.jp
社長プロフィール
私たちメンバーズは、デジタルクリエイターの力で日本企業のDXを推進し、社会課題の解決に貢献してまいります。ミッションである『MEMBERSHIP』の精神のもと、お客様と社員の成長を両立させ、持続可能な社会の実現を目指します。
この会社のストーリー
剣持忠氏がダイレクトマーケティング支援会社として設立。インターネット黎明期にデジタル領域へ進出。
株式上場を果たし、デジタルマーケティング支援の本格拡大に着手。事業基盤を確立した。
東証一部(現プライム)への市場変更を実現。大手企業向けDX支援を本格化。
FY2022/3に営業利益18.8億円と過去最高益を記録。デジタルクリエイター型ビジネスモデルが開花した。
積極的な人材採用とDX新領域への投資により営業利益が0.4億円に急減。将来の成長に向けた踊り場。
FY2026/3は営業利益14億円を見込み本格回復へ。AI・サステナビリティ領域の強化で次の成長ステージへ。
注目ポイント
約3,000名のデジタル人材を擁し、大手企業のDX推進を常駐型で支援。人材の質と量が最大の競争優位性です。平均年齢30歳の若い組織が活力を生みます。
業績悪化時にも減配せず5期連続増配を実施。配当利回り約3%と高水準。有利子負債ゼロの無借金経営で財務安全性も高い銘柄です。
FY2024/3の減益から回復フェーズに入り、FY2026/3は営業利益14億円(約3倍)を見込みます。中期目標の営業利益率10%達成に向け、株価の再評価余地があります。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 5.5円 | 24.6% |
| FY2017/3 | 7.5円 | 21.8% |
| FY2018/3 | 9.5円 | 26.4% |
| FY2019/3 | 11.5円 | 23.5% |
| FY2020/3 | 14円 | 20.8% |
| FY2021/3 | 17.5円 | 25.1% |
| FY2022/3 | 25円 | 23.2% |
| FY2023/3 | 30円 | 39.3% |
| FY2024/3 | 31円 | 319.3% |
当社では現在、株主優待制度は実施しておりません。配当金による利益還元を基本方針としています。
5期連続増配を実施しており、FY2021/3の17.5円からFY2026/3(予想)の33円へと約1.9倍に増加しています。FY2024/3は利益急減にもかかわらず増配を維持(配当性向319%)し、減配しない姿勢を鮮明にしました。利益回復とともにFY2026/3の配当性向は45.3%と適正水準に戻る見通しです。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
売上収益はFY2021/3の121億円からFY2025/3の223億円まで5年間で約1.8倍に成長しました。一方、FY2024/3は積極的な人材採用・投資により営業利益が0.4億円まで大幅減益。FY2025/3には4.9億円へ回復し、FY2026/3には営業利益14億円と収益性の本格回復を見込んでいます。売上成長と利益回復の両立が今後の焦点です。
事業ごとの売上・利益
大手企業のWebサイト・アプリ・SNS等のデジタルマーケティング運用を、専門チーム(DGT:デジタルガバメントチーム)が常駐型で支援。売上構成比79%を占める主力事業。
自社プロダクトやSaaS型サービスの開発・提供。ポップインサイト(UXリサーチ)やデータ分析ツール等を展開。売上構成比13%。
サステナビリティ支援やAI活用支援など新規領域。先行投資段階で赤字だが、将来の成長ドライバーとして育成中。売上構成比8%。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 20.5% | 10.4% | - |
| FY2022/3 | 26.7% | 14.5% | - |
| FY2023/3 | 16.5% | 9.7% | - |
| FY2024/3 | 2.1% | 0.9% | 0.4% |
| FY2025/3 | 6.0% | 3.9% | 2.6% |
FY2022/3にはROE 23.8%・営業利益率12.6%と高収益体質でしたが、FY2024/3は積極的な人材投資により営業利益率0.2%まで低下しました。FY2025/3は2.2%へ改善し始めており、FY2026/3には営業利益率5.7%(予想ベース)まで回復する見通しです。中期目標のFY2027/3に営業利益率10%回復を掲げています。
財務は安全?
無借金経営を継続しており、有利子負債ゼロの健全な財務体質です。自己資本比率はFY2022/3の56.7%からFY2025/3には49.3%へ低下していますが、これは人材への先行投資や配当支払いによるものです。総資産は約118億円と着実に成長しています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| FY2022/3 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| FY2023/3 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| FY2024/3 | 5.8億円 | -1.0億円 | -11.9億円 | 4.8億円 |
| FY2025/3 | 12.1億円 | -5,000万円 | -9.2億円 | 11.6億円 |
営業キャッシュフローはFY2024/3に5.8億円まで減少しましたが、FY2025/3には12.1億円へ回復しました。人材ビジネスのため設備投資が少なく、投資CFはFY2023/3のアジケ買収等を除き小規模です。フリーキャッシュフローは安定的にプラスを維持しており、無借金経営と合わせて財務安全性は高いと言えます。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 13.0億円 | 4.7億円 | 36.0% |
| FY2022/3 | 18.6億円 | 4.8億円 | 25.8% |
| FY2023/3 | 13.3億円 | 3.0億円 | 22.6% |
| FY2024/3 | 6,400万円 | 0円 | 0.0% |
| FY2025/3 | 6.0億円 | 1.8億円 | 29.6% |
FY2024/3は利益急減により税額がほぼゼロでしたが、FY2025/3に回復し始めています。FY2026/3は税引前利益14億円・税額4.7億円を予想。実効税率は通常時25〜30%程度で推移しています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 491万円 | 2,967人 | - |
平均年収は491万円、平均年齢30歳と非常に若い組織です。IT・デジタル領域の専門人材を大量採用する成長企業であり、若手中心の人員構成を反映しています。平均勤続年数4.1年と流動性は高めですが、デジタルクリエイターとして市場価値の高いスキルが身につく点が人材確保の強みです。
誰がこの会社の株を持ってる?
経営者・創業家が28.4%を保有するオーナー経営企業です。 金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 主な安定株主は剣持氏・メンバーズ従業員持株会・デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム。
創業者・剣持忠氏が22.6%を保有する筆頭株主で、オーナー経営の色彩が強い企業です。信託銀行2社で24.6%を占め機関投資家の関心も高い一方、従業員持株会が5.8%と社員の経営参画意識の高さがうかがえます。DAC(デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム)や光通信なども株主に名を連ねています。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| デジタルビジネス運用支援 | 176億円 | 6.1億円 | 3.5% |
| プロダクト・SaaS | 28億円 | 1.2億円 | 4.3% |
| その他(新規事業等) | 19億円 | -2.4億円 | -12.6% |
デジタルビジネス運用支援が売上の79%を占める主力事業で、大手企業向けの常駐型DX支援が収益の柱です。プロダクト・SaaS事業(13%)は利益率4.3%と安定的に貢献しています。新規事業は赤字ですが、サステナビリティやAI領域への先行投資として将来の成長に期待がかかります。
この会社のガバナンスは?
取締役7名中、女性が2名(28.6%)を占め、社外取締役比率71%と高いガバナンス水準を確保しています。デジタルクリエイター中心のアセットライト型ビジネスのため設備投資は1.8億円と少額です。平均勤続年数4.1年は業界特性を反映しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 232億円 | — | 223億円 | -3.8% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 15億円 | — | 0億円 | -97.3% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
メンバーズはFY2027/3に営業利益率10%への回復を中期目標に掲げています。FY2025/3実績は営業利益率2.2%と目標との乖離が大きいものの、FY2026/3には5.7%(予想)まで改善する見通しです。FY2024/3の計画大幅未達からの信頼回復が進捗中で、3Q累計の好業績が達成可能性を高めています。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
メンバーズのTSRは5年間で93.4%と、TOPIXの213.4%を大きく下回るパフォーマンスとなっています。FY2022にはTSR 240.2%とTOPIXを大幅に上回りましたが、FY2024/3の業績悪化で株価が急落。利益回復が本格化すれば、TSRの改善余地は大きいと言えます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 185.8万円 | +85.8万円 | 85.8% |
| FY2022 | 240.2万円 | +140.2万円 | 140.2% |
| FY2023 | 102.5万円 | +2.5万円 | 2.5% |
| FY2024 | 74.2万円 | -25.8万円 | -25.8% |
| FY2025 | 93.4万円 | -6.6万円 | -6.6% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER 15.2倍はサービス業セクター平均(22.5倍)を下回り、利益回復期待を織り込みつつも割安感があります。配当利回り2.98%はセクター平均を大きく上回ります。信用買い残が37.7万株と多く、信用倍率50.9倍と買い方優位な状況です。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
第3四半期累計の最終損益が5.3億円の黒字に浮上。通期計画の進捗率57%と順調に回復。
金融機関向けUX・UIデザインコンサルのアジケを子会社化。金融DX領域の強化を図る。
FY2025/3は過去最高売上223億円を達成。営業利益4.9億円と黒字回復を果たした。
最新ニュース
(株)メンバーズ まとめ
ひとめ診断
「デジタルクリエイターの力で、企業のDXを内側から支えるプライム上場企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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