4714プライム

リソー教育グループ

RISO KYOIKU GROUP CORPORATION

最終更新日: 2026年3月28日

ROE31.5%
BPS70.3円
自己資本比率54.7%
FY2025/3 有報データ

首都圏発、オーダーメイド教育で一人ひとりの未来を照らす

教育の枠を超え、子どもたちの成長を総合的にサポートする『教育特化型複合施設』を展開し、未来を担う人材を育む社会インフラとなることを目指します。

この会社ってなに?

お子さんの塾選びを考えたとき、駅前で「TOMAS(トーマス)」という緑色の看板を見かけたことはありませんか?リソー教育グループは、そのTOMASを運営している会社です。先生一人が生徒一人だけを担当する「完全1対1」の授業で、お子さんの志望校合格を徹底的にサポートしています。また、もっと小さなお子さん向けには、名門小学校・幼稚園受験で有名な「伸芽会」も運営しています。あなたがお子さんの教育について真剣に考え始めるとき、その選択肢のすぐそばにリソー教育グループのサービスがあるのです。

首都圏地盤の個別指導塾「TOMAS」を展開する教育サービス大手。FY2025は売上高333.9億円、営業利益29.33億円と増収増益を確保したものの、成長ペースは緩やかになっています。不動産大手ヒューリックとの提携による教育特化型ビル「こどもでぱーと」事業や、駿台グループとの連携による難関校対策強化が今後の成長ドライバーとなるか注視が必要です。株価は52週安値圏で推移しており、新事業への期待感が織り込まれていない状況と言えます。

サービス業プライム市場

会社概要

業種
サービス業
決算期
2月
本社
東京都豊島区目白三丁目1番40号
公式
www.riso-kyoikugroup.com

社長プロフィール

天坊 真彦
天坊 真彦
代表取締役社長
挑戦者
私たちは『勉強プラスワン』という教育理念のもと、学力向上だけでなく、生徒一人ひとりの個性や夢を育むことを大切にしています。質の高い完全個別指導を通じて、子どもたちが自らの可能性を最大限に引き出し、未来へ羽ばたくための揺るぎない土台を築くことを目指します。

この会社のストーリー

1985
株式会社日本教育公社として設立

首都圏を中心に、生徒一人ひとりに合わせた質の高い教育サービスの提供を目指して事業を開始。後のリソー教育グループの礎を築く。

1987
進学個別指導塾「TOMAS」の展開開始

完全1対1の個別指導塾「TOMAS」を設立し、首都圏での教室展開を本格化。質の高い受験指導で評価を得て、事業の柱へと成長させる。

1998
株式を店頭登録(現JASDAQに上場)

事業の成長と社会的な信用の高まりを受け、株式公開を果たす。これにより、さらなる事業拡大とサービス向上に向けた基盤を強化した。

2013
持株会社体制へ移行

「株式会社リソー教育グループ」へ商号を変更し、持株会社体制に移行。グループ全体の経営効率を高め、各事業の専門性を追求する体制を構築した。

2015
不適切会計処理の発覚と経営体制の刷新

過去の不適切な会計処理が発覚し、株価が大きく下落。第三者委員会を設置し、経営体制の刷新とコンプライアンス強化に取り組むことで信頼回復を目指した。

2019
駿台グループとの資本業務提携

大手予備校の駿台グループと資本業務提携を締結。両社の強みを活かし、超難関校受験対策など新たな教育サービスの開発に着手した。

2024
ヒューリックによるTOB、連結子会社化

不動産大手のヒューリックによる株式公開買付け(TOB)が成立し、同社の連結子会社となる。安定した経営基盤のもと、新たな成長戦略を加速させる。

2025
新コンセプト「こどもでぱーと」開業へ

ヒューリックとの提携事業として、教育サービスをワンストップで提供する教育特化型ビル「こどもでぱーと」を開業。次世代の教育ニーズに応える新たな挑戦を開始する。

注目ポイント

高品質な完全1対1個別指導「TOMAS」

首都圏を中心に展開する進学個別指導塾「TOMAS」が主力事業です。質の高い講師による完全マンツーマン指導で、難関校への高い合格実績を誇ります。

高い株主還元意識と配当利回り

安定した配当を継続しており、株主還元への意識が高い企業です。高い配当利回りは、インカムゲインを重視する投資家にとって魅力的なポイントです。

新事業「こどもでぱーと」による成長期待

不動産大手ヒューリックとの連携により、教育サービスをワンストップで提供する新コンセプト施設「こどもでぱーと」を展開。新たな収益の柱として将来的な成長が期待されます。

サービスの実績は?

10
1株当たり配当金
FY2025実績
+0% YoY
3.7%
売上高成長率
FY2025実績 (YoY)
前年同期は2.4%
11.6%
営業利益成長率
FY2025実績 (YoY)
前年同期は9.4%
95.4%
配当性向
FY2025実績
2,906万円
従業員一人当たり売上高
FY2025実績ベース

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 10円
安全性
安定
自己資本比率 54.7%
稼ぐ力
高い
ROE 31.5%
話題性
普通
ポジティブ 45%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
10
方針: 安定配当
1株配当配当性向
FY2016/3335.7%
FY2017/37.699.8%
FY2018/38.599.9%
FY2020/31290.6%
FY2021/39.5250.7%
FY2022/31698.5%
FY2023/316165.5%
FY2024/31092.9%
FY2025/31095.4%
1期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度は現在実施しておりません。

当社は株主への利益還元を重要な経営課題と位置づけ、安定的な配当の維持を目指しています。近年は収益状況に合わせて配当額を調整しており、高い配当利回りを維持することで長期投資家への還元を重視しています。今後は利益成長に伴う配当性向の最適化を図り、持続可能な還元策を継続していく方針です。

同業比較(収益性)

サービス業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
31.5%
業界平均
12.3%
営業利益率下回る
この会社
8.8%
業界平均
11.9%
自己資本比率上回る
この会社
54.7%
業界平均
51.4%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3300億円
FY2023/3315億円
FY2024/3322億円
FY2025/3334億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/326.3億円
FY2025/329.3億円

当社の売上高は個別指導塾「TOMAS」の安定した展開を背景に、FY2021/3の約252億円からFY2025/3には約334億円まで着実に成長を継続しています。利益面では一時的な調整が見られたものの、DX推進による効率化や新業態の立ち上げが進み、FY2026/3には純利益が約20億円に達する増益基調を予測しています。教育業界における強固なブランド力を活かした新規事業の拡大が、今後も安定的な売上寄与を果たす見込みです。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
31.5%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
7.9%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
8.8%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/318.4%3.4%-
FY2022/330.3%12.6%-
FY2023/318.5%8.2%-
FY2024/314.5%9.2%8.2%
FY2025/331.5%7.9%8.8%

収益性については、FY2022/3にROEが23.1%と急上昇するなど、グループ体制への移行や運営効率の最適化により高い資本効率を維持しています。営業利益率は概ね8%から10%前後で推移しており、個別指導という労働集約型ビジネスでありながら、高付加価値な教育サービスを提供することで安定した収益基盤を確立しています。今後はDX投資によるコスト削減効果が加わり、さらなる利益率の向上が期待されます。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率54.7%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
5.0億円
会社の純資産
120億円

財務健全性は、有利子負債を最小限に抑える無借金経営に近い運営から、成長投資に伴う適度な負債活用へとシフトしており、自己資本比率はFY2025/3時点で54.1%と高い水準を確保しています。潤沢なネット資産を背景に、新業態「こどもでぱーと」への投資や新規教室開設のための資金需要にも十分対応可能な財務体質です。総資産も着実に拡大しており、持続的な成長に向けた基盤が強固に構築されています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+24.5億円
営業CF
投資に使ったお金
-8.0億円
投資CF
借入・返済など
+18.4億円
財務CF
手元に残ったお金
+16.5億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3-3,600万円-6.6億円-1.8億円-6.9億円
FY2022/336.1億円-10.1億円14.5億円26.0億円
FY2023/327.8億円-10.2億円-24.7億円17.6億円
FY2024/316.5億円-10.3億円-24.7億円6.3億円
FY2025/324.5億円-8.0億円18.4億円16.5億円

営業キャッシュフローは本業の塾経営が安定していることから継続的にプラスを確保しており、FY2025/3には約24.5億円を創出しています。投資キャッシュフローは新規教室の開設やシステム投資により、例年約8億円から10億円規模の支出を行っています。本業で稼いだ現金を成長投資へ効率的に配分するサイクルが確立されており、将来の収益最大化に向けた健全なキャッシュフロー構造となっています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1自然災害・感染症の発生について
2人材確保および育成について
3物件の確保を行えないリスク Ⅱ.経営上不可避的に生じるリスク
4個人情報の取扱いについて
5法的規制等について

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/311.9億円7.2億円60.4%
FY2022/330.6億円6.7億円21.8%
FY2023/324.6億円9.8億円39.6%
FY2024/326.6億円9.9億円37.5%
FY2025/329.4億円12.0億円40.7%

法人税等の支払額は、税引前利益の変動に応じて年間約6億円から12億円規模で推移しています。実効税率には年度により過年度調整額などの影響が出る場合があるものの、概ね法定実効税率に近い水準で推移しています。将来の業績見通しに基づき適切に納税計画が管理されています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
697万円
従業員数
1,149
平均年齢
40.3歳
平均年収従業員数前年比
当期697万円1,149-

従業員平均年収は697万円と、教育業界の中では比較的高い水準を維持しています。個別の成果や役職に加え、首都圏を中心とした高単価な個別指導塾「TOMAS」の収益力が、従業員への利益還元を支える基盤となっています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主70.3%
浮動株29.7%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関13%
事業法人等57.3%
外国法人等2%
個人その他26.9%
証券会社0.8%

金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主はヒューリック。

ヒューリック株式会社(86,885,599株)51.08%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(15,245,400株)8.96%
学校法人駿河台学園(10,333,700株)6.07%
岩佐 実次(5,963,180株)3.5%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(5,384,100株)3.16%
リソー教育従業員持株会(1,255,640株)0.73%
MSIP CLIENT SECURI TIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)(1,021,473株)0.6%
日本証券金融株式会社(700,500株)0.41%
生島 健緒(609,200株)0.35%
河村 國一(600,000株)0.35%

不動産大手のヒューリック株式会社が51.08%の株式を保有する親会社であり、強固な経営支援体制を構築しています。創業者の岩佐実次氏も上位株主に名を連ねていますが、筆頭株主の安定性が高く、支配権は非常に明確です。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億6,800万円
取締役5名の合計

個別指導進学塾「TOMAS」や幼児教育「伸芽会」を主力とするセグメントで構成されています。事業リスクとして、少子化による生徒数減少や講師の採用難、運営コストの増大を挙げており、これらへの対応が持続的成長の鍵を握っています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 11名)
女性 2名(18.2% 男性 9
18%
82%
監査報酬
3,800万円
連結子会社数
7
設備投資額
11.7億円
平均勤続年数(従業員)
9.2
臨時従業員数
7359

女性役員比率は18.2%と一定の多様性を確保しており、持株会社体制のもとで効率的な経営管理が行われています。監査報酬は3,800万円となっており、7つの連結子会社を統括するグループ企業として、適切な監査体制を維持しています。

会社の計画は順調?

C
総合評価
過去の中計は未達。現行計画も初年度から売上未達と、計画達成力には課題が残る。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

新中期経営計画
FY2025〜FY2027
売上高: 目標 382.6億円 順調 (333.9億円)
87.2%
営業利益: 目標 33.6億円 順調 (29.33億円)
87.3%
当期純利益: 目標 20.0億円 順調 (17.43億円)
87.1%
(旧)中期経営計画
FY2022〜FY2024
売上高: 目標 355.0億円 未達 (322.1億円)
90.7%
営業利益: 目標 37.1億円 未達 (26.28億円)
70.8%
当期純利益: 目標 25.0億円 未達 (16.61億円)
66.4%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025340億円334億円-1.7%
FY2024340億円322億円-5.3%
FY2023330億円315億円-4.6%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202527億円29億円+9.9%
FY202430億円26億円-12.4%
FY202336億円24億円-33.5%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

FY2027年を最終年度とする新中期経営計画では、売上高382.6億円、営業利益33.6億円を目標としています。しかし、初年度であるFY2025の実績は売上高が会社予想を下回り、過去のFY2024を最終年度とする旧中計も売上・利益ともに大幅未達で終了しました。期初予想に対する実績も未達が多く、特に売上高計画の達成が課題となっています。「こどもでぱーと」などの新事業が計画達成の鍵を握りますが、現状ではガイダンスの信頼性に注意が必要です。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

TSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。リソー教育グループのTSRは、FY2021からFY2025までの5年間、一貫して市場平均であるTOPIXを下回る(アンダーパフォーム)結果となっています。これは、同期間において安定した配当はあったものの、株価がTOPIXの上昇に比べて低迷したことが主な要因です。株価の長期的な下落トレンドが、株主還元の効果を相殺してしまっている状況を示唆しています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+3.8%
100万円 →103.8万円
3.8万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021107.4万円+7.4万円7.4%
FY2022126.6万円+26.6万円26.6%
FY2023123.0万円+23.0万円23.0%
FY202488.4万円-11.6万円-11.6%
FY2025103.8万円+3.8万円3.8%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残2,109,800株
売り残976,200株
信用倍率2.16倍
2026年3月13日時点
今後の予定
2026年2月期 第1四半期決算発表2026年07月上旬
2026年2月期 第2四半期決算発表2026年10月上旬
2027年2月期 本決算発表2027年04月上旬

信用倍率は2.16倍と標準的な水準で、短期的な需給の偏りは大きくありません。業界平均と比較すると、PERは割安ですが、PBRはやや割高と評価が分かれています。一方で、配当利回りは5.13%と業界平均を大きく上回っており、高配当利回り銘柄としての一面も持っています。時価総額は335億円で、サービス業セクターの中では中規模クラスに位置します。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
22
株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES, 日本経済新聞, 会社四季報オンライン
業界内ランキング
上位 12%
サービス業 450社中 54位
報道のトーン
45%
好意的
40%
中立
15%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算40%
業務提携・新規事業30%
CSR・スポンサー15%
その他15%

最近の出来事

2025年9月業務提携

株式会社リトプラと業務提携を締結し、創造文化教育施設でのデジタル体験を強化。

2025年4月新拠点

教育特化型ビル「こどもでぱーと」の2拠点が順調に立ち上がり、新規事業の収益貢献が期待される。

2025年2月業績目標

2025年2月期において売上高333.9億円を達成し、持株会社体制への移行を通じた成長戦略を推進。

リソー教育グループ まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 10円
安全性
安定
自己資本比率 54.7%
稼ぐ力
高い
ROE 31.5%
話題性
普通
ポジティブ 45%

「首都圏の名門個別指導塾『TOMAS』が、不動産大手や予備校と組み『教育のデパート』化で次の一手を探る」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

同じ業種の企業

サービス業」に分類される他の企業

免責事項:本ページの情報は、公開されたメディア報道の定量分析およびEDINET等の公的開示情報をもとに作成しています。 特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。 報道件数・センチメント分析はAIによる自動分類であり、完全な正確性を保証するものではありません。 記事の著作権は各メディアに帰属します。

最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU