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IDホールディングス

ID Holdings Corporation

最終更新日: 2026年3月28日

ROE18.1%
BPS807.2円
自己資本比率52.6%
FY2025/3 有報データ

半世紀以上の歴史と挑戦する姿勢で、社会のIT基盤を支え続ける独立系SIer

テクノロジーと人の力でお客様のビジネスと社会の未来を創造する。高収益な事業構造と挑戦を尊ぶ企業文化を確立し、持続的な成長を実現します。

この会社ってなに?

あなたが銀行のATMでお金をおろしたり、スマホでネットショッピングを楽しんだりするとき、そのサービスが24時間365日、問題なく動き続けることは当たり前だと感じますよね。その「当たり前」を裏側で支えているのが、IDホールディングスのような会社です。彼らは、社会に不可欠な様々なシステムの安定稼働を見守る「ITインフラの守り人」。普段、私たちが意識することなく利用している便利なサービスの裏側で、実は彼らが重要な役割を担っているのです。

独立系ITサービス企業のIDホールディングスは、システム運用管理を基盤に安定成長を続けています。2025年3月期は売上高362.7億円(前期比11.0%増)、営業利益37.80億円(同36.5%増)と大幅な増益を達成しました。現在進行中の中期経営計画では、2028年3月期に営業利益57億円を目標に掲げ、高収益モデルへのシフトを加速。5期連続増配と総還元性向50-60%を目途とする積極的な株主還元策も投資家から注目されています。

情報・通信業プライム市場

会社概要

業種
情報・通信業
決算期
3月
本社
東京都千代田区五番町12-1 番町会館
公式
www.idnet-hd.co.jp

社長プロフィール

舩越 真樹
舩越 真樹
代表取締役社長
挑戦者
当社は55年以上にわたり、幅広い業種のお客様へITサービスを提供し、社会の発展に貢献してまいりました。今後は、これまでの信頼を基盤としながら、生成AIなど先端技術の活用や事業ポートフォリオの変革を推進します。新たな中期経営計画のもと、企業価値の持続的な向上を目指してまいります。

この会社のストーリー

1969
インフォメーション・ディベロプメント設立

コンピュータの黎明期に独立系情報サービス企業として創業。システム運用管理の受託業務から事業を開始し、日本のIT化の歴史と共に歩み始める。

1998
株式を店頭登録(現JASDAQ)

創業から約30年を経て株式を公開。社会的な信用を高め、独立系SIerとしてさらなる事業拡大の基盤を築く。

2019
創業50周年とホールディングス体制への移行

創業50周年を機に、持株会社「IDホールディングス」を設立し、グループ経営体制へ移行。次なる50年の成長に向けた新たなスタートを切る。

2022
東証プライム市場へ移行

東京証券取引所の市場再編に伴い、最上位であるプライム市場へ移行。日本を代表する企業の一つとして、さらなるガバナンス強化と成長を誓う。

2024
サイバーセキュリティ事業の強化

ブロードバンドセキュリティ社との提携を発表。高まるセキュリティ需要に対応し、システム開発から運用、セキュリティまで一貫したサービス提供体制を強化する。

2025
グループ会社再編と生成AIへの注力

子会社4社を合併し、経営資源を統合してDX・AI領域を強化。全社員を対象に生成AI研修を実施するなど、全社で最先端技術の活用を推進する。

2028
中期経営計画の最終年度へ

「高収益モデルへのシフト」と「カルチャーの変革」を掲げ、売上高440億円、営業利益57億円の達成を目指す。持続的な成長と企業価値向上への挑戦は続く。

注目ポイント

積極的な株主還元姿勢

5期連続増配を達成し、高い配当利回りを実現。さらに総還元性向50~60%を目途としており、株主への利益還元に積極的な姿勢が魅力です。

安定した成長実績と将来性

50年以上の歴史で培った顧客基盤を背景に、安定的な増収増益を継続。現在はDXやAI、サイバーセキュリティといった成長領域へ積極的に投資しています。

M&Aや事業再編による変革

子会社の合併による経営の効率化や、専門企業との提携など、変化を恐れず事業構造の改革を推進。将来の成長に向けたダイナミックな経営が期待されます。

サービスの実績は?

11.0%
売上高成長率
FY2025
YoY
36.5%
営業利益成長率
FY2025
YoY
70
1株当たり年間配当金
FY2025実績
5期連続増配
50-60%
総還元性向目標
中長期目標
株主還元強化
3
子会社吸収合併数
2024年12月実施
経営効率化

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 70円
安全性
安定
自己資本比率 52.6%
稼ぐ力
高い
ROE 18.1%
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
70
方針: 総還元性向50-60%目標
1株配当配当性向
FY2016/316.346.0%
FY2017/33761.5%
FY2018/34070.4%
FY2019/34042.9%
FY2020/35042.8%
FY2021/35075.1%
FY2022/34064.9%
FY2023/34553.2%
FY2024/35047.0%
FY2025/37049.1%
3期連続増配
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施していません。

同社は株主還元を経営の重要課題と位置づけ、配当による利益配分を強化しています。自己株式取得を含めた総還元性向50〜60%を目途としており、業績の成長に連動した増配姿勢が鮮明です。持続的な成長と安定的な配当の両立を目指しており、高い配当利回りを維持する方針を堅持しています。

同業比較(収益性)

情報・通信業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
18.1%
業界平均
11.1%
営業利益率下回る
この会社
10.4%
業界平均
28.6%
自己資本比率下回る
この会社
52.6%
業界平均
55.1%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3278億円
FY2023/3311億円
FY2024/3327億円
FY2025/3363億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/327.7億円
FY2025/337.8億円

IDホールディングスは、システム運用や開発を主軸とする堅調な受注を背景に、5期連続で売上高および各利益の増収増益を達成しました。特にクラウドサービスやセキュリティ分野への需要拡大が奏功しており、2025年3月期には売上高362億円、純利益23.8億円と過去最高水準を更新しています。2026年3月期も成長基調は維持される見通しで、戦略的な事業統合による高収益モデルへの転換が業績を牽引しています。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
18.1%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
10.6%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
10.4%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/315.3%4.5%-
FY2022/312.7%6.4%-
FY2023/315.7%8.0%-
FY2024/317.0%8.9%8.5%
FY2025/318.1%10.6%10.4%

収益性指標は年々着実に向上しており、営業利益率はFY2021/3の5.3%からFY2025/3には10.4%へと大幅な改善を遂げました。これは、高付加価値なセキュリティサービスやコンサルティング案件の比率が高まったことが要因です。ROE(自己資本利益率)も17.5%まで上昇しており、資本効率を重視した経営体制が定着していることが評価されます。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率52.6%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
41.0億円
会社の純資産
136億円

財務健全性は極めて高く、総資産が順調に拡大する一方で、自己資本比率は60%前後で安定的に推移しています。FY2024/3以降、戦略投資のために一時的に有利子負債を計上していますが、潤沢な純資産を背景にコントロール可能な範囲内に収まっています。強固な資産基盤を武器に、M&Aや技術投資へ積極的に取り組める体質を構築しています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+35.6億円
営業CF
投資に使ったお金
-22.8億円
投資CF
借入・返済など
-15.1億円
財務CF
手元に残ったお金
+12.8億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3-6.1億円-6.1億円14.9億円-12.2億円
FY2022/318.4億円-900万円-18.9億円18.3億円
FY2023/316.5億円-3.6億円-12.8億円12.9億円
FY2024/314.2億円-2.3億円-4.3億円11.9億円
FY2025/335.6億円-22.8億円-15.1億円12.8億円

営業キャッシュフローは、事業規模の拡大と利益成長に伴いFY2025/3には35.5億円規模まで大きく伸長しました。一方で投資活動によるキャッシュフローのマイナス幅拡大は、成長戦略の一環として行った積極的なM&Aや設備投資を反映しています。安定したフリーキャッシュフローの創出を維持しつつ、株主還元と成長投資のバランスを取る運用を行っています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1生成AIにより当社グループのリスク事象を抽出し、それを参考にリスクシナリオ(リスク事象が顕在化した場合の内容)を策定する
2リスクシナリオに基づき、そのリスクが当社グループに与える影響を測定、評価する
3評価の結果、重要度の高いリスク事象について、リスク管理策およびリスク管理計画を策定する

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/315.5億円8.1億円51.9%
FY2022/319.2億円8.8億円45.6%
FY2023/325.0億円11.0億円44.0%
FY2024/328.6億円10.8億円37.9%
FY2025/338.6億円14.7億円38.1%

法人税等の支払いは、利益成長に連動して増加傾向にあります。過去には実効税率が高めに推移していましたが、近年は業績の安定化と税務環境の整備により、38%前後の水準で安定しました。今後も計画的な利益計上により、適正な納税を継続する見通しです。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
608万円
従業員数
2,226
平均年齢
46.9歳
平均年収従業員数前年比
当期608万円2,226-

従業員平均年収は608万円となっており、IT業界の平均と比較しても堅実な水準を維持しています。システム運用や開発を主軸とした安定した収益基盤があり、継続的な増収増益の達成により、従業員への利益還元姿勢が表れています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主37.7%
浮動株62.3%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関23.1%
事業法人等14.6%
外国法人等11%
個人その他49.8%
証券会社1.5%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はエイ・ケイ・ID従業員持株会。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(2,021,000株)11.74%
株式会社エイ・ケイ(1,565,000株)9.1%
PERSHING-DIV. OF DLJ SECS. CORP. (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)(1,185,000株)6.88%
ID従業員持株会(883,000株)5.13%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(616,000株)3.58%
みずほ信託銀行株式会社(559,000株)3.25%
TDCソフト株式会社(426,000株)2.47%
株式会社日本カストディ銀行(信託E口)(414,000株)2.4%
舩越 朱美(297,000株)1.72%
丸林 香織(269,000株)1.56%

信託銀行による安定保有が全体の約15%を占めるほか、従業員持株会が5.13%を保有しており、経営陣と従業員の一体感が強い構成です。創業家関連と思われる株主の存在や、事業提携先であるTDCソフトの保有もあり、中長期的な視点での安定株主によるサポートが目立ちます。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億5,636万円
取締役3名の合計

システムマネジメントとソフトウェア開発を主力とし、クラウドやセキュリティ分野への投資を積極化させていることが有価証券報告書から読み取れます。事業リスクとして特定の顧客への依存度や技術革新に伴う変化を挙げており、吸収合併による経営効率化で競争力を強化する方針です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 11名)
女性 5名(45.5% 男性 6
45%
55%
監査報酬
3,000万円
連結子会社数
12
平均勤続年数(従業員)
12.3

女性役員比率が45.4%と非常に高い水準にあり、多様性を重視した経営体制が特徴です。監査体制も整っており、連結子会社12社を擁するグループとして、持株会社体制下で効率的なガバナンスとコンプライアンスの遵守を推進しています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
期初予想を上回る着地が続いており、目標達成への確度は高いと評価できる。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

(旧)中期経営計画
FY2023-FY2025
売上高: 目標 360億円 前倒し達成 (362.7億円)
100.8%
営業利益: 目標 35億円 前倒し達成 (37.8億円)
108%
中期経営計画
FY2026-FY2028
売上高: 目標 440億円 順調 (362.7億円)
82.4%
営業利益: 目標 57億円 やや遅れ (37.80億円)
66.3%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025350億円363億円+3.6%
FY2024328億円327億円-0.4%
FY2023290億円311億円+7.2%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202530億円38億円+26.0%
FY202426億円28億円+5.3%
FY202320億円24億円+24.3%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

新中期経営計画では、最終年度の2028年3月期に売上高440億円、営業利益57億円という野心的な目標を掲げています。これは直近のFY2025実績から売上高で約21%、営業利益で約51%の成長を意味します。過去の業績予想は保守的な傾向があり、特に利益面で期初予想を大幅に上回ることが多いことから、計画達成に向けた実行力は高いと評価できます。成長戦略の柱である「高収益モデルへのシフト」が計画通りに進むかが今後の注目点です。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

TSR(株主総利回り)は、FY2024までTOPIXをアンダーパフォームしていましたが、FY2025には222%に達し、TOPIX(213.4%)をアウトパフォームしました。これは、堅調な業績成長を背景とした5期連続の増配など積極的な株主還元策が株価に織り込まれ始めた結果と考えられます。特にFY2025の大幅な増益と増配が、投資家からの評価を高め、TSRを押し上げる大きな要因となりました。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+122.0%
100万円 →222.0万円
122.0万円
年度末時点評価額損益TSR
FY202194.7万円-5.3万円-5.3%
FY202298.6万円-1.4万円-1.4%
FY2023119.9万円+19.9万円19.9%
FY2024184.1万円+84.1万円84.1%
FY2025222.0万円+122.0万円122.0%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残44,200株
売り残4,700株
信用倍率9.40倍
2026年3月6日時点
今後の予定
2026年3月期 第4四半期決算発表2026年04月下旬
定時株主総会2026年06月下旬

信用倍率は9.40倍と高めで、将来の株価上昇を期待した買いが多い状況ですが、需給面ではやや重い展開も考えられます。業界平均と比較すると、PER・PBRともに著しく割安な水準にあります。一方で、7%を超える高い配当利回りは株価の下支え要因として機能しており、バリュエーションの是正と株主還元の両面から投資魅力があると言えるでしょう。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
24
日本経済新聞, 株探, 会社四季報オンライン, PR TIMES, M&A Online
業界内ランキング
上位 12%
情報・通信業 500社中 60位
報道のトーン
65%
好意的
30%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・財務40%
経営戦略・合併30%
セキュリティ・技術20%
その他10%

最近の出来事

2025年1月新サービス

包括的なサイバーセキュリティサービスの提供を開始し、ソリューション拡充。

2025年6月組織再編

ID AI Factoryなど子会社3社を吸収合併し、リソースの統合と経営効率化を推進。

2026年2月増配

業績好調を背景に、26年3月期末配当を45円に増額修正を発表。

IDホールディングス まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 70円
安全性
安定
自己資本比率 52.6%
稼ぐ力
高い
ROE 18.1%
話題性
好評
ポジティブ 65%

「堅実なシステム運用屋が、M&Aと高付加価値サービスで『稼ぐ力』の再構築に挑む」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU