Appier Group4180
Appier Group,Inc.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたがネットで何かを検索した後、別のサイトやアプリでその関連広告が表示されることはありませんか?その裏側で、Appierのような企業がAIを使って「この人にはこの広告が響くはず」と予測し、最適な広告を届けているのです。また、ECサイトで「あなたへのおすすめ」が表示されたり、お得なクーポンが届いたりするのも、同社の技術が活用されているかもしれません。普段何気なく目にしているパーソナライズされた体験の多くを、AppierのAIが支えています。
台湾発のAIマーケティング企業で、2025期には売上収益437.4億円(前年比28.4%増)、営業利益29.76億円(同50.2%増)を見込む急成長SaaS企業。2022期に営業黒字化を達成して以降、利益率も着実に改善しています。生成AIを活用した広告制作ツール「AdCreative.ai」などの積極的なM&Aを通じてプロダクトポートフォリオを強化し、グローバルでの事業拡大を加速させています。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 12月
- 本社
- 東京都港区愛宕2丁目5番1号愛宕グリーンヒルズMORIタワー40階
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/12期 | ▲5.2% | ▲3.8% | - |
| 2022/12期 | 0.1% | 0.1% | - |
| 2023/12期 | 3.6% | 2.7% | - |
| 2024/12期 | 9.2% | 7.1% | 5.8% |
| 2025/12期 | 7.2% | 4.9% | 6.8% |
| 2025/12期 | 7.2% | 4.9% | 6.8% |
2021/03期時点では赤字でしたが、規模の拡大に伴う固定費の吸収により、営業利益率は2025/03期には6.8%まで改善しました。ROE(自己資本利益率)は2024/03期に8.5%へ上昇するなど、収益性の向上が着実に進んでいます。今後もAIソリューションの製品拡充により、利益率のさらなる上昇と資本効率の改善が期待されます。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 127億円 | — | ▲11.8億円 | -12.0円 | — |
| 2022/12期 | 194億円 | — | 2,100万円 | 0.2円 | +53.4% |
| 2023/12期 | 264億円 | — | 10.0億円 | 9.8円 | +36.0% |
| 2024/12期 | 341億円 | 19.8億円 | 29.3億円 | 28.7円 | +28.9% |
| 2025/12期 | 437億円 | 29.8億円 | 25.6億円 | 25.1円 | +28.4% |
売上高は2021/03期の約127億円から2025/03期には約437億円へと、AIマーケティングの需要拡大を背景に急成長を遂げています。営業損益は2021/03期の赤字から、2022/03期には黒字化を達成し、以降は利益成長のサイクルに入りました。2026/03期予想では売上高が約540億円、純利益で約35億円を見込むなど、過去最高益を更新する好調な業績トレンドが続いています。 【2025/12期実績】売上437億円(前期比28.4%)、営業利益30億円、純利益26億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
EDINET開示情報によると、同社はAIマーケティングソリューションのSaaS提供を核としており、海外売上比率の高さとM&Aを通じた積極的な製品拡充が事業上の特徴です。事業リスクとしては、AI技術の進化速度が速いことによる開発コストの増大や、グローバル展開に伴う為替リスクなどが記載されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2023期 | 255億円 | — | 264億円 | +3.8% |
| 2024期 | 345億円 | — | 341億円 | -1.2% |
| 2025期 | 455億円 | 437億円 | — | 進行中 |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2023期 | 5億円 | — | 8億円 | +49.7% |
| 2024期 | 21億円 | — | 20億円 | -5.2% |
| 2025期 | 41億円 | 30億円 | — | 進行中 |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は2025年2月に「2027年の財務目標」を発表しました。内容は2027年12月期に売上収益700億円超、2024年から2027年までの年平均成長率(CAGR)で27-31%を目指すという野心的なものです。2025期の売上予想437.4億円は目標達成に向けた過程にありますが、過去の業績予想はやや未達で着地する傾向も見られ、M&Aによる上乗せ効果なども含めて今後の進捗が注目されます。
最新ニュース
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メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
フランスのADYOUNEED SASを完全子会社化し、生成AIによるマーケティング強化を推進。
2025年12月期通期決算で営業利益29.76億円を達成し、2期ぶり最高益を更新。
米Woopraの買収により、AIを活用した次世代CDP(顧客データプラットフォーム)の構築を発表。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
自己資本比率は2025/03期時点で61.4%と依然として高い水準を維持しており、強固な財務基盤を保持しています。一方で、成長投資を目的とした有利子負債は2025/03期に約114億円まで増加し、戦略的な資本配分を優先しています。総資産も約605億円にまで拡大しており、積極的な投資による事業拡大フェーズにあるといえます。 【2025/12期】総資産605億円、純資産371億円、自己資本比率61.4%、有利子負債95億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 2022/12期 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 2023/12期 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 2024/12期 | 19.3億円 | ▲22.4億円 | ▲7.9億円 | ▲3.1億円 |
| 2025/12期 | 32.7億円 | ▲43.3億円 | 70.4億円 | ▲10.6億円 |
営業CFは2022/03期以降プラスに転じ、本業での稼ぐ力が着実に定着しています。投資CFは海外企業の買収などにより恒常的にマイナスですが、これはAI技術の獲得と成長加速のための戦略的投資です。現在はFCFがマイナスとなる期もありますが、これは将来の成長に向けた積極的な投資を優先しているためです。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率が25.0%と高く、多様性を重視した経営体制を構築しています。社外取締役比率も50%と高く、監査体制の強化とともにガバナンスの透明性を追求しており、成長企業として適正な統治が図られています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
TSR(株主総利回り)は過去4期にわたりTOPIXを一貫して下回る「アンダーパフォーム」となっています。これは、2021年のIPO以降、グロース株市場全体の調整や、同社の利益成長が本格化する前の先行投資期間であったことが影響しています。株価が公募価格を大きく下回る水準で推移しているため、キャピタルゲインがマイナスとなりTSRを押し下げています。今後の黒字拡大と成長戦略の実現を通じて、市場の評価を高められるかが課題です。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2021/12期 | 0円 | 0.0% |
| 2022/12期 | 0円 | 0.0% |
| 2023/12期 | 0円 | 0.0% |
| 2024/12期 | 2円 | 7.0% |
| 2025/12期 | 2.25円 | 8.9% |
株主優待制度は実施していません。
同社は現在は成長優先の投資フェーズにあるため、配当金は少額に留まっています。将来的には事業成長と連動した株主還元の拡充を目指す方針です。現時点では配当性向は低水準ですが、安定的な利益創出に基づいた中長期的な増配が期待されます。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2022期 | 71.5万円 | ▲28.5万円 | -28.5% |
| 2023期 | 97.4万円 | ▲2.6万円 | -2.6% |
| 2024期 | 76.9万円 | ▲23.1万円 | -23.1% |
| 2025期 | 56.8万円 | ▲43.2万円 | -43.2% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は56.36倍と非常に高く、信用買い残が積み上がっている状況です。将来の株価上昇を見込んだ個人投資家の買いが多い一方、需給面では将来的な売り圧力となる可能性も秘めています。PERは業界平均と近い水準ですが、PBRはやや割安感があります。配当利回りは低く、株価は主に成長期待で評価されていると言えるでしょう。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/12期 | -11.7億円 | 0円 | - |
| 2022/12期 | 1.1億円 | 9,000万円 | 81.1% |
| 2023/12期 | 10.6億円 | 6,100万円 | 5.7% |
| 2024/12期 | 20.6億円 | 0円 | 0.0% |
| 2025/12期 | 26.7億円 | 1.2億円 | 4.3% |
創業期の赤字による繰越欠損金などの税務上の要因により、長らく法人税等の負担が限定的でした。直近では利益水準の向上に伴い、適正な納税が行われるフェーズへ移行しています。2026/03期の予想実効税率は約20%前後となっており、標準的な税負担率へと段階的に正常化しています。
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Appier Group まとめ
「台湾発のAIユニコーン、マーケティングの未来をSaaSで描き、M&Aで成長を加速させる」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。