JUMP

グリーホールディングス3632

GREE Holdings,Inc.

プライムUpdated 2026/03/27
01 / 4 sections

まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 14.5円
安全性
安定
自己資本比率 73.1%
稼ぐ力
普通
ROE 1.3%(累計)
話題性
普通
ポジ 45%

この会社ってなに?

あなたが普段スマートフォンで楽しんでいるゲーム、実はグリーが開発したものかもしれません。例えば「釣り★スタ」や「ヘブンバーンズレッド」などの人気タイトルを手掛けています。また、最近よく目にするVTuber(バーチャルYouTuber)のライブ配信やイベントの裏側でも、グリーの技術が活躍しています。あなたがアバターとなって友人と交流するメタバースの世界も、同社が力を入れている分野です。私たちのエンターテインメントの楽しみ方が進化する中で、グリーは新しい体験を提供し続けている会社なのです。

グリーはモバイルゲーム事業を収益基盤としつつ、メタバース・VTuberといった成長領域への戦略的投資を加速させています。直近の2025期業績予想では売上高571.1億円、営業利益48.6億円と減収減益を見込んでおり、既存ゲームの売上減少と先行投資負担が利益を圧迫している状況です。しかし、メタバース事業は単月黒字化の目標を掲げており、この新規事業が収益の柱として成長できるかが今後の株価を左右する最大の焦点となります。財務基盤は安定しており、DOE3%を目安とした株主還元方針も継続しています。

情報・通信業プライム市場

会社概要

業種
情報・通信業
決算期
6月
本社
東京都港区六本木6-11-1 六本木ヒルズゲートタワー

サービスの実績は?

571.1億円
売上高(会社予想)
2025期通期
-6.8% YoY
48.6億円
営業利益(会社予想)
2025期通期
-18.7% YoY
-18.7%
売上高成長率
2024期実績 YoY
-52.1%
営業利益成長率
2024期実績 YoY
14.5
1株当たり配当金(会社予想)
2025期
60.9%
配当性向
2024期実績
02 / 4 sections

なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
1.3%(累計)
株主資本の利回り
ROA
1.0%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
5.8%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2016/06期8.2%7.5%20.4%
2017/06期11.4%10.3%12.2%
2018/06期4.2%3.8%12.1%
2019/06期3.1%2.8%7.7%
2020/06期2.4%2.2%5.0%
2021/06期11.6%10.1%9.5%
2022/06期9.6%7.8%15.3%
2023/06期10.1%7.7%16.6%
2024/06期4.9%3.7%9.8%
2025/06期1.3%0.9%8.5%
2Q FY2026/61.3%(累計)1.0%(累計)5.8%

営業利益率は、2023/03期には16.6%と高い収益性を確保していましたが、2024/03期以降は売上の減少に伴い8.5%〜9.8%水準へ低下しています。経営効率を示すROE(自己資本利益率)も、直近では1.3%まで低迷しており、資本効率の改善が急務です。高収益なゲーム事業の再構築により、再び高い利益率を達成できるかが今後の評価を左右します。

儲かってるの?

まあまあです
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/06期568億円53.8億円135億円61.4円-9.4%
2022/06期749億円115億円101億円54.6円+32.0%
2023/06期754億円125億円92.8億円54.1円+0.7%
2024/06期613億円59.8億円46.3億円27.1円-18.7%
2025/06期571億円48.6億円11.9億円7.0円-6.8%

グリーホールディングスの業績は、モバイルゲーム市場の成熟やライブサービス事業の構造転換を背景に、2021/03期の売上高568億円から2022/03期には749億円へと急成長しました。しかし、その後はヒット作のサイクルや事業整理の影響を受け、2025/03期には売上高571億円まで縮小しています。特に当期純利益は投資有価証券の売却益などの影響を受けやすく、事業の収益基盤となるライブサービス領域の再編が今後の課題となっています。 【2Q 2026/06期実績】売上255億円(通期予想比138%)、営業利益15億円(同98%)、純利益12億円(同49%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

情報・通信業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
1.3%(累計)
業界平均
11.1%
営業利益率上回る
この会社
5.8%
業界平均
2.8%
自己資本比率上回る
この会社
73.1%
業界平均
59.7%
03 / 7 sections

将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

EDINET開示情報によると、同社はライブサービスゲーム事業を中核としつつ、REALITY等のメタバース事業を成長ドライバーとして展開しています。主なリスク要因には、ゲーム事業におけるヒット作の有無による業績変動や、激しい市場競争による売上原価の増大が挙げられます。

会社の計画は順調?

C
総合評価
明確な中計はないが、業績予想は連続で未達。計画達成力には課題。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

FY2025 業績予想
2025期
売上高: 目標 571.1億円 順調 (613.1億円 (FY2024実績))
107.3%
営業利益: 目標 48.6億円 順調 (59.81億円 (FY2024実績))
123.1%
当期純利益: 目標 11.94億円 順調 (46.30億円 (FY2024実績))
387.8%
1株当たり配当金: 目標 14.5円 順調 (16.5円 (FY2024実績))
113.8%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2024期650億円600億円613億円-5.7%
2023期820億円754億円-7.9%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2024期60億円45億円60億円-0.3%
2023期140億円125億円-10.7%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

同社は現在、具体的な中期経営計画を公表していません。そのため、ここでは単年度の業績予想を計画として追跡します。2024期、2023期ともに期初予想を達成できず、下方修正する結果となりました。これは主に、既存ゲームタイトルのライフサイクル長期化による売上減少と、メタバース事業などへの先行投資が想定以上に利益を圧迫したことが原因です。計画達成の確度には課題が残るものの、株主還元についてはDOE3%程度を目安とする方針を掲げており、配当は安定的に実施されています。

どんな話題が多い?

決算・財務35%
事業提携・統合30%
DX・技術開発20%
株価・市況15%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「中立
報道件数(30日)
142
前月比 +5.4%
メディア数
68
日本経済新聞, 株探, PR TIMES, gamebiz, Yahoo!ファイナンス
業界内ランキング
上位 15%
情報・通信業 500社中 72位
報道のトーン
45%
好意的
35%
中立
20%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

04 / 3 sections

この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年3月資本提携

REALITY Studiosがメンズアイドル事務所と資本業務提携を締結し事業拡大。

2026年2月減益決算

26年6月期第2四半期累計の経常利益が前年同期比3.9%減の20.7億円で着地。

2024年11月組織再編

ライブサービスゲーム事業をWFSに統合し、開発・運営効率を向上させる体制へ移行。

社長プロフィール

05 / 2 sections

安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率73.1%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
167億円
借金(有利子負債)
Net Assets
934億円
会社の純資産

同社は実質無借金経営を継続しており、自己資本比率は70%以上と極めて高い財務健全性を誇ります。潤沢なネットキャッシュを背景に事業投資を行う一方で、総資産は直近で約1,329億円と安定した水準を維持しています。強固なバランスシートは、成長投資や株主還元を行う上での大きな後ろ盾となっており、財務面でのリスクは限定的です。 【2Q 2026/06期】総資産1243億円、純資産934億円、自己資本比率73.1%、有利子負債167億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+6.7億円
本業で稼いだお金
Investing CF
+3.1億円
投資に使ったお金
Financing CF
+60.2億円
借入・返済など
Free CF
+9.9億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2016/06期74.8億円16.3億円38.4億円58.5億円
2017/06期117億円81.3億円18.4億円35.3億円
2018/06期91.3億円18.6億円24.2億円72.7億円
2019/06期72.6億円35.8億円64.6億円36.8億円
2020/06期20.3億円42.0億円37.5億円62.4億円
2021/06期17.7億円92.9億円40.1億円111億円
2022/06期132億円53.0億円375億円79.2億円
2023/06期45.9億円4.4億円32.6億円41.5億円
2024/06期35.0億円2,300万円10.0億円34.8億円
2025/06期6.7億円3.1億円60.2億円9.9億円

営業キャッシュフローは、主力ゲームのライブ運営によって安定したキャッシュ創出力を示してきましたが、直近は成長投資へのシフトや減益の影響で6.7億円まで減少しています。投資CFでは積極的に新規事業への展開を模索しつつ、財務CFでは自社株買いや配当による株主還元を重視する傾向があります。強固な財務基盤から創出されるFCF(フリーキャッシュフロー)を、次なる成長事業の育成にどう活用するかが焦点です。

06 / 3 sections

株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
14.5
方針: DOE3%基準および連結配当性向30%以上
1株配当配当性向
2016/06期822.3%
2017/06期1121.3%
2018/06期1470.0%
2019/06期1067.5%
2020/06期1084.8%
2021/06期12.520.3%
2022/06期1120.2%
2023/06期1120.3%
2024/06期16.560.9%
2025/06期14.5207.7%
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施しておりません。

グリーホールディングスは、DOE(純資産配当率)3%程度を基準としつつ、連結配当性向30%以上を目指す配当方針を掲げています。業績連動型の側面があるため、利益水準が低下した際には配当性向が一時的に高まる傾向があります。安定した財務状況を背景に株主還元を重視する姿勢は見られますが、今後は業績の回復による配当余力の向上が期待されます。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残4,489,800株
売り残340,000株
信用倍率13.21倍
2026年3月20日時点
今後の予定
2026年6月期 第3四半期決算発表2026年5月上旬(予定)
2026年6月期 通期決算発表2026年8月上旬(予定)

PBRは0.69倍と業界平均の約1.8倍を大きく下回り、解散価値割れの水準で割安感があります。一方でPERは53.7倍と高水準ですが、これは先行投資により純利益が圧迫されているためで、一概に割高とは判断しにくい状況です。信用買い残が売り残を大幅に上回る13.21倍となっており、将来の株価上昇を見込む個人投資家が多い一方で、需給面での重石となる可能性も指摘されます。配当利回りは約3.9%と、株価が低迷していることもあり比較的高水準です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2016/06期105億円21.3億円20.2%
2017/06期100億円0円0.0%
2018/06期103億円56.1億円54.4%
2019/06期57.3億円22.4億円39.1%
2020/06期42.2億円15.1億円35.8%
2021/06期111億円0円0.0%
2022/06期141億円39.9億円28.3%
2023/06期131億円38.1億円29.1%
2024/06期71.2億円24.9億円35.0%
2025/06期37.6億円25.7億円68.2%

法人税等の支払いは、連結業績の変動に伴い年度ごとに変化しています。2021/03期は過去の繰越欠損金の解消などにより税負担がゼロに近い水準でしたが、直近は利益の減少に対して固定的な費用や調整額が影響し、実効税率が一時的に跳ね上がる傾向にあります。今後、事業収益が安定化すれば、実効税率は一般的な法人税率水準へ収束していく見込みです。

07 / 3 sections

もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

グリーホールディングス まとめ

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 14.5円
安全性
安定
自己資本比率 73.1%
稼ぐ力
普通
ROE 1.3%(累計)
話題性
普通
ポジ 45%

「かつてのSNS王者が、ゲーム事業を土台にメタバースとVTuberで再起をかける第二創業期」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

本ページの情報は、公開されたメディア報道の定量分析およびEDINET等の公的開示情報をもとに作成しています。特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。報道件数・センチメント分析はAIによる自動分類であり、完全な正確性を保証するものではありません。記事の著作権は各メディアに帰属します。

最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU