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グリーホールディングス

GREE Holdings,Inc.

最終更新日: 2026年3月27日

ROE1.3%
BPS542.9円
自己資本比率70.0%
FY2025/3 有報データ

SNSのパイオニアから、メタバースとWeb3時代の創造主へ

グローバルでナンバーワンのプロダクト、サービスを生み出し続ける。

この会社ってなに?

あなたが普段スマートフォンで楽しんでいるゲーム、実はグリーが開発したものかもしれません。例えば「釣り★スタ」や「ヘブンバーンズレッド」などの人気タイトルを手掛けています。また、最近よく目にするVTuber(バーチャルYouTuber)のライブ配信やイベントの裏側でも、グリーの技術が活躍しています。あなたがアバターとなって友人と交流するメタバースの世界も、同社が力を入れている分野です。私たちのエンターテインメントの楽しみ方が進化する中で、グリーは新しい体験を提供し続けている会社なのです。

グリーはモバイルゲーム事業を収益基盤としつつ、メタバース・VTuberといった成長領域への戦略的投資を加速させています。直近のFY2025業績予想では売上高571.1億円、営業利益48.6億円と減収減益を見込んでおり、既存ゲームの売上減少と先行投資負担が利益を圧迫している状況です。しかし、メタバース事業は単月黒字化の目標を掲げており、この新規事業が収益の柱として成長できるかが今後の株価を左右する最大の焦点となります。財務基盤は安定しており、DOE3%を目安とした株主還元方針も継続しています。

情報・通信業プライム市場

会社概要

業種
情報・通信業
決算期
6月
本社
東京都港区六本木6-11-1 六本木ヒルズゲートタワー
公式
hd.gree.net

社長プロフィール

田中 良和
田中 良和
代表取締役会長兼社長
ビジョナリー
「インターネットを通じて、世界をより良くする。」というミッションのもと、SNS『GREE』やモバイルゲームで時代を築いてきました。現在では、ゲーム事業で培った技術力を核に、メタバースやWeb3といった新たなフロンティアに挑戦しています。これからも世界を驚かせるプロダクトを生み出し、持続的な企業価値向上を目指します。

この会社のストーリー

2004
SNS「GREE」の誕生と会社の設立

創業者である田中良和氏が個人の趣味として開発したSNS「GREE」が人気を博し、グリー株式会社を設立。日本のソーシャルメディア黎明期を象徴する出来事となる。

2008
東京証券取引所マザーズへ上場

設立からわずか4年で株式上場を果たす。公開価格3,300円に対し初値は5,000円と、市場からの高い期待を集めた。

2011
モバイルゲームで大ヒットを記録、急成長期へ

フィーチャーフォン向けゲーム「釣り★スタ」や「探検ドリランド」が大ヒットし、業績が飛躍的に拡大。日本のモバイルゲーム市場を牽引する存在となる。

2012
コンプガチャ問題と市場の変化

いわゆる「コンプガチャ」が社会問題化し、自主規制を余儀なくされる。スマートフォンの台頭も重なり、ビジネスモデルの転換という大きな課題に直面する。

2021
メタバース事業への本格参入

子会社のREALITYがメタバース事業に特化し、グローバル展開を加速。VTuber事業にも力を入れ、新たな収益の柱を育成する戦略を明確にする。

2022
Web3事業への進出と社名変更

ブロックチェーンゲーム開発などを手掛ける子会社を設立し、Web3領域へ本格参入。グリーホールディングスへと商号を変更し、多角的な事業展開を推し進める。

2024
ゲーム事業の組織再編

グループのライブサービスゲーム事業を子会社WFSに統合。長年培ってきた開発・運営ノウハウを結集し、既存事業の競争力強化を図る。

2025
成長ドライバーとしてのメタバース事業

メタバース事業の黒字化と、来期以降の本格的な利益貢献を見込む。ゲーム事業で安定収益を確保しつつ、次世代領域への投資で再び成長軌道を目指す。

注目ポイント

メタバースとWeb3への先行投資

ゲーム事業で培った技術力を活かし、成長著しいメタバースやWeb3領域に早くから注力。子会社REALITYが手掛けるメタバースプラットフォームはグローバルに展開しており、次世代の柱として期待されています。

時代の変化に対応する事業変革力

SNSからモバイルゲームへと事業の主軸を移し、急成長を遂げた実績があります。現在はメタバースやDX支援など、再び時代のニーズに合わせて事業ポートフォリオを大胆に変革中です。

安定した株主還元方針

業績に連動しつつも安定的な配当を目指す方針を掲げています。純資産配当率(DOE)3%程度を確保しつつ、連結配当性向30%以上での配当を目標としており、株主への利益還元を重視しています。

サービスの実績は?

571.1億円
売上高(会社予想)
FY2025通期
-6.8% YoY
48.6億円
営業利益(会社予想)
FY2025通期
-18.7% YoY
-18.7%
売上高成長率
FY2024実績 YoY
-52.1%
営業利益成長率
FY2024実績 YoY
14.5
1株当たり配当金(会社予想)
FY2025
60.9%
配当性向
FY2024実績

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 14.5円
安全性
安定
自己資本比率 70.0%
稼ぐ力
普通
ROE 1.3%
話題性
普通
ポジティブ 45%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
14.5
方針: DOE3%基準および連結配当性向30%以上
1株配当配当性向
FY2016/3822.3%
FY2017/31121.3%
FY2018/31470.0%
FY2019/31067.5%
FY2020/31084.8%
FY2021/312.520.3%
FY2022/31120.2%
FY2023/31120.3%
FY2024/316.560.9%
FY2025/314.5207.7%
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施しておりません。

グリーホールディングスは、DOE(純資産配当率)3%程度を基準としつつ、連結配当性向30%以上を目指す配当方針を掲げています。業績連動型の側面があるため、利益水準が低下した際には配当性向が一時的に高まる傾向があります。安定した財務状況を背景に株主還元を重視する姿勢は見られますが、今後は業績の回復による配当余力の向上が期待されます。

同業比較(収益性)

情報・通信業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
1.3%
業界平均
11.2%
営業利益率下回る
この会社
8.5%
業界平均
28.6%
自己資本比率上回る
この会社
70.0%
業界平均
55.0%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/3749億円
FY2023/3754億円
FY2024/3613億円
FY2025/3571億円
営業利益
FY2022/3115億円
FY2023/3125億円
FY2024/359.8億円
FY2025/348.6億円

グリーホールディングスの業績は、モバイルゲーム市場の成熟やライブサービス事業の構造転換を背景に、FY2021/3の売上高568億円からFY2022/3には749億円へと急成長しました。しかし、その後はヒット作のサイクルや事業整理の影響を受け、FY2025/3には売上高571億円まで縮小しています。特に当期純利益は投資有価証券の売却益などの影響を受けやすく、事業の収益基盤となるライブサービス領域の再編が今後の課題となっています。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
1.3%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
0.9%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
8.5%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2016/38.2%7.5%20.4%
FY2017/311.0%9.9%12.2%
FY2018/34.2%3.8%12.1%
FY2019/33.1%2.8%7.7%
FY2020/32.4%2.1%5.0%
FY2021/311.3%9.6%9.5%
FY2022/311.1%8.7%15.3%
FY2023/310.0%7.4%16.6%
FY2024/34.8%3.6%9.8%
FY2025/31.3%0.9%8.5%

営業利益率は、FY2023/3には16.6%と高い収益性を確保していましたが、FY2024/3以降は売上の減少に伴い8.5%〜9.8%水準へ低下しています。経営効率を示すROE(自己資本利益率)も、直近では1.3%まで低迷しており、資本効率の改善が急務です。高収益なゲーム事業の再構築により、再び高い利益率を達成できるかが今後の評価を左右します。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率70.0%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
936億円

同社は実質無借金経営を継続しており、自己資本比率は70%以上と極めて高い財務健全性を誇ります。潤沢なネットキャッシュを背景に事業投資を行う一方で、総資産は直近で約1,329億円と安定した水準を維持しています。強固なバランスシートは、成長投資や株主還元を行う上での大きな後ろ盾となっており、財務面でのリスクは限定的です。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+6.7億円
営業CF
投資に使ったお金
+3.1億円
投資CF
借入・返済など
+60.2億円
財務CF
手元に残ったお金
+9.9億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2016/374.8億円-16.3億円-38.4億円58.5億円
FY2017/3117億円-81.3億円-18.4億円35.3億円
FY2018/391.3億円-18.6億円-24.2億円72.7億円
FY2019/372.6億円-35.8億円-64.6億円36.8億円
FY2020/320.3億円42.0億円-37.5億円62.4億円
FY2021/317.7億円92.9億円-40.1億円111億円
FY2022/3132億円-53.0億円-375億円79.2億円
FY2023/345.9億円-4.4億円32.6億円41.5億円
FY2024/335.0億円-2,300万円-10.0億円34.8億円
FY2025/36.7億円3.1億円60.2億円9.9億円

営業キャッシュフローは、主力ゲームのライブ運営によって安定したキャッシュ創出力を示してきましたが、直近は成長投資へのシフトや減益の影響で6.7億円まで減少しています。投資CFでは積極的に新規事業への展開を模索しつつ、財務CFでは自社株買いや配当による株主還元を重視する傾向があります。強固な財務基盤から創出されるFCF(フリーキャッシュフロー)を、次なる成長事業の育成にどう活用するかが焦点です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2016/3105億円21.3億円20.2%
FY2017/3100億円0円0.0%
FY2018/3103億円56.1億円54.4%
FY2019/357.3億円22.4億円39.1%
FY2020/342.2億円15.1億円35.8%
FY2021/3111億円0円0.0%
FY2022/3141億円39.9億円28.3%
FY2023/3131億円38.1億円29.1%
FY2024/371.2億円24.9億円35.0%
FY2025/337.6億円25.7億円68.2%

法人税等の支払いは、連結業績の変動に伴い年度ごとに変化しています。FY2021/3は過去の繰越欠損金の解消などにより税負担がゼロに近い水準でしたが、直近は利益の減少に対して固定的な費用や調整額が影響し、実効税率が一時的に跳ね上がる傾向にあります。今後、事業収益が安定化すれば、実効税率は一般的な法人税率水準へ収束していく見込みです。

会社の公式開示情報

EDINET開示情報によると、同社はライブサービスゲーム事業を中核としつつ、REALITY等のメタバース事業を成長ドライバーとして展開しています。主なリスク要因には、ゲーム事業におけるヒット作の有無による業績変動や、激しい市場競争による売上原価の増大が挙げられます。

会社の計画は順調?

C
総合評価
明確な中計はないが、業績予想は連続で未達。計画達成力には課題。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

FY2025 業績予想
FY2025
売上高: 目標 571.1億円 順調 (613.1億円 (FY2024実績))
107.3%
営業利益: 目標 48.6億円 順調 (59.81億円 (FY2024実績))
123.1%
当期純利益: 目標 11.94億円 順調 (46.30億円 (FY2024実績))
387.8%
1株当たり配当金: 目標 14.5円 順調 (16.5円 (FY2024実績))
113.8%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2024650億円600億円613億円-5.7%
FY2023820億円754億円-7.9%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202460億円45億円60億円-0.3%
FY2023140億円125億円-10.7%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

同社は現在、具体的な中期経営計画を公表していません。そのため、ここでは単年度の業績予想を計画として追跡します。FY2024、FY2023ともに期初予想を達成できず、下方修正する結果となりました。これは主に、既存ゲームタイトルのライフサイクル長期化による売上減少と、メタバース事業などへの先行投資が想定以上に利益を圧迫したことが原因です。計画達成の確度には課題が残るものの、株主還元についてはDOE3%程度を目安とする方針を掲げており、配当は安定的に実施されています。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残4,489,800株
売り残340,000株
信用倍率13.21倍
2026年3月20日時点
今後の予定
2026年6月期 第3四半期決算発表2026年5月上旬(予定)
2026年6月期 通期決算発表2026年8月上旬(予定)

PBRは0.69倍と業界平均の約1.8倍を大きく下回り、解散価値割れの水準で割安感があります。一方でPERは53.7倍と高水準ですが、これは先行投資により純利益が圧迫されているためで、一概に割高とは判断しにくい状況です。信用買い残が売り残を大幅に上回る13.21倍となっており、将来の株価上昇を見込む個人投資家が多い一方で、需給面での重石となる可能性も指摘されます。配当利回りは約3.9%と、株価が低迷していることもあり比較的高水準です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「中立
報道件数(30日)
142
前月比 +5.4%
メディア数
68
日本経済新聞, 株探, PR TIMES, gamebiz, Yahoo!ファイナンス
業界内ランキング
上位 15%
情報・通信業 500社中 72位
報道のトーン
45%
好意的
35%
中立
20%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・財務35%
事業提携・統合30%
DX・技術開発20%
株価・市況15%

最近の出来事

2026年3月資本提携

REALITY Studiosがメンズアイドル事務所と資本業務提携を締結し事業拡大。

2026年2月減益決算

26年6月期第2四半期累計の経常利益が前年同期比3.9%減の20.7億円で着地。

2024年11月組織再編

ライブサービスゲーム事業をWFSに統合し、開発・運営効率を向上させる体制へ移行。

グリーホールディングス まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 14.5円
安全性
安定
自己資本比率 70.0%
稼ぐ力
普通
ROE 1.3%
話題性
普通
ポジティブ 45%

「かつてのSNS王者が、ゲーム事業を土台にメタバースとVTuberで再起をかける第二創業期」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU