2169スタンダード

CDS(株)

CDS Co.,Ltd.

最終更新日: 2026年3月25日

ROE7.4%
BPS1304.0円
自己資本比率82.5%
FY2025/3 有報データ

ものづくりを「伝える力」で支える。技術ドキュメントのプロフェッショナル集団

ものづくりプロセスをドキュメント&メディアで支え、技術の力で社会に貢献する

この会社ってなに?

自動車のオーナーズマニュアル、工場の産業用ロボットの操作説明書、家電製品の取扱説明書――CDSはこうした「ものづくりの情報をわかりやすく伝える」仕事をしています。普段手に取る製品マニュアルの裏側で、3DCGや動画を駆使してわかりやすいコンテンツを制作。また、学校向けのロボット教材やFA(工場自動化)システムの開発も手がけ、日本のものづくりを陰で支えています。

CDSは1980年創業、製品マニュアル・技術仕様書の制作を祖業に、3D-CAD設計支援やFA・ロボット教材、システム開発まで展開する技術ソリューション企業です。三菱自動車をはじめとする大手製造業が主要顧客で、ものづくりプロセスを「ドキュメント&メディア」で支える独自のビジネスモデルを確立しています。FY2025/12は売上高88億円・営業利益6.8億円と減収減益となりましたが、FY2026/12は増収増益に回帰する見通しです。自己資本比率83.9%、無借金経営に近い堅実な財務基盤が特徴です。

サービス業スタンダード市場

会社概要

業種
サービス業
決算期
12月
本社
愛知県岡崎市舞木町字市場46番地
公式
www.cds-japan.jp

社長プロフィール

芝崎 雄太
代表取締役社長
オーナー経営者
CDSグループは、ドキュメンテーション、エンジニアリング、ソリューションの3事業を通じて、お客様のものづくりプロセスを総合的に支援してまいります。技術の力で社会に貢献し、持続的な成長を実現します。

この会社のストーリー

1980
CDS創業

愛知県岡崎市にて、製品マニュアル・技術仕様書の制作会社として設立。自動車産業の集積地で、ものづくりの情報伝達を支える事業をスタート。

2007
東証・名証に上場

東京証券取引所(当時JASDAQ)と名古屋証券取引所に上場。事業基盤の強化と知名度向上を図る。

2010
エンジニアリング事業を本格化

3D-CAD設計支援やCAE解析など、ドキュメント制作にとどまらない技術支援サービスを拡大。

2015
ソリューション事業の拡大

FA・ロボット教材や業務システム開発に進出。学校向け教育ソリューションも展開し、3事業体制を確立。

2024
過去最高益を更新

FY2024/12に売上高105億円・営業利益15億円と過去最高を達成。グローバル展開も加速。

2026
業績回復へ

FY2025の一時的な減収減益を乗り越え、FY2026は増収増益への回帰を目指す。営業利益率10%の目標に向けて再始動。

注目ポイント

配当利回り4%超の高配当銘柄

配当利回り4.07%はサービス業の中でトップクラス。減益でも配当を維持する株主還元姿勢が魅力。自己資本比率83.9%の堅実な財務基盤が高配当の安心材料です。

鉄壁の財務体質

自己資本比率83.9%、実質ほぼ無借金経営。手元資金も潤沢で、景気変動に強い安定した財務基盤を持っています。フリーキャッシュフローも12.6億円と十分な配当余力があります。

ものづくり支援のニッチトップ

技術ドキュメント制作・3D設計支援・FA教材の3事業で独自のポジションを確立。競合が少なく、顧客との長期的な関係構築により安定した受注基盤を持っています。

サービスの実績は?

74
1株当たり配当金
FY2026予想
±0 YoY
4.07%
配当利回り
FY2025実績
83.9%
自己資本比率
FY2025実績
706
連結従業員数
2025年12月時点

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓(FY2025は主要顧客の開発計画変更による一時的な減益。FY2026は回復見込み)
配当
少なめ
1株 74円
安全性
安定
自己資本比率 82.5%(自己資本比率83.9%と極めて健全。実質ほぼ無借金経営)
稼ぐ力
普通
ROE 7.4%
話題性
普通
ポジティブ 30%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
74
方針: 安定配当を基本とし、配当性向40〜50%を目安に利益還元
1株配当配当性向
FY2016/34046.9%
FY2017/34040.7%
FY2018/34435.1%
FY2019/35034.3%
FY2020/35554.1%
FY2021/35646.1%
FY2022/36040.7%
FY2023/36645.1%
FY2024/37850.3%
FY2025/374110.6%
株主優待
なし

株主優待制度はありません。

配当はFY2021/12の56円からFY2024/12には78円まで増配を続けましたが、FY2025/12は減益に伴い74円に減配となりました。ただし配当利回りは4.07%と高水準を維持しており、高配当銘柄としての魅力があります。FY2025/12の配当性向は110.6%と利益を超える配当を実施しており、株主還元への強い姿勢がうかがえます。FY2026/12も74円を予想しています。

同業比較(収益性)

サービス業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
7.4%
業界平均
12.4%
営業利益率下回る
この会社
7.8%
業界平均
11.9%
自己資本比率上回る
この会社
82.5%
業界平均
51.3%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/396.6億円
FY2023/397.2億円
FY2024/3105億円
FY2025/388.3億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/315.1億円
FY2025/36.8億円

CDSの業績はFY2024/12まで堅調に推移し、売上高105億円・営業利益15億円と過去最高を更新しました。しかしFY2025/12は主要顧客である自動車メーカーの開発計画変更や一部プロジェクトの終了により、売上高88億円・営業利益6.8億円と大幅な減収減益となりました。FY2026/12は売上高95億円・営業利益9.9億円と回復を見込んでおり、営業利益率10%の継続的確保を経営目標としています。

事業ごとの売上・利益

ドキュメンテーション事業
47億円53.4%)
エンジニアリング事業
27億円30.7%)
ソリューション事業
14億円15.9%)
ドキュメンテーション事業47億円
利益: 3.5億円利益率: 7.4%

製品マニュアル・技術仕様書・サービスマニュアルなどの制作。3DCG・動画コンテンツの制作も手がける。売上構成比約53%を占める主力セグメント。

エンジニアリング事業27億円
利益: 2.0億円利益率: 7.4%

3D-CADによる設計支援、CAE解析、試作・試験サポートなど。自動車メーカーの開発プロセスを技術面で支援。売上構成比約31%。

ソリューション事業14億円
利益: 1.3億円利益率: 9.3%

FA・ロボット教材の開発・販売、学校向け教育システム、業務システム開発など。利益率が高い成長セグメント。売上構成比約16%。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
7.4%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
4.3%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
7.8%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/310.7%8.8%-
FY2022/311.4%10.3%-
FY2023/311.5%9.3%-
FY2024/38.6%9.3%14.4%
FY2025/37.4%4.3%7.8%

FY2022/12には営業利益率16.0%・ROE 13.1%と高い収益性を記録しました。FY2025/12は顧客の開発計画変更の影響で一時的に低下しましたが、営業利益率7.8%は依然として黒字を維持しています。CDSは営業利益率10%の継続的確保を経営目標に掲げており、FY2026/12は回復が見込まれます。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率82.5%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
8.4億円
会社の純資産
88.9億円

自己資本比率は75〜84%と非常に高い水準を維持しており、FY2023/12まで実質無借金経営でした。FY2024/12に有利子負債17.5億円が計上されましたが、FY2025/12には12.2億円に減少しています。BPS(1株純資産)は1,304円で、PBR 1.40倍は純資産に対して適正な評価を受けています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+15.8億円
営業CF
投資に使ったお金
-3.1億円
投資CF
借入・返済など
-8.8億円
財務CF
手元に残ったお金
+12.7億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/35.7億円2.1億円-6,100万円7.8億円
FY2022/316.3億円-1.1億円-9.0億円15.3億円
FY2023/37.2億円-6,900万円700万円6.5億円
FY2024/39.9億円-1.2億円-5.6億円8.8億円
FY2025/315.8億円-3.1億円-8.8億円12.7億円

営業キャッシュフローは毎期プラスを確保しており、FY2025/12は15.8億円と過去最高を記録しました。減益決算にもかかわらず営業CFが好調なのは、運転資金の効率化が進んだためです。フリーキャッシュフローも12.6億円と潤沢で、配当や自社株買いの原資が十分に確保されています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1主要顧客(自動車メーカー等)の開発投資計画変更による受注変動リスク
2技術者の確保・育成が困難となるリスク(IT人材の獲得競争激化)
3特定顧客への依存度が高いことによる業績変動リスク
4情報セキュリティリスク(顧客の機密情報を取り扱うため)
5技術革新への対応リスク(AI・自動化による業務内容の変化)
6海外事業展開に伴う為替変動・カントリーリスク

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/312.7億円4.4億円34.5%
FY2022/315.7億円5.6億円35.8%
FY2023/314.7億円4.7億円31.9%
FY2024/315.1億円4.5億円29.8%
FY2025/37.0億円2.4億円34.6%

実効税率は29〜36%の範囲で推移しており、法定実効税率に概ね近い水準です。FY2025/12は減益により税引前利益が7億円に減少しましたが、FY2026/12には9.9億円に回復する見通しです。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
512万円
従業員数
714
平均年齢
37.9歳
平均年収従業員数前年比
当期512万円714-

従業員の平均年収は498万円で、平均年齢37.9歳・平均勤続年数13.3年です。サービス業としては安定した雇用環境を提供しており、長期勤続者が多いことが特徴です。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主41.6%
浮動株58.4%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関7.9%
事業法人等19.6%
外国法人等2.5%
個人その他68.4%
証券会社1.5%

経営者・創業家が14%を保有するオーナー経営企業です。 安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主はCDS役員持株会氏・芝崎氏・芝崎氏。

しばざき株式会社(900,000株)13.2%
CDS従業員持株会(500,266株)7.34%
学校法人麻生塾(200,000株)2.93%
芝崎 雄太(177,200株)2.6%
株式会社あいち銀行(140,000株)2.05%
芝崎 基次(122,000株)1.79%
芝崎 恭子(92,000株)1.35%
芝崎 晶紀(90,200株)1.32%
一般財団法人操志会(86,000株)1.26%
伏見 眞(85,572株)1.25%

筆頭株主は創業家の資産管理会社「しばざき」(13.2%)で、芝崎家一族で合計約20%を保有するオーナー系企業です。代表取締役の芝崎雄太氏も2.6%を個人保有しています。従業員持株会(7.32%)と役員持株会(1.38%)を合わせると約8.7%となり、社内の経営参画意識の高さがうかがえます。愛知銀行や信託銀行も上位株主に名を連ねています。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億9,745万円
取締役8名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
ドキュメンテーション事業47億円3.5億円7.4%
エンジニアリング事業27億円2.0億円7.4%
ソリューション事業14億円1.3億円9.3%

ドキュメンテーション事業が売上の約53%を占める主力セグメントで、エンジニアリング事業(31%)とソリューション事業(16%)が続きます。3つの事業は相互に補完し合う関係にあり、顧客のものづくりプロセスをワンストップで支援できる点がCDSの強みです。ソリューション事業は利益率9.3%と最も高い収益性を持ち、今後の成長ドライバーとして期待されます。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 13名)
女性 1名(8.0% 男性 12
8%
92%
監査報酬
2,850万円
連結子会社数
5
設備投資額
2.1億円
平均勤続年数(従業員)
13.6
臨時従業員数
13

取締役・監査役13名中、女性は1名(8.0%)です。5社の連結子会社を擁し、国内外でものづくり支援事業を展開しています。平均勤続年数13.3年と定着率が高く、専門性の高い技術者が長期にわたり活躍する環境が整っています。

会社の計画は順調?

C
総合評価
FY2025は主要顧客の開発計画変更により、当初予想を大幅に下回る結果となった。ただしFY2026は回復見込み。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

外部要因(主要顧客の開発計画変更)による一時的な業績悪化であり、事業基盤自体は健全。
営業利益率10%継続確保目標
継続
営業利益率: 目標 10%以上 未達 (7.8% (FY2025))
78%
売上高: 目標 100億円 未達 (88億円 (FY2025))
88%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025108億円88億円-18.2%
FY2024100億円105億円+4.9%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

CDSは営業利益率10%の継続的確保を経営目標に掲げていますが、FY2025/12は7.8%と未達となりました。当初の売上高予想108億円に対し実績は88億円と大幅な下方乖離が発生しています。ただし、FY2024/12は予想100億円に対し105億円と上回っており、顧客の投資サイクルに左右される事業特性を反映しています。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

CDSのTSRは5年間で130.9%とプラスリターンを確保していますが、TOPIX(182.5%)に対してはアンダーパフォームとなっています。FY2021の低迷期からFY2023まで回復基調でしたが、FY2025の減益により成長モメンタムが鈍化しました。今後の業績回復と高配当の継続が、TSR改善の鍵となるでしょう。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+30.9%
100万円 →130.9万円
30.9万円
年度末時点評価額損益TSR
FY202184.2万円-15.8万円-15.8%
FY2022106.5万円+6.5万円6.5%
FY2023122.3万円+22.3万円22.3%
FY2024118.7万円+18.7万円18.7%
FY2025130.9万円+30.9万円30.9%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残10,600株
売り残600株
信用倍率17.67倍
3/21時点
今後の予定
2026年12月期 第1四半期 決算発表2026年5月中旬(予定)
2026年12月期 第2四半期 決算発表2026年8月上旬(予定)

CDSの株価指標は、PER 18.7倍とサービス業界平均(20.5倍)をやや下回る水準にあります。PBR 1.40倍は業界平均2.1倍を大きく下回り、配当利回り4.07%は業界平均の約2.7倍と突出しています。信用買い残が売り残の17.7倍と買い優勢で、高配当を背景とした個人投資家の関心の高さがうかがえます。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや慎重
報道件数(30日)
28
前月比 -3.4%
メディア数
12
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
中位
サービス業(技術ドキュメント関連)中位
報道のトーン
30%
好意的
50%
中立
20%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算45%
配当・株主還元25%
ものづくり支援20%
その他10%

最近の出来事

2026年2月減収減益決算

FY2025/12期の連結決算を発表。売上高88億円(-15.9%)・営業利益6.8億円(-54.5%)と大幅減益。主要顧客の開発計画変更が影響。

2026年2月回復予想

FY2026/12期は売上高94.5億円・営業利益9.9億円と増収増益を見込む業績予想を発表。

2025年3月株主総会

定時株主総会を開催。配当74円を決議し、役員体制を確認。

CDS(株) まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓(FY2025は主要顧客の開発計画変更による一時的な減益。FY2026は回復見込み)
配当
少なめ
1株 74円
安全性
安定
自己資本比率 82.5%(自己資本比率83.9%と極めて健全。実質ほぼ無借金経営)
稼ぐ力
普通
ROE 7.4%
話題性
普通
ポジティブ 30%

「技術ドキュメント制作のプロフェッショナル。ものづくりを“伝える力”で支えるスタンダード企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

同じ業種の企業

サービス業」に分類される他の企業

免責事項:本ページの情報は、公開されたメディア報道の定量分析およびEDINET等の公的開示情報をもとに作成しています。 特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。 報道件数・センチメント分析はAIによる自動分類であり、完全な正確性を保証するものではありません。 記事の著作権は各メディアに帰属します。

最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU