CDS(株)2169
CDS Co.,Ltd.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
自動車のオーナーズマニュアル、工場の産業用ロボットの操作説明書、家電製品の取扱説明書――CDSはこうした「ものづくりの情報をわかりやすく伝える」仕事をしています。普段手に取る製品マニュアルの裏側で、3DCGや動画を駆使してわかりやすいコンテンツを制作。また、学校向けのロボット教材やFA(工場自動化)システムの開発も手がけ、日本のものづくりを陰で支えています。
CDSは1980年創業、製品マニュアル・技術仕様書の制作を祖業に、3D-CAD設計支援やFA・ロボット教材、システム開発まで展開する技術ソリューション企業です。三菱自動車をはじめとする大手製造業が主要顧客で、ものづくりプロセスを「ドキュメント&メディア」で支える独自のビジネスモデルを確立しています。2025/12期は売上高88億円・営業利益6.8億円と減収減益となりましたが、2026/12期は増収増益に回帰する見通しです。自己資本比率83.9%、無借金経営に近い堅実な財務基盤が特徴です。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 12月
- 本社
- 愛知県岡崎市舞木町字市場46番地
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
事業ごとの売上・利益
製品マニュアル・技術仕様書・サービスマニュアルなどの制作。3DCG・動画コンテンツの制作も手がける。売上構成比約53%を占める主力セグメント。
3D-CADによる設計支援、CAE解析、試作・試験サポートなど。自動車メーカーの開発プロセスを技術面で支援。売上構成比約31%。
FA・ロボット教材の開発・販売、学校向け教育システム、業務システム開発など。利益率が高い成長セグメント。売上構成比約16%。
稼ぐ力はどのくらい?
FY2025/12実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 11.7% | 8.8% | - |
| 2022/12期 | 13.6% | 10.5% | - |
| 2023/12期 | 12.5% | 9.7% | - |
| 2024/12期 | 12.3% | 9.5% | 14.4% |
| 2025/12期 | 0.0% | 0.0% | 7.8% |
| 2025/12期 | 0.0% | 0.0% | 7.8% |
2022/12期には営業利益率16.0%・ROE 13.1%と高い収益性を記録しました。2025/12期は顧客の開発計画変更の影響で一時的に低下しましたが、営業利益率7.8%は依然として黒字を維持しています。CDSは営業利益率10%の継続的確保を経営目標に掲げており、2026/12期は回復が見込まれます。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 83.7億円 | — | 8.3億円 | 121.5円 | — |
| 2022/12期 | 96.6億円 | — | 10.1億円 | 147.5円 | +15.4% |
| 2023/12期 | 97.2億円 | — | 10.0億円 | 146.4円 | +0.7% |
| 2024/12期 | 105億円 | 15.1億円 | 10.6億円 | 154.9円 | +7.9% |
| 2025/12期 | 88.3億円 | 6.8億円 | 4.6億円 | 66.9円 | -15.9% |
CDSの業績は2024/12期まで堅調に推移し、売上高105億円・営業利益15億円と過去最高を更新しました。しかし2025/12期は主要顧客である自動車メーカーの開発計画変更や一部プロジェクトの終了により、売上高88億円・営業利益6.8億円と大幅な減収減益となりました。2026/12期は売上高95億円・営業利益9.9億円と回復を見込んでおり、営業利益率10%の継続的確保を経営目標としています。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| ドキュメンテーション事業 | 47億円 | 3.5億円 | 7.4% |
| エンジニアリング事業 | 27億円 | 2.0億円 | 7.4% |
| ソリューション事業 | 14億円 | 1.3億円 | 9.3% |
ドキュメンテーション事業が売上の約53%を占める主力セグメントで、エンジニアリング事業(31%)とソリューション事業(16%)が続きます。3つの事業は相互に補完し合う関係にあり、顧客のものづくりプロセスをワンストップで支援できる点がCDSの強みです。ソリューション事業は利益率9.3%と最も高い収益性を持ち、今後の成長ドライバーとして期待されます。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 108億円 | — | 88億円 | -18.2% |
| 2024期 | 100億円 | — | 105億円 | +4.9% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
CDSは営業利益率10%の継続的確保を経営目標に掲げていますが、2025/12期は7.8%と未達となりました。当初の売上高予想108億円に対し実績は88億円と大幅な下方乖離が発生しています。ただし、2024/12期は予想100億円に対し105億円と上回っており、顧客の投資サイクルに左右される事業特性を反映しています。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2025/12期の連結決算を発表。売上高88億円(-15.9%)・営業利益6.8億円(-54.5%)と大幅減益。主要顧客の開発計画変更が影響。
2026/12期は売上高94.5億円・営業利益9.9億円と増収増益を見込む業績予想を発表。
定時株主総会を開催。配当74円を決議し、役員体制を確認。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれもFY2025/12末時点
自己資本比率は75〜84%と非常に高い水準を維持しており、2023/12期まで実質無借金経営でした。2024/12期に有利子負債17.5億円が計上されましたが、2025/12期には12.2億円に減少しています。BPS(1株純資産)は1,304円で、PBR 1.40倍は純資産に対して適正な評価を受けています。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 5.7億円 | 2.1億円 | ▲6,100万円 | 7.8億円 |
| 2022/12期 | 16.3億円 | ▲1.1億円 | ▲9.0億円 | 15.3億円 |
| 2023/12期 | 7.2億円 | ▲6,900万円 | 700万円 | 6.5億円 |
| 2024/12期 | 9.9億円 | ▲1.2億円 | ▲5.6億円 | 8.8億円 |
| 2025/12期 | 15.8億円 | ▲3.1億円 | ▲8.8億円 | 12.7億円 |
営業キャッシュフローは毎期プラスを確保しており、2025/12期は15.8億円と過去最高を記録しました。減益決算にもかかわらず営業CFが好調なのは、運転資金の効率化が進んだためです。フリーキャッシュフローも12.6億円と潤沢で、配当や自社株買いの原資が十分に確保されています。
この会社のガバナンスは?
取締役・監査役13名中、女性は1名(8.0%)です。5社の連結子会社を擁し、国内外でものづくり支援事業を展開しています。平均勤続年数13.3年と定着率が高く、専門性の高い技術者が長期にわたり活躍する環境が整っています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 512万円 | 714人 | - |
従業員の平均年収は498万円で、平均年齢37.9歳・平均勤続年数13.3年です。サービス業としては安定した雇用環境を提供しており、長期勤続者が多いことが特徴です。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
CDSのTSRは5年間で130.9%とプラスリターンを確保していますが、TOPIX(182.5%)に対してはアンダーパフォームとなっています。2021期の低迷期から2023期まで回復基調でしたが、2025期の減益により成長モメンタムが鈍化しました。今後の業績回復と高配当の継続が、TSR改善の鍵となるでしょう。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/12期 | 40円 | 46.9% |
| 2017/12期 | 40円 | 40.7% |
| 2018/12期 | 44円 | 35.1% |
| 2019/12期 | 50円 | 34.3% |
| 2020/12期 | 55円 | 54.1% |
| 2021/12期 | 56円 | 46.1% |
| 2022/12期 | 60円 | 40.7% |
| 2023/12期 | 66円 | 45.1% |
| 2024/12期 | 78円 | 50.3% |
| 2025/12期 | 74円 | 110.6% |
株主優待制度はありません。
配当は2021/12期の56円から2024/12期には78円まで増配を続けましたが、2025/12期は減益に伴い74円に減配となりました。ただし配当利回りは4.07%と高水準を維持しており、高配当銘柄としての魅力があります。2025/12期の配当性向は110.6%と利益を超える配当を実施しており、株主還元への強い姿勢がうかがえます。2026/12期も74円を予想しています。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 84.2万円 | ▲15.8万円 | -15.8% |
| 2022期 | 106.5万円 | 6.5万円 | 6.5% |
| 2023期 | 122.3万円 | 22.3万円 | 22.3% |
| 2024期 | 118.7万円 | 18.7万円 | 18.7% |
| 2025期 | 130.9万円 | 30.9万円 | 30.9% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
CDSの株価指標は、PER 18.7倍とサービス業界平均(20.5倍)をやや下回る水準にあります。PBR 1.40倍は業界平均2.1倍を大きく下回り、配当利回り4.07%は業界平均の約2.7倍と突出しています。信用買い残が売り残の17.7倍と買い優勢で、高配当を背景とした個人投資家の関心の高さがうかがえます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 12.7億円 | 4.4億円 | 34.5% |
| 2022/12期 | 15.7億円 | 5.6億円 | 35.8% |
| 2023/12期 | 14.7億円 | 4.7億円 | 31.9% |
| 2024/12期 | 15.1億円 | 4.5億円 | 29.8% |
| 2025/12期 | 7.0億円 | 2.4億円 | 34.6% |
実効税率は29〜36%の範囲で推移しており、法定実効税率に概ね近い水準です。2025/12期は減益により税引前利益が7億円に減少しましたが、2026/12期には9.9億円に回復する見通しです。
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