4617プライム

中国塗料

Chugoku Marine Paints,Ltd.

最終更新日: 2026年3月28日

ROE17.6%
BPS1684.8円
自己資本比率45.3%
FY2025/3 有報データ

世界の海運を支える技術力!船舶用塗料で世界シェア2位を誇る化学メーカー

塗料技術を通じて地球環境の保全と社会の持続的な発展に貢献し、世界中の人々の暮らしを豊かにする企業となることを目指します。

この会社ってなに?

あなたがネット通販で注文した海外製品や、スーパーに並ぶ輸入フルーツ。それらは巨大なコンテナ船で海を渡ってきますが、船の燃費は船底に付着するフジツボや貝に大きく左右されます。中国塗料は、この付着を防ぐ特殊な塗料で世界トップクラスの技術を持つ会社です。この塗料のおかげで船はスムーズに航行でき、燃費が改善し、CO2排出量も削減されます。私たちの豊かな暮らしと世界の物流は、同社の見えない技術に支えられているのです。

船舶用塗料で国内シェア約6割、世界シェア約2割を誇る業界のリーダー。FY2025決算では、売上高1311.5億円(前期比12.9%増)、営業利益153.81億円(同26.2%増)と大幅な増収増益を達成しました。高付加価値製品へのシフトと戦略的な価格改定が奏功し、原材料高を吸収。続くFY2026も売上高1,330億円、営業利益160億円と連続での最高益更新を見込んでおり、成長軌道は盤石です。

化学プライム市場

会社概要

業種
化学
決算期
3月
本社
広島県大竹市東栄二丁目1番7号
公式
www.cmp.co.jp

社長プロフィール

伊達 健士
伊達 健士
代表取締役社長
挑戦者
当社は100年以上の歴史で培った塗料技術を基盤に、船舶用塗料で世界トップクラスの地位を築いてきました。中期経営計画「CMP New Century Plan2」のもと、環境・社会貢献による提供価値の拡大を追求しています。今後もグローバルな事業基盤を強化し、持続可能な社会の実現に貢献することで企業価値の向上を目指します。

この会社のストーリー

1917
中国塗料株式会社、設立

広島県にて船舶用塗料の製造・販売を開始し、日本の造船業と共に歩み始める。これが100年以上にわたる歴史の幕開けとなった。

1949
東京・大阪証券取引所に株式を上場

戦後の復興期において、事業拡大と社会的信用の向上を目指し株式上場を果たす。企業としての新たな成長ステージへと進んだ。

1964
海外進出の開始

シンガポールに初の海外拠点を設立。これを皮切りに世界各地へネットワークを広げ、グローバルメーカーへの道を歩み始めた。

1990
環境対応型塗料の開発

世界に先駆け、有機スズを含まない船底防汚塗料を開発。環境規制が強化される中で、環境負荷の少ない製品で市場をリードした。

2017
創業100周年を迎える

創業から一世紀。世界20カ国以上、約60拠点を展開するグローバル企業へと成長し、次の100年に向けて新たな一歩を踏み出した。

2021
今治造船グループとの業務提携

国内最大の造船会社である今治造船および正栄汽船との業務提携を発表。造船・海運業界での連携を強化し、競争力をさらに高めた。

2025
グローバルM&Aを加速

韓国の三和ペイント工業との資本業務提携や、イタリアの塗料メーカー買収を発表。海外での生産・販売体制を強化し、さらなる成長を目指す。

注目ポイント

世界トップクラスの市場シェア

主力の船舶用塗料では国内シェア約6割、世界シェアでも約2割を誇る業界2位。世界の物流を支える巨大な船の多くに同社の技術が活かされています。

環境技術で未来を拓く

燃費を改善しCO2排出量を削減する船底塗料など、環境負荷低減に貢献する製品を開発。サステナビリティが求められる時代に強みを発揮しています。

積極的な株主還元

配当性向40%以上を目安とし、安定的な配当を実施。近年は大幅な増配も発表しており、株主への利益還元に積極的な姿勢が魅力です。

サービスの実績は?

約60%
船舶用塗料 国内シェア
会社四季報オンラインより
約20%
船舶用塗料 世界シェア
会社四季報オンラインより(世界2位)
1,311.5億円
売上高
FY2025実績
+12.9% YoY
153.81億円
営業利益
FY2025実績
+26.2% YoY
97
1株当たり年間配当金
FY2025実績
+21.3% YoY

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 97円
安全性
普通
自己資本比率 45.3%
稼ぐ力
高い
ROE 17.6%
話題性
好評
ポジティブ 75%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
97
方針: 配当性向40%以上を目標とし、連結自己資本総還元率(D&BOE)を指標に設定
1株配当配当性向
FY2016/31616.3%
FY2017/31832.4%
FY2018/32874.9%
FY2019/3340.3%
FY2020/3340.3%
FY2021/33458.9%
FY2022/335711.4%
FY2023/33545.6%
FY2024/38040.1%
FY2025/39735.0%
9期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度は実施していません。

中国塗料は、連結配当性向40%以上を目標とし、成長投資と株主還元のバランスを重視した配当方針を掲げています。業績連動型の還元を基本としつつ、安定的な配当の下限を意識した経営を行っています。今後も利益成長に伴い、株主への還元強化を継続する方針です。

同業比較(収益性)

化学の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
17.6%
業界平均
9.6%
営業利益率下回る
この会社
11.7%
業界平均
14.3%
自己資本比率下回る
この会社
45.3%
業界平均
49.8%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3843億円
FY2023/3995億円
FY2024/31,162億円
FY2025/31,312億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/3122億円
FY2025/3154億円

中国塗料の売上高は、船舶用塗料における強固な市場地位を背景に堅調に推移しており、FY2025/3には売上高1,311億円を達成しました。近年の船舶修繕需要の増加や価格改定の効果が寄与し、利益面でも大幅な成長を遂げています。FY2026/3予想においても増収基調を維持し、安定した収益確保を見込んでいます。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
17.6%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
9.5%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
11.7%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/319.4%3.1%-
FY2022/32.0%0.2%-
FY2023/38.7%3.4%-
FY2024/318.2%7.5%10.5%
FY2025/317.6%9.5%11.7%

収益性は、高付加価値製品の販売拡大とコスト効率化の進展により、営業利益率がFY2025/3時点で11.7%まで改善しました。一過性の要因で低下した期間もありましたが、事業構造の最適化を通じてROE(自己資本利益率)も15.3%と高い水準に達しています。今後もグローバルな生産体制の整備により、利益率の維持・向上が期待されます。

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率45.3%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
346億円
会社の純資産
894億円

財務健全性は、総資産が1,447億円規模へ拡大する中で、自己資本比率が57.7%と極めて安定した水準を維持しています。負債の管理についても適切に行われており、有利子負債をコントロールしつつ将来の成長投資に向けた余力を確保しています。強固なBS(貸借対照表)を背景に、安定的な経営と株主還元を両立できる環境が整っています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+145億円
営業CF
投資に使ったお金
-1.0億円
投資CF
借入・返済など
-125億円
財務CF
手元に残ったお金
+144億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/371.3億円8.7億円-70.1億円80.0億円
FY2022/3-2.4億円1.6億円-63.2億円-8,300万円
FY2023/32,900万円5.1億円-6.5億円5.4億円
FY2024/3124億円-16.3億円-19.8億円108億円
FY2025/3145億円-1.0億円-125億円144億円

営業キャッシュフローは本業の好調さを反映し、FY2025/3には約145億円と強力なキャッシュ創出力を示しました。投資活動は買収案件等を含め戦略的に実施されており、キャッシュ創出能力とのバランスが図られています。十分なフリーキャッシュフロー(約144億円)の確保により、配当や成長投資へ安定的に資金を配分できる好循環が形成されています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1金利変動に関するリスク 当社グループは、各種設備投資や運転資金等、必要な資金の一部について借入を行っておりますが、これらは主に短期借入であります
2為替変動に関するリスク 当社グループの海外売上比率は増加するものと予想されますが、海外売上の大半は現地生産・現地販売によるものであるため、為替による損益への影響はグループ各社ベースでは限定的と思われます
3減損処理や繰延税金資産に関するリスク 当社グループは、事業用の様々な有形固定資産・無形固定資産や繰延税金資産を計上しております
4退職給付に関するリスク 当社グループの退職給付費用及び債務は、割引率、長期期待運用収益率、将来の給与水準、退職率、死亡率等の数理計算上の仮定に基づいて算定しております

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/363.8億円31.0億円48.6%
FY2022/310.1億円7.5億円74.6%
FY2023/343.5億円5.0億円11.6%
FY2024/3130億円31.3億円24.1%
FY2025/3165億円27.6億円16.7%

税金費用については、各年度の税引前利益の変動および海外事業拠点での税負担等の要因により実効税率が推移しています。FY2025/3は繰延税金資産の取り崩しや各国税制の影響もあり、一時的に実効税率が低下しました。今後のFY2026/3については、通常の税率水準に収束する約31.3%を想定しています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
751万円
従業員数
2,137
平均年齢
44.9歳
平均年収従業員数前年比
当期751万円2,137-

従業員平均年収は751万円と、製造業の中でも高水準な給与水準を維持しています。船舶用塗料というニッチで競争力の高い市場で世界シェア2位を確保しており、利益の従業員への還元が安定的な業績に支えられていることが背景にあります。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主50%
浮動株50%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関36.4%
事業法人等13.6%
外国法人等20.8%
個人その他26.9%
証券会社2.2%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主は広島銀行・明治安田生命保険相互会社・今治造船。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(6,636,000株)13.39%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(4,065,000株)8.2%
株式会社広島銀行(2,429,000株)4.9%
明治安田生命保険相互会社(2,000,000株)4.03%
今治造船株式会社(1,807,000株)3.65%
株式会社三菱UFJ銀行(1,553,000株)3.13%
正栄汽船株式会社(1,300,000株)2.62%
中国塗料取引先持株会(1,290,000株)2.6%
株式会社みずほ銀行(1,000,000株)2.02%
THE BANK OF NEW YORK 133612 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)(909,000株)1.83%

安定株主である金融機関や造船会社などの事業会社が上位を占めており、長期的な経営の安定性を重視した構成です。日本マスタートラスト信託銀行および日本カストディ銀行といった信託口が上位にあることから、機関投資家からの投資も一定の支持を得ている一方で、浮動株比率は比較的抑えられた構造といえます。

会社の公式開示情報

役員報酬

2億7,100万円
取締役6名の合計

船舶用塗料が主力の収益源であり、世界規模での環境規制強化や為替変動などが重要な事業リスクとして認識されています。連結子会社を23社抱えるグローバル体制を敷いており、海外生産拠点の買収や技術提携を通じて競争優位性を高める戦略をとっています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 11名)
女性 2名(18.2% 男性 9
18%
82%
監査報酬
5,900万円
連結子会社数
23
設備投資額
6.7億円
平均勤続年数(従業員)
15.9
臨時従業員数
188

女性役員比率18.2%を達成しており、ダイバーシティ推進に向けた体制強化が進んでいます。23社の連結子会社を統括する中で、5,900万円の監査報酬を支払うなど、グループ全体の内部統制および監査体制の充実に注力している中堅企業です。

会社の計画は順調?

S
総合評価
当初の中計目標を大幅に前倒し達成し、業績予想も連続で大幅に上回る秀逸な経営。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画「CMP New Century Plan2」
FY2022〜FY2026
売上高: 目標 1,330億円 順調 (1,311.5億円)
98.6%
営業利益: 目標 160億円 順調 (153.81億円)
96.1%
ROE: 目標 8.0%以上 達成 (18.3%)
100%
(旧)中期経営計画「CMP New Century Plan2」当初目標
FY2022〜FY2026
売上高: 目標 1,100億円 前倒し達成 (1,311.5億円)
100%
営業利益: 目標 85億円 前倒し達成 (153.81億円)
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20251,200億円1,300億円1,312億円+9.3%
FY20241,050億円1,162億円+10.6%
FY2023830億円995億円+19.9%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025120億円150億円154億円+28.2%
FY202469億円122億円+76.6%
FY20235億円39億円+677.4%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の中期経営計画「CMP New Century Plan2」は、当初目標を大幅に上回り、2023年10月に目標を引き上げています。FY2025実績は売上高1,311.5億円、営業利益153.81億円と、当初の最終年度目標(売上1,100億円、営業利益85億円)を軽々と前倒しで達成しました。業績予想も保守的な傾向があり、3期連続で期初予想を大幅に上回る着地を見せており、市場の期待を超える実績を出し続ける実行力の高さが際立っています。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

TSR(株主総利回り)は、FY2024に278.8%、FY2025に272.2%と、TOPIX(それぞれ216.8%、213.4%)を大幅にアウトパフォームしています。これは、好調な業績を背景とした株価の急上昇と、積極的な増配による株主還元強化が両輪となって実現されたものです。特にFY2024以降の業績のV字回復が、市場からの評価を大きく高め、TSRを押し上げる主要因となりました。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+172.2%
100万円 →272.2万円
172.2万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021117.1万円+17.1万円17.1%
FY2022110.7万円+10.7万円10.7%
FY2023136.4万円+36.4万円36.4%
FY2024278.8万円+178.8万円178.8%
FY2025272.2万円+172.2万円172.2%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残385,500株
売り残50,900株
信用倍率7.57倍
直近データ時点
今後の予定
第1四半期決算発表2026年7月下旬
第2四半期決算発表2026年10月下旬

信用倍率は7.57倍と買い残が多く、株価上昇への期待感がうかがえます。一方で、将来の売り圧力になる可能性には注意が必要です。業界平均と比較すると、PERは割安な水準にありますが、PBRはやや高めです。これは、高い収益性(ROE)が市場から評価され、自己資本に対してプレミアムがついていることを示唆しています。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
142
前月比 +18.5%
メディア数
28
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, 化学工業日報 ほか
業界内ランキング
上位 15%
化学業種 580社中 87位
報道のトーン
75%
好意的
20%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績50%
M&A・提携25%
新技術・製品15%
その他10%

最近の出来事

2025年8月子会社化

イタリアの販売子会社を完全子会社化し、欧州における販売網を強固に構築。

2025年1月企業買収

イタリアの塗料メーカーITBを買収し、欧州域内での生産体制を拡充

2024年10月上方修正

FY2024の業績目標を上方修正し、過去最高益となる見通しを発表。

中国塗料 まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 97円
安全性
普通
自己資本比率 45.3%
稼ぐ力
高い
ROE 17.6%
話題性
好評
ポジティブ 75%

「『フジツボも避けて通る』技術力で、世界の物流を海面下から支える船舶塗料の巨人」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU