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大幸薬品4574

TAIKO PHARMACEUTICAL CO.,LTD.

プライムUpdated 2026/03/28
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 3.3円
安全性
安定
自己資本比率 66.8%
稼ぐ力
高い
ROE 11.2%
話題性
普通
ポジ 40%

この会社ってなに?

お腹の調子が悪いときに頼りになる、ラッパのマークの『正露丸』。実はこのお薬、100年以上も前から大幸薬品が作っている看板商品です。あなたやご家族が一度はお世話になったことがあるかもしれません。また、数年前にお部屋のウイルスや菌が気になった時期に、ドラッグストアで『クレベリン』という製品を見かけたことはありませんか?あの空間除菌製品も大幸薬品が手掛けています。このように、同社は私たちの健康や衛生的な生活を、昔からあるお薬と新しい技術の両方で支えている会社なのです。

「ラッパのマーク」で知られる大幸薬品は、2021期から3期連続の営業赤字に苦しんだ後、構造改革を経て2024期に黒字転換を達成しました。2025期は売上高64.0億円、営業利益4.59億円を見込んでおり、伝統の医薬品事業を軸に収益基盤の再構築を進めています。一方で、かつての成長エンジンであった「クレベリン」を中心とする感染管理事業はコロナ特需の反動で縮小しており、今後の事業ポートフォリオ戦略が課題です。プライム市場の上場維持基準適合に向けた取り組みも続いており、株価は依然として低迷期からの脱却を目指す段階にあります。

医薬品プライム市場

会社概要

業種
医薬品
決算期
12月
本社
大阪市西区西本町1-4-1 オリックス本町ビル16階

サービスの実績は?

58.0億円
医薬品事業 売上高
2025期見込
+8.8% YoY
6.0億円
感染管理事業 売上高
2025期見込
-37.5% YoY
1.7%
売上高成長率 (YoY)
2025期見込
黒字転換後
3.3
1株あたり配当金
2025期予想
4期ぶり復配
2,335万円
従業員一人あたり売上高
2025期見込ベース
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
11.2%
株主資本の利回り
ROA
7.3%
総資産の活用度
Op. Margin
7.2%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/12期74.9%42.6%-
2022/12期47.0%26.1%-
2023/12期48.9%25.6%-
2024/12期12.2%6.9%10.0%
2025/12期11.2%7.3%7.2%
2025/12期11.2%7.3%7.2%

コロナ禍特需の剥落と構造改革費用が重なり、2021/03期から2023/03期にかけてROEや営業利益率は大幅なマイナスに沈みました。しかし、不採算事業の整理を経て経営効率が劇的に改善し、2024/03期にはROEが11.3%、営業利益率が10.0%と健全な水準まで回復しました。現在はこの収益性を維持しつつ、事業ポートフォリオの最適化によって持続的な利益創出を図るフェーズにあります。

儲かってるの?

まあまあです
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/12期113億円95.9億円-220.5円-
2022/12期50.4億円49.0億円-112.3円-55.4%
2023/12期61.2億円36.1億円-76.3円+21.4%
2024/12期62.9億円6.3億円9.0億円17.9円+2.8%
2025/12期64.0億円4.6億円9.2億円18.4円+1.7%

大幸薬品は、過去にクレベリン関連の需要急減や米国事業撤退に伴う巨額の特別損失を計上し、2021/03期から3期連続で営業赤字を記録するなど厳しい業績が続きました。しかし、構造改革の断行と主力である医薬品事業への経営資源集中により、2024/03期には黒字化を達成しました。今後はさらなる利益成長を目指し、売上高72億円を見込むなど、安定的な回復軌道に乗せています。 【2025/12期実績】売上64億円(前期比1.7%)、営業利益4.6億円、純利益9.2億円。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

医薬品の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
11.2%
業界平均
5.7%
営業利益率下回る
この会社
7.2%
業界平均
8.5%
自己資本比率上回る
この会社
66.8%
業界平均
61.1%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

8,600万円
取締役3名の合計

主力事業である「医薬品(正露丸等)」と「感染管理(クレベリン等)」の2セグメントで構成されています。感染管理事業の需要変動による業績のボラティリティ(価格変動幅)が経営上の最大のリスク要因となっており、現在は構造改革による利益体質の改善が急務となっています。

会社の計画は順調?

C
総合評価
業績予想のブレが大きく、計画達成の確度は依然として不透明。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画
2026期-2028期
売上高: 目標 85.0億円以上 順調 (64.0億円)
75.3%
営業利益: 目標 10.0億円以上 やや遅れ (4.59億円)
45.9%
当期純利益: 目標 10.0億円以上 順調 (9.23億円)
92.3%
ROE: 目標 10.0-11.0%以上 順調 (14.1%)
128%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2022期79億円50億円-36.2%
2023期68億円61億円-9.9%
2025期72億円64億円-11.1%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2024期2億円6億円+192.6%
2025期5億円5億円-8.2%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

2028年を最終年度とする新中期経営計画では、売上高85億円、営業利益10億円という挑戦的な目標を掲げています。これは、3期連続の赤字から黒字転換した勢いを維持し、伝統の医薬品事業を軸に再成長を目指す強い意志の表れです。しかし、過去の業績予想は未達が多く、特に2022期の売上高は期初予想を36%も下回りました。計画達成には、医薬品事業の安定成長と、感染管理事業の立て直しが不可欠であり、投資家は慎重な視点で進捗を評価する必要があります。

最新ニュース

ポジティブ
大幸薬品、2025年12月期第3四半期累計の経常利益が3.2億円に
11/11 · 株探
ポジティブ
大幸薬品が2028年12月期を最終年度とする中期経営計画を策定
11/13 · 株探
中立
大幸薬品の第2四半期決算、医薬品事業が堅調も感染管理事業に課題
8/14 · 株探
ネガティブ
大幸薬品、2025年12月期第2四半期累計の連結経常利益は96.2%減
8/8 · 株探

どんな話題が多い?

決算・業績45%
中期経営計画25%
製品展開15%
株価・市況15%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「中立
報道件数(30日)
142
前月比 +8.5%
メディア数
28
株探, Yahoo!ファイナンス, 日本経済新聞, PR TIMES, 東洋経済オンライン
業界内ランキング
上位 35%
医薬品業 400社中 140位
報道のトーン
40%
好意的
35%
中立
25%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2025年8月プロダクト

「クレベリン発生機 エレクローラ」による業務用サブスクリプションサービスを開始し、感染管理事業の収益基盤の多様化を推進しました。

2025年11月中期経営計画

2028年12月期に売上高85.0億円、営業利益10.0億円を目指す中期経営計画を策定し、医薬品事業の収益力最大化を打ち出しました。

2026年2月決算発表

2025年12月期決算にて営業利益4.59億円を計上し、従来予想を上回る着地で収益改善基調の定着を示しました。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率66.8%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
7.9億円
借金(有利子負債)
Net Assets
85.2億円
会社の純資産

かつては高い自己資本比率を維持していましたが、業績悪化に伴う損失計上で純資産が減少傾向にありました。その後、2024/03期に借入金(有利子負債)が約40億円発生しましたが、2025/03期には負債の圧縮が進み自己資本比率が69.4%まで大幅改善しました。強固な財務体質への回帰により、今後の成長投資に向けた資金繰りの安定性が高まっています。 【2025/12期】総資産123億円、純資産85億円、自己資本比率66.8%、有利子負債7.9億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+8.1億円
本業で稼いだお金
Investing CF
+1.4億円
投資に使ったお金
Financing CF
-12.3億円
借入・返済など
Free CF
+9.6億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/12期15.9億円16.2億円39.6億円32.2億円
2022/12期19.9億円1.9億円10.0億円18.0億円
2023/12期3.1億円11.7億円15.4億円8.6億円
2024/12期3.6億円500万円11.8億円3.6億円
2025/12期8.1億円1.4億円12.3億円9.6億円

2021/03期および2022/03期は、多額の事業投資と営業赤字によりフリーキャッシュフロー(FCF)が大幅なマイナスを記録しました。しかし、事業ポートフォリオの整理が進んだ2023/03期以降は営業活動が黒字化し、2025/03期には約9.6億円のFCFを創出する安定的なキャッシュフロー体質へと転換しました。稼いだ現金は主に財務改善のための借入金返済に充てられており、資本効率の向上が図られています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 6名)
女性 0名(0.0% 男性 6
100%
監査報酬
3,900万円
連結子会社数
4
設備投資額
2.5億円
平均勤続年数(従業員)
10.2
臨時従業員数
23

現在の役員構成において女性役員比率は0.0%となっており、多様性の確保は今後の課題です。監査体制は監査役会設置会社として機能していますが、さらなる経営の透明性向上に向けて、ガバナンス体制の継続的な強化が求められています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主15%
浮動株85%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関8.3%
事業法人等6.7%
外国法人等22.4%
個人その他60.9%
証券会社1.7%

浮動株比率が高く、株式の流動性が高い反面、株価変動が大きくなりやすい傾向があります。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はNOMURA SINGAPORE LIMITED CUSTOMER SEGREGATED A/C FJ-1309 (常任代理人 野村證券)・興和。

ROYAL BANK OF CANADA SINGAPORE BRANCH-CLIENT’S A/C (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)(3,852,765株)7.67%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(3,426,100株)6.82%
柴田 高(3,330,431株)6.63%
柴田 仁(3,298,810株)6.56%
NOMURA SINGAPORE LIMITED CUSTOMER SEGREGATED A/C FJ-1309 (常任代理人 野村證券株式会社)(3,185,900株)6.34%
ZONGYI SOLAR POWER (LUXEMBOURG) (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)(2,129,400株)4.24%
柴田 晃宏(1,899,445株)3.78%
興和株式会社(1,508,000株)3%
柴田 穣(1,336,054株)2.66%
アース製薬株式会社(1,311,400株)2.61%

創業家である柴田家が合計で約13%以上の株式を保有しており、強い影響力を保持しています。また、海外投資家や信託銀行等の機関投資家も上位に名を連ねており、安定株主と流動性の双方がバランスよく存在しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1製造物責任に関するリスク 当社グループの製品については、品質管理体制を整備し、高い品質水準の確保に努めておりますが、予期せぬ事情により大規模なリコールや生産物賠償責任につながるような大きな品質問題が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります

社員の給料はどのくらい?

平均年収
738万円
従業員数
220
平均年齢
41.8歳
平均年収従業員数前年比
当期738万円220-

従業員平均年収は738万円となっており、医薬品業界の平均と比較しても相応の水準を維持しています。近年、感染管理事業の不振による構造改革が進められていますが、従業員待遇は安定的に推移しています。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、全ての年でTOPIXを大幅に下回る「アンダーパフォーム」となっています。特にコロナ特需が剥落した2022期以降、業績悪化に伴う株価の長期低迷が主な要因です。2025期は4期ぶりの復配(3.3円/株)を予定しており、これがTSR改善の第一歩となるかが注目されます。しかし、株価が本格的な上昇トレンドに転換しない限り、市場平均を上回るリターンを生み出すのは依然として困難な状況です。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
3.3
方針: 安定配当
1株配当配当性向
2016/12期1523.0%
2017/12期2026.2%
2018/12期2532.3%
2019/12期3535.4%
2020/12期2528.0%
2021/12期00.0%
2022/12期00.0%
2023/12期00.0%
2024/12期00.0%
2025/12期3.318.0%
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施していません。

業績の回復に伴い、2025/03期から配当を再開するなど株主還元を重視する方針へ転換しています。配当性向の目標については具体的な数値は掲げられていませんが、業績連動型の安定配当を意識した姿勢が見受けられます。今後は、中期経営計画の目標達成に向けた成長投資と還元バランスを考慮した持続的な配当が期待されます。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 118.7万円 になりました (18.7万円)
+18.7%
年度末時点評価額損益TSR
2021期151.1万円51.1万円51.1%
2022期124.4万円24.4万円24.4%
2023期118.8万円18.8万円18.8%
2024期120.5万円20.5万円20.5%
2025期118.7万円18.7万円18.7%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残590,000株
売り残579,700株
信用倍率1.02倍
2026年3月13日時点
今後の予定
第1四半期決算発表2026年5月中旬
第2四半期決算発表2026年8月中旬

信用倍率は1.02倍と拮抗しており、買い方と売り方の力が均衡している状態です。これは株価の方向性について市場の見方が分かれていることを示唆します。医薬品セクターの平均と比較すると、PERやPBRはやや割安ですが、時価総額は大幅に小さく、小型株に分類されます。今後の決算発表で業績回復の確実性が示されれば、見直し買いが入る可能性があります。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/12期-61.3億円0円-
2022/12期-33.5億円0円-
2023/12期-12.5億円0円-
2024/12期6.9億円0円0.0%
2025/12期4.8億円0円0.0%

長年にわたる巨額の赤字計上により繰越欠損金が蓄積されており、近年は黒字化しても法人税等の負担が発生していない状況が続いています。今後、継続的な利益成長により繰越欠損金が解消されれば、実効税率に基づいた納税が再開される見通しです。現時点では租税負担が抑えられているため、最終利益の確保がしやすい財務環境にあります。

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もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

大幸薬品 まとめ

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 3.3円
安全性
安定
自己資本比率 66.8%
稼ぐ力
高い
ROE 11.2%
話題性
普通
ポジ 40%

「『正露丸』の伝統と『クレベリン』の浮沈、コロナ特需後の構造改革で再起を図る老舗医薬品メーカー」

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU