メドレー4480
MEDLEY,INC.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが看護師や介護士の友人から転職の話を聞いたとき、その人が使っているかもしれないのがメドレーの求人サイト「ジョブメドレー」です。また、最近スマホで診察を受けた経験はありませんか?そのオンライン診療の裏側で「CLINICS」というシステムが動いているかもしれません。さらに、かかりつけ薬局のアプリで処方箋を送ったり、家族の服薬情報を管理したりする便利なサービスも提供しています。メドレーは、私たちが利用する病院や薬局の裏側で、働く人を探したり、診療をスムーズにしたりと、医療現場をテクノロジーで支えている会社なのです。
メドレーは、2025期に売上高367.9億円(前期比25.5%増)を達成するも、積極的なM&Aに伴う先行投資で営業利益は21.50億円(同7.6%減)と減益を記録しました。しかし、2026期の会社計画では売上高464.0億円、営業利益29.50億円とV字回復を見込んでいます。主力の医療人材紹介「ジョブメドレー」の安定成長を基盤に、リクルート子会社買収などで医療プラットフォーム事業を強化し、医療DXの巨大市場で成長の再加速を狙っています。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 12月
- 本社
- 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー13F
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 4.0% | 2.8% | - |
| 2022/12期 | 7.0% | 4.8% | - |
| 2023/12期 | 15.6% | 10.9% | - |
| 2024/12期 | 14.8% | 7.9% | 7.9% |
| 2025/12期 | 5.6% | 2.3% | 5.8% |
| 2025/12期 | 5.6% | 2.3% | 5.8% |
収益性については、ジョブメドレーの成果報酬モデルが高い利益率を支え、2023年3月期には営業利益率13.0%、ROE(自己資本利益率)14.5%という高い水準を記録しました。2024年3月期以降は、積極的なM&Aによる資産規模の拡大や統合コストの発生により、ROEやROA(総資産利益率)といった指標が一時的に低下傾向にあります。今後は買収した各事業のシナジー効果を早期に実現し、再び資本効率を高めていけるかが焦点となります。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 109億円 | — | 5.6億円 | 17.8円 | - |
| 2022/12期 | 142億円 | — | 10.2億円 | 31.8円 | +30.6% |
| 2023/12期 | 205億円 | — | 25.7億円 | 79.5円 | +44.7% |
| 2024/12期 | 293億円 | 23.3億円 | 28.0億円 | 86.2円 | +42.7% |
| 2025/12期 | 368億円 | 21.5億円 | 9.8億円 | 30.6円 | +25.5% |
メドレーは医療ヘルスケア領域に特化したプラットフォーム企業として、人材紹介サイト「ジョブメドレー」の成長が牽引し、過去5年間で売上高を約3.4倍の368億円まで急拡大させました。しかし、2025年3月期は積極的な事業買収やシステム投資に伴う特別損失の影響により、純利益が前期比65.1%減の約9.8億円へと大幅な減益となりました。2026年3月期の業績予想では、再び増収増益のトレンドへ回帰し、さらなる事業拡大を目指す見通しです。 【2025/12期実績】売上368億円(前期比25.5%)、営業利益22億円、純利益9.8億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
人材プラットフォーム事業と医療プラットフォーム事業の2本柱で構成され、M&Aを通じた積極的な事業領域の拡大とAI活用による業務効率化を推進しています。一方で、買収に伴うのれん償却やシステム開発費用が利益を圧迫するリスクがあり、成長への投資と収益性確保のバランスが重要な経営課題となっています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 398億円 | — | 368億円 | -7.6% |
| 2024期 | 271億円 | — | 293億円 | +8.1% |
| 2023期 | 192億円 | — | 205億円 | +7.2% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 30億円 | — | 22億円 | -28.3% |
| 2024期 | 30億円 | — | 23億円 | -21.2% |
| 2023期 | 16億円 | — | 27億円 | +63.3% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は中期経営計画を公表していませんが、期初の業績予想に対する達成度が計画達成能力を測る指標となります。過去3期を見ると、売上高は予想を上回る傾向にありますが、営業利益は2024期、2025期と2期連続で大幅な未達となりました。これは積極的なM&Aや事業投資が利益を圧迫した結果ですが、投資家から見れば利益計画の精度に課題があると言わざるを得ません。2026期計画の達成が、信頼回復の鍵となります。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
医療分野のシステム開発強化のためアクシスルートHDを買収し、アルフレッサと業務資本提携を締結しました。
2025年12月期決算を発表。純利益が9.75億円(前期比65.1%減)となる大幅な減益を報告しました。
リクルート子会社から医師採用支援事業を10億円で取得し、人材プラットフォーム事業の規模拡大を図りました。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
貸借対照表の分析では、以前は有利子負債ゼロの無借金経営を継続していましたが、2024年3月期以降の積極的なM&A戦略に伴い有利子負債を積み増す形へ転換しました。自己資本比率は2021年3月期の69.1%から2025年3月期には35.9%へと低下しており、事業成長のために財務レバレッジを活用するフェーズへと移行しています。今後、借入金の圧縮と新規事業による資産の質の向上を両立させ、財務の健全性を再構築することが期待されます。 【2025/12期】総資産413億円、純資産148億円、自己資本比率36.4%、有利子負債123億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 10.4億円 | 32.9億円 | 22.2億円 | 22.6億円 |
| 2022/12期 | 20.1億円 | 7.5億円 | 9.3億円 | 12.6億円 |
| 2023/12期 | 38.7億円 | 16.6億円 | 12.2億円 | 22.1億円 |
| 2024/12期 | 24.5億円 | 107億円 | 119億円 | 82.7億円 |
| 2025/12期 | 34.9億円 | 71.3億円 | 67.8億円 | 36.4億円 |
営業キャッシュフローは本業の成長に伴い安定してプラスを維持し、強力なキャッシュ創出能力を示しています。一方で、事業拡大を加速させるためのM&Aや開発投資が活発であり、投資キャッシュフローは多額のマイナスとなる局面が多く見られます。今後、取得した事業から安定的な利益を回収するフェーズに移行することで、フリーキャッシュフローの恒常的なプラス化が期待されます。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は20.0%を確保しており、ダイバーシティ推進の姿勢が見られます。監査報酬は8,700万円を投じており、成長企業として適切な監査体制の構築に注力しています。連結子会社を7社抱えるなどグループ経営が深化しており、ガバナンスの質を維持した規模拡大が期待されています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 563万円 | 1,815人 | - |
平均年収は563万円となっており、ITベンチャーとしては標準的な水準です。若手層を多く採用する事業構造であることに加え、医療プラットフォーム事業等の成長投資を継続しているため、社員一人あたりの給与水準は業績連動や生産性向上の観点から今後も注視が必要な領域といえます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
過去5年間のTSR(株主総利回り)は、一貫してTOPIXをアンダーパフォームしています。特に株価が大きく上昇した2023期以降の株式市場全体の上昇局面において、同社株価は伸び悩み、TOPIXとの差が拡大しました。これは、増収は続くものの、M&Aに伴う先行投資等で利益成長が市場の期待に追いつかず、株価が軟調に推移したことが主な要因です。配当がないため、株価上昇がTSRに直結しますが、その株価が市場平均を下回るパフォーマンスに留まっています。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2019/12期 | 0円 | 0.0% |
| 2020/12期 | 0円 | 0.0% |
| 2021/12期 | 0円 | 0.0% |
| 2022/12期 | 0円 | 0.0% |
| 2023/12期 | 0円 | 0.0% |
| 2024/12期 | 0円 | 0.0% |
| 2025/12期 | 0円 | 0.0% |
現在、株主優待制度は実施していません。
メドレーは現在、事業拡大への投資を最優先する方針をとっており、創業以来配当を実施していない無配銘柄です。獲得したキャッシュは、ジョブメドレーやクラウド診療支援システム「CLINICS」などの既存事業の強化、および新規M&Aによる成長機会の獲得に積極的に再投資されています。今後、成長フェーズが一段落し収益が安定した段階で、株主還元の実施が検討される可能性があります。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 52.3万円 | 47.7万円 | -47.7% |
| 2022期 | 86.6万円 | 13.4万円 | -13.4% |
| 2023期 | 96.9万円 | 3.1万円 | -3.1% |
| 2024期 | 84.5万円 | 15.5万円 | -15.5% |
| 2025期 | 51.9万円 | 48.1万円 | -48.1% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PERは32.6倍と、情報・通信業の平均と比較してやや割安な水準にあります。信用倍率は1.50倍と拮抗しており、買い方と売り方の需給バランスは取れていますが、直近1年で株価が半値近くまで下落しているため、信用買い残の整理が進むかどうかが今後の株価の鍵を握ります。配当は行っておらず、典型的なグロース株の値動きが想定されます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 7.4億円 | 1.8億円 | 24.2% |
| 2022/12期 | 15.3億円 | 5.1億円 | 33.4% |
| 2023/12期 | 37.5億円 | 11.9億円 | 31.7% |
| 2024/12期 | 40.8億円 | 12.8億円 | 31.4% |
| 2025/12期 | 22.0億円 | 12.3億円 | 55.7% |
法人税等の支払いは、概ね標準的な実効税率の範囲内で推移しています。2025年3月期の税負担率が上昇しているのは、利益水準の変動に対して課税所得の調整項目が影響したためです。将来的には適正な納税を行いながら、安定的な業績を通じて法人税負担をコントロールする体制の維持が求められます。
もっと知る
まとめと、関連情報・似た会社へ
メドレー まとめ
「医療版リクルートが、DXの波に乗り病院経営まで丸ごと支援する未来のインフラ屋」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。