手間いらず
Temairazu,Inc.
最終更新日: 2026年3月30日
驚異の利益率70%超!旅行業界の「手間」をなくす高収益テック企業
ITの活用を通じて、宿泊・旅行業界のあらゆる"手間"をなくし、人々がより快適で豊かな旅行体験を享受できる社会を実現します。
この会社ってなに?
あなたが旅行の計画を立てて、ホテルや旅館を予約するとき、色々な予約サイトを見比べますよね。例えば、楽天トラベルで空いていた部屋が、Booking.comで見ると満室だった…なんてことがないのは、手間いらずのシステムのおかげかもしれません。同社の『TEMAIRAZU』は、ホテル側が複数の予約サイトの空室情報や料金を一つの画面でまとめて管理できるサービスです。このシステムが裏側で動いているから、ダブルブッキングのようなトラブルが起こらず、私たちはスムーズに旅行の予約ができるのです。
手間いらずは、宿泊施設向け予約管理システム『TEMAIRAZU』で圧倒的なシェアを誇る高収益企業です。2025年6月期決算では、売上高21.9億円、営業利益16.08億円と増収増益を達成。驚異的な営業利益率73.4%を維持しており、宿泊需要の回復を追い風に安定成長を続けています。来期(2026年6月期)も売上高23.6億円、営業利益16.40億円と成長を見込んでおり、高収益体質を維持しながら事業拡大を進めています。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 6月
- 本社
- 東京都渋谷区恵比寿1-21-3 恵比寿NRビル7F
- 公式
- www.temairazu.co.jp
社長プロフィール
当社は「TEMAIRAZU」シリーズを通じて、宿泊・旅行業界のあらゆる"手間"をITの力で解消することを使命としています。宿泊施設の業務効率化を支援し、業界全体の発展に貢献することで、持続的な企業価値の向上を目指し続けます。
この会社のストーリー
渡邉哲男氏が手間いらず株式会社を設立。当初は複数の商品を比較できるウェブサイト『比較.com』の運営から事業を開始した。
比較サイト事業が軌道に乗り、東京証券取引所マザーズ市場へ上場。さらなる成長に向けた基盤を固めた。
複数の宿泊予約サイトを一元管理できる画期的なシステム『TEMAIRAZU』を開発・提供開始。現在の主力事業の礎を築いた。
創業事業であった『比較.com』を譲渡。『TEMAIRAZU』事業に経営資源を集中させる戦略的な転換を行った。
旧社名の『株式会社比較.com』から、主力事業を体現する『手間いらず株式会社』へ商号変更。第二の創業期を迎えた。
旅行業界が大きな打撃を受ける中、国内外の多様な旅行予約サイトやサービスとのシステム連携を積極的に推進し、事業基盤を強化した。
営業利益率70%超という高い収益性を維持しながら、増収増益を達成。宿泊施設のDXに不可欠な存在として成長を続けている。
訪日外国人旅行者の回復を追い風に、グローバルな旅行サービスとの連携を深め、旅行業界の未来を支えるプラットフォームとしての進化を目指す。
注目ポイント
少数精鋭の組織で、宿泊施設向け予約管理システムという必需品サービスを提供。圧倒的な収益力と財務健全性を誇ります。
国内外400以上の宿泊予約サイトや旅行関連サービスと連携。人手不足に悩む宿泊施設の業務効率化を支える、なくてはならないサービスです。
創業以来、着実に事業を成長させ、安定した配当を実施。株主と共に成長していく姿勢も魅力の一つです。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 3.5円 | 9.9% |
| FY2017/3 | 10円 | 20.2% |
| FY2018/3 | 14.5円 | 20.4% |
| FY2019/3 | 20円 | 22.3% |
| FY2020/3 | 26.5円 | 22.4% |
| FY2021/3 | 27円 | 23.1% |
| FY2022/3 | 27.5円 | 22.8% |
| FY2023/3 | 30.5円 | 22.6% |
| FY2024/3 | 34円 | 22.6% |
| FY2025/3 | 38円 | 22.9% |
現在、株主優待制度は実施していません。
配当については、安定的な収益成長を背景に継続的な増配を実現しています。現在の配当方針は、利益成長に応じた還元を目指す姿勢が見られ、配当性向は概ね23%前後で安定的に推移しています。今後も強固な財務基盤とキャッシュ創出力を活かした、安定的かつ長期的な株主還元が期待されます。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
当社の業績は、主力事業である宿泊施設向け予約管理システム『TEMAIRAZU』シリーズが堅調に推移し、5期連続で増収増益を達成しています。インバウンド需要の回復や宿泊施設のDX推進を背景に、売上高はFY2021/3の約16.1億円からFY2025/3には約21.9億円まで拡大しました。FY2026/3も引き続き成長が予測されており、盤石な事業基盤が強みとなっています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 10.6% | 9.7% | 51.6% |
| FY2017/3 | 13.1% | 12.3% | 51.9% |
| FY2018/3 | 16.2% | 14.9% | 62.2% |
| FY2019/3 | 17.4% | 16.0% | 65.0% |
| FY2020/3 | 19.7% | 17.9% | 70.5% |
| FY2021/3 | 16.9% | 15.8% | 71.1% |
| FY2022/3 | 15.4% | 14.5% | 71.6% |
| FY2023/3 | 15.1% | 14.1% | 73.6% |
| FY2024/3 | 14.9% | 14.0% | 73.0% |
| FY2025/3 | 15.8% | 14.8% | 73.6% |
収益性は非常に高く、営業利益率は過去5年間で70%を超える圧倒的な水準を維持しています。外部システムとの連携拡大によるストック型ビジネスの安定的な収益積み上げが、高いROE(自己資本利益率)とROA(総資産利益率)を支える源泉です。効率的な運営体制が整っているため、今後も高い収益性を維持しながら成長を追求する方針です。
財務は安全?
財務状況は極めて健全であり、実質無借金経営を継続しています。潤沢な手元資金を背景に自己資本比率は一貫して90%を超えており、強固な資本基盤が構築されています。安定した利益蓄積により純資産も着実に増加しており、今後の事業拡大に向けた十分な耐性を備えています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 2.8億円 | -300万円 | -1,600万円 | 2.7億円 |
| FY2017/3 | 2.9億円 | 0円 | -2,200万円 | 2.9億円 |
| FY2018/3 | 5.1億円 | -100万円 | -6,400万円 | 5.1億円 |
| FY2019/3 | 5.9億円 | 0円 | -9,300万円 | 5.9億円 |
| FY2020/3 | 8.4億円 | -200万円 | -2.1億円 | 8.4億円 |
| FY2021/3 | 6.9億円 | -100万円 | -1.8億円 | 6.9億円 |
| FY2022/3 | 7.3億円 | 100万円 | -1.7億円 | 7.3億円 |
| FY2023/3 | 9.6億円 | -400万円 | -1.8億円 | 9.6億円 |
| FY2024/3 | 9.5億円 | -600万円 | -2.0億円 | 9.4億円 |
| FY2025/3 | 10.6億円 | 0円 | -10.3億円 | 10.6億円 |
営業キャッシュフローは順調に創出されており、高い収益力を裏付ける安定した資金獲得能力を有しています。設備投資等の支出が限定的であるため、ほぼすべての営業利益がフリー・キャッシュフローとして蓄積されるモデルです。財務CFのマイナスは主に配当金支払いや自己株取得に充てられており、資本効率を意識した還元姿勢が顕著です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 4.2億円 | 1.9億円 | 45.0% |
| FY2017/3 | 4.8億円 | 1.6億円 | 33.1% |
| FY2018/3 | 6.9億円 | 2.3億円 | 33.4% |
| FY2019/3 | 8.8億円 | 3.0億円 | 34.3% |
| FY2020/3 | 11.6億円 | 4.0億円 | 34.1% |
| FY2021/3 | 11.5億円 | 3.9億円 | 33.9% |
| FY2022/3 | 11.8億円 | 4.0億円 | 33.7% |
| FY2023/3 | 13.3億円 | 4.6億円 | 34.5% |
| FY2024/3 | 14.8億円 | 5.0億円 | 34.0% |
| FY2025/3 | 16.2億円 | 5.5億円 | 34.1% |
法人税等の支払いは、経常利益の成長に伴い堅実に推移しています。実効税率は概ね33%から34%台で推移しており、法的に定められた税率水準に則った適切な納税が行われています。特筆すべき税務上の特例利用はなく、業績拡大に応じた納税義務を誠実に果たしていると言えます。
会社の公式開示情報
主力の宿泊予約管理システム『TEMAIRAZU』シリーズによるストック型収益が営業利益を牽引しています。海外OTA(オンライン旅行会社)との連携強化による予約数拡大が成長の鍵を握っており、為替変動や旅行需要の影響を注視する必要があります。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 22億円 | — | 22億円 | -1.8% |
| FY2024 | 19億円 | — | 20億円 | +4.7% |
| FY2023 | 17億円 | — | 18億円 | +5.8% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 15億円 | — | 16億円 | +7.3% |
| FY2024 | 13億円 | — | 15億円 | +13.8% |
| FY2023 | 11億円 | — | 13億円 | +17.4% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
手間いらずは中期経営計画の具体的な数値目標を開示していませんが、毎期の業績予想を実質的な目標としています。過去の傾向を見ると、期初予想は保守的に設定され、最終的に上振れして着地することが多いのが特徴です。例えばFY2024の営業利益は期初予想を13.8%も上回りました。この堅実な業績管理は評価できる一方、より長期的な成長戦略や数値目標の開示が投資家からは期待されます。
株の売買状況と今後の予定
同社のPER(株価収益率)は14.9倍と、情報・通信業の平均である24.9倍と比較して割安な水準にあります。一方で、PBR(株価純資産倍率)は2.43倍と業界平均を上回っており、高い収益性によって資本効率が評価されていることを示唆しています。信用取引では買い残が売り残を上回っており、株価上昇を期待する個人投資家が多い状況です。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
NTTデータグループと連携し、宿泊予約から精算までを自動化する新サービスを提供開始。
第1四半期決算にて経常利益が前年同期比4%増を達成し、安定した成長を確認。
米ダービー・ソフト社とのシステム連携を開始し、OTAとの接続範囲をさらに拡大。
最新ニュース
手間いらず まとめ
ひとめ診断
「ホテル予約サイトの交通整理役を独占し、営業利益率70%超を叩き出す超高収益ニッチトップ企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
同じ業種の企業
「情報・通信業」に分類される他の企業
『税理士と自治体のDX』を半世紀以上支え続ける、日本社会のインフラ企業
『お薬手帳』の巨大データベース版を、製薬会社と保険会社に売って稼ぐ会社
会計システムのガリバーが、法改正という追い風を受けながらAI武装で盤石の牙城を築いている状態
『直請け』を捨て、大手SIerとの共存共栄で高収益を叩き出す、システム開発の黒子企業
岐阜発の老舗SIerが、コンビニ決済の裏方からWeb3の表舞台へ駆け上がる二刀流企業
『健康保険組合のカルテ』をビッグデータ化し、製薬・保険業界に売る"医療データ商社"
堅実なシステム運用屋が、M&Aと高付加価値サービスで『稼ぐ力』の再構築に挑む
フィリピンの通信インフラを押さえ、高利益率で安定成長を続ける国際通信の黒子