Link−Uグループ
Link-U Group Inc.
最終更新日: 2026年3月27日
マンガ・コンテンツを技術で世界へ届けるプラットフォーマー
世界中の誰もが、好きなコンテンツにいつでもどこでもアクセスできる未来を創ります。
この会社ってなに?
あなたが普段スマートフォンで読んでいる人気の漫画、例えば「少年ジャンプ+」や「マンガUP!」などを快適に読めるのは、実はLink-Uグループの技術のおかげかもしれません。同社は、大勢の人が同時にアクセスしてもサーバーが落ちないように、そしてサクサ-クとページがめくれるように、漫画アプリの裏側をシステムで支えています。あなたが大好きな漫画の世界にいつでも没頭できる、その「当たり前」の環境を提供しているのがLink-Uグループなのです。
漫画アプリ「少年ジャンプ+」等のサーバープラットフォーム開発が主力。FY2025は売上高48.4億円を達成したものの、マーケティング事業の取引縮小が響き営業利益は3.26億円と前期比で減益となりました。現在は海外展開を急いでおり、ソニー傘下のクランチロールやサウジアラビア企業との提携で成長の再加速を目指しています。しかし、直近のFY2026業績予想はマーケティング事業の不振で下方修正されており、計画の実現性が問われる局面です。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 7月
- 本社
- 東京都千代田区外神田2-2-3 住友不動産御茶ノ水ビル
- 公式
- link-u.group
社長プロフィール

当社は「技術であしたをつくっていく」という経営理念のもと、独自のサーバー技術を核として事業を展開しています。今後はグローバル展開とAI活用を二つの柱とし、世界中の人々がコンテンツをより楽しめる社会の実現を目指し、挑戦を続けてまいります。
この会社のストーリー
松原裕樹氏が中心となり、サーバープラットフォーム事業を目的として株式会社Link-Uを設立。新たな技術でコンテンツ業界に挑戦する物語が始まる。
設立からわずか6年で東京証券取引所マザーズ市場へ上場。公開価格2,820円に対し、初値は5,760円と市場から高い期待を集めた。
東京証券取引所の市場再編に伴い、最上位のプライム市場へ移行。企業としての信頼性と成長性が認められた。
事業の多角化とグループ経営の強化を目指し、「Link-Uグループ株式会社」へ商号変更し、ホールディングス体制へと移行した。
中東・北アフリカ市場への本格進出に向け、サウジアラビアの有力企業と提携。デジタルコンテンツプラットフォームの共同開発を開始した。
世界最大級のアニメ配信プラットフォーム「クランチロール」と提携し、共同で海外向けマンガサービス「Crunchyroll Manga」を提供開始。グローバル展開を加速させる。
売上収益49億~51億円を目標とする中期経営計画を推進。マーケティング事業の再編など課題に直面しつつも、着実な成長を目指す。
海外展開とAI技術の活用を成長戦略の柱に据え、世界中のコンテンツ市場で独自のポジションを確立し、持続的な成長を目指していく。
注目ポイント
サウジアラビア企業や世界最大級のアニメ配信サービス「クランチロール」との提携など、日本のマンガ・コンテンツを世界に届けるための戦略的な海外展開を積極的に進めています。
自社開発の高速サーバープラットフォームが事業の核。大量のアクセスにも耐えうる安定したサービス提供能力が、大手出版社などからの信頼につながっています。
「グローバル×AI」を成長戦略の柱に掲げ、コンテンツ制作やマーケティングへのAI技術導入を推進。テクノロジーでエンタメの未来を切り拓く姿勢が魅力です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2019/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2020/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2021/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2022/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2023/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2024/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2025/3 | 0円 | 0.0% |
現在、株主優待制度は実施しておりません。
当社は成長フェーズにある企業として、現在は配当を実施せず内部留保を優先する方針をとっています。稼ぎ出した利益は将来的な事業拡大やシステム投資、および海外展開のための原資として活用されています。将来的には、業績のさらなる安定と成長を見極めた上で、株主への利益還元について検討する段階へと移行する見通しです。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
当グループは電子書籍やマンガ配信サービスのプラットフォーム開発を主軸に急成長を遂げており、売上収益はFY2021/3の約16億円からFY2025/3には約48億円まで拡大しました。しかし、直近ではマーケティング事業の取引縮小などの影響を受け、FY2026/3期にかけて業績予想の下方修正を余儀なくされるなど、成長の踊り場を迎えています。今後は海外展開やAI活用による収益性改善を通じて、再び持続的な成長軌道への回帰を目指すフェーズにあります。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2019/3 | 18.4% | 15.3% | 36.7% |
| FY2020/3 | 14.9% | 12.9% | 32.4% |
| FY2021/3 | 7.2% | 6.0% | 13.8% |
| FY2022/3 | 1.5% | 1.2% | 5.1% |
| FY2023/3 | 8.8% | 5.0% | 13.9% |
| FY2024/3 | 8.3% | 4.9% | 9.6% |
| FY2025/3 | 5.6% | 2.6% | 6.7% |
収益性は事業の拡大に伴い変動が大きく、営業利益率はFY2021/3の13.8%から、FY2025/3には6.7%まで低下する局面が見られました。これは新規事業への先行投資やマーケティングコストの増加が主因であり、開発効率の最適化が課題となっています。今後は高付加価値なプラットフォーム提供を強化し、再び高い利益率を確保できる体質への転換が求められています。
財務は安全?
財務健全性は極めて高く、有利子負債を一切保有しない無借金経営を継続している点が最大の特徴です。総資産はFY2021/3の約26億円からFY2025/3には約57億円まで拡大し、事業規模の拡大に応じた資産蓄積が進んでいます。自己資本比率は45.3%と依然として安定した水準を維持しており、将来のM&Aや新たな投資機会に対しても柔軟に対応可能な財務基盤を有しています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2019/3 | 4.4億円 | -1.1億円 | 6.1億円 | 3.4億円 |
| FY2020/3 | 2.2億円 | -3.8億円 | 1.9億円 | -1.5億円 |
| FY2021/3 | 2.5億円 | -6.4億円 | -800万円 | -3.8億円 |
| FY2022/3 | 7,400万円 | -1.0億円 | -1.4億円 | -3,000万円 |
| FY2023/3 | 4.0億円 | -1.9億円 | 5.6億円 | 2.1億円 |
| FY2024/3 | 1.1億円 | -2,900万円 | 5,600万円 | 8,600万円 |
| FY2025/3 | 2.2億円 | -1.1億円 | -3.6億円 | 1.1億円 |
営業キャッシュフローは事業の成長に伴い概ね黒字を維持しており、安定した本業での収益創出力を示しています。投資キャッシュフローはシステム開発投資や子会社化に向けた支出が中心であり、成長のための資金投入が継続しています。フリーキャッシュフローも黒字化の傾向が見られ、自己資本を原資とした堅実な経営運営が行われています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2019/3 | 3.9億円 | 1.2億円 | 30.1% |
| FY2020/3 | 4.2億円 | 1.2億円 | 29.1% |
| FY2021/3 | 2.2億円 | 6,200万円 | 28.3% |
| FY2022/3 | 8,600万円 | 5,300万円 | 61.6% |
| FY2023/3 | 4.0億円 | 1.9億円 | 48.6% |
| FY2024/3 | 3.8億円 | 1.5億円 | 38.9% |
実効税率は年度によって大きく変動していますが、これは主に税効果会計の適用やグループ内での再編による一時的な差異が影響しています。税引前利益に対する法人税等の負担率は相対的に高めとなる年もあり、安定した利益計上に向けた税務戦略が今後の注目点です。将来的な利益の成長に伴い、適正な納税を行いながら企業価値向上に注力しています。
会社の公式開示情報
電子書籍やマンガ配信のプラットフォーム開発を主軸に、海外展開やマーケティング事業の成長を加速させています。一方で、直近では業績予想の下方修正も発表されており、既存サービスの競争激化や先行投資による費用増大が経営上の主なリスク要因となっています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2026 | 60億円 | 49.0〜51.0億円 | — | -15.0%〜-18.3% |
| FY2025 | 53億円 | — | 48億円 | -8.2% |
| FY2024 | 33億円 | — | 37億円 | +11.2% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2026 | 3億円 | 1.50〜2.00億円 | — | -35.1%〜-51.3% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 7億円 | — | 3億円 | -54.5% |
| FY2024 | 3億円 | — | 4億円 | +3.2% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
FY2026を最終年度とする中期経営計画では売上高60億円、営業利益12億円を掲げています。しかし、FY2025実績(売上高48.4億円、営業利益3.26億円)時点で進捗は大幅に遅れています。さらに、FY2026の会社計画自体が売上高49〜51億円へと下方修正されており、現中計の大幅未達はほぼ確実な状況です。マーケティング事業の不振が主因であり、海外展開などの新規事業で挽回できるかが今後の焦点となります。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は2.94倍とやや買い残が多い水準で、将来の売り圧力に注意が必要です。業界平均と比較すると、PER・PBRともに割安感はありませんが、突出して高いわけでもありません。時価総額は120億円と小型株の部類に入り、業績やニュースによって株価が大きく変動しやすい特性があります。配当は創業以来実施しておらず、キャピタルゲイン狙いの投資家向けの銘柄です。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
クランチロールと提携し海外向けマンガサービスの提供を開始しました。
海外向けアプリ「Manga UP!」が500万ダウンロードを突破しました。
マーケティング事業の不調により2026年7月期の業績予想を下方修正しました。
最新ニュース
Link−Uグループ まとめ
ひとめ診断
「『少年ジャンプ+』の黒子役が、海外展開とM&Aをテコに自ら主役を狙う野心家」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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