4446プライム

Link−Uグループ

Link-U Group Inc.

最終更新日: 2026年3月27日

ROE5.6%
BPS182.7円
自己資本比率45.3%
FY2025/3 有報データ

マンガ・コンテンツを技術で世界へ届けるプラットフォーマー

世界中の誰もが、好きなコンテンツにいつでもどこでもアクセスできる未来を創ります。

この会社ってなに?

あなたが普段スマートフォンで読んでいる人気の漫画、例えば「少年ジャンプ+」や「マンガUP!」などを快適に読めるのは、実はLink-Uグループの技術のおかげかもしれません。同社は、大勢の人が同時にアクセスしてもサーバーが落ちないように、そしてサクサ-クとページがめくれるように、漫画アプリの裏側をシステムで支えています。あなたが大好きな漫画の世界にいつでも没頭できる、その「当たり前」の環境を提供しているのがLink-Uグループなのです。

漫画アプリ「少年ジャンプ+」等のサーバープラットフォーム開発が主力。FY2025は売上高48.4億円を達成したものの、マーケティング事業の取引縮小が響き営業利益は3.26億円と前期比で減益となりました。現在は海外展開を急いでおり、ソニー傘下のクランチロールやサウジアラビア企業との提携で成長の再加速を目指しています。しかし、直近のFY2026業績予想はマーケティング事業の不振で下方修正されており、計画の実現性が問われる局面です。

情報・通信業プライム市場

会社概要

業種
情報・通信業
決算期
7月
本社
東京都千代田区外神田2-2-3 住友不動産御茶ノ水ビル
公式
link-u.group

社長プロフィール

松原 裕樹
松原 裕樹
代表取締役グループCEO
ビジョナリー
当社は「技術であしたをつくっていく」という経営理念のもと、独自のサーバー技術を核として事業を展開しています。今後はグローバル展開とAI活用を二つの柱とし、世界中の人々がコンテンツをより楽しめる社会の実現を目指し、挑戦を続けてまいります。

この会社のストーリー

2013
株式会社Link-U 設立

松原裕樹氏が中心となり、サーバープラットフォーム事業を目的として株式会社Link-Uを設立。新たな技術でコンテンツ業界に挑戦する物語が始まる。

2019
東証マザーズ市場へ上場

設立からわずか6年で東京証券取引所マザーズ市場へ上場。公開価格2,820円に対し、初値は5,760円と市場から高い期待を集めた。

2022
東証プライム市場へ移行

東京証券取引所の市場再編に伴い、最上位のプライム市場へ移行。企業としての信頼性と成長性が認められた。

2024
持株会社体制へ移行

事業の多角化とグループ経営の強化を目指し、「Link-Uグループ株式会社」へ商号変更し、ホールディングス体制へと移行した。

2024
サウジアラビア企業との業務提携

中東・北アフリカ市場への本格進出に向け、サウジアラビアの有力企業と提携。デジタルコンテンツプラットフォームの共同開発を開始した。

2025
米国クランチロールと提携、海外向け新サービス開始

世界最大級のアニメ配信プラットフォーム「クランチロール」と提携し、共同で海外向けマンガサービス「Crunchyroll Manga」を提供開始。グローバル展開を加速させる。

2026
中期経営計画の推進

売上収益49億~51億円を目標とする中期経営計画を推進。マーケティング事業の再編など課題に直面しつつも、着実な成長を目指す。

Future
グローバル×AIで新たな成長へ

海外展開とAI技術の活用を成長戦略の柱に据え、世界中のコンテンツ市場で独自のポジションを確立し、持続的な成長を目指していく。

注目ポイント

加速するグローバル展開

サウジアラビア企業や世界最大級のアニメ配信サービス「クランチロール」との提携など、日本のマンガ・コンテンツを世界に届けるための戦略的な海外展開を積極的に進めています。

独自の高速サーバー技術

自社開発の高速サーバープラットフォームが事業の核。大量のアクセスにも耐えうる安定したサービス提供能力が、大手出版社などからの信頼につながっています。

AI活用による未来への投資

「グローバル×AI」を成長戦略の柱に掲げ、コンテンツ制作やマーケティングへのAI技術導入を推進。テクノロジーでエンタメの未来を切り拓く姿勢が魅力です。

サービスの実績は?

500万DL
海外向けマンガアプリ「Manga UP!」DL数
2024年11月時点
+25% 4ヶ月
170万作品
創作小説サービス「X-story」累計投稿作品数
2025年時点
28万人
創作小説サービス「X-story」累計会員数
2025年時点
32.2%
売上高成長率
FY2025
0
1株当たり配当金
FY2026予想

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
なし
配当なし
安全性
普通
自己資本比率 45.3%
稼ぐ力
普通
ROE 5.6%
話題性
不評
ポジティブ 40%

配当・優待はもらえる?

もらえません
1株配当(最新期)
0
方針: 現在は無配(成長投資優先)
1株配当配当性向
FY2019/300.0%
FY2020/300.0%
FY2021/300.0%
FY2022/300.0%
FY2023/300.0%
FY2024/300.0%
FY2025/300.0%
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施しておりません。

当社は成長フェーズにある企業として、現在は配当を実施せず内部留保を優先する方針をとっています。稼ぎ出した利益は将来的な事業拡大やシステム投資、および海外展開のための原資として活用されています。将来的には、業績のさらなる安定と成長を見極めた上で、株主への利益還元について検討する段階へと移行する見通しです。

同業比較(収益性)

情報・通信業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
5.6%
業界平均
11.2%
営業利益率下回る
この会社
6.7%
業界平均
28.6%
自己資本比率下回る
この会社
45.3%
業界平均
55.2%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/322.8億円
FY2023/331.3億円
FY2024/336.6億円
FY2025/348.4億円
営業利益
FY2022/31.2億円
FY2023/34.3億円
FY2024/33.5億円
FY2025/33.3億円

当グループは電子書籍やマンガ配信サービスのプラットフォーム開発を主軸に急成長を遂げており、売上収益はFY2021/3の約16億円からFY2025/3には約48億円まで拡大しました。しかし、直近ではマーケティング事業の取引縮小などの影響を受け、FY2026/3期にかけて業績予想の下方修正を余儀なくされるなど、成長の踊り場を迎えています。今後は海外展開やAI活用による収益性改善を通じて、再び持続的な成長軌道への回帰を目指すフェーズにあります。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
5.6%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
2.6%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
6.7%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2019/318.4%15.3%36.7%
FY2020/314.9%12.9%32.4%
FY2021/37.2%6.0%13.8%
FY2022/31.5%1.2%5.1%
FY2023/38.8%5.0%13.9%
FY2024/38.3%4.9%9.6%
FY2025/35.6%2.6%6.7%

収益性は事業の拡大に伴い変動が大きく、営業利益率はFY2021/3の13.8%から、FY2025/3には6.7%まで低下する局面が見られました。これは新規事業への先行投資やマーケティングコストの増加が主因であり、開発効率の最適化が課題となっています。今後は高付加価値なプラットフォーム提供を強化し、再び高い利益率を確保できる体質への転換が求められています。

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率45.3%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
26.3億円

財務健全性は極めて高く、有利子負債を一切保有しない無借金経営を継続している点が最大の特徴です。総資産はFY2021/3の約26億円からFY2025/3には約57億円まで拡大し、事業規模の拡大に応じた資産蓄積が進んでいます。自己資本比率は45.3%と依然として安定した水準を維持しており、将来のM&Aや新たな投資機会に対しても柔軟に対応可能な財務基盤を有しています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+2.2億円
営業CF
投資に使ったお金
-1.1億円
投資CF
借入・返済など
-3.6億円
財務CF
手元に残ったお金
+1.1億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2019/34.4億円-1.1億円6.1億円3.4億円
FY2020/32.2億円-3.8億円1.9億円-1.5億円
FY2021/32.5億円-6.4億円-800万円-3.8億円
FY2022/37,400万円-1.0億円-1.4億円-3,000万円
FY2023/34.0億円-1.9億円5.6億円2.1億円
FY2024/31.1億円-2,900万円5,600万円8,600万円
FY2025/32.2億円-1.1億円-3.6億円1.1億円

営業キャッシュフローは事業の成長に伴い概ね黒字を維持しており、安定した本業での収益創出力を示しています。投資キャッシュフローはシステム開発投資や子会社化に向けた支出が中心であり、成長のための資金投入が継続しています。フリーキャッシュフローも黒字化の傾向が見られ、自己資本を原資とした堅実な経営運営が行われています。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2019/33.9億円1.2億円30.1%
FY2020/34.2億円1.2億円29.1%
FY2021/32.2億円6,200万円28.3%
FY2022/38,600万円5,300万円61.6%
FY2023/34.0億円1.9億円48.6%
FY2024/33.8億円1.5億円38.9%

実効税率は年度によって大きく変動していますが、これは主に税効果会計の適用やグループ内での再編による一時的な差異が影響しています。税引前利益に対する法人税等の負担率は相対的に高めとなる年もあり、安定した利益計上に向けた税務戦略が今後の注目点です。将来的な利益の成長に伴い、適正な納税を行いながら企業価値向上に注力しています。

会社の公式開示情報

電子書籍やマンガ配信のプラットフォーム開発を主軸に、海外展開やマーケティング事業の成長を加速させています。一方で、直近では業績予想の下方修正も発表されており、既存サービスの競争激化や先行投資による費用増大が経営上の主なリスク要因となっています。

会社の計画は順調?

D
総合評価
現中計は大幅な未達が濃厚。直近の業績予想も2期連続で大幅な下方修正となっており、計画精度に課題。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

旧中期経営計画
〜FY2026
売上高: 目標 60億円 未達 (49億〜51億円 (予想))
83.3%
営業利益: 目標 12億円 未達 (6億円 (予想))
50%
営業利益率: 目標 20% 未達 (12% (予想))
60%
中期経営計画
FY2024〜FY2026
売上高: 目標 60億円 順調 (48.4億円 (FY2025実績))
80.7%
営業利益: 目標 12億円 大幅遅れ (3.26億円 (FY2025実績))
27.2%
営業利益率: 目標 20% 大幅遅れ (6.7% (FY2025実績))
33.7%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202660億円49.0〜51.0億円-15.0%〜-18.3%
FY202553億円48億円-8.2%
FY202433億円37億円+11.2%
純利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20263億円1.50〜2.00億円-35.1%〜-51.3%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20257億円3億円-54.5%
FY20243億円4億円+3.2%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

FY2026を最終年度とする中期経営計画では売上高60億円、営業利益12億円を掲げています。しかし、FY2025実績(売上高48.4億円、営業利益3.26億円)時点で進捗は大幅に遅れています。さらに、FY2026の会社計画自体が売上高49〜51億円へと下方修正されており、現中計の大幅未達はほぼ確実な状況です。マーケティング事業の不振が主因であり、海外展開などの新規事業で挽回できるかが今後の焦点となります。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残781,400株
売り残265,700株
信用倍率2.94倍
2026年3月19日時点
今後の予定
2026年7月期 第3四半期決算発表2026年6月15日ごろ
2026年7月期 本決算発表2026年9月15日ごろ

信用倍率は2.94倍とやや買い残が多い水準で、将来の売り圧力に注意が必要です。業界平均と比較すると、PER・PBRともに割安感はありませんが、突出して高いわけでもありません。時価総額は120億円と小型株の部類に入り、業績やニュースによって株価が大きく変動しやすい特性があります。配当は創業以来実施しておらず、キャピタルゲイン狙いの投資家向けの銘柄です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念
報道件数(30日)
48
前月比 -12.5%
メディア数
18
日本経済新聞, 株探, PR TIMES, Yahoo!ファイナンス, 四季報オンライン
業界内ランキング
上位 35%
情報・通信業 2,000社中 700位
報道のトーン
40%
好意的
30%
中立
30%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績修正・株価40%
海外展開30%
M&A・事業提携20%
その他10%

最近の出来事

2025年10月海外提携

クランチロールと提携し海外向けマンガサービスの提供を開始しました。

2025年8月事業拡大

海外向けアプリ「Manga UP!」が500万ダウンロードを突破しました。

2026年3月下方修正

マーケティング事業の不調により2026年7月期の業績予想を下方修正しました。

Link−Uグループ まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
なし
配当なし
安全性
普通
自己資本比率 45.3%
稼ぐ力
普通
ROE 5.6%
話題性
不評
ポジティブ 40%

「『少年ジャンプ+』の黒子役が、海外展開とM&Aをテコに自ら主役を狙う野心家」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU