(株)HODL1
HODL1,inc.
最終更新日: 2026年3月25日
イーサリアムに社運を賭ける、日本初のETHトレジャリー上場企業
HODL & BUIDL — イーサリアムの保有・運用と事業開発で金融インフラの未来を広げる
この会社ってなに?
HODL1はイーサリアム(ETH)という暗号資産を会社として保有・運用する企業です。一般的なサービスや製品を消費者に提供しているわけではありませんが、仮想通貨やブロックチェーン技術に興味がある方にとって、間接的にETHに投資するような感覚で株式を保有できる銘柄です。旧クシム時代にはeラーニング事業やブロックチェーン関連事業を展開していましたが、現在はイーサリアムカンパニーとしての新たな道を模索しています。
HODL1(旧クシム)は、2024年にイーサリアム(ETH)の保有・運用と事業開発を主軸とする企業へ転換しました。旧経営陣がシステム開発・暗号資産関連の主要子会社を代物弁済で売却した経緯があり、現在は田原弘貴CEOの新体制のもと事業立て直しを進めています。FY2025/3は売上高わずか26百万円・営業赤字4.9億円と業績は厳しい状況ですが、ETHの保有を通じた企業価値向上を目指す異色の銘柄です。PBR 10.34倍と割高な水準にあり、投機色の強い銘柄として注意が必要です。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 10月
- 本社
- 東京都港区南青山2丁目12-1 ミヤコヤビル
- 公式
- hodl1.jp
社長プロフィール
HODL & BUIDL。イーサリアムの保有と活用を通じて、金融インフラの未来を広げ、企業価値の向上を目指してまいります。Web3の世界で新たな価値を創造する企業として、株主の皆様とともに成長していきたいと考えています。
この会社のストーリー
システム開発・IT教育事業を主軸とする企業として設立。その後eラーニング事業にも展開。
東京証券取引所マザーズ市場(現グロース市場)に株式を上場。IT・教育分野で事業拡大を図った。
暗号資産交換所を擁するカイカエクスチェンジHDを子会社化。チューリンガムも完全子会社化し、Web3領域へ本格参入。
旧経営陣が暗号資産関連の主要子会社を代物弁済で売却。事業基盤が大幅に縮小し、経営の立て直しが急務となった。
田原弘貴CEOのもと新経営体制を発足。社名をHODL1に変更し、イーサリアムトレジャリー企業として再出発。
ETHの保有・運用を中核事業に据え、Web3・ブロックチェーン分野での事業開発を推進。新たな価値創造を目指す。
注目ポイント
イーサリアムを会社として保有・運用する日本初の上場企業。暗号資産市場の成長に直接連動する独自のビジネスモデルを構築中です。
有利子負債ゼロ、自己資本比率78.8%と財務面は身軽です。事業縮小後のスリムな体制で、新たな事業展開に向けた柔軟性を確保しています。
旧経営陣による子会社売却という困難を乗り越え、新CEOのもと事業の立て直しに取り組んでいます。内部統制の再構築やAI活用など、新たな成長戦略を模索中です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 0.4円 | - |
| FY2017/3 | 0.5円 | 17.1% |
| FY2018/3 | 0.8円 | - |
| FY2019/3 | 0.8円 | - |
| FY2020/3 | 1.5円 | 17.9% |
| FY2022/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2023/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2024/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2025/3 | 0円 | 0.0% |
株主優待制度は2025年2月に廃止されました。
HODL1は継続的な赤字体質のため配当は無配が続いています。株主優待制度も2025年2月に廃止が発表されました。イーサリアム保有による含み益の実現や新規事業の黒字化が実現しない限り、配当再開の見通しは立っていません。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
HODL1の業績は、主要子会社の売却に伴いFY2023/3以降大幅に悪化しています。FY2022/3には売上16億円・営業利益2億円を計上しましたが、FY2025/3は売上わずか26百万円・営業赤字4.9億円に縮小。FY2026/3の予想は売上ゼロ・利益ゼロと開示されており、イーサリアム保有を中心とした新たな事業モデルへの移行期にあります。
事業ごとの売上・利益
イーサリアム(ETH)の保有・運用を主軸とする事業。HODL & BUIDLを掲げ、ETHの長期保有と関連事業の開発を推進。現時点では実質的な売上はほぼゼロ。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | -2.2% | -1.8% | -3.0% |
| FY2017/3 | 2.9% | 2.5% | 6.2% |
| FY2018/3 | -5.0% | -4.0% | 11.0% |
| FY2019/3 | -1.3% | -1.0% | -0.5% |
| FY2020/3 | 10.0% | 6.5% | 1.8% |
| FY2021/3 | -11.8% | -9.5% | -8.3% |
| FY2022/3 | 10.6% | 9.6% | 12.3% |
| FY2023/3 | -41.1% | -2.7% | -231.2% |
| FY2024/3 | -137.0% | -2.3% | -70.2% |
| FY2025/3 | -318.9% | -256.1% | -1876.9% |
収益性指標は全期間を通じて大幅なマイナスとなっています。FY2022/3のみROE 10.6%・営業利益率12.3%と黒字を計上しましたが、FY2023/3以降は主要事業の喪失により極端な赤字体質に転落。FY2025/3の営業利益率-1876.9%は売上高がほぼゼロに近い中での固定費負担を反映しています。
財務は安全?
バランスシートは劇的に変動しています。FY2023〜24/3には暗号資産関連の連結子会社を含め総資産が600〜865億円まで膨張しましたが、主要子会社の売却後のFY2025/3には5.3億円まで縮小。有利子負債はゼロで、自己資本比率はFY2025/3に78.8%と回復しましたが、BPSは22.6円と大幅に毀損しています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2016/3 | -9,400万円 | 4,100万円 | -600万円 | -5,300万円 |
| FY2017/3 | 8,300万円 | -1.9億円 | 7.0億円 | -1.1億円 |
| FY2018/3 | 3.5億円 | -1.6億円 | -1,000万円 | 1.9億円 |
| FY2019/3 | -5,000万円 | 1.2億円 | 8,400万円 | 6,700万円 |
| FY2020/3 | 1.1億円 | -5.6億円 | -6,600万円 | -4.5億円 |
| FY2021/3 | -4,900万円 | -3.8億円 | 15.7億円 | -4.3億円 |
| FY2022/3 | -10.0億円 | 6,600万円 | 3.5億円 | -9.3億円 |
| FY2023/3 | -2.0億円 | 6.1億円 | -5,200万円 | 4.1億円 |
| FY2024/3 | -6.3億円 | -3.0億円 | 9.4億円 | -9.3億円 |
| FY2025/3 | -6.4億円 | -2.6億円 | 2.0億円 | -9.0億円 |
営業キャッシュフローは全期間を通じてマイナスが続いており、本業からの資金創出力はありません。財務キャッシュフローで増資等の資金調達を行い、事業を維持している構造です。FY2025/3のFCFは-897百万円と、手元資金の減少が続いている点には注意が必要です。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | -1,600万円 | 0円 | - |
| FY2017/3 | 3,800万円 | 0円 | 0.0% |
| FY2018/3 | 1.2億円 | 1.9億円 | 157.5% |
| FY2019/3 | -500万円 | 0円 | - |
| FY2020/3 | 4,000万円 | 0円 | 0.0% |
| FY2021/3 | -1.1億円 | 0円 | - |
| FY2022/3 | 1.9億円 | 0円 | 0.0% |
| FY2023/3 | -9.3億円 | 0円 | - |
| FY2024/3 | -11.5億円 | 0円 | - |
| FY2025/3 | -4.5億円 | 0円 | - |
税引前損益はFY2022/3を除き継続的にマイナスであり、法人税の納税額はほぼゼロです。繰越欠損金が蓄積されており、仮に将来黒字化した場合にも一定期間は税負担が軽減される可能性があります。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2025/3 | 0万円 | 9人 | - |
従業員数はわずか9名と極めて少人数の組織です。主要子会社売却後に大幅に人員が縮小しており、現在はイーサリアム保有・運用を中心とした最小限の体制で運営されています。平均年収のデータは非開示です。
誰がこの会社の株を持ってる?
浮動株比率が高く、株式の流動性が高い反面、株価変動が大きくなりやすい傾向があります。 個人投資家の保有比率が高く、CEO田原氏(3.5%)と山中氏(4.8%)が安定株主。
筆頭株主は個人の山中夕典氏(4.77%)で、CEOの田原弘貴氏が3.50%を保有しています。機関投資家や事業法人の保有はほぼなく、個人投資家中心の極めて流動性の高い株主構成です。証券会社の保有は信用取引に伴うものと考えられます。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| イーサリアムトレジャリー事業 | 0.3億円 | -4.9億円 | - |
実質的に単一セグメント(イーサリアムトレジャリー事業)のみの構成です。旧クシム時代にはeラーニング事業やブロックチェーンサービス事業を展開していましたが、主要子会社の売却後はETHの保有を中心とした事業モデルに転換しました。売上はほぼゼロで、事業の立て直しが急務です。
この会社のガバナンスは?
役員数は9名で、女性役員はゼロです。代表取締役CEOの田原弘貴氏を中心とした新経営体制で、旧経営陣による子会社売却後の事業立て直しに取り組んでいます。連結子会社は現時点でゼロとなっています。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
HODL1のTSRは5年間で80%と投資元本を大きく毀損しています。同期間のTOPIX(213%)と比較すると大幅にアンダーパフォームしており、長期投資には適さない銘柄と言えます。暗号資産市場の動向次第で急騰・急落する可能性があるハイリスク・ハイリターンの投機的銘柄です。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 100.0万円 | +0.0万円 | 0.0% |
| FY2022 | 85.0万円 | -15.0万円 | -15.0% |
| FY2023 | 78.0万円 | -22.0万円 | -22.0% |
| FY2024 | 95.0万円 | -5.0万円 | -5.0% |
| FY2025 | 80.0万円 | -20.0万円 | -20.0% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PERは赤字のため算出不能、PBR 10.34倍は業界平均(2.5倍)を大幅に上回る割高水準です。BPSが22.6円に対して株価234円と、純資産価値を大きく超えた評価がされており、イーサリアム保有への期待が織り込まれた株価と言えます。信用買残が約176万株と高水準で、投機的な取引が活発です。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
2026年10月期第1四半期決算短信を発表。イーサリアムトレジャリー事業の進捗を報告。
株主優待制度の廃止を発表。経営資源の効率的活用を理由に廃止。
クシムからHODL1に社名変更。Web3・暗号資産トレジャリー事業を中核とする企業へ転換。
最新ニュース
(株)HODL1 まとめ
ひとめ診断
「旧クシムからイーサリアム特化企業へ転身。HODL & BUIDLを掲げるWeb3スタンダード銘柄」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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