会社の計画は順調?B
総合評価
期初予想に対する実績は、2022/12期が売上高△12.7%・営業利益△24.7%と下振れ、2023/12期は営業利益+38.5%と上振れ、2024/12期は小幅に未達、2025/12期は売上高+23.6%と大きく上振れました。予想の当たり外れは年によって上下にぶれています。
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
中期経営計画の最終年度である2026/12期は、個別業績予想の売上高117億円・営業利益23億円が中計目標(74.8億円・14.8億円)を大きく上回ります。一方で経常利益は個別予想11億円と目標10億円をわずかに上回る水準で、下期の債権流動化の費用次第です。財務目標の自己資本比率25%以上に対し6月末は14.1%で、流動比率も目標の150%以上に対し6月末は128.4%(当サイト算出)にとどまっています。 中期経営計画(2024年12月期〜2026年12月期)「AIとファイナンスを強みとした不動産Tech企業へ」
2024/12期〜2026/12期(2024年2月14日公表・最終年度は2026年12月期)
売上高(FY2026/12): 目標 74.8億円 順調 (Q2累計 56.9億円(進捗76.1%))営業利益(FY2026/12): 目標 14.8億円 順調 (Q2累計 11.2億円(進捗76.0%))経常利益(FY2026/12): 目標 10.0億円 順調 (Q2累計 8.5億円(進捗85.1%。下期に債権流動化の費用が発生予定))営業利益率(FY2026/12): 目標 19.8% 進行中 (中間期 19.8%)自己資本比率: 目標 25%以上 進行中 (2026年6月末 14.1%(2025/12期末は15.1%))EPS(1株当たり当期純利益): 目標 100円 進行中 (中間期実績 89.93円)ROE(自己資本利益率): 目標 30% 進行中 (2025/12期実績 29.4%) 年度別の予想精度(計画を守れてる?)売上高
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離 2022/12期 3,426百万円 3,100百万円 2,992百万円 △12.7% 2023/12期 3,666百万円 4,033百万円 3,957百万円 +7.9% 2024/12期 4,800百万円 — 4,697百万円 △2.1% 2025/12期 6,000百万円 7,400百万円 7,413百万円 +23.6% 2026/12期 10,000百万円 11,700百万円(個別) 未確定(中間期の実績は5,693百万円) -
営業利益
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離 2022/12期 384百万円 330百万円 289百万円 △24.7% 2023/12期 366百万円 488百万円 507百万円 +38.5% 2024/12期 788百万円 — 738百万円 △6.3% 2025/12期 905百万円 950百万円 977百万円 +8.0% 2026/12期 1,700百万円 2,300百万円(個別) 未確定(中間期の実績は1,124百万円) -
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は2024年2月14日に2024年12月期〜2026年12月期の中期経営計画 を公表し、「時価総額280億円に向けて、マンションISP領域から脱却し、AIとファイナンスを強みとした不動産Tech領域へ」を掲げました。数値目標は2026年12月期に売上高74.8億円・営業利益14.8億円(営業利益率19.8%)・経常利益10.0億円 、財務イメージとして自己資本比率25%以上・流動比率150%以上・EPS100円・ROE30%です。策定当時の同社は非連結(単体)決算でした。売上高・営業利益・経常利益の進捗率は中間期の実績を中計目標で割った当サイトの算出値で、下期には債権流動化に伴う債権売却損などの営業外費用が増える見込みです。なお、時価総額280億円について会社は2026年2月の決算説明会で「当時の見込みであり、状況は変化しています」と答え、2026年12月期の経営目標として売上高100億円・時価総額100億円 を掲げています。同じ質疑で会社は「時価総額100億円といった水準で改めて増資を検討するという方針に変わりはありません。増資は慎重に検討します」と答えています。取締役らには業績連動の有償ストック・オプションが2回付与されており、2023年4月決議分は2023年12月期〜2027年12月期のいずれか連続2期の経常利益合計が25億円を超えること、2025年10月決議分(行使価額1,046円・483,000株分)は2027年12月期〜2034年12月期の経常利益が1,500百万円超で20%、1,750百万円超で80%、2,000百万円超で90%、3,000百万円超で100%まで行使可能になり、さらに割当日から2030年12月1日までに連続する21日間の終値平均が1,636円を超えなければ行使可能分の半分までしか行使できない、という条件です。単年度の予想では、2025/12期を2026年1月19日に売上高6,000→7,400百万円・営業利益905→950百万円へ上方修正 し、実績は7,413百万円・977百万円でした。2023/12期は2023年5月11日に当期純利益だけを、7月31日に売上高3,666→4,033百万円・営業利益366→488百万円へ修正しており、上表の修正予想は最後の修正値です。2022/12期は2022年11月14日に売上高3,426→3,100百万円・営業利益384→330百万円へ下方修正しました。2026/12期は2026年8月12日に個別業績予想を売上高10,000→11,700百万円・営業利益1,700→2,300百万円へ上方修正 し、経常利益1,100百万円・当期純利益650百万円は据え置きました。連結業績予想は売上高12,600百万円のみで、利益は未定です。営業利益率の目標19.8%に対し、中間期の実績は19.8%、通期の個別予想ベースでは2,300÷11,700=19.7%で、目標をわずかに下回ります。乖離率は百万円単位の表示値から算出しています。