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ハリマ化成グループ4410

HARIMA CHEMICALS GROUP,INC.

プライムUpdated 2026/03/27
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 42円
安全性
普通
自己資本比率 34.3%
稼ぐ力
普通
ROE 5.3%(累計)
話題性
普通
ポジ 45%

この会社ってなに?

あなたが毎日使う紙製品が滑らかに印刷できたり、水に濡れても滲みにくかったりするのは、ハリマ化成の薬品のおかげかもしれません。また、宅配便の段ボールを留める粘着テープや、スマートフォンやパソコンの中にある小さな電子部品をつなぎとめる「はんだ」の材料も、実はこの会社が手掛けています。普段何気なく目にしているモノの裏側で、松の木から採れる『ロジン』という天然素材を活かした同社の技術が、私たちの暮らしを支えているのです。

松ヤニを原料とするロジン製品の老舗化学メーカー。2025期は売上高1,010.1億円、営業利益20.83億円と、前期の赤字からV字回復を達成しました。続く2026期も売上高1,080億円、営業利益30億円と増収増益を予想しており、収益改善が進んでいます。近年はM&Aを積極的に活用し、主力の製紙用薬品や粘接着剤に加え、電子材料など高付加価値分野への事業ポートフォリオ転換を加速させています。

化学プライム市場

会社概要

業種
化学
決算期
3月
本社
大阪市中央区今橋4-4-7

サービスの実績は?

10ヵ国
グローバル製造拠点数
2024年統合報告書
M&Aにより拡大
42
1株当たり年間配当金
2025期実績
3期連続維持
12.3%
売上高成長率(5年平均)
2021期-2025期
+8.4% YoY (FY2025)
1.30億円
従業員一人当たり売上高
2025期
+7.4% YoY
4
主要な事業買収・売却件数
2011年以降
選択と集中
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
5.3%(累計)
株主資本の利回り
ROA
1.8%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
3.4%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期2.9%1.6%-
2022/03期4.5%2.4%-
2023/03期2.2%1.0%-
2024/03期2.8%1.2%0.2%
2025/03期1.9%0.8%2.1%
3Q FY2026/35.3%(累計)1.8%(累計)3.4%

収益性については、営業利益率が概ね1-4%台で推移しており、化学素材メーカーとしてコストコントロールと高付加価値化が重要な経営課題となっています。2024/03期には営業利益率がマイナス0.2%まで低下しましたが、構造改革による体質強化を経て、再びプラス圏へと回復させています。今後は、海外事業の成長と製造拠点の効率化を通じて、持続的な利益率改善を目指しています。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期629億円10.9億円43.4円-
2022/03期761億円17.5億円69.4円+21.1%
2023/03期945億円8.8億円35.8円+24.2%
2024/03期923億円2.1億円11.6億円-48.0円-2.3%
2025/03期1,010億円20.8億円7.6億円31.5円+9.4%

当社の売上高は堅調に推移し、1,000億円規模まで拡大してきましたが、利益面では原材料価格の変動や為替、さらには構造改革費用が重石となり不安定な状況が続いています。2024/03期には営業赤字を計上しましたが、その後は収益改善に取り組み、2025/03期には黒字転換を果たしました。2026年3月期は、事業ポートフォリオの再編を通じた収益性の向上が期待されています。 【3Q 2026/03期実績】売上779億円(通期予想比72%)、営業利益27億円(同89%)、純利益18億円(同150%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

化学の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
5.3%(累計)
業界平均
7.8%
営業利益率下回る
この会社
3.4%
業界平均
9.8%
自己資本比率下回る
この会社
34.3%
業界平均
56.6%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

2,200万円
取締役1名の合計

天然樹脂「ロジン」を核とする化学品事業を展開し、製紙用薬品や粘接着剤用樹脂で高いシェアを誇ります。海外子会社を通じたグローバル展開を進める一方で、原材料価格の変動や為替リスクが事業運営上の主要な懸念材料として開示されています。

会社の計画は順調?

C
総合評価
業績予想はブレやすく、旧中計は利益目標の達成が困難な状況。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画(旧)
2024期〜2026期
売上高: 目標 1,100億円 未達 (1,010.1億円 (FY2025実績))
91.8%
営業利益: 目標 70億円 未達 (20.83億円 (FY2025実績))
29.8%
ROE: 目標 10.0% 未達 (2.0% (FY2025))
20%
FY2026 会社業績予想
2026期
売上高: 目標 1,080億円 順調 (1,010.1億円 (FY2025実績))
93.5%
営業利益: 目標 30億円 やや遅れ (20.83億円 (FY2025実績))
69.4%
当期純利益: 目標 12億円 やや遅れ (7.63億円 (FY2025実績))
63.6%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2022期685億円761億円+11.1%
2024期1,055億円923億円-12.5%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2023期20億円17億円-14.7%
2025期21億円21億円-0.8%
経常利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2026期15億円25億円 (26/1/30)+66.7%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

2026期を最終年度とする旧中期経営計画は、売上高1,100億円、営業利益70億円を掲げていましたが、2025期終了時点で営業利益の進捗率は約30%と、目標達成は厳しい状況です。これは2024期の大幅な業績悪化が響いた形です。一方で、直近の業績予想は期中に上方修正するなど回復基調も見られますが、過去の業績予想は実績と乖離する傾向があり、計画達成力には課題が残ります。

最新ニュース

中立
ハリマ化成G、上期経常が前年同期比微増で着地
10/31 · 株探

どんな話題が多い?

決算・業績50%
M&A・事業譲渡25%
株主還元15%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +12.5%
メディア数
28
株探, Yahoo!ファイナンス, 日本経済新聞, 日刊工業新聞, 日経電子版
業界内ランキング
上位 32%
化学業界 210社中 67位
報道のトーン
45%
好意的
40%
中立
15%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年2月事業売却

合弁会社SunPine AB社の全保有株式を売却し、ポートフォリオの最適化を進める方針を発表しました。

2026年1月業績上方修正

第3四半期決算にて経常利益が前年同期比63.5%増となる大幅な増益を達成しました。

2025年4月決算発表

2025期決算にて売上高1010.1億円、営業利益20.83億円を記録し、グローバル戦略の成果が顕在化しました。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率34.3%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
418億円
借金(有利子負債)
Net Assets
380億円
会社の純資産

財務健全性については、積極的なM&A投資を実施してきた経緯から、2024/03期以降は有利子負債が600億円規模に増加しており、自己資本比率は40%弱の水準で推移しています。総資産は1,000億円規模に達しており、成長のための投資は継続しつつも、有利子負債のコントロールが今後の財務安定性の鍵となります。自己資本の厚みを維持しつつ、ROEの向上を図る資本効率の改善が期待されます。 【3Q 2026/03期】総資産1000億円、純資産380億円、自己資本比率34.3%、有利子負債418億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+61.5億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-49.8億円
投資に使ったお金
Financing CF
-36.7億円
借入・返済など
Free CF
+11.7億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期30.1億円18.6億円15.6億円11.5億円
2022/03期28.3億円34.4億円21.1億円6.0億円
2023/03期4.7億円66.5億円76.6億円71.2億円
2024/03期3.5億円32.0億円28.9億円28.4億円
2025/03期61.5億円49.8億円36.7億円11.7億円

営業キャッシュフローは変動が大きいものの、2025/03期には約61億円のプラスを確保し、本業での稼ぐ力が回復しています。一方で、投資活動では海外拠点の拡充や事業買収のために継続的に支出が行われており、フリーキャッシュフローは投資タイミングによってマイナスとなる年もあります。今後は、既存事業からの安定したキャッシュ創出により、投資資金を賄い財務体質を改善する好循環を目指しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 8名)
女性 2名(25.0% 男性 6
25%
75%
監査報酬
6,000万円
連結子会社数
33
設備投資額
61.8億円
平均勤続年数(従業員)
16.3
臨時従業員数
15

女性役員比率が25.0%と一定の水準を確保しており、多様性の推進に取り組んでいます。監査等委員会設置会社として監査体制の強化を図るとともに、33社の連結子会社を統括する持株会社体制によって、グループ全体のコーポレートガバナンスの適正化を推進しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主57.5%
浮動株42.5%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関20.9%
事業法人等36.6%
外国法人等3.6%
個人その他38.2%
証券会社0.7%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は長谷川興産・松川・公益財団法人松籟科学技術振興財団。

長谷川興産株式会社(2,913,000株)12%
松川株式会社(2,913,000株)12%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(1,884,000株)7.76%
ハリマ化成共栄会(1,422,000株)5.86%
兵庫県信用農業協同組合連合会(1,028,000株)4.23%
公益財団法人松籟科学技術振興財団(965,000株)3.97%
有限会社松籟(934,000株)3.85%
株式会社三井住友銀行(894,000株)3.68%
ハリマ化成従業員持株会(475,000株)1.96%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(448,000株)1.84%

長谷川興産株式会社や松川株式会社など、創業家ゆかりの法人による出資比率が高く、安定した経営体制が維持されていることが特徴です。一方で、信託銀行などの機関投資家も一定の比率を占めており、堅実な成長を重視する株主構成となっています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1経営環境に関するリスク ① 各国の経済状況、世界情勢 ・ ○ ・ ・ ・ ○ ・ ・ ② 原材料の調達 ・ ・ ○ ・ ・ ・ ○ ・ ③ 自然災害や感染症 ・ ・ ○ ・ ・ ・ ・ ○ ④ 為替レートの変動 ・ ○ ・ ・ ・ ○ ・ ・ ⑤ 公的規制 ・ ・ ○ ・ ・ ○ ・ ・
2事業運営に関するリスク ① 生産活動における事故 ○ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ○ ② 製造物責任 ・ ○ ・ ・ ・ ・ ・ ○ ③ 知的財産 ・ ・ ・ ○ ・ ・ ・ ○ ④ 情報セキュリティ ・ ○ ・ ・ ・ ・ ○ ・
3経理・財務に関するリスク ① 資金調達 ・ ・ ○ ・ ・ ・ ○ ・ ② 固定資産の減損 ・ ・ ○ ・ ・ ○ ・ ・ 影響度 発生可能性 高 4 経営に大きな影響が出る 高 4 数か月に1回以上発生 ↓ 3 経営に長期的な影響が出る ↓ 3 1~2年に1回程度発生 2 経営に一時的な影響が出る 2 5年に1回程度発生 低 1 部門運営に影響が出る 低 1 10年以内に1回程度発生

社員の給料はどのくらい?

平均年収
745万円
従業員数
1,695
平均年齢
45.6歳
平均年収従業員数前年比
当期745万円1,695-

従業員の平均年収は745万円となっており、化学業界の標準的な水準を維持しています。長年にわたる持続的な利益成長とグローバル展開が、安定した給与水準を支える背景にあると考えられます。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

TSR(株主総利回り)は過去5年間、一貫してTOPIXをアンダーパフォーム(下回る成績)しています。特に株価が大きく上昇した2024期や2025期の市場環境下でも、同社の株価はTOPIXの上昇率に及びませんでした。これは、2024期に最終赤字に転落するなど業績が不安定だったことが主な要因です。配当は安定していますが、株価成長が市場平均に追いついていないため、投資家のトータルリターンは低迷しています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
42
方針: 安定配当
1株配当配当性向
2016/03期1429.7%
2017/03期1718.2%
2018/03期2321.9%
2019/03期3622.6%
2020/03期3843.3%
2021/03期3887.5%
2022/03期3854.7%
2023/03期42117.4%
2024/03期42-
2025/03期42133.5%
9期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度は設けておりません。

当社は株主重視の姿勢を徹底しており、上場以来一度も減配を行わない安定配当方針を継続しています。業績が厳しい期においても、安定的な配当維持を優先することで長期的な株主価値の向上を目指しています。今後は利益成長を通じて配当性向を適正化し、持続可能な還元策を推進していく方針です。

もし5年前に投資していたら?

2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 93.7万円 になりました (-6.3万円)
-6.3%
年度末時点評価額損益TSR
2021期87.4万円12.6万円-12.6%
2022期77.8万円22.2万円-22.2%
2023期88.6万円11.4万円-11.4%
2024期96.6万円3.4万円-3.4%
2025期93.7万円6.3万円-6.3%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残198,700株
売り残23,200株
信用倍率8.56倍
2026年3月20日時点
今後の予定
2026年3月期 本決算発表2026年4月下旬
第104期 定時株主総会2026年6月下旬
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年7月下旬

業界平均と比較してPERは同水準ですが、PBRは0.62倍と著しく低く、市場から割安と評価されていることがうかがえます。配当利回りは4.43%と業界平均を大きく上回る高水準です。信用倍率は8.56倍と買い残が多く、将来の株価上昇を期待する投資家が多い一方、需給面での重さも懸念されます。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期10.9億円200万円0.2%
2022/03期34.3億円16.9億円49.1%
2023/03期25.4億円16.6億円65.2%
2024/03期-2.8億円0円-
2025/03期13.3億円5.7億円42.6%

納税状況は、各期の税引前利益の変動に応じて実効税率が大きく変化する傾向にあります。赤字期には法人税の支払いは発生しませんが、黒字期には海外子会社の税負担や繰延税金資産の取り扱いなどにより、法定実効税率を上回る負担となるケースが見られます。今後も業績の回復に伴い、適正な納税が行われる見込みです。

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もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

ハリマ化成グループ まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 42円
安全性
普通
自己資本比率 34.3%
稼ぐ力
普通
ROE 5.3%(累計)
話題性
普通
ポジ 45%

「『松ヤニ』の老舗が、M&Aで世界市場と先端分野に挑む化学メーカー」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU