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(株)エプコ2311

EPCO Co.,Ltd.

スタンダードUpdated 2026/03/25
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 35円
安全性
安定
自己資本比率 71.1%(自己資本比率80%と極めて健全。有利子負債10億円もFY2024に再エネ投資のために借入したもので、返済も順調)
稼ぐ力
普通
ROE 9.1%(営業利益率は回復途上。再エネ事業の利益率向上が今後の課題)
話題性
好評
ポジ 50%

この会社ってなに?

新築住宅を建てる際に使われる水道管や排水管の設計図面を作成するのがエプコの原点です。住宅メーカーから設計を受託し、効率的かつ正確な図面をクラウド上で提供しています。最近では、太陽光発電パネルや蓄電池を住宅に設置するサービスも急成長中。東京電力との合弁会社TEPCOホームテックを通じて、家庭の電気代削減やCO2削減にも貢献しています。

エプコは1990年に設立され、住宅の給排水設備設計をコア事業として成長してきた企業です。現在はパナソニックやLIXIL等の大手住宅関連企業と提携し、住宅設計サービスに加え、太陽光発電・蓄電池などの再エネ事業を急拡大中。2025年12月期は売上高62.5億円(前期比+11.5%)、営業利益3.8億円と増収増益を達成しました。配当利回り4.35%と高配当で、中期経営計画では2027年に売上高100億円を目指しています。

サービス業スタンダード市場

注目ポイント

配当利回り4.35%の高配当株

配当方針としてDOE 8%を目安とし、2025/12期で1株35円に増配。配当利回り4.35%はスタンダード市場の中でも高水準。安定したインカムゲインが期待できます。

再エネ×住宅DXの成長ストーリー

パナソニックや東京電力との提携を軸に、太陽光発電・蓄電池の設置事業が急成長中。中計で売上高100億円を目指し、住宅業界のDX推進にも注力しています。

自己資本比率80%の鉄壁財務

自己資本比率80%と極めて高い財務健全性を誇ります。創業者が27.74%を保有するオーナー企業で、安定した経営基盤が魅力です。

会社概要

業種
サービス業
決算期
12月
本社
東京都墨田区太平4-1-3 オリナスタワー12階
公式
www.epco.co.jp

サービスの実績は?

35
1株当たり配当金
2025期実績
+9.4% YoY
+11.5%
売上高成長率
2025期実績 (YoY)
100億円
中計売上目標
2027期目標
600
連結従業員数
2025年12月時点
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

事業ごとの売上・利益

設計サービス事業
約30億円47.6%)
エネルギーサービス事業
約33億円52.4%)
設計サービス事業約30億円
利益: 約5億円利益率: 16.7%

住宅の給排水設備・電気設備の設計サービスが主力。BIM活用やクラウド化でDX推進中。パナソニック・LIXIL等の大手住宅メーカーが主要顧客。

エネルギーサービス事業約33億円
利益: 約1億円利益率: 3.0%

太陽光発電・蓄電池・EV充電器の設計・施工・メンテナンス。東電EP子会社TEPCOホームテックとの連携が柱。急成長中だが利益率は発展途上。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
9.1%
株主資本の利回り
ROA
7.3%
総資産の活用度
Op. Margin
6.0%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/12期13.0%10.3%-
2022/12期7.6%6.3%-
2023/12期13.8%11.7%-
2024/12期7.0%5.7%6.0%
2025/12期9.1%7.3%6.0%
2025/12期9.1%7.3%6.0%

営業利益率は2022/12期に1.3%まで低下しましたが、2024/12期以降は6.0%まで回復しています。ROEは7〜13%台で推移しており、サービス業としては安定した収益性を維持しています。再エネ事業の成長と設計業務のDX推進により、今後の利益率改善が期待されます。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/12期47.0億円6.6億円73.8円-
2022/12期48.2億円3.6億円40.3円+2.6%
2023/12期50.6億円6.3億円70.1円+5.0%
2024/12期56.1億円3.4億円3.3億円36.6円+10.8%
2025/12期62.5億円3.8億円4.3億円47.5円+11.5%

売上高は5期連続で増収を達成し、2025/12期には62.5億円に到達しました。営業利益は2022/12期に一時的に落ち込みましたが、再エネ事業の拡大と住宅設計事業の収益改善により2024/12期以降は回復基調に転じています。2026/12期は売上高66.8億円・営業利益4.0億円を予想し、中期経営計画の目標に向けて着実に成長しています。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

サービス業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
9.1%
業界平均
11.2%
営業利益率下回る
この会社
6.0%
業界平均
9.6%
自己資本比率上回る
この会社
71.1%
業界平均
53.4%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

4,665万円
取締役2名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
設計サービス事業約30億円約5億円16.7%
エネルギーサービス事業約33億円約1億円3.0%

設計サービス事業は利益率16.7%と高収益で、エプコの安定収益基盤を形成しています。一方、エネルギーサービス事業は売上構成比で約53%と主力に成長しましたが、利益率は3.0%と発展途上です。中期経営計画では再エネ事業の規模拡大と利益率向上を同時に追求し、2027年に売上高100億円を目指しています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
中計初年度のFY2025は売上高目標に対して62.5%の進捗。再エネ事業の急拡大が鍵となるが、利益率改善が課題。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画(2025-2027)
2025期〜2027期
売上高: 目標 100億円 やや遅れ (62.5億円 (FY2025))
62.5%
経常利益: 目標 15億円 大幅遅れ (4.8億円 (FY2025))
32.1%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期61億円63億円+2.3%
2024期57億円56億円-1.0%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

エプコは中期経営計画(2025-2027)で売上高100億円・経常利益15億円を最終目標に掲げています。2025期実績は売上高62.5億円と初年度として順調なスタートですが、経常利益4.8億円は目標の32%にとどまり、利益面での加速が必要です。再エネ事業の規模拡大と設計事業のDX推進がドライバーとなります。

どんな話題が多い?

業績・決算35%
再エネ・太陽光30%
住宅設計・DX20%
その他15%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
32
前月比 +8.5%
メディア数
15
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 40%
サービス業 約300社中 120位
報道のトーン
50%
好意的
42%
中立
8%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

1990
エプコ設立

住宅の給排水設備設計を手掛ける企業として創業。住宅メーカーのアウトソーシングニーズを捉えた。

2002
株式上場

JASDAQ市場に株式を上場。住宅設計サービスのトップランナーとして市場の注目を集めた。

2017
TEPCOホームテック設立

東京電力エナジーパートナーとの合弁会社を設立。省エネリフォーム・再エネ事業に本格参入した。

2020
パナソニックとの合弁事業

パナソニックとの合弁会社パナソニック・エプコ エナジーサービスを設立。再エネ事業を加速。

2025
中期経営計画スタート

売上高100億円を目指す3カ年中期経営計画を始動。再エネ領域での事業拡大と住宅領域でのDX推進を2本柱に掲げる。

出来事の年表

2026年3月経営計画説明会

第26回経営計画説明会で2026/12期の売上高66.8億円・経常利益6.24億円の業績予想を発表。

2026年2月本決算発表

2025/12期本決算を発表。売上高62.5億円(+11.5%)、営業利益3.76億円(+12.6%)と増収増益を達成。

2025年8月中計説明会

中期経営計画(2025-2027)の進捗を報告。再エネ領域での事業拡大と住宅領域でのDX推進を強調。

社長プロフィール

岩崎 辰之
代表取締役グループCEO
先見性のある創業者経営者
住まいと暮らし、環境をDX技術で支え、住宅業界に新たな価値を提供し続けます。再生可能エネルギーの普及を通じて、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率71.1%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
5.0億円
借金(有利子負債)
Net Assets
46.8億円
会社の純資産

自己資本比率は80%前後と極めて高い財務健全性を維持しています。2023/12期まで実質無借金経営でしたが、2024/12期に再エネ事業への投資資金として15億円の借入を実施。2025/12期には10億円に減少しており、堅実な財務基盤を保っています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+3.7億円
本業で稼いだお金
Investing CF
+5.7億円
投資に使ったお金
Financing CF
-2.9億円
借入・返済など
Free CF
+9.4億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/12期2.3億円4.8億円2.7億円7.1億円
2022/12期1.7億円3.3億円3.0億円5.0億円
2023/12期4.7億円3.0億円3.3億円7.7億円
2024/12期3.2億円4.0億円2.1億円7,300万円
2025/12期3.7億円5.7億円2.9億円9.4億円

営業キャッシュフローは2022/12期に一時マイナスとなりましたが、2023/12期以降は安定的にプラスを維持しています。2025/12期はFCF 9.4億円と大幅に改善し、投資キャッシュフローのプラスは投資有価証券の売却等によるものです。財務的な余裕度が高まっています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 6名)
女性 1名(16.7% 男性 5
17%
83%
監査報酬
2,800万円
連結子会社数
3
設備投資額
8,806万円
平均勤続年数(従業員)
8.7
臨時従業員数
156

取締役6名中、女性1名(16.6%)、社外取締役4名(66%)と社外取締役比率が高いガバナンス体制です。連結子会社3社でグループ経営を行い、設備投資は8,806万円と堅実な水準です。平均勤続年数8.7年はサービス業としては標準的な水準です。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主19.1%
浮動株80.9%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関0.6%
事業法人等17%
外国法人等1.3%
個人その他78.2%
証券会社2.8%

浮動株比率が高く、株式の流動性が高い反面、株価変動が大きくなりやすい傾向があります。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はエプコ社員持株会氏・パナソニックホールディングス・LIXIL。

岩崎  辰之(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)(2,483,700株)27.74%
パナソニックホールディングス株式会社(1,000,000株)11.17%
株式会社LIXIL(465,000株)5.19%
株式会社SBI証券(211,475株)2.36%
和田 祐宏(152,000株)1.7%
エプコ社員持株会(136,022株)1.52%
恒川 拓也(88,000株)0.98%
土門 尚三(83,000株)0.93%
倉盛 義彦(71,200株)0.8%
吉原 信一郎(54,651株)0.61%

筆頭株主は創業者の岩崎辰之氏(27.74%)で、強力なオーナーシップが特徴です。第2位のパナソニックHD(11.17%)と第3位のLIXIL(5.19%)は事業上の重要パートナーであり、資本・業務提携関係にあります。社員持株会も1.52%を保有し、従業員の経営参画意識が高い企業です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1住宅着工件数の減少リスク(少子高齢化・人口減少による住宅需要の低下)
2主要取引先への依存リスク(パナソニック・LIXIL等への売上集中)
3再エネ事業における制度変更リスク(FIT制度・補助金制度の見直し)
4海外拠点(中国・ベトナム)の事業環境変化リスク
5人材確保・育成に関するリスク(設計技術者の確保が事業成長の鍵)
6情報セキュリティリスク(顧客の住宅設計データの漏洩等)

社員の給料はどのくらい?

平均年収
449万円
従業員数
600
平均年齢
42.4歳
平均年収従業員数前年比
当期449万円600-

従業員の平均年収は449万円で、サービス業の平均的な水準です。平均年齢42.4歳、平均勤続年数8.7年となっています。沖縄オフィスや海外拠点(中国・深圳)でのオペレーションにより、コスト競争力の高い事業体制を構築しています。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

エプコのTSRは5年間で99.6%と、投資元本をほぼ維持した水準です。一方、TOPIX(213.2%)を大幅に下回るパフォーマンスとなっています。これは株価がレンジ相場にとどまったためで、配当を加味しても市場全体には及びません。中期経営計画の達成と再エネ事業の成長が、TSR改善の鍵となります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
35
方針: 連結配当性向50%及び純資産配当率(DOE)8%を目安とした安定配当
1株配当配当性向
2016/12期5579.5%
2017/12期55139.3%
2018/12期27.584.7%
2019/12期3062.4%
2020/12期3061.0%
2021/12期3243.3%
2022/12期3279.4%
2023/12期3245.6%
2024/12期3287.5%
2025/12期3573.7%
7期連続増配
株主優待
あり
太陽光発電システム等の無償設置(抽選式)
必要株数100株以上(約8万円)
金額相当最大100万円相当(抽選)
権利確定月6月・12月

配当は2021期〜2024の4期にわたり1株32円を維持し、2025/12期で35円に増配しました。配当方針として配当性向50%・DOE 8%を目安としており、高い株主還元意識が特徴です。配当利回り4.35%はスタンダード市場の中でも高水準です。株主優待は抽選式ながら最大100万円相当の太陽光発電システムが当たるユニークな制度です。

もし5年前に投資していたら?

2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 99.6万円 になりました (-0.4万円)
-0.4%
年度末時点評価額損益TSR
2021期83.9万円16.1万円-16.1%
2022期79.0万円21.0万円-21.0%
2023期100.7万円0.7万円0.7%
2024期93.3万円6.7万円-6.7%
2025期99.6万円0.4万円-0.4%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残-
売り残-
信用倍率-
-時点
今後の予定
2026年12月期 第2四半期決算発表2026年8月中旬(予定)
定時株主総会2026年3月下旬(予定)

エプコの株価指標は、PER 14.8倍とサービス業平均(約20.5倍)を下回る水準にあります。PBR 1.54倍も業界平均を下回っており、割安感があります。特筆すべきは配当利回り4.35%で、サービス業平均(約1.8%)を大きく上回る高配当銘柄です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/12期3.7億円0円0.0%
2022/12期2.2億円0円0.0%
2023/12期4.3億円0円0.0%
2024/12期4.4億円1.1億円25.9%
2025/12期4.8億円5,600万円11.6%

2021期〜2023はグループ再編や繰越欠損金の活用により実質的な税負担が軽減されていました。2024/12期から法人税負担が発生し、実効税率は25.9%となりましたが、2025/12期は11.9%に低下しています。今後は通常の税率水準に収斂する見込みです。

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まとめと、関連情報・似た会社へ

(株)エプコ まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 35円
安全性
安定
自己資本比率 71.1%(自己資本比率80%と極めて健全。有利子負債10億円もFY2024に再エネ投資のために借入したもので、返済も順調)
稼ぐ力
普通
ROE 9.1%(営業利益率は回復途上。再エネ事業の利益率向上が今後の課題)
話題性
好評
ポジ 50%

「住宅設備設計のパイオニアが、再エネ×DXで住まいの未来を変える。高配当スタンダード企業」

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU