テイクアンドギヴ・ニーズ4331
TAKE AND GIVE. NEEDS Co.,Ltd.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが友人や親戚の結婚式に招待されたとき、その会場が緑豊かなガーデン付きの一軒家だったら、それはテイクアンドギヴ・ニーズが手がけたゲストハウスかもしれません。同社は「T&G」のブランドで、一組一組のカップルに合わせたオーダーメイドの結婚式を全国でプロデュースしています。また、最近ではお洒落な街で見かける「TRUNK(HOTEL)」のような、デザイン性の高いブティックホテルの運営も行っています。あなたの人生の大切なワンシーンや、特別な週末の裏側で、同社のサービスが彩りを添えているのです。
ハウスウェディングのパイオニアであるテイクアンドギヴ・ニーズは、コロナ禍からの着実な回復を見せています。2025年3月期は売上高476.7億円、営業利益41.04億円を達成しました。しかし、決算期変更に伴う9ヶ月決算となる2025年12月期は売上高357.1億円、営業利益16.22億円と一時的な減収減益を見込んでいます。今後は「TRUNK(HOTEL)」ブランドでのホテル事業拡大や、低価格帯の婚礼プラン投入により、市場環境の変化に対応し新たな収益の柱を育てる戦略です。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 12月
- 本社
- 東京都品川区東品川2丁目3番12号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
FY2025/12実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/12期 | ▲224.0% | ▲33.4% | - |
| 2022/12期 | 19.7% | 3.7% | - |
| 2023/12期 | 29.8% | 7.5% | - |
| 2024/12期 | 11.2% | 3.3% | 8.9% |
| 2025/12期 | 20.4% | 6.7% | 8.6% |
| 2025/12期 | 20.4% | 6.7% | 4.5% |
収益性は、コロナ禍での大規模な赤字期を経て、2023/03期には営業利益率が8.1%まで改善し、経営の筋肉質化が進みました。しかし直近では、先行投資負担などが影響し営業利益率は4.5%まで低下するなど、依然として市場環境に応じた利益率の維持が課題となっています。今後は、婚礼単価の上昇とホテル事業の利益寄与により、再び高いROE水準を確保できるかが焦点となります。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 200億円 | — | ▲162億円 | -1250.7円 | — |
| 2022/12期 | 395億円 | — | 18.8億円 | 128.9円 | +97.0% |
| 2023/12期 | 455億円 | — | 41.1億円 | 300.8円 | +15.3% |
| 2024/12期 | 470億円 | 42.1億円 | 18.3億円 | 113.6円 | +3.3% |
| 2025/12期 | 477億円 | 41.0億円 | 35.5億円 | 243.2円 | +1.4% |
当社の業績は、婚礼業界における高単価路線の推進により、2022/03期から収益が大幅に回復しました。しかし、2025/03期は店舗再編や婚姻組数減少の影響を受け、売上高が約357億円まで減少し、最終利益は7,600万円の赤字に転落する厳しい結果となりました。現在は成長戦略の一環としてホテル運営受託の強化を進めており、2026/03期には再び黒字転換を果たす見通しです。 【2025/12期実績】売上357億円(前期比0.8%)、営業利益16億円、純利益0百万円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
国内のゲストハウスウェディング事業を主力としつつ、ブティックホテル運営やホテル婚礼受託へと事業領域を拡大しています。少子化の影響を直接受けるビジネスモデルであるため、新ブランドの展開や事業譲受による経営基盤の多角化が、継続的な開示項目における最優先リスク・戦略となっています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 470億円 | — | 477億円 | +1.4% |
| 2024期 | 450億円 | — | 470億円 | +4.5% |
| 2023期 | 435億円 | — | 455億円 | +4.7% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 44億円 | — | 41.0億円 | -6.7% |
| 2024期 | 40億円 | — | 42.1億円 | +5.2% |
| 2023期 | 30億円 | — | 36.8億円 | +22.7% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
2025年3月期を最終年度とする中期計画では、売上高・営業利益ともに目標を上回って着地し、コロナ禍からのV字回復を印象付けました。特に利益面では当初計画を36%以上上回る41.04億円を達成しました。一方で、近年の業績予想は期初計画に対してブレが見られ、特に利益面での未達が散見されます。2025年12月期は決算期変更の影響で特殊要因となりますが、新たな中期経営計画の発表が待たれるところです。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
仙台ロイヤルパークホテルとの婚礼事業提携により、コンサルティング知見を活用した価値創出へ。
2025年12月期決算を発表し、婚礼単価向上への取り組みを戦略の柱として公表しました。
新ブランド『NEEDS by T&G WEDDING』の導入を決定し、婚礼市場における競争力強化を図っています。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれもFY2025/12末時点
財務健全性については、利益の蓄積により自己資本比率は2021/03期の14.9%から2025/03期には33.9%まで大幅に強化されました。特に2024/03期以降は有利子負債を計上しつつも、純資産が約177億円まで積み上がっており、バランスシートの安全性は着実に向上しています。今後も安定した資本基盤を維持しながら、成長に向けた投資余力を確保する構えです。 【2025/12期】総資産519億円、純資産178億円、自己資本比率34.0%、有利子負債206億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | ▲97.1億円 | ▲30.6億円 | 109億円 | ▲128億円 |
| 2022/12期 | 66.5億円 | ▲4.0億円 | 10.1億円 | 62.5億円 |
| 2023/12期 | 35.5億円 | ▲3.8億円 | ▲24.2億円 | 31.7億円 |
| 2024/12期 | 38.1億円 | ▲25.0億円 | ▲43.9億円 | 13.1億円 |
| 2025/12期 | 54.6億円 | ▲7.9億円 | ▲50.0億円 | 46.8億円 |
営業キャッシュフローは婚礼事業の回復に伴い安定していましたが、2025/03期は一時的に5.3億円まで縮小しました。一方で、積極的な店舗投資やリニューアルのための投資キャッシュフロー支出が重なり、フリーキャッシュフローはマイナスに転じています。今後、投資効果が業績に現れることで営業CFの創出力が高まり、FCFが再びプラス基調へ戻ることが期待されます。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は18.2%を確保しており、ダイバーシティ推進に積極的です。監査報酬として5,500万円を拠出し健全な監査体制を維持しつつ、5つの連結子会社を統括する規模感で、透明性の高い経営ガバナンスの構築を目指しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 474万円 | 1,725人 | - |
従業員平均年収は474万円で、ブライダル業界の平均的な水準に位置しています。少子化による婚姻組数の減少という厳しい市場環境の中、単価向上やホテル事業の拡大など、高付加価値化への転換による利益創出が今後の給与水準引き上げの鍵となります。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
TSR(株主総利回り)は、コロナ禍からの回復局面であった2022期、2023期においては株価上昇が寄与しTOPIXを大幅にアウトパフォームしました。しかし、2024期以降は金利上昇懸念や成長鈍化への警戒感から株価が軟調に推移したことで、配当込みでもTOPIXのリターンを下回るアンダーパフォームとなっています。企業価値向上に向けた成長戦略の再提示と、安定的な株主還元が市場の信頼を取り戻す鍵となります。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/12期 | 15円 | 84.4% |
| 2017/12期 | 15円 | 53.9% |
| 2018/12期 | 15円 | 21.9% |
| 2019/12期 | 15円 | 8.5% |
| 2020/12期 | 20円 | 25.8% |
| 2021/12期 | 0円 | 0.0% |
| 2022/12期 | 0円 | 0.0% |
| 2023/12期 | 20円 | 6.6% |
| 2024/12期 | 20円 | 17.6% |
| 2025/12期 | 31円 | - |
株主優待は実施しておりません。
当社は株主への利益還元を重要な経営課題と認識しており、配当による還元を基本方針としています。近年の業績回復に伴い、配当額を増額させることで株主還元を強化する姿勢を明確にしています。中長期的には企業価値の向上を通じて、持続的かつ安定的な配当を目指す方針です。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 171.3万円 | 71.3万円 | 71.3% |
| 2022期 | 207.0万円 | 107.0万円 | 107.0% |
| 2023期 | 243.7万円 | 143.7万円 | 143.7% |
| 2024期 | 200.7万円 | 100.7万円 | 100.7% |
| 2025期 | 177.2万円 | 77.2万円 | 77.2% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PBRが0.59倍と解散価値である1倍を大きく下回っており、市場から割安に評価されている状態です。一方で配当利回りは4%を超え、業界平均を上回る水準にあります。信用買残が多く、信用倍率が800倍を超えているため、将来的な株価上昇局面では戻り待ちの売り圧力が懸念されます。今後の業績回復期待と需給のバランスが株価の鍵を握ります。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/12期 | -117億円 | 0円 | - |
| 2022/12期 | 15.5億円 | 0円 | 0.0% |
| 2023/12期 | 31.8億円 | 0円 | 0.0% |
| 2024/12期 | 37.5億円 | 19.2億円 | 51.2% |
| 2025/12期 | 35.9億円 | 3,900万円 | 1.1% |
2023/03期までは繰越欠損金の解消などにより法人税負担が軽微でしたが、直近では実効税率が非常に高い水準で推移しています。これは、赤字部門の調整や税務上の損金算入のタイミングによる一時的な影響が大きいと考えられます。今後は営業利益の着実な計上とともに、税負担率の平準化が進む見通しです。
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テイクアンドギヴ・ニーズ まとめ
「ハウスウェディングの草分けが、コロナ後の宴会需要回復とホテル事業の成長で再起を図る」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。