4324プライム

電通グループ

DENTSU GROUP INC.

最終更新日: 2026年3月22日

ROE-
BPS-214.5円
自己資本比率0.0%
FY2025/3 有報データ

「人起点の変革」で広告業界の未来を切り拓く、日本最大の広告グループ

人起点の変革を通じて、持続可能な社会の実現に貢献する。

この会社ってなに?

テレビCMやネット広告、駅の巨大ポスター、SNSで流れてくるプロモーション動画、スポーツイベントの放映権ビジネスまで、あなたが日常で目にする広告やマーケティング活動の裏側には電通グループが深く関わっています。企業のブランド戦略からデジタルマーケティング、データ分析まで幅広く手がけており、広告業界を通じて消費者と企業をつなぐ役割を担っています。

電通グループは、国内最大の広告会社「電通」を中核に、海外では「dentsu」ブランドで世界約145カ国に展開するグローバル広告グループです。FY2024/12期は売上収益1兆4,353億円(前期比+1.7%)を確保したものの、海外事業ののれん減損損失など巨額の一時費用を計上し、営業損失2,892億円・最終損失3,276億円と2期連続の大幅赤字に沈みました。FY2025/12期は構造改革の成果を見込み、売上収益1兆4,915億円(+3.9%)、営業利益1,526億円と黒字転換を計画しています。2025年2月に発表した中期経営計画2025-2027では、オーガニック成長率4%・オペレーティングマージン16-17%を最終年度目標に掲げ、M&A偏重からの脱却と収益性の回復を目指しています。

サービス業プライム市場

会社概要

業種
サービス業
決算期
12月
本社
東京都港区東新橋1-8-1
公式
www.group.dentsu.com

社長プロフィール

五十嵐博
代表執行役 社長 グローバルCEO
構造改革を推進する改革者
当社グループがありたい姿として掲げるビジョンは、『人起点の変革』のパートナーとして事業成長を支え、社会にとってより良い未来を実現することです。

この会社のストーリー

1901
日本広告の創始者・光永星郎が電通を創業

光永星郎が「日本広告」と「電報通信社」を設立。通信社と広告代理業を兼営するユニークな事業モデルから出発し、日本の広告産業の基礎を築きました。

1947
吉田秀雄の改革

4代目社長・吉田秀雄が通信社部門を分離し、広告専業に転換。「鬼十則」に象徴される猛烈な営業力で戦後の広告業界をリードし、電通を国内最大の広告会社に育て上げました。

2013
Aegis買収でグローバル化

英国の広告大手Aegis Groupを約4,000億円で買収し、一気にグローバル展開を加速。世界5大広告グループの一角に名を連ねることになりました。

2020
電通グループへ社名変更

持株会社体制を強化し、社名を「電通」から「電通グループ」に変更。国内事業は新設の「株式会社電通」に移管し、グローバル経営体制への移行を進めました。

2023-2024
巨額減損で試練の時

海外事業ののれん減損損失を2期連続で計上し、累計で5,000億円超の赤字を記録。過去のM&A戦略の見直しを迫られ、FY2024/12期は無配に転落しました。

2025
新中期計画で再建へ

中期経営計画2025-2027を発表し、M&A偏重から脱却してオーガニック成長への回帰を宣言。オペレーティングマージン16-17%を目標に、収益性の回復を目指します。

注目ポイント

国内広告市場の圧倒的トップ

日本の広告業界で長年トップシェアを維持し、テレビ・新聞・デジタルなど全メディアに圧倒的な影響力を持つ唯一無二の存在です。国内Japan事業は安定した収益基盤を形成しています。

世界5大広告グループの一角

WPP、Omnicom、Publicis、IPGと並ぶ世界5大広告グループの一角。約145カ国に展開するグローバルネットワークは、海外事業の再建が成功すれば大きな成長ドライバーとなるポテンシャルを秘めています。

構造改革による再建余地

巨額減損で株価は大きく調整済み。新中期計画の目標(営業利益率16-17%)が達成されれば、株価の大幅な回復が期待できます。逆張り投資家にとっては注目の局面です。

サービスの実績は?

約67,700
連結従業員数
世界約145カ国に展開
減少
約145カ国
事業展開国数
世界5大広告グループの一角
横ばい
約1,508万円
平均年収(単体)
有価証券報告書ベース
横ばい
0
1株当たり配当金(FY2024/12)
赤字により無配転落
減少

ひとめ診断

業績
低迷
赤字(海外事業ののれん減損損失(約4,000億円規模)により2期連続赤字だが、FY2025/12期は黒字転換を計画)
配当
なし
配当なし(FY2024/12期は無配に転落。収益回復後の復配が焦点)
安全性
注意
自己資本比率 0.0%(自己資本比率11.7%と低水準だが、有利子負債の削減を進めている)
稼ぐ力
低い
ROE -
話題性
不評
ポジティブ 25%

配当・優待はもらえる?

もらえません
1株配当(最新期)
0
方針: 収益力回復後に復配を検討
1株配当配当性向
FY2016/38529.0%
FY2017/39024.1%
FY2018/39028.1%
FY2019/3950.3%
FY2020/371.250.3%
FY2021/3117.530.2%
FY2022/3155.2569.5%
FY2023/3139.50.3%
FY2024/3139.50.3%
FY2025/300.0%
株主優待
なし

株主優待制度はありません。

FY2020/12期は年間117.5円、FY2021/12期は155.25円と高水準の配当を実施していましたが、業績悪化に伴いFY2022/12期以降は139.5円に減額。FY2024/12期はついに無配に転落しました。かつては配当利回り5%超の高配当銘柄でしたが、現在の配当利回りは0%です。FY2025/12期の配当予想も未定(0円)とされており、復配の時期は収益回復の進捗次第となります。株主優待制度は設けていません。

同業比較(収益性)

サービス業の同業他社平均と比べると…

ROE
この会社: -業界平均: 12.4%
営業利益率下回る
この会社
-20.2%
業界平均
12.0%
自己資本比率下回る
この会社
0.0%
業界平均
51.6%

業績推移

儲かってるの?

赤字です
売上高
FY2022/31.2兆円
FY2023/31.3兆円
FY2024/31.4兆円
FY2025/31.4兆円
営業利益
FY2022/31,176億円
FY2023/3453億円
FY2024/3-1,250億円
FY2025/3-2,892億円

FY2020/12期は営業利益2,418億円と高い収益力を示しましたが、その後は海外事業の不振とのれん減損が重荷となり、FY2023/12期から2期連続で営業赤字に転落しています。FY2024/12期は海外事業関連の巨額減損損失を計上し、営業損失2,892億円・最終損失3,276億円と過去最大の赤字を記録しました。売上収益自体は1.4兆円台で安定成長を続けていますが、過去のM&Aで積み上がったのれんの減損処理が収益を大きく圧迫しています。FY2025/12期は構造改革効果により営業利益1,526億円の黒字転換を見込んでいます。

事業ごとの売上・利益

Japan(国内事業)
約5,200億円36.2%)
Americas(米州事業)
約4,500億円31.4%)
EMEA(欧州・中東・アフリカ事業)
約3,000億円20.9%)
APAC(アジア太平洋事業)
約1,650億円11.5%)
Japan(国内事業)約5,200億円
利益: 約700億円利益率: 13.5%

電通を中核とする国内広告事業。テレビ・新聞等のマス広告からデジタル広告まで幅広くカバーし、国内広告市場でシェア1位を維持。安定的に利益を創出するグループの収益柱。

Americas(米州事業)約4,500億円
利益: 約-1,500億円利益率: -33.3%

Merkle等の買収で規模を拡大した米州事業。のれん減損損失の計上により大幅赤字。2025年1月にdentsu Americas会長兼CEO代行にジュリオ・マレゴリが就任し、再建を推進中。

EMEA(欧州・中東・アフリカ事業)約3,000億円
利益: 約-1,200億円利益率: -40.0%

Aegis買収(2013年)を起点に構築した欧州・中東・アフリカ事業。のれん減損の影響で赤字だが、構造改革により2025年以降の収益回復を目指す。

APAC(アジア太平洋事業)約1,650億円
利益: 約100億円利益率: 6.1%

中国・東南アジア・オーストラリア等を中心としたアジア太平洋地域の事業。他の海外事業と比べて減損影響が小さく、黒字を維持。

稼ぐ力はどのくらい?

赤字で稼げていません
ROE
-
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
-9.0%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
-20.2%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/318.7%6.5%22.3%
FY2022/30.5%3.1%9.4%
FY2023/39.9%1.2%3.5%
FY2024/3--3.6%-8.9%
FY2025/3--9.0%-20.2%

FY2020/12期はROE11.9%・営業利益率22.3%と高い収益性を示しましたが、その後は急激に悪化しています。FY2023/12期からは海外事業ののれん減損損失により営業赤字に転落し、FY2024/12期にはROE-73.1%・営業利益率-20.2%と危機的な水準に達しました。ただし、これらは主にのれん減損という非現金費用によるもので、本業のキャッシュ創出力は維持されています。FY2025/12期の営業利益1,526億円計画が達成されれば、営業利益率は約10%に回復する見通しです。

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率0.0%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
5,524億円
会社の純資産
-557億円

総資産は3.2〜3.7兆円規模で推移していますが、のれん減損により純資産はFY2020/12期の9,095億円からFY2024/12期には4,480億円へ半減しました。自己資本比率も22.7%から11.7%に低下しており、財務健全性は大きく損なわれています。有利子負債はFY2023/12期に5,771億円に増加しましたが、FY2024/12期には5,068億円に削減。BPSは3,088円から1,444円に急減しており、現在の株価2,770円はPBR1.9倍と純資産対比では割高な水準にあります。今後の収益回復による自己資本の積み増しが財務再建のカギとなります。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+1,180億円
営業CF
投資に使ったお金
-28.6億円
投資CF
借入・返済など
-1,805億円
財務CF
手元に残ったお金
+1,151億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/30円0円0円0円
FY2022/30円0円0円0円
FY2023/30円0円0円0円
FY2024/3600億円-309億円-657億円291億円
FY2025/31,180億円-28.6億円-1,805億円1,151億円

営業キャッシュフローは600〜1,400億円の範囲で安定的にプラスを維持しており、巨額赤字にもかかわらず本業のキャッシュ創出力は健在です。FY2024/12期は営業CF1,180億円を確保し、投資活動のキャッシュフローもほぼゼロに抑制したことでFCFは1,151億円と大幅に改善しました。FY2020/12期の投資CFが大幅プラス(2,622億円)だったのは、保有資産の売却によるものです。FY2022/12期にはM&A関連の投資で1,463億円の資金流出がありました。中期計画では単年営業CF1,400億円を目標としています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1海外事業ののれん減損リスク(過去のM&Aで積み上がったのれんが約1兆円規模)
2広告市場の景気感応度リスク(景気後退局面で広告費が真っ先に削減される傾向)
3デジタルシフトへの対応リスク(GoogleやMetaなどプラットフォーマーの台頭)
4為替変動リスク(海外売上比率が約60%と高く、円高で収益が圧迫される可能性)
5コンプライアンスリスク(過去の過労死問題・談合事件等による企業イメージ毀損)
6人材流出リスク(業績悪化やリストラに伴う優秀なクリエイター・技術者の離職)

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/370.2億円0円0.0%
FY2022/3338億円0円0.0%
FY2023/3673億円220億円32.7%
FY2024/3647億円1,897億円293.3%
FY2025/3595億円3,488億円585.7%

FY2023/12期・FY2024/12期は税引前損益が大幅赤字であったため、税負担の分析は困難です。FY2025/12期は税引前利益1,526億円に対し法人税等829億円(実効税率54.3%)を見込んでいます。実効税率が法定税率を上回るのは、海外子会社の税務処理や繰延税金資産の評価に関する調整が影響しています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
1,596万円
従業員数
67,454
平均年齢
45歳
平均年収従業員数前年比
当期1,596万円67,454-

平均年収は約1,508万円で、全上場企業の中でもトップクラスの水準です。ただし、これは持株会社(電通グループ)単体の数値であり、主に経営幹部やコーポレート部門の従業員が対象です。事業子会社(電通本体)の平均年収とは異なる点に留意が必要です。連結従業員数は約67,700人で、グローバルな広告グループとしての規模を反映しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主56.4%
浮動株43.7%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関27.1%
事業法人等27.3%
外国法人等25.8%
個人その他16%
証券会社3.8%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主は電通グループ従業員持株会氏・時事通信社。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(31,728,900株)12.18%
一般社団法人共同通信社(18,988,800株)7.29%
株式会社時事通信社(16,028,680株)6.15%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(12,344,200株)4.74%
NORTHERN TRUST CO. (AVFC) RE SILCHESTER INTERNATIONAL INVESTORS INTERNATIONAL VALUE EQUITY TRUST (常任代理人 香港上海銀行東京支店)(10,892,100株)4.18%
NORTHERN TRUST CO.(AVFC)RE U.S.TAX EXEMPTED PENSION FUNDS(常任代理人 香港上海銀行東京支店)(6,160,823株)2.37%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(5,714,537株)2.19%
電通グループ従業員持株会(5,092,864株)1.96%
公益財団法人吉田秀雄記念事業財団(4,984,808株)1.91%
NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE NON TREATY CLIENTS ACCOUNT (常任代理人 香港上海銀行東京支店)(4,387,751株)1.68%

筆頭株主は日本マスタートラスト信託銀行(信託口)で約18.5%を保有しています。共同通信社(7.3%)・時事通信社(6.2%)といった通信社が大株主に名を連ねるのは、電通が元来通信社の広告代理業から発展した歴史的経緯によるものです。海外ではSilchester International Investors(英国の長期バリュー投資家)が約6%を保有し、リクルートホールディングスも約1.9%を持つなど、事業法人・金融機関・海外投資家がバランスよく分散した構成です。

会社の公式開示情報

役員報酬

1,800万円
取締役3名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
Japan(国内事業)約5,200億円約700億円13.5%
Americas(米州事業)約4,500億円約-1,500億円-33.3%
EMEA(欧州・中東・アフリカ事業)約3,000億円約-1,200億円-40.0%
APAC(アジア太平洋事業)約1,650億円約100億円6.1%

訴訟・係争

過去に東京五輪の入札談合事件で起訴され、2024年2月に有罪判決(罰金3億円)を受けました。また、2015年の社員過労死問題以降、働き方改革に継続的に取り組んでいます。

取締役4名に対する報酬総額は7,600万円と、グローバル広告グループとしては低い水準ですが、これは持株会社の取締役のみの数値です。執行役への報酬は別途支払われています。セグメント別では国内Japan事業が安定した収益を稼ぐ一方、Americas・EMEA事業は巨額ののれん減損により大幅赤字となっています。事業リスクとしては、過去のM&Aで積み上がった約1兆円規模ののれんの追加減損リスクが最大の懸念材料です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 14名)
女性 3名(21.4% 男性 11
21%
79%
監査報酬
10億7,900万円
設備投資額
269.2億円
平均勤続年数(従業員)
14.3

取締役11名中女性は3名(27.0%)と、プライム市場上場企業としては一定の水準を確保しています。社外取締役比率は81%と高く、ガバナンス体制の強化が進んでいます。監査報酬は7億2,800万円と高額ですが、これはグローバルな事業展開に伴う複雑な会計監査に対応するためです。設備投資額256.8億円はデジタルインフラやテクノロジー基盤への投資を反映しています。

会社の計画は順調?

D
総合評価
前中期計画(2021-2024)の主要KPIであるオーガニック成長率・オペレーティングマージンともに目標未達。海外M&Aの減損も重なり、業績計画の信頼性に課題が残る

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

巨額のれん減損は過去のM&A戦略の見直しに伴う一時的な処理であり、新中計では収益性回復を最優先課題として取り組む方針です。
中期経営計画 2025-2027
FY2025/12-FY2027/12
オーガニック成長率: 目標 4% 大幅遅れ (FY2025/12期は計画初年度)
10%
オペレーティング・マージン: 目標 16-17% 大幅遅れ (FY2024/12期は-20.2%(減損影響))
15%
単年営業キャッシュフロー: 目標 1,400億円 やや遅れ (FY2024/12期は1,180億円)
40%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上収益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2024/121兆4,940億円1兆4,353億円1兆4,353億円-3.9%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2024/12660億円-2,892億円大幅未達
最終損益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2024/12100億円-3,276億円大幅未達

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

前中期計画(2021-2024)では、オーガニック成長率4-5%・オペレーティングマージン18%を目標に掲げましたが、いずれも未達に終わりました。特にFY2023/12期・FY2024/12期は海外事業の大規模なのれん減損損失を計上し、業績計画を大きく下回る結果となっています。2025年2月に発表した新中期計画(2025-2027)では、M&A偏重の成長戦略を見直し、オーガニック成長への回帰と収益性の回復を目指しています。新計画の達成可否は、海外事業の再建進捗と国内事業のデジタル化推進がカギとなります。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

FY2020起点のTSR(株主総利回り)は117.5%で、投資元本の約1.2倍に増加しています。しかし、同期間のTOPIXリターン182.5%を大きく下回り、市場平均に対して約65ポイントのアンダーパフォームとなっています。特にFY2023以降、TOPIXが150%超に上昇する中で電通グループは110%前後に低迷しており、巨額赤字と無配転落が株価に重くのしかかっています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2020初めに100万円投資した場合+17.5%
100万円 →117.5万円
17.5万円
年度末時点評価額損益TSR
FY202083.1万円-16.9万円-16.9%
FY2021113.6万円+13.6万円13.6%
FY2022118.9万円+18.9万円18.9%
FY2023108.6万円+8.6万円8.6%
FY2024117.5万円+17.5万円17.5%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残655,600株
売り残672,900株
信用倍率0.97倍
3/13時点
今後の予定
1Q決算発表2026年5月(予定)
2Q決算発表2026年8月(予定)

信用倍率は0.97倍とほぼ均衡しており、売り残と買い残がほぼ拮抗しています。PERは10.3倍とセクター平均(約20倍)の半分程度で、予想利益ベースでは割安に見えますが、これはFY2025/12期の黒字転換予想をベースとした数値であり、実現可能性に注意が必要です。PBRは1.92倍でセクター平均をやや上回っており、自己資本の毀損を反映しています。配当利回りは0%で、無配銘柄となっています。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「慎重
報道件数(30日)
520
前月比 +15.3%
メディア数
120
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, 東洋経済, Financial Times
業界内ランキング
上位 1%
サービス業 約400社中 3位
報道のトーン
25%
好意的
35%
中立
40%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算(赤字・減損)40%
構造改革・中期計画25%
海外事業再編20%
その他15%

最近の出来事

2025年8月下方修正

FY2024/12期の通期業績予想を下方修正し、最終損益を一転赤字に修正。海外事業ののれん減損損失が拡大し、配当予想も139.5円から未定に変更されました。

2025年11月赤字縮小

FY2024/12期の最終赤字見通しを縮小方向に上方修正。構造改革の進展により、当初の下方修正時よりも損失幅が抑えられる見通しとなりました。

2026年2月中期計画発表

FY2024/12期本決算の発表と同時に、中期経営計画2025-2027を公表。オーガニック成長率4%・オペレーティングマージン16-17%を目標に掲げ、収益性の回復を目指す方針を示しました。

電通グループ まとめ

ひとめ診断

業績
低迷
赤字(海外事業ののれん減損損失(約4,000億円規模)により2期連続赤字だが、FY2025/12期は黒字転換を計画)
配当
なし
配当なし(FY2024/12期は無配に転落。収益回復後の復配が焦点)
安全性
注意
自己資本比率 0.0%(自己資本比率11.7%と低水準だが、有利子負債の削減を進めている)
稼ぐ力
低い
ROE -
話題性
不評
ポジティブ 25%

「世界5大広告グループの一角、国内広告業界の圧倒的トップ。巨額減損からの再建途上にあり、中期計画で収益回復を目指す」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU