アウンコンサルティング
AUN CONSULTING,Inc.
最終更新日: 2026年3月30日
SEOのパイオニアから、AI時代のグローバルマーケティング企業へ
世界中の人々の生活を豊かにするため、個々の「Want(したい)」を実現できるサービスやプロダクトを創出し続けます。
この会社ってなに?
あなたがGoogleなどで何かを検索したとき、特定のお店のサイトや商品ページが上位に表示されますよね。その裏側で、企業が自社のサイトをより多くの人に見てもらえるよう工夫するお手伝いをしているのがアウンコンサルティングです。特に、海外旅行先のお店を探したり、外国の製品を調べたりするとき、現地の言葉で検索しても情報がしっかり出てくるように、多言語でのサポートを得意としてきました。最近では、AIを使って『こんな情報が知りたい』というあなたの意図をより正確に読み取り、最適な答えを返すための新サービスにも力を入れています。普段何気なく使っている検索が便利になる裏側で、同社のような会社が活躍しているのです。
アウンコンサルティングは、FY2025に売上高2.7億円、営業損失1.05億円を計上し、5期連続の営業赤字に陥っている。FY2021の売上高10.3億円から大幅な減少が続いており、事業環境は極めて厳しい。この状況を打開するため、従来のSEO事業から生成AIを活用した「AIOコンサルティング」へ軸足を移し、AI Hack社などとの業務提携で活路を見出そうとしている。海外子会社の整理など経営のスリム化を進める一方、新事業が収益化できるかが今後の株価を左右する最大の焦点となる。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 5月
- 本社
- 東京都千代田区丸の内二丁目2番1号 岸本ビルヂング6F
- 公式
- www.auncon.co.jp
社長プロフィール

創業以来、変化の激しいインターネット業界でお客様のマーケティングを支援してきました。私たちは『多様な人財』こそが最も重要な経営資源であると考え、アジアを中心としたグローバルネットワークを活かして、これからもお客様のビジネス成長に貢献し続けます。
この会社のストーリー
信太明氏がアウンコンサルティング株式会社を設立。インターネットマーケティング事業を開始する。
国内に先駆けて検索エンジン最適化(SEO)サービスを事業化し、業界のパイオニアとしての地位を確立する。
SEO専業企業として日本で初めて東京証券取引所マザーズ市場に上場。社会的な信用を高め、事業拡大を加速させた。
タイ、香港、シンガポールなどに拠点を設立し、アジア圏での多言語マーケティング支援体制を強化。グローバル企業への道を歩み始める。
新型コロナウイルスの影響でインバウンド需要が減少し、業績に影響が出る。事業の選択と集中が迫られる困難な時期を迎えた。
経営のスリム化を図るため海外子会社を整理し、経営資源を日本本社に集約。筋肉質な経営体制への転換を図る。
生成AIサービスを提供するAI Hack社と業務提携。AIを活用した新たなマーケティング手法「AIO(AI最適化)コンサルティング」の提供を開始し、未来への一歩を踏み出す。
注目ポイント
日本でいち早くSEOを事業化し、専業で初の上場を果たしたパイオニア。現在はAI時代の新たな潮流「AIO(AI最適化)」に挑戦し、常に業界の最先端を走り続けています。
アジア9拠点での事業経験を活かし、多言語でのSEOやWeb広告に強みを持っています。企業の海外進出をデジタルマーケティングの力で強力にサポートします。
上場20周年を記念し、2025年5月末の株主を対象とした記念株主優待(500株以上でQUOカード5000円分)を発表。株主への還元意識の高さがうかがえます。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2017/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2018/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2019/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2020/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2021/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2022/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2023/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2024/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2025/3 | 0円 | 0.0% |
| 権利確定月 | 5月 |
業績低迷が続いていることから現在は無配を継続しており、株主還元よりも事業の再構築と成長投資を優先する方針を採っています。配当については明確な定期的方針よりも、経営基盤の強化を最優先事項として位置づけています。今後の業績回復に伴い、配当再開の可能性を含めた株主還元策の検討が進むかどうかが焦点となります。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
業績は、売上高がFY2021/3の約10.3億円からFY2025/3には約2.7億円まで大幅に縮小しており、構造的な収益力の低下が継続しています。主要事業であるWebマーケティング関連の競争激化に加え、不動産事業からの撤退による影響が大きく、営業利益および純利益ともに赤字が定着しています。FY2026/3も引き続き赤字を予想しており、経営資源の再配置による抜本的な立て直しが急務となっています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 2.8% | 1.9% | 1.1% |
| FY2017/3 | 3.5% | 2.5% | 1.8% |
| FY2018/3 | 0.1% | 0.1% | 0.5% |
| FY2019/3 | 2.9% | 1.8% | 0.0% |
| FY2020/3 | -6.8% | -4.4% | -0.5% |
| FY2021/3 | -17.9% | -12.0% | -15.7% |
| FY2022/3 | 0.6% | 0.4% | -8.0% |
| FY2023/3 | -15.6% | -9.0% | -15.6% |
| FY2024/3 | -30.5% | -14.5% | -20.9% |
| FY2025/3 | -34.4% | -15.1% | -38.9% |
収益性は、売上総利益率の低迷と固定費負担が重なり、営業利益率は直近でマイナス38.9%まで悪化しています。ROE(自己資本利益率)やROA(総資産利益率)も継続的にマイナス圏に沈んでおり、投資家から見た資本効率は極めて厳しい状況です。本業での稼ぐ力が著しく低下しており、AI最適化などの新規サービスによる収益改善が待たれる段階です。
財務は安全?
財務健全性は、赤字の蓄積により純資産がFY2021/3の約6.2億円からFY2025/3には約3.3億円まで約半分に減少しており、自己資本比率は44.0%まで低下しました。有利子負債はゼロを維持している点は強みですが、資産規模の圧縮が進んでおり、事業継続のための資本維持が課題です。効率的な経営資源の活用による財務基盤の早期安定化が求められています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 1.1億円 | -2.2億円 | 0円 | -1.1億円 |
| FY2017/3 | -2,200万円 | -1,600万円 | 0円 | -3,800万円 |
| FY2018/3 | -1,600万円 | 1,900万円 | 0円 | 300万円 |
| FY2019/3 | 5,400万円 | -5,600万円 | 1.7億円 | -200万円 |
| FY2020/3 | 600万円 | -4,200万円 | -4,600万円 | -3,600万円 |
| FY2021/3 | -1.9億円 | 1.0億円 | 900万円 | -8,700万円 |
| FY2022/3 | -2,100万円 | 4,000万円 | 6,000万円 | 1,900万円 |
| FY2023/3 | -9,100万円 | 2,800万円 | 2,500万円 | -6,300万円 |
| FY2024/3 | -1.2億円 | 3,900万円 | 2,700万円 | -8,200万円 |
| FY2025/3 | -4,700万円 | 100万円 | -1,600万円 | -4,600万円 |
営業キャッシュフローは本業の不振により赤字が継続しており、現金の生成能力が極めて不安定な状態です。投資活動によるキャッシュフローは資産売却等でプラスとなる時期もありましたが、本業の赤字を補うための側面が強くなっています。慢性的なフリーキャッシュフローのマイナスを解消し、自律的な成長投資ができる体質への転換が喫緊の課題です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 2,400万円 | 400万円 | 16.7% |
| FY2017/3 | 3,000万円 | 400万円 | 13.3% |
| FY2018/3 | 700万円 | 600万円 | 85.7% |
| FY2019/3 | 2,500万円 | 300万円 | 12.0% |
| FY2020/3 | -700万円 | 0円 | - |
| FY2021/3 | -1.5億円 | 0円 | - |
| FY2022/3 | 300万円 | 0円 | 0.0% |
| FY2023/3 | -7,800万円 | 0円 | - |
| FY2024/3 | -8,500万円 | 0円 | - |
| FY2025/3 | -9,200万円 | 0円 | - |
継続的な税引前損失の計上により、法人税等の支払いは発生していないか、あっても極めて限定的です。繰越欠損金の活用状況によって実効税率は低水準にとどまっています。業績が黒字転換するまでは、納税負担の本格的な発生は見込まれない状況です。
会社の公式開示情報
EDINET開示情報によると、同社はグローバルWebプロモーション事業を主軸とし、経営スリム化のため連結子会社の清算を進めています。特に生成AI技術を活用したAIO(AI最適化)サービスの展開など、市場の変化に対応した収益構造の転換をリスク管理とともに進めています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 3億円 | — | 3億円 | 0.0% |
| FY2024 | 4億円 | — | 4億円 | 0.0% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | -1億円 | — | -1億円 | 0.0% |
| FY2024 | -1億円 | — | -1億円 | 0.0% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は変化の激しいインターネット業界を理由に、具体的な中期経営計画を策定していません。開示されているのは単年度の業績予想のみで、投資家が中長期的な成長ストーリーを描くのは難しい状況です。FY2025は売上高2.7億円、営業損失1.05億円の着地となり、5期連続の赤字で厳しい経営が続いています。計画達成以前に、事業の再生と黒字化が最優先課題です。
株の売買状況と今後の予定
信用買い残が約70万株積み上がっており、売り残はゼロのため、将来的な売り圧力への警戒が必要です。PBRは4.73倍と業界平均より高く、赤字企業としては割高感があります。時価総額は16億円と非常に小さく、個人投資家の売買に株価が大きく左右されやすい超小型株と言えます。次回の決算は4月8日に予定されています。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
AI Hackと業務提携し、生成AI時代の「AIOコンサルティング」の提供を開始。
「AIOコンサルティング」の海外展開を本格化し、検索エリア設定機能を活用した施策を強化。
タイ最大級のコミュニティサイトと連携し、越境マーケティング支援の体制を拡充。
最新ニュース
アウンコンサルティング まとめ
ひとめ診断
「SEOの老舗が、5期連続赤字からの再起をかけてAIコンサルへ事業転換する構造改革の真っ只中」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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