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積水樹脂4212

Sekisui Jushi Corporation

プライムUpdated 2026/03/27
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 70円
安全性
安定
自己資本比率 61.2%
稼ぐ力
普通
ROE 2.7%(累計)
話題性
普通
ポジ 45%

この会社ってなに?

あなたが普段、高速道路を運転するときに目にする防音壁やガードレール、実はその多くを積水樹脂が作っています。街中で見かける車止めポール(ポールコーン)や、公園で一休みするときのベンチやフェンスも、同社の製品かもしれません。私たちの安全で快適な暮らしは、普段あまり意識しないこうした社会インフラ製品によって支えられています。積水樹脂は、そうした「当たり前の風景」の裏側で、日本の街づくりを支えている会社なのです。

積水樹脂は、防護柵などの道路資材で国内トップシェアを誇る化学メーカーです。直近の2025年3月期決算では、売上高742.3億円、営業利益50.11億円を記録しましたが、原料価格の高騰などを受け、前年度から減益となりました。一方、16期連続の増配を計画するなど株主還元には積極的で、配当性向は60%を超える高水準を維持しています。近年はAI/IoT技術を持つエコモット社と提携し、デジタルを活用した次世代の街づくりにも注力しており、伝統的なインフラ事業からの進化を図っています。

化学プライム市場

会社概要

業種
化学
決算期
3月
本社
大阪府大阪市北区西天満2丁目4番4号

サービスの実績は?

70
1株当たり配当金
2025期実績
16期連続増配
62.4%
配当性向
2025期実績
+2.4pt vs FY2024
742.3億円
連結売上高
2025期実績
+18.2% YoY
50.11億円
連結営業利益
2025期実績
-20.4% YoY
18.2%
売上高成長率
2025期実績 (YoY)
FY2024は-4.7%
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
2.7%(累計)
株主資本の利回り
ROA
1.7%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
6.0%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期6.9%5.4%-
2022/03期7.1%5.6%-
2023/03期6.0%4.8%-
2024/03期4.4%3.4%10.0%
2025/03期3.6%2.6%6.8%
3Q FY2026/32.7%(累計)1.7%(累計)6.0%

売上高営業利益率は2021/03期の16.5%から2025/03期には6.8%まで低下しており、原材料高騰を製品価格へ十分に転嫁できていない点が最大の課題です。ROE(自己資本利益率)も同様の傾向で、資本効率は直近で3.6%まで押し下げられています。今後は高付加価値製品へのシフトを通じ、収益体質の再構築と利益率の回復が最優先事項となります。

儲かってるの?

まあまあです
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期647億円75.5億円174.1円-
2022/03期659億円76.6億円184.2円+1.8%
2023/03期659億円66.5億円163.8円-0.0%
2024/03期628億円63.0億円46.7億円131.2円-4.7%
2025/03期742億円50.1億円35.4億円112.1円+18.2%

積水樹脂は、防護壁や標識などの道路資材で国内首位の地位を確立しており、安定的なインフラ需要を基盤としています。2025/03期は売上高が約742億円と伸長したものの、原材料価格の高騰や物流コストの上昇が利益を圧迫し、営業利益は約50億円へと減益を余儀なくされました。今後はAI・IoT技術を活用した新製品の投入により、付加価値向上による利益率の改善を目指す計画です。 【3Q 2026/03期実績】売上546億円(通期予想比69%)、営業利益33億円(同51%)、純利益24億円(同56%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

化学の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
2.7%(累計)
業界平均
7.8%
営業利益率下回る
この会社
6.0%
業界平均
9.8%
自己資本比率上回る
この会社
61.2%
業界平均
56.3%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

1億6,400万円
取締役6名の合計

交通安全資材で首位を誇る同社は、道路・インフラから住宅・物流資材まで幅広い製品を展開し、デジタル技術(AI/IoT)を活用した新事業の創出に注力しています。開示情報からは、原材料価格の高騰や為替変動といった事業リスクを認識しつつ、高付加価値製品への転換を通じて営業利益の拡大を図る経営姿勢が読み取れます。

会社の計画は順調?

C
総合評価
業績予想は保守的だが、それでも近年は未達が目立ち、計画達成力には課題が残る。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

FY2026 業績予想
2026期
売上高: 目標 790億円 順調 (742.3億円)
93.9%
営業利益: 目標 64億円 順調 (50.11億円)
78.3%
純利益: 目標 43億円 順調 (35.44億円)
82.4%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期755億円742億円-1.7%
2024期680億円628億円-7.7%
2023期674億円659億円-2.2%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期65億円50億円-22.9%
2024期91億円63億円-30.8%
2023期100億円90億円-9.9%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

同社は具体的な中期経営計画を開示していませんが、毎期の業績予想が実質的な短期目標となります。しかし、過去3期連続で売上・営業利益ともに期初予想を下回る結果となっており、特に利益面での下振れが顕著です。原材料価格の変動や市況の影響を受けやすい事業構造が背景にあると考えられます。2026期の予想達成に向けては、収益性改善が最大の課題となるでしょう。

どんな話題が多い?

決算・財務40%
新製品・技術30%
サステナビリティ20%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +12.5%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES, 会社四季報オンライン
業界内ランキング
上位 35%
化学業種 450社中 158位
報道のトーン
45%
好意的
40%
中立
15%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年3月健康経営

「健康経営優良法人2026」に3年連続で認定され、企業の持続可能性に対する高い評価を獲得。

2026年1月決算好調

2026年3月期第3四半期決算において、売上高545.82億円、営業利益32.50億円を達成し増収増益を記録。

2025年9月新製品発売

河川氾濫の被害軽減を目的とした「嵩上げ防水柵」を新発売し、インフラ防災事業を強化。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率61.2%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
164億円
借金(有利子負債)
Net Assets
974億円
会社の純資産

同社は従来無借金経営を維持する極めて強固な財務体質でしたが、2024/03期以降は有利子負債を約292億円まで積み増しています。これは成長投資や資本効率化の一環と考えられますが、自己資本比率は2021/03期の77.4%から68.7%まで低下しました。しかし、依然として厚い自己資本を保持しており、財務の健全性は依然として高い水準を維持しています。 【3Q 2026/03期】総資産1411億円、純資産974億円、自己資本比率61.2%、有利子負債164億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+62.1億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-34.0億円
投資に使ったお金
Financing CF
-23.8億円
借入・返済など
Free CF
+28.1億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期92.9億円5.4億円33.8億円87.5億円
2022/03期87.9億円23.2億円68.7億円64.7億円
2023/03期49.5億円31.7億円42.3億円17.8億円
2024/03期11.0億円69.3億円244億円58.3億円
2025/03期62.1億円34.0億円23.8億円28.1億円

営業キャッシュフローは本業の堅調さにより概ねプラスを維持していますが、2024/03期には一時的な減少が見られました。これは積極的な設備投資や自社株買いなどの還元策により、財務キャッシュフローが大きくマイナスとなったことが背景にあります。足元では営業CFが62億円規模まで回復しており、将来に向けた投資と株主還元を両立できる循環を取り戻しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 12名)
女性 2名(16.7% 男性 10
17%
83%
監査報酬
3,900万円
連結子会社数
25
設備投資額
41.9億円
平均勤続年数(従業員)
17.8
臨時従業員数
196

女性役員比率は16.7%(2名/12名)となっており、多様な視点を取り入れた経営体制の構築が進められています。監査役会設置会社として内部統制を強化しており、連結子会社25社を統括するグループ経営において、透明性の高いガバナンス体制を維持しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主52.4%
浮動株47.6%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関27.8%
事業法人等24.6%
外国法人等28.4%
個人その他17.5%
証券会社1.8%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主は積水化学工業・NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC (常任代理人 香港上海銀行東京支店)・積水ハウス。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(4,502,000株)14.51%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(1,706,000株)5.5%
積水化学工業株式会社(1,533,000株)4.94%
NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC (常任代理人 香港上海銀行東京支店)(1,500,000株)4.83%
積水ハウス株式会社(991,000株)3.19%
第一生命保険株式会社(865,000株)2.79%
積水化成品工業株式会社(816,000株)2.63%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)(798,000株)2.57%
樹栄会持株会(733,000株)2.36%
株式会社三菱UFJ銀行(560,000株)1.81%

積水グループ企業や金融機関による安定株主の割合が非常に高い構成となっており、特定の創業家や個人による支配ではなく、積水化学工業(4.94%)や積水ハウス(3.19%)など、積水ブランドの各社が資本提携を深めることで強固な安定性を築いています。外資系のアクティブ・バリュー・ファンドの参画は見られるものの、全体として長期保有を前提とした安定したガバナンス環境が維持されています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1公共投資の動向 当社グループは、公共事業に供される製品の製造・販売を行っており、公共投資の動向を受けるものがある
2原材料の市況・調達変動 当社グループは、石油化学製品や鉄鋼等の原材料価格の動向に対応した戦略購買及び原材料の安定調達に注力しているが、原材料の市況変動をタイムリーに製品価格に転嫁できない場合並びに急激な原材料の入手難により調達に遅れが発生した場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がある
3製造物責任 当社グループは、製品の開発、生産にあたって安全性や品質に十分に配慮しているが、製品の予期し得ない欠陥によって、製品回収や損害賠償につながる可能性がある

社員の給料はどのくらい?

平均年収
614万円
従業員数
1,609
平均年齢
44.4歳
平均年収従業員数前年比
当期614万円1,609-

平均年収は614万円で推移しており、化学業界の中堅メーカーとしては標準的な水準です。インフラ整備や交通安全資材という景気に左右されにくい堅実な事業モデルを背景に、長期間安定した雇用が提供されており、平均勤続年数も17.8年と高い水準にあることが特徴です。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

TSR(株主総利回り)は、株価変動と配当を合算した総合的な投資リターンを示す指標です。過去5年間、積水樹脂のTSRは一貫してTOPIX(東証株価指数)を下回る「アンダーパフォーム」の状態が続いています。これは、16期連続増配という手厚い株主還元を行っているものの、それを上回る株価の伸び悩みが要因です。市場全体の成長から取り残されている状況であり、株価上昇に繋がる新たな成長戦略の実行が喫緊の課題となっています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
70
方針: 連結配当性向目標
1株配当配当性向
2016/03期3625.3%
2017/03期3825.7%
2018/03期4427.1%
2019/03期4830.2%
2020/03期5030.7%
2021/03期5632.2%
2022/03期6233.7%
2023/03期6338.5%
2024/03期6549.5%
2025/03期7062.5%
9期連続増配
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施されておりません。

同社は株主還元を重視しており、16期連続の増配を実施するなど、極めて安定した配当実績を誇ります。連結配当性向を指標としつつ、利益水準にかかわらず安定した配当を行う方針を貫いています。現在は配当性向60%を超える水準まで還元を高めており、株主重視の姿勢が鮮明です。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 112.1万円 になりました (12.1万円)
+12.1%
年度末時点評価額損益TSR
2021期108.2万円8.2万円8.2%
2022期94.9万円5.1万円-5.1%
2023期113.6万円13.6万円13.6%
2024期132.1万円32.1万円32.1%
2025期112.1万円12.1万円12.1%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残43,800株
売り残9,300株
信用倍率4.71倍
2026年3月19日時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年7月下旬
2027年3月期 第2四半期決算発表2026年10月下旬
第80期 定時株主総会2026年6月下旬

業界平均と比較すると、PERは同程度ですが、PBRは0.71倍と著しく低く、資産価値に対して株価が割安と評価されています。これは、安定しているものの成長期待が低いと市場に見なされていることを示唆します。一方で、配当利回りは業界平均を上回っており、インカムゲインを重視する投資家からの買いが株価を下支えしている構造です。信用倍率は4〜5倍台で推移しており、短期的な過熱感は限定的です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期113億円37.1億円33.0%
2022/03期114億円37.4億円32.8%
2023/03期95.0億円28.5億円30.0%
2024/03期69.7億円23.0億円33.0%
2025/03期54.5億円19.0億円34.9%

法人税等の支払額は税引前利益の変動に連動しており、概ね30%から35%程度の法定実効税率の範囲内で推移しています。特別な税制優遇や追徴課税などは確認されず、税務処理は適正に行われていると考えられます。今後も業績回復に伴い、税負担は利益規模に応じて順調に推移する見込みです。

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もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

積水樹脂 まとめ

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 70円
安全性
安定
自己資本比率 61.2%
稼ぐ力
普通
ROE 2.7%(累計)
話題性
普通
ポジ 45%

「高速道路の防音壁から公園のベンチまで、日本の『当たり前の景色』を創り続ける、社会インフラの静かなる巨人」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU