2349スタンダード

(株)エヌアイデイ

Nippon Information Development Co.,Ltd.

最終更新日: 2026年3月25日

ROE11.9%
BPS1970.6円
自己資本比率74.1%
FY2025/3 有報データ

1967年創業の独立系SI老舗。組み込みからDXまで、堅実経営で着実に成長を続けるIT企業

ITの力で、人々の暮らしをもっと便利に、もっと豊かに

この会社ってなに?

スマートフォンの中にあるアプリ、銀行のATMシステム、コンビニのPOSレジの裏側で動くシステム。こうしたITインフラの開発や運用を支えているのがエヌアイデイです。最近ではAI映像分析やDX支援など先端技術領域にも進出。普段見えないところで私たちの生活を支えるIT企業です。

エヌアイデイ(NID)は1967年創業の独立系システムインテグレーターで、大規模法人向けのシステム開発・保守・運用を一貫体制で提供しています。組み込み開発に強みを持ち、金融・通信・製造業など幅広い業種の顧客基盤を有します。FY2025/3は売上高249億円(前年比+10.6%)、営業利益30億円と5期連続の増収増益を達成。無借金経営に近い強固な財務基盤(自己資本比率76.3%)を持ち、PER 12.1倍・ROE 11.0%と成長性と安定性を兼ね備えた銘柄です。

情報・通信業スタンダード市場

会社概要

業種
情報・通信業
決算期
3月
本社
東京都中央区晴海1-8-10 晴海アイランドトリトンスクエアX棟29階
公式
www.nid.co.jp

社長プロフィール

小森 俊太郎
代表取締役社長
堅実経営者
お客様のビジネスの発展に貢献し、社会的課題の解決に挑戦する。エヌアイデイは独立系SIとしての強みを活かし、技術力と人材力で新たな価値を創造してまいります。

この会社のストーリー

1967
独立系SI企業として創業

日本情報開発株式会社として設立。コンピュータの黎明期から、独立系のシステム開発企業としてスタートした。

2003
JASDAQ市場に上場

JASDAQ証券取引所に株式を上場。初値4,900円と公開価格を16.7%上回る好スタートを切った。

2013
組み込み開発で強みを確立

自動車・家電・通信機器向けの組み込みソフトウェア開発で確固たるポジションを築き、安定的な受注基盤を確立した。

2022
テニック社を子会社化

NTTドコモ傘下のIT企業テニックを買収し子会社化。ECサイト構築やサービス開発領域へ事業を拡大した。

2025
AI・DX領域への挑戦

AI映像分析の共同研究やDX支援ソリューションの展開を加速。独立系SIの技術力を活かし、先端技術領域での成長を目指す。

注目ポイント

自己資本比率76%の鉄壁財務

実質無借金に近い経営で、自己資本比率76.3%という極めて健全な財務基盤を持ちます。景気変動にも強い安定経営が魅力です。

5期連続増収増益の成長力

売上高は5年で41%成長、営業利益は65%成長。IT投資需要の追い風に乗り、着実に業容を拡大し続けています。

オーナー経営者による長期安定経営

社長の小森俊太郎氏が約20%を保有するオーナー企業。短期的な利益追求ではなく、長期視点での堅実な経営が株主価値の向上につながっています。

サービスの実績は?

29
1株当たり配当金
FY2026予想
+3.6% YoY
+10.6%
売上高成長率
FY2025実績 (YoY)
12.3%
営業利益率
FY2025実績
1,652
連結従業員数
2025年3月時点

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 28円
安全性
安定
自己資本比率 74.1%(自己資本比率76.3%、実質無借金に近い経営で財務は極めて健全)
稼ぐ力
高い
ROE 11.9%
話題性
普通
ポジティブ 40%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
28
方針: 安定配当を基本とし、業績に応じた利益還元
1株配当配当性向
FY2016/316.719.8%
FY2017/319.316.8%
FY2018/319.316.1%
FY2019/32116.5%
FY2020/32219.7%
FY2021/32218.3%
FY2022/32315.8%
FY2023/32613.1%
FY2024/32714.1%
FY2025/32812.9%
9期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度はありません。

配当は4期連続増配を継続しており、FY2026/3は1株29円(予想)を計画しています。配当性向は12〜18%と低水準であり、増配余地は十分に残されています。株主優待制度は設けていませんが、堅実な増配路線による株主還元を重視した方針です。

同業比較(収益性)

情報・通信業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
11.9%
業界平均
11.1%
営業利益率下回る
この会社
12.3%
業界平均
28.6%
自己資本比率上回る
この会社
74.1%
業界平均
55.0%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3183億円
FY2023/3204億円
FY2024/3226億円
FY2025/3250億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/328.1億円
FY2025/330.8億円

エヌアイデイの業績は、DX需要の拡大と既存顧客の深耕により5期連続の増収増益を達成しました。FY2025/3は売上高249億円・営業利益30億円と過去最高益を更新。FY2026/3は売上高250億円・営業利益31億円の予想で、安定成長の継続が見込まれています

事業ごとの売上・利益

システム開発事業
200億円80.3%)
ソリューション事業
30億円12.0%)
その他事業
19億円7.6%)
システム開発事業200億円
利益: 24.7億円利益率: 12.4%

大規模法人向けのシステムインテグレーション(SI)が主力。金融・通信・製造業向けの業務システム開発、組み込みソフトウェア開発を展開。売上構成比約80%を占める最大セグメント。

ソリューション事業30億円
利益: 3.7億円利益率: 12.3%

自社ソリューション製品の開発・販売。DX支援、AI映像分析、サブスクリプション管理サービス等の先端技術領域を展開。今後の成長ドライバーとして注力。

その他事業19億円
利益: 1.7億円利益率: 8.9%

子会社テニック社によるIT製品・サービス開発、保守運用サービス等。2022年の子会社化により事業領域を拡大。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
11.9%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
8.4%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
12.3%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/39.4%6.6%-
FY2022/310.5%7.4%-
FY2023/314.2%9.2%-
FY2024/311.7%8.0%12.4%
FY2025/311.9%8.4%12.3%

営業利益率は10.6%から12.3%へと着実に改善しており、独立系SIとしては高水準の収益性を確保しています。ROEは9〜12%台で安定しており、ROAも8%超と資産効率の高い経営を実践。自己資本比率76%超の堅固な財務基盤のもと、利益率と効率性の両立を実現しています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率74.1%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
7.2億円
会社の純資産
215億円

総資産はFY2021/3の207億円からFY2025/3には282億円まで拡大し、自己資本比率は73〜76%と極めて健全です。FY2023/3まで実質無借金経営を続け、FY2024/3以降も有利子負債はわずか7.2億円にとどまっています。BPSは1,336円から1,971円へと増加し、着実な内部留保の蓄積が進んでいます。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+27.7億円
営業CF
投資に使ったお金
-5.1億円
投資CF
借入・返済など
-3.0億円
財務CF
手元に残ったお金
+22.6億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/321.2億円3.5億円-2.6億円24.8億円
FY2022/316.5億円-3.2億円-6.2億円13.3億円
FY2023/320.9億円-12.1億円-2.7億円8.7億円
FY2024/318.5億円-1.2億円-5.8億円17.3億円
FY2025/327.7億円-5.1億円-3.0億円22.6億円

営業キャッシュフローは毎期16〜27億円の安定した創出を続けており、FY2025/3は27億円と過去最高を記録しました。FY2023/3の投資CFのマイナス幅はテニック社の子会社化に伴う株式取得によるものです。フリーキャッシュフローは全期間でプラスを維持し、キャッシュ創出力の高さが際立ちます。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1IT人材の確保・育成リスク(エンジニア不足による成長制約)
2技術革新への対応リスク(AI・クラウド等の新技術への遅れ)
3特定顧客への依存リスク(大口顧客の発注減少)
4情報セキュリティリスク(サイバー攻撃・情報漏洩)
5プロジェクト管理リスク(大型案件の不採算化)
6法規制の変更リスク(労働法制・下請法の改正)

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/321.4億円7.7億円36.2%
FY2022/324.7億円8.3億円33.8%
FY2023/327.4億円5.3億円19.4%
FY2024/331.3億円10.2億円32.6%
FY2025/334.0億円10.4億円30.4%

税引前利益はFY2021/3の21億円からFY2025/3には34億円へと着実に増加しています。FY2023/3の実効税率19.4%は税額控除等の一時的要因によるもので、通常は30〜36%の範囲で推移しています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
578万円
従業員数
1,652
平均年齢
38.7歳
平均年収従業員数前年比
当期578万円1,652-

従業員の平均年収は578万円で、独立系SI企業としては標準的な水準です。平均年齢38.7歳と比較的若い組織構成で、平均勤続年数14.6年と定着率が高く、技術力の蓄積が進んでいます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主66.5%
浮動株33.5%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関1.7%
事業法人等25.4%
外国法人等1.4%
個人その他71.3%
証券会社0.2%

経営者・創業家が39.4%を保有するオーナー経営企業です。 金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 主な安定株主は小森氏・小森氏・エヌアイデイ従業員持株会。

小森 俊太郎(2,134,500株)19.54%
小森 孝一(1,177,600株)10.78%
エヌアイデイ従業員持株会(993,000株)9.09%
光通信株式会社(850,300株)7.78%
一般財団法人小森文化科学財団(800,000株)7.32%
株式会社クリエートトニーワン(701,100株)6.42%
株式会社UH Partners 2(621,900株)5.69%
株式会社エスアイエル(273,600株)2.5%
菅井 源太郎(218,300株)2%
菅井 康太郎(206,600株)1.89%

筆頭株主は代表取締役社長の小森俊太郎氏(19.54%)で、小森孝一氏(10.78%)と合わせて創業家が約30%を保有しています。従業員持株会も9.09%を保有し、オーナー経営者と社員が一体となった経営体制が特徴です。光通信(7.78%)やクリエートトニーワン(6.42%)など事業法人の保有も安定的です。

会社の公式開示情報

役員報酬

2億3,388万円
取締役6名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
システム開発事業200億円24.7億円12.4%
ソリューション事業30億円3.7億円12.3%
その他事業19億円1.7億円8.9%

システム開発事業が売上の約80%を占める主力セグメントで、営業利益率12%超の高い収益性を維持しています。ソリューション事業ではAI・DX領域への投資を加速しており、今後の成長ドライバーとして期待されます。2022年にテニック社を子会社化し、NTTドコモ関連のIT開発領域にも事業を拡大しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 0名(0.0% 男性 10
100%
監査報酬
2,780万円
連結子会社数
4
設備投資額
2.0億円
平均勤続年数(従業員)
14.6
臨時従業員数
144

取締役・監査役10名は全員男性で、女性登用が今後の課題です。4社の連結子会社を統括し、平均勤続年数14.6年と高い定着率を誇ります。オーナー経営者による迅速な意思決定と、堅実な事業運営が特徴的です。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

エヌアイデイのTSRは5年間で222.7%と、TOPIX(213.4%)を上回るパフォーマンスを実現しています。特にFY2023以降はTOPIXを大きく上回る推移となり、堅調な業績成長と増配が株主リターンの向上に寄与しています。オーナー経営による長期視点の経営が株主価値の創出につながっています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+122.7%
100万円 →222.7万円
122.7万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021121.3万円+21.3万円21.3%
FY2022128.8万円+28.8万円28.8%
FY2023156.9万円+56.9万円56.9%
FY2024183.9万円+83.9万円83.9%
FY2025222.7万円+122.7万円122.7%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残9,000株
売り残0株
信用倍率-
3月時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬(予定)
定時株主総会2026年6月下旬(予定)

エヌアイデイの株価指標は、PER 12.1倍と情報通信セクター平均(25倍前後)を大きく下回る割安水準にあります。PBRも1.28倍とセクター平均より低く、ROE 11%の実力に対してバリュエーション面での見直し余地があります。信用取引は買い残のみで売り残がなく、流動性は限定的です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「安定
報道件数(30日)
30
前月比 +2.5%
メディア数
15
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 50%
情報・通信業 約400社中 200位圏
報道のトーン
40%
好意的
52%
中立
8%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算45%
DX・AI技術25%
M&A・資本提携15%
その他15%

最近の出来事

2025年7月AI映像分析

汎用カメラを活用したアリーナスポーツのAI映像分析に関する共同研究を開始。先端技術領域への展開を加速。

2026年2月3Q決算発表

FY2026/3 第3四半期決算を発表。4-12月期は経常利益が前年同期比6%減となったが、通期予想は据え置き。

2022年11月テニック子会社化

NTTドコモ傘下のIT企業テニックを子会社化。ECサイト構築・開発支援領域への事業拡大を実現。

(株)エヌアイデイ まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 28円
安全性
安定
自己資本比率 74.1%(自己資本比率76.3%、実質無借金に近い経営で財務は極めて健全)
稼ぐ力
高い
ROE 11.9%
話題性
普通
ポジティブ 40%

「独立系SIの老舗。組み込み開発からDXまで、堅実経営で5期連続増収を達成するスタンダード企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU