4099プライム

四国化成ホールディングス

SHIKOKU KASEI HOLDINGS CORPORATION

最終更新日: 2026年3月27日

ROE1.5%
BPS2168.7円
自己資本比率54.5%
FY2025/3 有報データ

化学と建材の二刀流で世界に挑む、四国の技術集団

私たちは、独創的技術にこだわり、化学と建材の事業で新たな価値を創造し、人と社会と自然が共生する未来に貢献します。

この会社ってなに?

あなたが毎日乗っている自動車のタイヤ、その安全性や燃費を支える重要な化学素材「不溶性硫黄」で、実は四国化成は世界トップクラスのシェアを誇っています。また、街を歩いているときに見かける戸建てのオシャレな門扉やカーポート、もしかしたら同社のエクステリア製品かもしれません。普段は意識しない化学素材から、マイホームを彩る建材まで、四国化成の技術はあなたの暮らしのすぐそばで役立っているのです。

四国化成ホールディングスは、化学品と建材を両輪に成長を続けるニッチトップ企業です。2025年12月期は売上高707.0億円、営業利益108.69億円と増収増益を達成し、好調な業績を維持しています。長期ビジョン「Challenge 1000」(売上高1,000億円)の実現に向け、インドネシアの化学メーカー買収や10億円規模のCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)設立など、M&Aや新規事業投資を積極的に展開しています。株主還元にも前向きで、2025年12月期には1株当たり55円への増配を実施しました。

化学プライム市場

会社概要

業種
化学
決算期
12月
本社
香川県丸亀市土器町東八丁目537番地1
公式
www.shikoku.co.jp

社長プロフィール

渡邊 充範
渡邊 充範
代表取締役社長
挑戦者
当社グループは、独創的技術にこだわり、化学と建材の2つの事業を通じて、世界中の豊かで快適な暮らしを支えてきました。長期ビジョン「Challenge 1000」のもと、既存事業の強化に加え、M&AやCVCファンド設立による新規事業領域の開拓を積極的に進め、持続的な成長と企業価値の向上に努めてまいります。

この会社のストーリー

1947
四国化成工業株式会社、創業

香川県丸亀市にて、無機化学薬品の製造・販売を目的として設立。ここから独創的技術への挑戦が始まる。

1955
建材事業への進出

化学事業で培った技術を応用し、住宅用壁材の製造を開始。現在の事業のもう一つの柱が生まれる。

1975
不溶性硫黄の製造開始と世界展開

タイヤの性能を左右する重要な化学品「不溶性硫黄」の製造を開始。後に世界トップクラスのシェアを誇る主力製品へと成長する。

2006
持株会社体制への移行

「四国化成ホールディングス株式会社」へ商号変更し、持株会社体制へ移行。化学品事業と建材事業を分社化し、グループ経営を強化する。

2015
インドネシアの化学メーカーを買収

インドネシアの化学品メーカー「PT Timuraya Tunggal」を買収。初の海外生産拠点を確保し、グローバル展開を加速させる。

2021
長期ビジョン「Challenge 1000」を発表

2030年度の売上高1000億円、営業利益150億円達成を目指す長期ビジョンを策定。成長への強い意志を示す。

2024
CVCファンド設立によるオープンイノベーション推進

コーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)を設立。化学・建材分野のスタートアップへ投資し、新事業創出を目指す。

注目ポイント

世界トップシェアを誇る独自技術

自動車タイヤに不可欠な「不溶性硫黄」など、世界で高いシェアを持つニッチトップ製品を多数保有。独自の技術力が強みです。

積極的なM&AとCVC投資

インドネシア企業の買収やCVCファンド設立など、未来の成長に向けた積極的な投資を加速。既存事業にとどまらない成長意欲が魅力です。

株主還元への高い意識

配当性向30%、総還元性向50%、DOE3%を目標に掲げ、安定した株主還元を目指す方針を明確に示しています。

サービスの実績は?

707.0億円
連結売上高
2025年12月期実績
+1.7% YoY
108.69億円
連結営業利益
2025年12月期実績
+11.6% YoY
55
1株当たり配当金
2025年12月期実績
+5円 YoY
28.5%
配当性向
2025年12月期実績
目標30%水準
145
投資家との面談件数
2025年12月期実績
+14.2% YoY
1
CVCファンド設立
2026年7月予定
新規

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 55円
安全性
安定
自己資本比率 54.5%
稼ぐ力
普通
ROE 1.5%
話題性
好評
ポジティブ 60%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
55
方針: 配当性向30%目標、DOE3%基準
1株配当配当性向
FY2016/31619.3%
FY2017/318.518.5%
FY2018/32219.4%
FY2019/32223.8%
FY2020/32424.8%
FY2021/32423.2%
FY2022/32627.7%
FY2023/32818.4%
FY2024/35026.1%
FY2025/35528.5%
9期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度は2023年12月末の権利確定分をもって廃止されました。

当社は長期ビジョン「Challenge 1000」に基づき、配当性向30%および総還元性向50%を目標に掲げています。DOE(株主資本配当率)3%を意識した安定的な還元を目指しており、近年の増配傾向がそれを裏付けています。優待廃止後は配当を通じた直接的な株主還元へと方針を一本化しました。

同業比較(収益性)

化学の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
1.5%
業界平均
9.7%
営業利益率上回る
この会社
15.4%
業界平均
14.3%
自己資本比率上回る
この会社
54.5%
業界平均
49.7%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3466億円
FY2023/3631億円
FY2024/3695億円
FY2025/3707億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/397.4億円
FY2025/3109億円

当社の業績は、化学品および建材事業の堅調な拡大により売上高が過去最高水準を更新しており、特に電子材料分野の成長が寄与しています。FY2025/3には純利益約84.6億円を達成し、続くFY2026/3期予想においても増収増益を見込むなど、成長軌道を維持しています。グローバル市場への戦略的な投資や事業ポートフォリオの最適化により、安定した収益基盤を確立しています。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
1.5%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
5.9%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
15.4%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/39.2%6.0%-
FY2022/36.1%4.3%-
FY2023/32.5%6.0%-
FY2024/310.3%6.5%14.0%
FY2025/31.5%5.9%15.4%

収益性に関しては、営業利益率が15%前後の高水準で推移しており、付加価値の高い製品群が収益を支えています。ROE(自己資本利益率)は概ね9%から10%台を推移しており、効率的な資本活用がなされています。今後も高収益製品への資源集中を進めることで、企業価値のさらなる向上を目指しています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率54.5%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
555億円
会社の純資産
946億円

財務健全性は極めて強固であり、自己資本比率は60%を超える安定した水準を維持しています。FY2024/3以降は成長投資のための借入金が発生していますが、十分な純資産を有しており財務の安全性に懸念はありません。強固なバランスシートを背景に、将来に向けた積極的な投資を継続できる体制が整っています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+110億円
営業CF
投資に使ったお金
+22.2億円
投資CF
借入・返済など
-115億円
財務CF
手元に残ったお金
+132億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/350.9億円-50.9億円-18.1億円200万円
FY2022/329.2億円-36.7億円14.2億円-7.5億円
FY2023/3130億円-35.6億円-28.1億円93.9億円
FY2024/390.2億円-156億円-37.2億円-65.3億円
FY2025/3110億円22.2億円-115億円132億円

営業キャッシュフローは本業の好調により年間約100億円規模の安定した創出能力を有しています。FY2024/3には積極的な投資による一時的な支出増が見られましたが、FY2025/3には再び強固なフリーキャッシュフロー(約132億円)へと回復しました。得られた資金を元手に、成長投資や株主還元をバランスよく実施する方針です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1新製品や新技術の開発に必要な経営資源を今後充分に充当できる保証はありません
2長期的な投資と大量の資源投入が成功する新製品又は新技術の創造につながる保証はありません
3当社グループが市場からの支持を獲得できる新製品又は新技術を正確に予想できるとは限らず、またこれらの製品の販売が成功する保証はありません
4新たに開発した製品又は技術が独自の知的財産権として保護される保証はありません
5化学品事業の製品の多くは、顧客が生産する製品の中間原料として販売されるものであり、当社グループによる長期的な研究・開発活動の上に特定顧客の品質承認が得られた後に事業として成立するものであります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/392.9億円24.1億円26.0%
FY2022/372.7億円22.7億円31.3%
FY2023/392.8億円14.3億円15.4%
FY2024/3108億円19.7億円18.2%
FY2025/3119億円34.6億円29.0%

法人税等の支払いは、税引前利益の変動に伴い推移しています。FY2023/3およびFY2024/3には税務上の調整等により一時的に実効税率が低下しましたが、近年の税率は標準的な水準に回帰しています。今後も業績拡大に伴い、適正な納税を継続する見通しです。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
880万円
従業員数
1,331
平均年齢
50歳
平均年収従業員数前年比
当期880万円1,331-

従業員平均年収は880万円と、化学業界の中でも非常に高い水準にあります。長年培われた独自のファインケミカル技術や建材事業という収益源が安定しており、それが高水準な給与として従業員に還元されている背景があります。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主52.8%
浮動株47.2%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関31%
事業法人等21.8%
外国法人等13.3%
個人その他33.5%
証券会社0.4%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主は日清紡ホールディングス・日本生命保険相互会社。

シコク共栄会(4,779,000株)11%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(4,348,000株)10.01%
日清紡ホールディングス株式会社(4,120,000株)9.48%
日本生命保険相互会社(3,295,000株)7.58%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(2,771,000株)6.38%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(退職給付信託口・株式会社百十四銀行口)(1,320,000株)3.04%
株式会社香川銀行(1,250,000株)2.87%
四国化成従業員持株会(871,000株)2%
太陽ホールディングス株式会社(745,000株)1.71%
西川謙太郎(654,000株)1.5%

大株主にはシコク共栄会や日清紡ホールディングスなどの安定株主が名を連ねており、長期的な関係性を重視する日本企業特有の強固な株主構成が特徴です。機関投資家の保有比率も一定数存在し、経営の安定と同時に資本効率の向上に向けた対話が求められる構造となっています。

会社の公式開示情報

役員報酬

2億6,400万円
取締役6名の合計

無機・有機化成品から建材まで多角的に展開しており、海外での化学品メーカー買収やCVC設立など攻めの経営姿勢が伺えます。一方で、為替変動や原材料価格の推移が経営リスクとして意識されており、グローバル展開に伴う市場環境の変化への注視が不可欠です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 13名)
女性 1名(7.7% 男性 12
8%
92%
監査報酬
4,600万円
連結子会社数
18
設備投資額
63.8億円
平均勤続年数(従業員)
22.6
臨時従業員数
133

女性役員比率は7.7%とまだ改善の余地がありますが、社外取締役の積極的な登用によりガバナンス体制の強化を図っています。監査体制の充実に加え、連結子会社18社を統括する持株会社体制の下で、透明性の高い経営と迅速な意思決定の両立を目指しています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
業績予想は保守的な傾向があるものの、直近2期は大幅なポジティブサプライズで着地。計画達成への信頼性は高い。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

長期ビジョン Challenge 1000
〜2030年度
連結売上高: 目標 1,000億円 順調 (707.0億円 (FY2025))
70.7%
配当性向: 目標 30% 順調 (28.5% (FY2025))
95%
総還元性向: 目標 50% やや遅れ (28.5% (FY2025, 配当のみ))
57%
FY2026 会社予想
FY2026
売上高: 目標 800.0億円 順調 (707.0億円 (FY2025実績))
88.4%
営業利益: 目標 144.0億円 順調 (108.69億円 (FY2025実績))
75.5%
純利益: 目標 100.0億円 順調 (84.59億円 (FY2025実績))
84.6%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025700億円707億円+1.0%
FY2024640億円695億円+8.6%
FY2023640億円631億円-1.4%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202594億円109億円+15.6%
FY202478億円97億円+24.9%
FY202365億円80億円+23.4%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

同社は明確な中期経営計画の開示はないものの、長期ビジョン「Challenge 1000」で2030年度の売上高1,000億円を掲げています。直近のFY2025実績は707.0億円で、進捗率は約71%と順調です。特筆すべきは業績予想の精度で、直近2期連続で期初予想を大幅に上回る実績を上げており、市場の期待を超える成長力を見せています。株主還元目標(配当性向30%)も着実に実行されており、経営目標に対するコミットメントは高いと評価できます。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

同社のTSR(株主総利回り)は、分析対象期間であるFY2021からFY2025までの5年間、一貫してTOPIXを大幅にアウトパフォームしています。特にFY2025には231.5%と驚異的な数値を記録し、TOPIX(195.1%)を36.4ポイント上回りました。この背景には、好調な業績を反映した株価の急騰と、安定した増配による株主還元の両輪が寄与しています。経営陣の資本効率と株主価値向上に対する強い意識が、市場から高く評価されている証左と言えるでしょう。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+131.5%
100万円 →231.5万円
131.5万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021107.8万円+7.8万円7.8%
FY2022107.0万円+7.0万円7.0%
FY2023148.1万円+48.1万円48.1%
FY2024174.5万円+74.5万円74.5%
FY2025231.5万円+131.5万円131.5%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残26,800株
売り残4,100株
信用倍率6.54倍
2025年1月24日時点
今後の予定
2026年12月期 第1四半期決算発表2026年5月中旬
2026年12月期 第2四半期決算発表2026年8月中旬
第107回 定時株主総会2027年3月下旬

信用倍率は6.54倍とやや高水準で、将来の株価上昇を見込む買い需要が優勢です。一方で、これは将来的な売り圧力にもなり得るため注意が必要です。業界比較では、PER・PBRともに化学セクターの平均を大きく上回っており、市場から高い成長期待が寄せられていることがうかがえます。配当利回りは平均より低いですが、これは株価上昇が先行しているためであり、増配傾向にあることから今後の利回り改善も期待されます。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
18
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES, 会社四季報オンライン
業界内ランキング
上位 15%
化学業種 200社中 30位
報道のトーン
60%
好意的
30%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

財務・業績35%
M&A・投資30%
サステナビリティ20%
その他15%

最近の出来事

2025年10月環境評価

かがわ脱炭素促進事業者表彰にて大賞を受賞し、環境経営の先進性が高く評価されました。

2025年11月海外買収

インドネシアの化学メーカーPT Timuraya Tunggalを約50億円で買収し、初の海外生産拠点を獲得しました。

2026年03月製品展開

洗濯槽クリーナーの全国店頭展開を開始し、BtoC領域への販路拡大による事業強化を推進しています。

四国化成ホールディングス まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 55円
安全性
安定
自己資本比率 54.5%
稼ぐ力
普通
ROE 1.5%
話題性
好評
ポジティブ 60%

「『タイヤの素』から『家の顔』まで作る化学の老舗が、M&AとCVC設立で売上1000億円を目指す野心的な拡大フェーズに突入」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU