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エア・ウォーター4088

AIR WATER INC.

プライムUpdated 2026/03/22
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑(FY2026/3は不適切会計に伴う減損・特別損失により一時的に最終赤字となる見通し)
配当
少なめ
1株 75円
安全性
普通
自己資本比率 38.6%(自己資本比率41.4%と財務基盤は堅固だが、今後の減損計上で低下リスクあり)
稼ぐ力
低い
ROE -4.6%(累計)
話題性
不評
ポジ 20%(不適切会計と前CEOのパワハラ問題でメディア報道はネガティブ優勢)

この会社ってなに?

あなたの暮らしにも実は深く関わっている会社です。病院で使われる医療用酸素、スーパーの冷凍食品を保存する液体窒素、飲料の炭酸ガス、さらにはポイ活アプリ「Powl」や北海道のハム・ベーコンまで、エア・ウォーターグループの製品やサービスは日常の至るところに存在しています。半導体工場への特殊ガス供給から農業・食品事業まで、「空気と水」を起点にした幅広い事業ポートフォリオが特徴です。

2025/03期は売上収益1兆759億円、純利益490億円を計上し5期連続の増収を達成しました。しかし2026年2月に不適切な会計処理が発覚し、2026/03期の通期業績予想は営業利益140億円・最終赤字100億円へ大幅に下方修正されています。産業ガスを原点にエネルギー・医療・食品・農業など幅広い領域へ事業を拡大してきた多角化戦略は評価される一方、前CEOのワンマン経営とガバナンスの脆弱さが今回の問題の根底にあるとされ、経営体制の刷新と内部統制の再構築が急務となっています。

化学プライム市場

注目ポイント

空気と水から広がる多彩な事業

産業ガスを原点にエネルギー・医療・食品・農業まで展開。日常生活の至るところにグループの製品やサービスが存在する、ユニークな多角化企業です。

発足以来、減配ゼロの株主還元

2000年の発足以来一度も減配せず、4期連続の増配を継続。配当利回り3.60%に加え、株主優待の自社グループ製品贈呈も魅力的です。

逆境からの信頼回復に注目

不適切会計という大きな試練に直面していますが、PBR 0.92倍という割安な水準はガバナンス改善後の再評価余地を示唆しています。

会社概要

業種
化学
決算期
3月
本社
大阪府大阪市中央区南船場2丁目12番8号 エア・ウォータービル
公式
www.awi.co.jp

サービスの実績は?

20,836
連結従業員数
2025年3月時点
M&Aにより増加傾向
136
連結子会社数
2025年3月時点
M&Aで拡大
5領域
事業セグメント
ガス・エネルギー・医療・食品等
多角化推進
1947
創業年(北酸商事として)
2000年にエア・ウォーター発足
歴史ある企業
0
減配実績(発足以来)
2000年〜現在
安定還元を維持
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

事業ごとの売上・利益

デジタル&インダストリー
2,730億円25.4%)
エネルギーソリューション
2,650億円24.6%)
ヘルス&セーフティー
2,100億円19.5%)
アグリ&フーズ
1,850億円17.2%)
その他
1,430億円13.3%)
デジタル&インダストリー2,730億円
利益: 240億円利益率: 8.8%

産業ガスの製造・供給が中核。半導体向け特殊ガスや鉄鋼・化学向け酸素・窒素を提供

エネルギーソリューション2,650億円
利益: 115億円利益率: 4.3%

LPガス・灯油等のエネルギー供給、次世代エネルギー(水素等)の開発・導入支援

ヘルス&セーフティー2,100億円
利益: 180億円利益率: 8.6%

医療用ガス、在宅医療サービス、歯科用品通販(歯愛メディカル)

アグリ&フーズ1,850億円
利益: 85億円利益率: 4.6%

農産物の加工・販売、ハム・ベーコン等の食品製造、飲料事業

その他1,430億円
利益: 132億円利益率: 9.2%

物流、海水事業、エアゾール、電力小売、ポイ活アプリ「Powl」運営等

稼ぐ力はどのくらい?

赤字で稼げていません
ROE
-4.6%(累計)
株主資本の利回り
ROA
-1.8%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
-1.1%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期7.6%3.0%-
2022/03期11.5%4.4%-
2023/03期9.7%3.8%-
2024/03期9.7%3.8%6.7%
2025/03期9.8%4.0%7.0%
2Q FY2026/34.6%(累計)1.8%(累計)1.1%

営業利益率は6〜7%台で安定的に推移しており、2025/03期には7.0%と直近5期で最も高い水準を記録しました。ROEは7〜10%の範囲で推移し、2022/03期の10.3%がピークです。M&Aによる総資産の拡大に伴いROAは3〜4%と控えめですが、新中計では営業利益率8.5%・ROE 11%を目標に掲げています。ただし2026/03期は不適切会計による特別損失で収益指標が大幅に悪化する見通しです。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期8,066億円274億円121.0円-
2022/03期8,887億円432億円191.1円+10.2%
2023/03期1.0兆円401億円176.8円+13.1%
2024/03期1.0兆円683億円444億円194.7円+2.0%
2025/03期1.1兆円752億円491億円214.6円+5.0%

売上収益はM&Aと既存事業の拡大により5期連続で増収を達成し、2025/03期には1兆759億円に到達しました。営業利益も752億円と着実に成長してきましたが、2026/03期は不適切な会計処理の発覚に伴う減損処理や特別損失の計上により、営業利益は140億円へ急減、最終損益は100億円の赤字に転落する見通しです。売上収益自体は1兆1,500億円と増収基調を維持する計画ですが、収益の質的な改善が今後の焦点となります。 【2Q 2026/03期実績】売上5166億円(通期予想比45%)、営業利益△54億円(同-6%)、純利益△212億円(同-40%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

化学の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
-4.6%(累計)
業界平均
7.7%
営業利益率下回る
この会社
-1.1%
業界平均
9.8%
自己資本比率下回る
この会社
38.6%
業界平均
56.5%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

5億1,200万円
取締役7名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
デジタル&インダストリー2,730億円240億円8.8%
エネルギーソリューション2,650億円115億円4.3%
ヘルス&セーフティー2,100億円180億円8.6%
アグリ&フーズ1,850億円85億円4.6%
その他1,430億円132億円9.2%

5つの主要セグメントを展開し、産業ガスを起点に医療・食品・エネルギーなど幅広い領域で事業を多角化しています。デジタル&インダストリーが売上の約25%を占める中核事業であり、ヘルス&セーフティーは利益率が高い成長領域です。エネルギーソリューションとアグリ&フーズは利益率が低めですが安定した収益基盤を提供しています。役員報酬は取締役7名で総額5億1,200万円、不適切会計をはじめとする多岐にわたるリスク要因が開示されています。

会社の計画は順調?

C
総合評価
不適切会計の発覚によりFY2026/3の業績予想を大幅下方修正、計画の信頼性に疑問符

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

FY2025/3までは中計「terrAWell30」の売上目標1兆円を達成するなど概ね順調だったが、不適切な会計処理の発覚によりFY2026/3は営業利益140億円・最終赤字100億円へ急転。新中計「terrAWell30 2nd stage」の初年度から計画の前提が崩れた格好であり、信頼回復が最優先課題となっている。
中期経営計画「terrAWell30」
2022期〜2024期
売上収益: 目標 1兆円 達成 (1兆245億円)
102.5%
営業利益: 目標 700億円 未達 (682億円)
97.5%
ROE: 目標 10%以上 未達 (8.7%)
87%
中期経営計画「terrAWell30 2nd stage」
2025期〜2027期
営業利益率: 目標 8.5% 順調 (7.0%(FY2025/3))
82%
ROE: 目標 11% 順調 (9.1%(FY2025/3))
83%
ROIC: 目標 7% 順調 (5.5%(FY2025/3))
79%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上収益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期1兆500億円1兆759億円+2.5%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期730億円752億円+3.1%
2026期840億円140億円-83.3%
純利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2026期530億円-100億円-

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

前中計「terrAWell30」では売上収益1兆円の目標を達成し、M&Aによる事業拡大は一定の成果を上げました。しかし新中計「terrAWell30 2nd stage」の初年度である2026/03期に不適切会計が発覚し、業績予想は大幅に下方修正。営業利益率8.5%やROE 11%といった目標の達成には、まずガバナンスの再構築と事業の総点検が不可欠な状況です。2030年度の長期目標(営業利益率10%以上、ROE 12%以上)の実現可能性についても慎重に見極める必要があります。

どんな話題が多い?

不適切会計・ガバナンス40%
業績・下方修正25%
M&A・事業再編20%
中期経営計画15%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「警戒
報道件数(30日)
185
前月比 +32.5%
メディア数
58
日本経済新聞, 株探, 会社四季報オンライン, ダイヤモンド・オンライン, 東洋経済オンライン, PR TIMES ほか
業界内ランキング
上位 5%
化学セクター 480社中 24位
報道のトーン
20%
好意的
30%
中立
50%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

1929
北海道酸素の設立

北海道において産業ガス事業をスタート。地域産業の発展を支える基盤を築きました。

2000
エア・ウォーター発足

大同ほくさん、共同酸素など複数社の経営統合により「エア・ウォーター」が誕生。産業ガス業界の再編を牽引しました。

2010年代
M&Aによる多角化の加速

農業・食品・医療・エネルギーなど異業種への進出を積極的に推進。連結子会社は100社を超える規模に成長しました。

2023
売上収益1兆円を突破

2023/03期に売上収益が初めて1兆円を超え、産業ガスから始まった事業が日本を代表する多角化企業へと成長しました。

2025
新中計「terrAWell30 2nd stage」策定

「収益性の追求」をテーマに掲げた新中計を発表。事業の総点検と資本効率の向上を宣言しました。

2026
不適切会計の試練と再出発

不適切な会計処理が発覚し信頼が大きく揺らぎましたが、経営体制の刷新とガバナンス改革に着手。再出発への第一歩を踏み出しています。

出来事の年表

2026年3月提携

リョーサンと次世代エネルギーの導入サポート拡大に向けた業務提携を発表し、カーボンニュートラル社会の実現に向けてGX・DXの観点から連携を強化しました。

2026年2月不適切会計

不適切な会計処理が発覚し、特別調査委員会を設置。2026/03期の業績予想を大幅に下方修正し、最終赤字100億円の見通しを発表しました。前CEOのパワハラ問題も同時に報じられました。

2025年8月TOB

持分法適用関連会社の歯愛メディカルに対しTOBを実施し、子会社化を決定。ニッセンや白鳩を傘下に持つ歯愛メディカルの通販事業を取り込み、事業多角化を加速しました。

2025年6月中計発表

新中期経営計画「terrAWell30 2nd stage」(2025〜2027年度)を発表。収益性の追求へシフトし、2027期に営業利益率8.5%・ROE 11%・ROIC 7%を目標に掲げました。

社長プロフィール

松林良祐
代表取締役社長
実直な改革者
当社グループは「地球の恵みを、社会の望みに。」をパーパスに掲げ、空気と水という地球の恵みを活かした多彩な事業を展開しています。不適切な会計処理の反省を踏まえ、ガバナンスの抜本的な改革と透明性の高い経営を実現してまいります。
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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率38.6%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
4,236億円
借金(有利子負債)
Net Assets
4,595億円
会社の純資産

総資産はM&Aによる事業拡大に伴い5年間で約35%増加し、2025/03期には1兆2,501億円に達しました。自己資本比率は38〜41%台で安定しており、有利子負債は3,572億円ですが財務基盤は堅固です。BPSは2,256.7円で現在の株価2,085.5円を上回っており、PBR 0.92倍と解散価値を下回る水準で評価されています。 【2Q 2026/03期】総資産1.2兆円、純資産4595億円、自己資本比率38.6%、有利子負債4236億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+932億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-622億円
投資に使ったお金
Financing CF
-273億円
借入・返済など
Free CF
+311億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期0円0円0円0円
2022/03期0円0円0円0円
2023/03期0円0円0円0円
2024/03期796億円980億円147億円183億円
2025/03期932億円622億円273億円311億円

営業CFは安定して600〜930億円を創出しており、2025/03期には932億円と過去最高を記録しました。2023/03期・2024/03期はM&A(歯愛メディカルTOB等)による投資CFの拡大でFCFがマイナスに転じましたが、2025/03期には投資CFの縮小とともにFCFが310億円のプラスに回復しています。財務CFは2025/03期に-273億円と、借入の返済を進めた格好です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 14名)
女性 3名(21.4% 男性 11
21%
79%
監査報酬
4億1,800万円
連結子会社数
136
設備投資額
804.6億円
平均勤続年数(従業員)
10.3
臨時従業員数
6400

取締役14名中女性3名(21.0%)を登用していますが、不適切会計の発覚により取締役会の監督機能の実効性が問われています。取締役会議長に千歳氏を選任し、監督責任の強化を図っています。監査報酬は4億1,800万円と規模に見合った水準であり、連結子会社136社・臨時従業員6,400名を擁する大グループの統治体制の再構築が急務です。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主60.5%
浮動株39.5%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関43.9%
事業法人等11.9%
外国法人等25.5%
個人その他15%
証券会社3.7%

金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 主な安定株主はエア・ウォーターグループ持株会氏・エア・ウォーター取引先持株会氏・日本製鉄。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(28,879,000株)12.6%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(13,628,000株)5.95%
三井住友信託銀行株式会社(7,936,000株)3.46%
日本製鉄株式会社(6,900,000株)3.01%
STATE STREET BANK AND TRUSTCOMPANY 505001(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)(6,430,000株)2.81%
株式会社三井住友銀行(6,259,000株)2.73%
エア・ウォーター取引先持株会(5,997,000株)2.62%
全国共済農業協同組合連合会(4,951,000株)2.16%
エア・ウォーターグループ持株会(4,786,000株)2.09%
株式会社北洋銀行(4,574,000株)2%

筆頭株主は日本マスタートラスト信託銀行(12.6%)であり、機関投資家中心の株主構成です。日本製鉄が3.01%を保有する安定株主で、取引先持株会(2.62%)やグループ持株会(2.09%)も一定の比率を占めています。金融機関が43.9%と最大の保有セクターであり、外国人投資家も25.5%を占めるなど、バランスの取れた株主構成となっています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1不適切会計リスク:過去に発覚した不適切な会計処理に関連し、追加的な損失計上や訴訟リスクが残存
2ガバナンスリスク:前CEOのワンマン経営に起因するガバナンスの脆弱性が指摘されており、経営体制の再構築が不可欠
3M&Aに伴うのれん減損リスク:M&Aで積み上がったのれん及び無形資産について、被買収企業の業績悪化時に追加減損が発生する懸念
4産業ガス需要の景気感応度:半導体・鉄鋼・化学など顧客産業の景況により需要が変動するリスク
5エネルギーコスト上昇リスク:産業ガスの製造に大量の電力を消費するため、エネルギー価格の高騰が利益を圧迫する可能性
6多角化に伴う事業管理の複雑化:連結子会社136社に及ぶ広範な事業ポートフォリオの管理・統制の難度

社員の給料はどのくらい?

平均年収
795万円
従業員数
20,836
平均年齢
43.6歳
平均年収従業員数前年比
当期795万円20,836-

連結従業員数は約20,836名を擁する大企業グループであり、平均年収は795万円です。M&Aによる事業拡大に伴い従業員数は増加傾向にあります。平均年齢は43.6歳で、産業ガスを中心とした技術系人材が多い構成となっています。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

直近5年間のTSR(株主総利回り)は147.2%と、TOPIXの213.4%を大幅に下回るアンダーパフォームとなっています。2024期にはTSRが176.2%まで回復しましたが、2025期に不適切会計の発覚で株価が急落し、147.2%へ低下しました。中長期的な株主価値の毀損が顕著であり、信頼回復と持続的な業績改善が不可欠です。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
75
方針: 配当性向35%目標、2000年の発足以来減配なし
1株配当配当性向
2016/03期2827.3%
2017/03期3429.7%
2018/03期3829.5%
2019/03期4029.6%
2020/03期4429.8%
2021/03期4436.4%
2022/03期5629.3%
2023/03期6033.9%
2024/03期6432.9%
2025/03期7535.0%
9期連続増配
株主優待
あり
自社グループ製品(果物・野菜ジュース詰め合わせ等)
必要株数100株以上(約20.9万円)
金額相当約1,500円相当
権利確定月3月

2000年のエア・ウォーター発足以来、減配実績はなく、4期連続増配を継続中です。2025/03期は1株75円(前期比11円増)へ引き上げ、配当性向は35.0%と目標水準に到達しています。配当利回りは3.60%と化学セクター内でも高水準です。また株主優待として自社グループ製品を贈呈しており、優待込み利回りは約4.32%となります。ただし2026/03期は最終赤字の見通しであり、今後の配当方針への影響が注目されます。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 147.2万円 になりました (47.2万円)
+47.2%
年度末時点評価額損益TSR
2021期133.5万円33.5万円33.5%
2022期122.5万円22.5万円22.5%
2023期122.5万円22.5万円22.5%
2024期176.2万円76.2万円76.2%
2025期147.2万円47.2万円47.2%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残1,047,100株
売り残302,600株
信用倍率3.46倍
2026年3月14日時点
今後の予定
2026年3月期 通期決算発表2026年5月中旬
定時株主総会2026年6月中旬
特別調査委員会 最終報告時期未定

信用倍率は3.46倍と買い長の状況です。不適切会計の発覚後、信用買い残が増加しており、値ごろ感からの個人投資家の逆張り買いが推定されます。PER 9.0倍・PBR 0.92倍と業種平均(PER 15倍・PBR 1.2倍)を大幅に下回る水準にありますが、これは不祥事に伴うディスカウントが反映されたものです。配当利回り3.60%は業種平均の2.5%を上回っており、減配リスクが顕在化しなければ利回り面での魅力は高いといえます。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期497億円223億円44.9%
2022/03期642億円210億円32.7%
2023/03期610億円208億円34.2%
2024/03期667億円224億円33.5%
2025/03期740億円249億円33.7%

2026/03期は不適切会計に伴う減損処理等の影響で大幅な特別損失が見込まれるため、税引前利益・法人税等の見通しは不透明な状況です。上記はEDINETベースの当初予想であり、修正後の実効税率は特殊要因により大きく変動する可能性があります。

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エア・ウォーター まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑(FY2026/3は不適切会計に伴う減損・特別損失により一時的に最終赤字となる見通し)
配当
少なめ
1株 75円
安全性
普通
自己資本比率 38.6%(自己資本比率41.4%と財務基盤は堅固だが、今後の減損計上で低下リスクあり)
稼ぐ力
低い
ROE -4.6%(累計)
話題性
不評
ポジ 20%(不適切会計と前CEOのパワハラ問題でメディア報道はネガティブ優勢)

産業ガス国内2位、M&Aで事業多角化を推進してきたが不適切会計の発覚で信頼回復が最大課題

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU