アバントグループ
AVANT GROUP CORPORATION
最終更新日: 2026年3月27日
経営管理のDXで、企業の未来価値を創造するトップランナー
BE THE CFO FOR ALL - すべてのCFOの、最高の伴走者になる。
この会社ってなに?
あなたがニュースで見るような大企業は、たくさんの子会社の業績をまとめて、年に数回「決算」として発表しています。この作業は非常に複雑ですが、アバントグループが提供する「DivaSystem」という専門ソフトが、その大変な計算を正確かつスピーディーに行う手助けをしています。もしかしたら、あなたが普段利用するサービスや商品を作っている有名企業の多くが、その裏側で同社のシステムを使って経営状況を把握し、次の戦略を立てているかもしれません。まさに、日本経済を支える大企業の「経営の心臓部」をサポートする会社です。
アバントグループは、連結会計システム「DivaSystem」を主力に、安定した収益基盤を持つソフトウェア企業です。直近の2025年6月期決算では売上高282.3億円、営業利益46.04億円を達成し、続く2026年6月期には売上高333.0億円、営業利益51.0億円と2桁成長を見込んでいます。近年は単なるソフト提供に留まらず、企業のDX推進支援や経営管理コンサルティングにも注力しており、M&Aや業務提携を通じて提供価値の向上を積極的に図っています。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 6月
- 本社
- 東京都港区港南2-15-2 品川インターシティ B棟13階
- 公式
- www.avantgroup.com
社長プロフィール

私たちはグループ経営管理システムの提供を通じて、企業のデータ活用を促進し、経営の高度化と企業価値向上に貢献することを目指しています。お客様が変化の激しい時代を勝ち抜くための羅針盤となるソリューションを提供し、日本企業のCFO機能を最高水準に引き上げることを使命と考えています。
この会社のストーリー
森川徹治氏が株式会社ディーヴァを設立。大手企業の連結決算業務アウトソーシングから事業をスタートし、経営管理のプロフェッショナル集団としての歩みが始まる。
自社開発のパッケージソフト「DivaSystem」を発売。これが後の主力製品となり、グループの成長を牽引する礎を築く。
設立10周年を機に株式上場を果たす。社会的信用を獲得し、事業拡大を加速させるための重要なマイルストーンとなる。
持株会社体制に移行し、商号を株式会社アバントに変更。グループ経営を強化し、事業領域の拡大と多角化を図る。
東京証券取引所市場第一部(現・プライム市場)へ市場変更。日本を代表する企業としての地位を確立する。
現商号「株式会社アバントグループ」へ変更。中期経営計画「BE GLOBAL 2028」を策定し、グローバル展開と持続的な成長を目指す新たな挑戦を開始。
Fluence Technologies社やFigurout社との提携、野村證券との共同開発など、外部との連携を加速。提供価値の更なる拡大を目指す。
中期経営計画「BE GLOBAL 2028」のもと、売上高500億円、営業利益100億円を目指す。経営管理領域のリーディングカンパニーとして、グローバルな成長を追求する。
注目ポイント
主力製品である連結会計システム「DivaSystem」は、国内トップクラスのシェアを誇ります。多くのプライム市場上場企業が導入しており、安定した収益基盤となっています。
創業以来、増収増益基調を維持しており、安定した成長を続けています。配当性向30%以上を目安とする株主還元方針を掲げ、継続的な増配も魅力です。
会計システムだけでなく、予算管理やBI(ビジネスインテリジェンス)など、企業の経営管理全体をDXで支援。M&Aや提携も積極的に行い、事業領域を拡大し続けています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 2.7円 | 15.4% |
| FY2017/3 | 4円 | 22.7% |
| FY2018/3 | 6円 | 21.3% |
| FY2019/3 | 7.5円 | 21.4% |
| FY2020/3 | 9円 | 22.0% |
| FY2021/3 | 11円 | 21.9% |
| FY2022/3 | 13円 | 23.9% |
| FY2023/3 | 15円 | 27.0% |
| FY2024/3 | 19円 | 24.8% |
| FY2025/3 | 25円 | 26.6% |
現在、株主優待制度は実施していません。
同社は成長投資を優先しつつ、株主への利益還元を重要な経営課題と位置づけています。配当性向を指標としつつ、業績向上に伴い年間配当金を継続的に引き上げる増配傾向を維持しています。将来的には、持続的な企業価値向上を通じて還元を強化する方針です。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
アバントグループは、連結会計システム「ディーバ」を中心とする事業が好調に推移し、5期連続で増収増益を達成しています。FY2025/3の売上高は282億円、純利益は34億円に達し、経営管理のDX支援需要を取り込むことで着実な成長を続けています。次期(FY2026/3予想)も売上高333億円、純利益35億円を見込んでおり、高水準の業績拡大が継続する見通しです。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 19.9% | 9.8% | 11.5% |
| FY2017/3 | 17.1% | 9.1% | 12.4% |
| FY2018/3 | 22.2% | 12.0% | 13.5% |
| FY2019/3 | 22.3% | 12.6% | 14.0% |
| FY2020/3 | 21.4% | 13.0% | 14.5% |
| FY2021/3 | 21.5% | 13.5% | 17.2% |
| FY2022/3 | 19.3% | 12.3% | 17.4% |
| FY2023/3 | 17.0% | 11.2% | 15.4% |
| FY2024/3 | 21.4% | 13.0% | 16.8% |
| FY2025/3 | 22.0% | 14.1% | 16.3% |
収益性の高さは同社の強みであり、営業利益率は概ね16%から17%前後の高水準を維持しています。ROE(自己資本利益率)も20%を超えて推移しており、効率的な経営体制が確立されていることを示しています。高付加価値な経営DXコンサルティングとソリューション提供の組み合わせが、強固な収益基盤を支えています。
財務は安全?
財務状況は極めて健全であり、実質無借金経営を継続しながら資産規模を順調に拡大させています。自己資本比率は60%台を維持しており、強固な資本基盤を有していることが特徴です。現預金の蓄積に加え、積極的な事業投資や資本業務提携を行うための十分な財務余力を確保しています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 11.3億円 | -3.0億円 | -2.4億円 | 8.3億円 |
| FY2017/3 | 10.7億円 | -3.0億円 | -2.3億円 | 7.7億円 |
| FY2018/3 | 11.6億円 | -3.5億円 | -1.8億円 | 8.1億円 |
| FY2019/3 | 13.2億円 | -4.5億円 | -2.3億円 | 8.7億円 |
| FY2020/3 | 18.9億円 | -4.2億円 | -2.9億円 | 14.7億円 |
| FY2021/3 | 25.6億円 | -7.9億円 | -3.6億円 | 17.7億円 |
| FY2022/3 | 30.3億円 | -4.0億円 | -4.3億円 | 26.3億円 |
| FY2023/3 | 21.8億円 | -8.0億円 | -5.1億円 | 13.8億円 |
| FY2024/3 | 36.8億円 | -6.3億円 | -19.8億円 | 30.5億円 |
| FY2025/3 | 44.7億円 | -2.0億円 | -10.4億円 | 42.7億円 |
本業の稼ぐ力を示す営業キャッシュフローは堅調に推移しており、安定した利益創出が成長資金を支える好循環を生んでいます。潤沢なフリーキャッシュフローを確保することで、将来の成長に向けた資本業務提携やDXへの再投資を柔軟に行える体制です。財務キャッシュフローは主に配当や自己株式の取得など、株主還元を通じた資金流出が中心となっています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 11.1億円 | 4.5億円 | 40.6% |
| FY2017/3 | 13.1億円 | 6.5億円 | 49.3% |
| FY2018/3 | 16.3億円 | 5.7億円 | 34.9% |
| FY2019/3 | 19.7億円 | 6.5億円 | 33.2% |
| FY2020/3 | 22.8億円 | 7.5億円 | 32.6% |
| FY2021/3 | 28.1億円 | 9.2億円 | 32.8% |
| FY2022/3 | 29.9億円 | 9.4億円 | 31.6% |
| FY2023/3 | 32.6億円 | 11.7億円 | 35.9% |
| FY2024/3 | 41.2億円 | 12.7億円 | 30.8% |
| FY2025/3 | 46.1億円 | 11.8億円 | 25.6% |
法人税等の支払額は税引前利益の伸長に比例して増加傾向にあります。実効税率は概ね30%前後で推移しており、標準的な税負担率の範囲内です。FY2025/3においては一時的な要因等により税率が25.6%へと低下しましたが、長期的には安定した納税を継続しています。
会社の公式開示情報
グループ経営管理や連結会計ソフトウェアの導入支援、DX推進コンサルティングを主要セグメントとして展開しています。売上高や利益は着実に成長トレンドにあり、経営情報の「見える化」を支援する高い専門性がリスク耐性と競争力の源泉となっています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 288億円 | — | 282億円 | -2.0% |
| FY2024 | 240億円 | — | 244億円 | +1.7% |
| FY2023 | 218億円 | — | 214億円 | -1.7% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 49億円 | — | 46億円 | -6.0% |
| FY2024 | 39億円 | — | 41億円 | +6.5% |
| FY2023 | 31億円 | — | 33億円 | +6.1% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
アバントグループは明確な中期経営計画の開示は限定的ですが、毎期開示される翌期業績予想が実質的な経営目標となっています。FY2026目標として売上高333億円、営業利益51億円を掲げ、2桁成長を目指す意欲的な計画です。直近のFY2025実績は期初予想を若干下回ったものの、過去を振り返ると予想を上回る期も多く、総じて計画達成への意識は高いと評価できます。ただし、投資家としてはより長期的な成長戦略を示す中計の開示が待たれます。
株の売買状況と今後の予定
同社のPERは13.9倍と、情報・通信業の平均である25.9倍と比較して割安な水準にあります。これは、市場が同社の成長性をまだ完全には織り込んでいない可能性を示唆しています。一方で、配当利回りは2.41%と業界平均を上回っており、株主還元への意識が評価できます。信用倍率は1.73倍と均衡しており、短期的な需給の偏りは見られません。今後の決算発表で市場予想を上回る成長を示すことができれば、バリュエーションの見直しが進む可能性があります。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
FY2025において売上高282.3億円、営業利益46.04億円を達成し、堅調な成長を維持。
連結売上高152.02億円を計上し、連結経常利益は前年同期比7.5%増を確保した。
「経営DXフォーラム2026」を開催し、データ活用による経営管理の高度化の啓蒙活動を推進。
最新ニュース
アバントグループ まとめ
ひとめ診断
「大企業の複雑な会計処理を支えるソフトウェアの巨人が、DXコンサルティングへと事業領域を拡大中」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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