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住友精化4008

Sumitomo Seika Chemicals Company,Limited.

プライムUpdated 2026/03/27
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 200円
安全性
安定
自己資本比率 57.0%
稼ぐ力
普通
ROE 5.9%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

この会社ってなに?

あなたがドラッグストアで手にする赤ちゃん用の紙おむつ。その薄さからは想像もつかないほどの水分を吸収できるのは、実は住友精化が作っている「高吸水性樹脂」という魔法のような粉のおかげです。この白い粉が、おしっこを素早くジェル状に固めて、赤ちゃんの肌をサラサラに保っています。普段何気なく使っている製品の裏側で、同社の高い技術力が世界中の子育てを支えているのです。他にも、工場の製造ラインで使われる様々なガスなども供給しており、産業の根幹を支える役割も担っています。

紙おむつ等に使われる高吸水性樹脂(SAP)を主力とする化学メーカー。2025期は売上高1,475.7億円(前期比3.2%増)、営業利益107.12億円(同12.4%増)と増収増益を達成し、堅調な業績を示しています。現在進行中の中期経営計画では2025年度(2026期)に営業利益120億円を目標に掲げ、事業構造の強靭化を推進中です。しかし、現在の株価はPER 2.5倍、PBR 0.18倍と極めて割安な水準にあり、市場の評価が業績に追いついていない状況です。

化学プライム市場

会社概要

業種
化学
決算期
3月
本社
大阪市中央区北浜4-5-33

サービスの実績は?

200
1株あたり配当金
2025期実績
±0% YoY
1,475.7億円
連結売上高
2025期実績
+3.2% YoY
107.1億円
連結営業利益
2025期実績
+12.4% YoY
450.6
1株あたり純利益 (EPS)
2025期実績
-1.8% YoY
1,600億円
目標売上高
中期経営計画 2026期目標
120億円
目標営業利益
中期経営計画 2026期目標
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
5.9%(累計)
株主資本の利回り
ROA
3.4%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
9.2%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期9.4%6.6%-
2022/03期7.5%5.1%-
2023/03期10.2%6.9%-
2024/03期6.8%4.7%6.7%
2025/03期6.3%4.3%7.3%
3Q FY2026/35.9%(累計)3.4%(累計)9.2%

収益性については、営業利益率が概ね6%から9%のレンジで推移しており、製造業として一定の効率性を維持しています。ROE(自己資本利益率)は6%から10%程度で推移しており、資本効率を意識した経営が求められています。今後は高吸水性樹脂以外の成長分野への投資により、収益性の底上げと資本効率のさらなる改善が期待されます。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期1,033億円71.2億円516.2円-
2022/03期1,156億円59.0億円429.1円+11.9%
2023/03期1,430億円85.9億円636.8円+23.8%
2024/03期1,430億円95.3億円61.7億円459.0円-0.0%
2025/03期1,476億円107億円59.6億円450.6円+3.2%

住友精化の業績は、主力である高吸水性樹脂事業の安定的な推移により、売上高は1,476億円規模まで拡大しています。近年の利益面では原材料価格の高騰や物流費の上昇といった外部環境の変化に影響を受けましたが、直近ではコスト転嫁が進み収益性が改善傾向にあります。今後も、高付加価値な機能マテリアル事業の拡大を通じて、持続的な成長と利益水準の維持を目指す姿勢が鮮明です。 【3Q 2026/03期実績】売上1117億円(通期予想比77%)、営業利益103億円(同115%)、純利益50億円(同74%)。営業利益は既に通期予想を超過しており、上振れの可能性が高い。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

化学の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
5.9%(累計)
業界平均
7.7%
営業利益率下回る
この会社
9.2%
業界平均
9.8%
自己資本比率上回る
この会社
57.0%
業界平均
56.3%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

1億9,100万円
取締役6名の合計

EDINET開示情報に基づくと、事業は高吸水性樹脂を主力とする「高吸水性樹脂事業」と、機能材料事業の二本柱で構成されています。近年のリスク要因としては、原材料価格の変動や為替相場の影響を受けやすい事業構造があり、グローバルな生産体制を展開する上での地政学的リスクや物流コストの上昇が注視されています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
利益目標の達成確度は高いものの、ROEなど資本効率の目標達成には課題が残る。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画
2023期~2025期
売上高: 目標 1,600億円 順調 (1,475.7億円)
92.2%
営業利益: 目標 120億円 順調 (107.12億円)
89.3%
当期純利益: 目標 85億円 順調 (59.61億円)
70.1%
ROE: 目標 8.5% やや遅れ (4.71%)
55.4%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期1,450億円1,476億円+1.8%
2024期1,500億円1,430億円-4.7%
2023期1,450億円1,430億円-1.3%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期90億円107億円+19.0%
2024期95億円95億円+0.3%
2023期70億円105億円+49.3%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の中期経営計画では、2025年度(2026期)の営業利益120億円達成を掲げています。2025期実績は107.12億円と、進捗率は約89%に達しており、目標達成の蓋然性は高いと評価できます。一方で、資本効率を示すROEは目標8.5%に対し実績4.71%と乖離が大きく、収益性の向上が今後の課題です。業績予想は期初予想を上回ることも多く、特に利益面での上振れが目立ちます。

どんな話題が多い?

決算・業績修正50%
DX・システム投資20%
株価・配当20%
人事・その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やが好調
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
18
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, 松井証券, PR TIMES ほか
業界内ランキング
上位 15%
化学業界 200社中 30位
報道のトーン
65%
好意的
30%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年2月業績上方修正

第3四半期決算にて経常利益が前年同期比9.3%増となり、通期の純利益予想を70億円へ大幅上方修正しました。

2025年12月システム移行

基幹業務システムをクラウド型「RISE with SAP」へ移行し、全社的なDX推進と業務プロセスの標準化に着手しました。

2025年7月株式報酬制度

譲渡制限付株式報酬としての新株式発行を行い、資本効率と株主との価値共有を強化する方針を示しました。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率57.0%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
181億円
借金(有利子負債)
Net Assets
999億円
会社の純資産

同社の財務健全性は極めて高く、自己資本比率は60%台後半を安定して維持しており、強固な資本基盤を有しています。長年無借金経営を継続してきましたが、現在は積極的な成長投資を背景に有利子負債を適度に活用する財務戦略へ移行しています。手元流動性は十分確保されており、今後の事業拡大や株主還元を支える財務的な余力は依然として十分です。 【3Q 2026/03期】総資産1506億円、純資産999億円、自己資本比率57.0%、有利子負債181億円。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
Operating CF
+137億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-209億円
投資に使ったお金
Financing CF
+31.9億円
借入・返済など
Free CF
-72.3億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期163億円22.3億円32.6億円140億円
2022/03期90.2億円43.2億円29.9億円47.0億円
2023/03期67.0億円59.4億円83.0億円7.6億円
2024/03期120億円104億円57.7億円16.4億円
2025/03期137億円209億円31.9億円72.3億円

営業活動によるキャッシュフローは安定してプラスを維持しており、本業でしっかりと現金を稼ぐ力があります。直近では将来の成長に向けた大型の設備投資を実施しているため投資キャッシュフローが拡大しており、これに伴い財務キャッシュフローも調達に転じています。手元資金と借入を適切に配分し、長期的な企業価値向上に向けた戦略的な投資を実行している段階です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 2名(20.0% 男性 8
20%
80%
監査報酬
4,800万円
連結子会社数
11
設備投資額
202.9億円
平均勤続年数(従業員)
15.24

女性役員比率は20.0%(2名/8名)となっており、多様性の確保に向けた取り組みが進められています。監査体制については監査等委員会設置会社を採用し、経営監督機能と業務執行の適正性を担保する仕組みが整備されています。連結子会社11社を抱える企業グループとして、グループ全体での統治を重視しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主54.8%
浮動株45.2%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関20.1%
事業法人等34.8%
外国法人等14.1%
個人その他29.7%
証券会社1.3%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は住友化学・JP MORGAN CHASE BANK 385632(常任代理人 みずほ銀行決済営業部)。

住友化学株式会社(4,195,000株)32.01%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(1,264,000株)9.64%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(473,000株)3.61%
JP MORGAN CHASE BANK 385632(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(415,000株)3.17%
住友生命保険相互会社(310,000株)2.37%
株式会社三井住友銀行(215,000株)1.64%
多木化学株式会社(206,000株)1.57%
三井住友信託銀行株式会社(194,000株)1.48%
住友精化社員持株会(180,000株)1.38%
DFA INTL SMALL CAP VALUE  PORTFOLIO (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)(124,000株)0.95%

住友精化の株主構成は、筆頭株主である住友化学が約32%の株式を保有しており、強力な親会社の影響下にある安定的な経営体制が特徴です。また、日本マスタートラスト信託銀行などの信託口が上位を占めており、機関投資家による保有割合も一定水準あります。一方で、浮動株比率は限定的であり、長期的かつ安定的な株主によって構成されているといえます。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1経理・財務に関するリスク①退職給付債務当社グループの従業員退職給付費用および債務は、年金資産の長期期待運用収益率や割引率などの数理計算上の前提に基づいて算出されております

社員の給料はどのくらい?

平均年収
656万円
従業員数
1,413
平均年齢
37.82歳
平均年収従業員数前年比
当期656万円1,413-

従業員平均年収は656万円となっており、化学業界の水準と比較しても安定した給与水準を維持しています。この背景には、紙おむつ用高吸水性樹脂という特定のニッチ分野でのグローバルなシェア獲得と収益性の高さが寄与しており、堅実な業績を背景にした給与制度が構築されています。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

開示されたTSR(株主総利回り)データによると、2025期には219%を記録し、初めてTOPIXの213.4%を上回るアウトパフォームを達成しました。それ以前の4年間はTOPIXを一貫して下回っていましたが、2025期の株価上昇と安定した配当がTSRを押し上げ、株主還元の成果が表れ始めています。このパフォーマンスを継続できるかが、今後の市場からの評価に繋がる重要なポイントです。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
200
方針: 安定配当
1株配当配当性向
2016/03期1525.8%
2018/03期10020.6%
2019/03期100228.2%
2020/03期10032.2%
2021/03期10019.4%
2022/03期12028.0%
2023/03期20031.4%
2024/03期20043.6%
2025/03期20044.4%
8期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月

同社は株主還元を経営の重要課題と位置づけており、安定的な配当の継続と向上を基本方針としています。近年の業績拡大に伴い配当額を積極的に引き上げており、配当性向も40%前後の水準で推移しています。今後も収益成長を伴う利益配分により、中長期的な配当水準の強化が期待できる銘柄です。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 219.0万円 になりました (119.0万円)
+119.0%
年度末時点評価額損益TSR
2021期104.2万円4.2万円4.2%
2022期83.9万円16.1万円-16.1%
2023期119.0万円19.0万円19.0%
2024期142.8万円42.8万円42.8%
2025期219.0万円119.0万円119.0%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残46,000株
売り残6,800株
信用倍率6.76倍
2026年3月13日時点
今後の予定
第1四半期決算発表2026年8月上旬
第2四半期決算発表2026年11月上旬

現在の株価はPER 2.5倍、PBR 0.18倍と、化学業界の平均(PER 22.6倍, PBR 1.71倍)と比較して極端に割安な水準にあります。時価総額も176億円と業界平均を大きく下回っていますが、信用買い残が売り残を上回る状況が続いており、将来の株価上昇を期待する個人投資家が多いことを示唆しています。次回の第1四半期決算で示される今期の見通しが、今後の株価動向を占う上で重要な材料となります。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期104億円32.6億円31.4%
2022/03期89.2億円30.2億円33.9%
2023/03期109億円23.4億円21.4%
2024/03期102億円40.8億円39.8%
2025/03期111億円51.5億円46.3%

法人税等の支払額は税引前利益の増減に伴って変動しており、概ね一般的な実効税率の水準で推移しています。ただし、期によって税効果会計や税額控除等の影響を受け、一時的に実効税率が上下するケースが見られます。直近では利益水準に応じた適正な納税が行われており、大きな税務上の懸念事項は見当たりません。

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住友精化 まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 200円
安全性
安定
自己資本比率 57.0%
稼ぐ力
普通
ROE 5.9%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

「世界中の赤ちゃんの快適さを支える『魔法の粉』、紙おむつ用高吸水性樹脂で世界をリードする化学メーカー」

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU