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住友化学4005

SUMITOMO CHEMICAL COMPANY,LIMITED

プライムUpdated 2026/03/22
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 9円
安全性
注意
自己資本比率 29.3%
稼ぐ力
普通
ROE 9.0%(累計)
話題性
不評
ポジ 28%

この会社ってなに?

住友化学の製品は日常の至るところに関わっています。田畑の害虫や雑草を防ぐ農薬、スマートフォンや半導体の製造に使われる高純度化学薬品やフォトレジスト、液晶ディスプレイ用のカラーフィルター材料、さらに自動車のタイヤに使われる合成ゴム。また住友ファーマを通じた医薬品事業も展開しており、食料・IT・モビリティ・医療といった現代社会の基盤を化学の力で支えています。

住友化学は売上高2.6兆円規模の総合化学メーカーで、住友グループの中核企業です。2024/03期にペトロ・ラービグ関連の巨額損失で過去最大の営業赤字(約4,888億円)を計上しましたが、2025/03期には構造改革の効果で営業利益1,930億円へV字回復を果たしました。しかし2026/03期予想では売上2兆3,400億円・営業利益1,050億円と再び減収減益の見通しで、本格的な回復にはまだ時間がかかります。PBR 0.88倍・PER 19.8倍で、中期経営計画「Leap Beyond」のもと2027年度にコア営業利益2,000億円・ROE 8%を目標としています。

化学プライム市場

注目ポイント

農薬事業で世界トップクラスのシェア

独自開発の殺虫剤・除草剤・殺菌剤を世界約130ヶ国で展開。食料安全保障を化学の力で支え、中計でも最大の成長ドライバーに位置付けられています。

半導体材料で攻めの成長投資

フォトレジスト、高純度洗浄薬品、グラスコアなど最先端半導体に不可欠な材料を供給。台湾企業買収やサムスン電機との合弁で成長を加速しています。

過去最大赤字からの復活力

2024/03期の営業赤字4,888億円という危機的状況から、わずか1年でFCF 3,183億円を創出しV字回復を達成。住友グループの底力と経営の実行力が証明されました。

会社概要

業種
化学
決算期
3月
本社
東京都中央区日本橋2丁目7番1号 東京日本橋タワー
公式
www.sumitomo-chem.co.jp

サービスの実績は?

2,000億円
2027期 コア営業利益目標
中期経営計画 Leap Beyond
農薬・電子材料で8割を計画
8%
2027期 ROE目標
中期経営計画(2025〜2027年度)
FY2025/3実績 3.6%から倍増へ
2.48%
配当利回り
年間配当12円(2026/03期予想)
FY2025/3の9円から3円増配
2.9万人
連結従業員数
世界約30ヶ国で事業展開
構造改革で人員適正化中
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

事業ごとの売上・利益

エッセンシャルケミカルズ
-0%)
エネルギー・機能材料
-0%)
情報電子化学
-0%)
健康・農業関連事業
-0%)
医薬品
-0%)
エッセンシャルケミカルズ-

石油化学製品、無機化学品、メタアクリル樹脂(MMA)等の基礎化学品。三井化学・出光興産とのポリオレフィン事業統合を推進中

エネルギー・機能材料-

リチウムイオン電池材料、スーパーエンプラ、ゴム薬品など。田中化学研究所を完全子会社化し正極材料を強化

情報電子化学-

半導体用フォトレジスト、偏光フィルム、タッチパネル材料、電子材料用高純度薬品。サムスン電機との合弁でグラスコアにも進出

健康・農業関連事業-

農薬(世界トップクラスのシェア)、家庭用・防疫用殺虫剤、飼料添加物。中計の成長ドライバーの一つ

医薬品-

住友ファーマ(旧大日本住友製薬)を通じた医薬品事業。主力薬ラツーダの特許切れ後の新薬パイプライン構築が課題

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
9.0%(累計)
株主資本の利回り
ROA
2.5%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
10.6%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期4.5%1.2%-
2022/03期14.5%3.9%-
2023/03期0.6%0.2%-
2024/03期29.2%7.7%20.0%
2025/03期4.1%1.0%7.4%
3Q FY2026/39.0%(累計)2.5%(累計)10.6%

収益性は2022/03期のROE 9.5%をピークに急落し、2024/03期にはROE -26.8%と大幅な毀損を経験しました。2025/03期にはROE 3.6%・営業利益率7.4%まで回復しましたが、中計目標のROE 8%にはまだ大きな乖離があります。農薬・電子材料などの高付加価値分野の利益貢献拡大と、石化事業の低収益構造の改善が収益性向上の鍵です。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期2.3兆円460億円28.2円-
2022/03期2.8兆円1,621億円99.2円+20.9%
2023/03期2.9兆円69.9億円4.3円+4.7%
2024/03期2.4兆円4,888億円3,118億円-190.7円-15.5%
2025/03期2.6兆円1,930億円386億円23.6円+6.5%

住友化学の業績は大きな波を経験しています。2022/03期には売上高2.7兆円・営業利益2,150億円と好調でしたが、2023/03期以降はサウジの石化合弁ペトロ・ラービグの損失拡大や住友ファーマの不振により急速に悪化。2024/03期には営業赤字4,888億円・純損失3,118億円と過去最大の赤字を計上しました。2025/03期は構造改革の効果とペトロ・ラービグ持分整理により営業利益1,930億円まで回復しましたが、2026/03期予想では再び営業利益1,050億円へ減益の見通しであり、回復の持続性が問われる局面です。 【3Q 2026/03期実績】売上1.7兆円(通期予想比73%)、営業利益1804億円(同172%)、純利益874億円(同218%)。営業利益は既に通期予想を超過しており、上振れの可能性が高い。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

化学の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
9.0%(累計)
業界平均
7.8%
営業利益率上回る
この会社
10.6%
業界平均
9.8%
自己資本比率下回る
この会社
29.3%
業界平均
56.6%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

5億円
取締役14名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
エッセンシャルケミカルズ---
エネルギー・機能材料---
情報電子化学---
健康・農業関連事業---
医薬品---

住友化学はエッセンシャルケミカルズ、エネルギー・機能材料、情報電子化学、健康・農業関連事業、医薬品の5セグメントで事業を展開しています。中計では農薬(アグロ&ライフ)と電子材料(ICT&モビリティ)を2027期コア営業利益の約8割を占める成長ドライバーに位置付けています。役員報酬は取締役14名で5億円と、売上規模に対して抑制的な水準です。

会社の計画は順調?

B
総合評価
短期集中改革は計画以上の成果、中計目標は道半ば

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

FY2024/3の過去最大赤字からFY2025/3に営業利益1,930億円へのV字回復を達成し、短期集中業績改善策は目標を大幅に上回る成果を挙げました。一方、中期経営計画「Leap Beyond」で掲げるFY2027コア営業利益2,000億円・ROE 8%の達成にはまだ距離があり、農薬・電子材料の成長加速と石化事業の再編完了が鍵を握ります。
短期集中業績改善策
2024期〜2025期
キャッシュ創出: 目標 3,000億円 達成 (FCF 3,182億円(FY2025/3))
100%
営業利益の黒字化: 目標 黒字転換 達成 (営業利益1,930億円)
100%
中期経営計画 Leap Beyond
2025期〜2027期
コア営業利益: 目標 2,000億円 やや遅れ (1,050億円(FY2026/3予想))
52.5%
ROE: 目標 8% やや遅れ (3.6%(FY2025/3実績))
45%
ROIC: 目標 6% やや遅れ (推定約2.5%)
40%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2024期2兆6,700億円2兆4,469億円2兆4,469億円-8.4%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期700億円1,930億円1,930億円+175.7%
純利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期200億円386億円+93.0%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

住友化学は2024/03期の過去最大赤字を受け、短期集中業績改善策を断行しました。ペトロ・ラービグへの持分整理や非中核事業の売却により、2025/03期にはFCF 3,182億円を創出し財務体質を大幅に改善。2025年3月には新中計「Leap Beyond ~成長軌道へ回帰~」を発表し、農薬(アグロ&ライフ)と電子材料(ICT&モビリティ)を成長ドライバーに据え、2027年度コア営業利益2,000億円を目指す計画です。構造改革の実行力は評価できますが、成長投資の回収はこれからです。

最新ニュース

ネガティブ
シンガポール石化合弁PCSが不可抗力宣言、エチレン調達難で操業に影響
3/9 · 日本経済新聞
ポジティブ
2025〜2027年度中期経営計画「Leap Beyond」を策定、コア営利2,000億円目標
3/4 · 住友化学IR
ポジティブ
サムスン電機と次世代半導体パッケージ基板「グラスコア」合弁設立で合意
2/5 · 電波新聞
ポジティブ
欧州農薬販売2社を完全子会社化、農薬事業のさらなる拡大へ
1/30 · 住友化学ニュースルーム
ポジティブ
2025/03期 第3四半期決算:コア営業利益1,868億円と大幅増益
1/15 · Yahoo!ファイナンス

どんな話題が多い?

決算・業績35%
構造改革・事業再編30%
M&A・提携20%
株価動向15%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや慎重
報道件数(30日)
128
前月比 +12.5%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, 化学工業日報, 東洋経済 ほか
業界内ランキング
上位 15%
化学業界 300社中 45位
報道のトーン
28%
好意的
42%
中立
30%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

1913
住友総本店の肥料製造所として創業

四国・新居浜の別子銅山で発生する排煙から肥料を製造する事業として出発。公害問題の解決と産業創出を両立させた住友らしい創業ストーリーです。

1984
サウジアラビアに石油化学合弁事業を設立

サウジアラビア政府との合弁でペトロ・ラービグの前身となる石化事業に進出。中東の安価な原料を活かしたグローバル展開の礎を築きました。

2005
大日本住友製薬(現住友ファーマ)を設立

大日本製薬と住友製薬の合併により医薬品事業を強化。抗精神病薬ラツーダが後にブロックバスターに成長します。

2022
ペトロ・ラービグ巨額損失と構造改革の始動

サウジの石化合弁ペトロ・ラービグの業績悪化と住友ファーマのラツーダ特許切れが重なり、2024/03期に過去最大の営業赤字4,888億円を計上。抜本的な構造改革に着手しました。

2025
短期集中改革でV字回復を達成

ペトロ・ラービグの持分整理、非中核事業売却、コスト削減により、2025/03期に営業利益1,930億円へV字回復。FCF 3,183億円で財務体質も大幅に改善しました。

2025
中期経営計画「Leap Beyond」発表

農薬(アグロ&ライフ)と電子材料(ICT&モビリティ)を成長ドライバーに据え、2027年度コア営業利益2,000億円・ROE 8%を目指す新たな成長戦略を策定しました。

出来事の年表

2025年9月事業再編

三井化学・出光興産と国内ポリオレフィン事業の統合を発表し、石化分野の構造改革を加速。

2025年11月買収

台湾の半導体材料メーカーAUECCを買収し、アジアでの半導体洗浄薬品の供給網を拡充。

2026年1月提携

韓国サムスン電機と次世代半導体パッケージ基板「グラスコア」製造の合弁会社設立で合意。

2026年3月不可抗力宣言

シンガポールの石化合弁PCSがエチレン調達難で不可抗力宣言、供給リスクが浮上。

社長プロフィール

岩田 圭一
代表取締役 会長
たたき上げの構造改革者
住友化学は1913年の創業以来、「自利利他 公私一如」の住友事業精神のもと、化学を通じて社会課題の解決に貢献してまいりました。2024/03期の過去最大赤字を経て、私たちは抜本的な構造改革を断行し、短期集中業績改善策を計画以上の成果で完遂しました。今後は中期経営計画「Leap Beyond」のもと、農薬と電子材料を成長の柱に据え、2027年度にコア営業利益2,000億円の達成を目指します。
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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率29.3%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
1.2兆円
借金(有利子負債)
Net Assets
1.3兆円
会社の純資産

2024/03期の巨額赤字により純資産が大幅に減少し、自己資本比率は24.5%まで低下しました。2025/03期は資産売却やキャッシュ創出により有利子負債を1兆1,523億円から9,729億円に圧縮し、自己資本比率を26.2%に改善。BPSは550.4円で株価483円に対してPBR 0.88倍と帳簿価値を下回る水準にあります。財務健全性の回復は道半ばですが、改善の方向性は明確です。 【3Q 2026/03期】総資産3.5兆円、純資産1.3兆円、自己資本比率29.3%、有利子負債1.2兆円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+2,330億円
本業で稼いだお金
Investing CF
+852億円
投資に使ったお金
Financing CF
-3,008億円
借入・返済など
Free CF
+3,183億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期0円0円0円0円
2022/03期0円0円0円0円
2023/03期0円0円0円0円
2024/03期513億円1,122億円492億円1,636億円
2025/03期2,330億円852億円3,008億円3,183億円

2024/03期には営業CFがマイナスに転落し、投資CFも大幅マイナスでFCFは-1,636億円と危機的な状況でした。2025/03期には営業CF 2,330億円を確保し、さらに資産売却により投資CFが+852億円のプラスに転じ、FCFは3,183億円と大幅な改善を達成。この資金で有利子負債を1,794億円削減(財務CF -3,008億円)し、財務体質の立て直しを進めています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 14名)
女性 2名(14.3% 男性 12
14%
86%
監査報酬
4億8,000万円
設備投資額
201.0億円
平均勤続年数(従業員)
16.3
臨時従業員数
3905

取締役14名のうち女性が2名で、女性役員比率は14.0%です。グローバル基準と比較するとまだ改善の余地がありますが、国内化学メーカーとしては平均的な水準にあります。監査報酬は4億8,000万円で、大規模なグローバル事業体を統治するための監査・監視体制に相応のコストを割いています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主40.7%
浮動株59.3%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関34.7%
事業法人等4.1%
外国法人等23.9%
個人その他32.2%
証券会社5.1%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主は住友化学社員持株会氏・住友生命保険相互会社。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(251,986,000株)15.39%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(102,373,000株)6.25%
住友生命保険相互会社(71,000,000株)4.33%
日本生命保険相互会社(41,031,000株)2.5%
住友化学社員持株会(31,212,000株)1.9%
BNYMSANV AS AGENT/CLIENTS LUX UCITS NON TREATY 1(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)(30,995,000株)1.89%
JPモルガン証券株式会社(29,422,000株)1.79%
株式会社日本カストディ銀行(三井住友信託銀行再信託分・住友生命保険相互会社退職給付信託口)(29,000,000株)1.77%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(24,344,000株)1.48%
農林中央金庫(21,825,000株)1.33%

住友グループの一員ですが特定の支配株主は存在せず、機関投資家と個人投資家が幅広く保有する構成です。筆頭株主の日本マスタートラスト信託が15.39%、日本カストディ銀行が6.25%と信託銀行経由の機関投資家が上位を占めます。住友生命保険が4.33%、日本生命が2.5%と住友グループ系の生保が安定株主として存在し、社員持株会も1.9%を保有。外国法人等が約24%を占める点も特徴的です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1原材料・エネルギー価格変動リスク:ナフサやエネルギー価格の変動が石化事業の収益を大きく左右する
2海外事業リスク:ペトロ・ラービグやシンガポールPCSなど海外合弁の業績変動が連結業績に大きなインパクトを与える
3住友ファーマの業績リスク:主力薬ラツーダの特許切れ後の減収が連結利益を圧迫し続ける可能性がある
4構造改革リスク:事業売却や統合において、期待通りの効果が得られないリスクが存在する
5為替変動リスク:海外売上比率が高く、円高局面では連結利益が目減りする
6環境規制リスク:脱炭素やプラスチック規制の強化で、石化事業が追加コストや減損を迫られる可能性がある

社員の給料はどのくらい?

平均年収
818万円
従業員数
29,279
平均年齢
42.1歳
平均年収従業員数前年比
当期818万円29,279-

住友化学の連結従業員数は約29,279名で、平均年齢42.1歳、平均年収は約818万円です。総合化学メーカーとしては標準的な水準で、研究開発や生産技術部門を中心に技術系人材を多く擁しています。平均勤続年数は16.3年と長期雇用が特徴的です。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は136.0%で、TOPIX 213.4%に対して大幅にアンダーパフォームしています。2022期頃までは配当込みでTOPIXを上回っていましたが、2023期以降のペトロ・ラービグ損失や住友ファーマの不振による業績悪化で大きく引き離されました。中計の成長戦略が実現すればTSRの改善が期待されますが、現時点では指数に対する劣後が顕著です。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
9
1株配当配当性向
2016/03期1428.1%
2017/03期1426.8%
2018/03期2226.9%
2019/03期2230.5%
2020/03期1789.9%
2021/03期1553.3%
2022/03期2424.2%
2023/03期18421.5%
2024/03期9-
2025/03期938.2%
1期連続増配
株主優待
なし

なし

2022/03期の年間24円をピークに、業績悪化に伴い段階的に減配し、2024/03期・2025/03期は年間9円まで低下しました。2026/03期は業績回復を反映し年間12円へ3円の増配を予想しています。配当利回りは2.48%で、中計では利益成長に応じた安定的な株主還元を方針としています。なお株主優待制度は設けておらず、配当による還元を重視する方針です。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 136.0万円 になりました (36.0万円)
+36.0%
年度末時点評価額損益TSR
2021期183.2万円83.2万円83.2%
2022期187.2万円87.2万円87.2%
2023期156.4万円56.4万円56.4%
2024期126.0万円26.0万円26.0%
2025期136.0万円36.0万円36.0%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残11,850,500株
売り残894,600株
信用倍率13.25倍
2026年3月14日時点
今後の予定
2026年3月期 本決算発表2026年5月中旬
定時株主総会2026年6月下旬

PER 19.8倍は化学セクター平均14.5倍を上回り、足元の利益水準に対しては割高感があります。一方PBR 0.88倍と帳簿価値を下回っており、市場は中期的な収益力回復を完全には織り込めていない状況です。信用倍率13.25倍と買い残が大きく積み上がっており、短期的には上値が重い展開が予想されます。配当利回り2.48%は増配によりセクター平均を上回る水準です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期1,378億円918億円66.6%
2022/03期2,511億円890億円35.4%
2023/03期2.3億円0円0.0%
2024/03期-4,628億円0円-
2025/03期581億円195億円33.6%

2026/03期の予想税引前利益1,050億円に対し、法人税等は約650億円、実効税率61.9%と高水準です。これは2024/03期の巨額損失に伴う繰延税金資産の取崩しや、海外子会社での損失が損金算入できないケースなどが影響しています。構造改革の一時費用が一巡すれば、実効税率は正常化する見通しです。

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まとめと、関連情報・似た会社へ

住友化学 まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 9円
安全性
注意
自己資本比率 29.3%
稼ぐ力
普通
ROE 9.0%(累計)
話題性
不評
ポジ 28%

「過去最大赤字からのV字回復途上――農薬・半導体材料を軸に成長軌道への回帰を図る総合化学メーカー」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU