3992プライム

ニーズウェル

Needs Well Inc.

最終更新日: 2026年3月27日

ROE18.6%
BPS125.8円
自己資本比率73.1%
FY2025/3 有報データ

金融DXを支える、安定成長の独立系SIer

人と技術で未来を創造し、社会の発展に貢献する。

この会社ってなに?

あなたが銀行のATMでお金をおろしたり、スマホのアプリで残高を確認するとき、そのシステムの裏側でニーズウェルが活躍しているかもしれません。同社は、金融機関をはじめとする様々な企業が使う複雑なITシステムを開発・運用する専門家集団です。普段何気なく使っている便利なサービスの多くが、実はニーズウェルのような会社の技術によって支えられています。企業のDX(デジタル化)を支援することで、私たちの生活をより快適にする縁の下の力持ちなのです。

金融機関向けシステム開発を主力とする独立系SIer。直近FY2025の実績は売上高100.3億円、営業利益11.55億円と安定成長を維持しています。2026年9月期を最終年度とする中期経営計画では、売上高130億円、経常利益15.8億円を目標に掲げ、M&Aも活用しながら事業拡大を加速。プライム市場の上場維持基準達成に向け、株主優待の新設など株主還元にも積極的な姿勢を見せています。

情報・通信業プライム市場

会社概要

業種
情報・通信業
決算期
9月
本社
東京都千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニ ガーデンコート13階
公式
www.needswell.com

社長プロフィール

松岡 元
松岡 元
代表取締役社長
挑戦者
当社は、金融システム開発で培った確かな技術力と顧客からの信頼を基盤に、社会のデジタルトランスフォーメーションを推進しています。中期経営計画ではM&Aも活用しながら既存事業の成長を加速させ、持続的な企業価値向上を通じて社会に貢献してまいります。

この会社のストーリー

1985
株式会社ニーズウェル設立

ソフトウェア開発を目的に、東京都渋谷区にて資本金200万円で設立。ここから金融システム開発を主力とする歴史が始まる。

2006
プライバシーマーク取得

情報セキュリティ体制を強化し、個人情報保護の信頼性の証であるプライバシーマークを取得。顧客からの信頼をさらに高める。

2017
東証JASDAQ(スタンダード)へ上場

設立から約30年を経て、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。公開価格の2.3倍の初値をつけ、市場から高い期待を集めた。

2018
東証二部、そして東証一部へ市場変更

上場翌年、わずか1年で東証二部、さらに東証一部へと市場変更を果たす。企業としての信用力と成長性を証明した。

2020
アイティフォーと資本業務提携

金融・決済分野に強みを持つアイティフォーと資本業務提携を締結。両社の技術力や営業網を活かし、シナジー創出を目指す。

2022
東証プライム市場へ移行、コムソフトを子会社化

東京証券取引所の市場再編に伴い、最上位のプライム市場へ移行。さらにM&A戦略の一環としてシステム開発会社コムソフトを完全子会社化し、事業基盤を拡大。

2024
新たな中期経営計画を策定

「NeedsWell's Re-Challenge」をテーマに3ヵ年の中期経営計画を発表。2026年9月期に売上高130億円を目指し、M&Aも活用したさらなる成長戦略を掲げる。

注目ポイント

安定成長と高い目標

金融系システム開発を基盤に安定した成長を継続。中期経営計画では年平均10%以上の売上高成長を目標に掲げ、さらなる飛躍を目指しています。

積極的な株主還元

安定配当を継続しており、株主還元への意識が高い企業です。プライム市場維持のため、1000株以上で15,000円分のQUOカードがもらえる株主優待も新設しました。

DX・AI分野への展開力

堅実な業務システム開発に加え、AIやRPAなどのソリューション事業も強化。DX化の流れに乗り、建設業界向けWi-Fiなど新サービスも積極的に展開しています。

サービスの実績は?

100.3億円
連結売上高
2025年9月期
+5.0% YoY
11.55億円
連結営業利益
2025年9月期
-2.5% YoY
+5.0%
売上高成長率
2025年9月期
12
1株あたり配当金
2025年9月期実績
+33.3% YoY
60%
エンドユーザーとの直接取引比率
会社四季報より

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 12円
安全性
安定
自己資本比率 73.1%
稼ぐ力
高い
ROE 18.6%
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
12
方針: 配当性向30%以上目標
1株配当配当性向
FY2017/32.631.1%
FY2018/32.632.4%
FY2019/32.832.6%
FY2020/33.338.5%
FY2021/35.749.0%
FY2022/3540.1%
FY2023/36.831.9%
FY2024/3942.6%
FY2025/31251.2%
3期連続増配
株主優待
あり
QUOカード
必要株数1000株以上(約5.2万円)
金額相当15,000円相当
権利確定月3月

配当方針として、業績の成長を背景とした安定的な利益還元を目指しており、配当性向を考慮しながら持続的な成長投資と両立させる姿勢をとっています。株主優待を新設・拡充することで、中長期的な保有を促進する方針を打ち出しており、トータルでの株主還元利回りを意識した運用が行われています。今後も業績拡大に伴う配当増額への期待が高まる株主還元策が、同社の大きな特徴の一つです。

同業比較(収益性)

情報・通信業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
18.6%
業界平均
11.1%
営業利益率下回る
この会社
11.5%
業界平均
28.6%
自己資本比率上回る
この会社
73.1%
業界平均
55.0%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/367.3億円
FY2023/387.6億円
FY2024/395.5億円
FY2025/3100億円
営業利益
FY2022/36.9億円
FY2023/311.0億円
FY2024/311.8億円
FY2025/311.6億円

ニーズウェルの業績は、金融システム開発やDXソリューション事業の好調により、直近5年間で売上高が約58億円から100億円超へと飛躍的な成長を遂げました。特にシステム保守や開発需要の継続的な取り込みが安定収益に寄与しており、FY2026/3に向けても売上高110億円規模へのさらなる拡大を見込んでいます。積極的なM&Aや協業を通じた事業領域の拡大が、利益水準の底上げを牽引している点も注目されます。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
18.6%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
13.6%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
11.5%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2017/319.2%11.8%8.7%
FY2018/318.8%12.1%9.3%
FY2019/317.6%12.9%9.2%
FY2020/315.6%11.6%9.2%
FY2021/312.0%9.7%10.1%
FY2022/314.0%10.8%10.3%
FY2023/322.5%14.1%12.6%
FY2024/319.1%14.3%12.4%
FY2025/318.6%13.6%11.5%

収益性は非常に高く、営業利益率は10%から12%超の水準で安定的に推移しており、高いコスト管理能力と高付加価値なITサービスの提供が結実しています。資本効率を示すROE(自己資本利益率)も18%〜22%前後と極めて高い水準を維持しており、限られた資本から効率的に利益を生み出す体質が構築されています。安定的な利益率の高さは、同社のDX関連ビジネスにおける高い専門性と競争力を示唆するものです。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率73.1%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
47.7億円

財務健全性は極めて高く、実質無借金経営を継続しており、自己資本比率も70%を超える盤石な財務基盤を維持しています。潤沢な手元資金を背景に、さらなる成長に向けた戦略的な投資やM&Aを機動的に実行できる体制が整っています。資産規模も5年間で約44億円から65億円へと拡大しており、事業拡大に伴う資産蓄積が着実に進んでいる様子がうかがえます。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+8.0億円
営業CF
投資に使ったお金
+2.2億円
投資CF
借入・返済など
-3.5億円
財務CF
手元に残ったお金
+10.1億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2017/34.5億円-1,900万円3.1億円4.3億円
FY2018/34.0億円-7,600万円-1.7億円3.2億円
FY2019/31.3億円-1.3億円-1.5億円300万円
FY2020/34.3億円-8,700万円-1.1億円3.4億円
FY2021/33.3億円-8,100万円8.4億円2.5億円
FY2022/34.4億円-2.6億円-4.3億円1.8億円
FY2023/39.8億円-3.5億円-7.2億円6.3億円
FY2024/34.5億円-2.9億円-4.8億円1.5億円
FY2025/38.0億円2.2億円-3.5億円10.1億円

営業キャッシュフローは本業の利益成長を反映して安定しており、堅調な事業運営がキャッシュ創出を支えていることが明確です。投資キャッシュフローについては、成長戦略に基づくM&Aや設備投資を適宜実施しており、時には一時的な売却益等によりプラスに転じる動きも見られます。財務キャッシュフローは借入金の返済や配当支払いによりマイナス傾向ですが、これは財務の健全性を高めつつ株主へ利益を還元する健全なサイクルを反映しています。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2017/34.3億円1.4億円32.6%
FY2018/34.7億円1.4億円30.4%
FY2019/35.0億円1.6億円31.3%
FY2020/35.1億円1.7億円32.5%
FY2021/35.8億円1.6億円27.7%
FY2022/37.2億円2.3億円31.1%
FY2023/311.3億円3.0億円26.3%
FY2024/312.1億円4.0億円33.0%
FY2025/311.7億円2.8億円24.1%

法人税等の支払額は、税引前利益の変動に応じて概ね法定実効税率に近い水準で推移しています。特定の期における実効税率の低下は、税務上の優遇措置や一時的な調整項目が寄与している可能性があります。今後の税負担については、業績成長に伴う利益拡大により支払額も増加する見通しですが、適正な納税が行われていると言えます。

会社の公式開示情報

金融分野を核としたシステム開発とIT基盤構築を主軸としており、DX関連需要を背景に安定した収益基盤を構築しています。リスク要因として、特定顧客への依存度や技術革新に伴う開発手法の変化が挙げられ、これらに対応するための積極的なM&Aや先行投資が財務キャッシュフローに反映されています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
高い成長目標を掲げるものの、近年の業績予想は未達傾向。目標達成に向けた施策の実行力が問われる。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画
FY2024〜FY2026
売上高: 目標 130億円 順調 (100.3億円)
77.15%
経常利益: 目標 15.8億円 順調 (11.55億円)
73.1%
売上高年平均成長率(CAGR): 目標 10.8% やや遅れ (5.0%)
46.3%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025110億円100億円-8.8%
FY2024105億円96億円-9.0%
FY202381億円88億円+8.1%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202514億円12億円-16.3%
FY202414億円12億円-15.4%
FY20238億円11億円+35.8%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の中期経営計画では、最終年度の2026年9月期に売上高130億円という高い目標を掲げています。これは既存事業の年平均10%以上の成長に加え、M&Aによる上積みを見込んだ野心的な計画です。しかし、FY2024、FY2025と2期連続で期初予想を大幅に下回っており、計画の蓋然性には注意が必要です。目標達成には、主力である金融機関向け開発の安定成長に加え、DXソリューション事業の拡大とM&A戦略の成功が不可欠となります。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残652,200株
売り残1,277,600株
信用倍率0.51倍
2026年3月19日時点
今後の予定
2026年9月期 第2四半期決算発表2026年5月中旬
2026年9月期 第3四半期決算発表2026年8月上旬

信用倍率は0.51倍と売り残が買い残を上回る「売り長」の状態で、将来の買い戻し需要(踏み上げ)が期待される一方、短期的な下落圧力も示唆します。PERは20.9倍と、情報・通信業の業界平均(24.9倍)と比較してやや割安な水準にあります。株価指標には割高感がないものの、信用取引の需給バランスが短期的な株価変動要因となりそうです。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
22
株探, Yahoo!ファイナンス, 日本経済新聞, PR TIMES, 会社四季報オンライン ほか
業界内ランキング
上位 35%
情報・通信業 450社中 158位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績45%
新サービス・製品25%
業務提携・M&A20%
その他10%

最近の出来事

2025年9月新規サービス

建設業界向けモバイルWi-Fi「零か壱Wi-Fi」の提供を開始し、DXソリューションの幅を拡大。

2025年8月3Q好調

2025年9月期第3四半期累計の連結経常利益が9.4億円となり、堅調な収益基盤を証明。

2026年2月増収増益

2026年9月期第1四半期において増収・2ケタ増益を達成し、成長トレンドを維持。

ニーズウェル まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 12円
安全性
安定
自己資本比率 73.1%
稼ぐ力
高い
ROE 18.6%
話題性
好評
ポジティブ 65%

「金融システムの黒子役から、企業のDX化を主導するオールラウンダーへ変貌中の独立系SIer」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU