シンクロ・フード3963
Synchro Food Co.,Ltd.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたがお気に入りのカフェやレストランで食事をするとき、そのお店の裏側でシンクロ・フードのサービスが活躍しているかもしれません。例えば、お店のシェフは「求人飲食店ドットコム」でこの仕事を見つけ、お店の場所も同社のサイトで探した可能性があります。さらに、お店で使われているこだわりの食材も、シンクロ・フードが運営する仕入れ先探しのサイトで見つけたものかもしれません。このように、飲食店の開業から日々の運営、そしてM&Aによる売却まで、あらゆる場面を支える「縁の下の力持ち」のような存在です。
飲食店向けプラットフォーム「飲食店ドットコム」を運営し、求人やM&A仲介などを手掛ける。2025期は売上高39.5億円、営業利益10.97億円を達成し、成長を維持。しかし、2026期の会社予想は売上高41.0億円(前期比3.8%増)に対し、営業利益は8.20億円(同25.3%減)と大幅な減益を見込む。近年はアクティビストからの株主提案を受け、経営陣の刷新やガバナンス改革が進行中であり、今後の成長戦略と収益性の回復が投資家の注目点となっている。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都渋谷区恵比寿南1丁目7番8号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
FY2025/3実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | ▲7.1% | ▲6.5% | - |
| 2022/03期 | 12.6% | 11.1% | - |
| 2023/03期 | 19.6% | 16.4% | - |
| 2024/03期 | 18.0% | 15.1% | 28.8% |
| 2025/03期 | 13.7% | 11.8% | 27.8% |
| 3Q FY2026/3 | 4.5%(累計) | 2.6%(累計) | 13.2% |
収益性は非常に高く、特に2023/03期には営業利益率が約29.9%に達するなど、プラットフォームビジネス特有の高い収益構造が確立されています。ROE(自己資本利益率)も二桁台を安定的に維持しており、限られた資本を効率的に活用して利益を生み出す能力が証明されています。ただし、今後はさらなる成長のための積極投資が予想されるため、投資コストとのバランスが収益性維持の鍵となります。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 11.9億円 | — | ▲1.8億円 | -6.7円 | — |
| 2022/03期 | 19.6億円 | — | 3.4億円 | 12.8円 | +64.7% |
| 2023/03期 | 29.3億円 | — | 6.3億円 | 23.6円 | +49.6% |
| 2024/03期 | 36.0億円 | 10.4億円 | 7.0億円 | 26.4円 | +23.0% |
| 2025/03期 | 39.5億円 | 11.0億円 | 6.6億円 | 24.0円 | +9.7% |
シンクロ・フードは、飲食店経営を支援するプラットフォーム「飲食店ドットコム」を中核に事業を展開し、2021/03期のコロナ禍の影響による赤字からV字回復を遂げました。その後、M&A仲介事業などの成長投資が奏功し、2025/03期には売上高が約39.5億円、当期純利益が約6.6億円にまで拡大しました。現在は成長フェーズから安定成長への移行期にあり、2026/03期は一定の利益確保を目指す堅実な業績予想となっています。 【3Q 2026/03期実績】売上36億円(通期予想比88%)、営業利益4.8億円(同58%)、純利益2.3億円(同39%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
主な事業として飲食店ドットコムなどのメディアプラットフォーム運営およびM&A仲介を展開しています。飲食業界の景況感や出店動向が直接的な事業リスクとして開示されており、外食市場のボラティリティ(変動幅)が収益に大きく影響を与える構造です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 42億円 | — | 39.5億円 | -6.0% |
| 2024期 | 35億円 | — | 36億円 | +2.9% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 12.6億円 | — | 11.0億円 | -12.9% |
| 2024期 | 10億円 | — | 10.4億円 | +3.8% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
2025年5月に新たな中期経営計画(2026期〜2028期)を発表しましたが、具体的な売上・利益目標は示されず、ROE 25%という財務目標のみが掲げられました。しかし、2026期の通期予想は営業利益が25.3%減と大幅な減益を見込んでおり、計画初年度から収益性の課題に直面しています。過去の業績予想も未達となるケースが見られ、計画の実現性には慎重な評価が必要です。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
臨時株主総会においてアクティビストが提案した取締役2名の解任が決議された。
人材紹介サービス「飲食店ドットコムエージェント」の提供を開始。
2026年3月期から2028年3月期までの中期経営計画を発表し、ROE 25%の目標を掲げた。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも3Q FY2026/3末時点
同社の財務基盤は極めて強固で、有利子負債ゼロの無借金経営を継続しています。自己資本比率は80%台後半という非常に高い水準を維持しており、盤石な財務状態が構築されています。この健全な財務体質により、将来的なM&Aや新規事業開発に向けた成長投資を行う余力も十分に確保されています。 【3Q 2026/03期】総資産115億円、純資産47億円、自己資本比率40.7%、有利子負債33億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | ▲4.1億円 | ▲2,800万円 | ▲5,100万円 | ▲4.3億円 |
| 2022/03期 | 7.4億円 | 1.2億円 | 0円 | 8.6億円 |
| 2023/03期 | 8.5億円 | ▲500万円 | 0円 | 8.4億円 |
| 2024/03期 | 7.4億円 | ▲5.3億円 | 4,900万円 | 2.1億円 |
| 2025/03期 | 4.4億円 | ▲1,100万円 | 3.8億円 | 4.3億円 |
営業キャッシュフローは本業の成長に伴い安定的にプラスを生み出しており、強固な稼ぐ力を維持しています。2024/03期には成長投資のための支出が増加しましたが、全体としてはフリーキャッシュフローもプラスで推移しています。潤沢な手元資金を背景に、必要に応じて機動的な財務戦略を実行できる体制が整っています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は11.1%と発展途上ですが、指名報酬委員会の委員を社外取締役全員で構成するなど、客観的かつ透明性の高い経営体制の構築に注力しています。連結子会社数は1社とコンパクトな組織体制であり、迅速な意思決定を重視する規模感の企業と言えます。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 568万円 | 203人 | - |
従業員の平均年収は568万円であり、情報・通信業という業界特性を考慮すると平均的~やや安定した水準にあります。平均年齢が32.9歳と若く、若手から中堅層が中心となってサービス開発を行う企業文化が、この報酬水準に反映されていると考えられます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
過去5年間のTSR(株主総利回り)は、継続してTOPIXを大幅にアウトパフォームしています。特に2024期には自社TSRが313.7%に達し、TOPIXの198%を大きく上回りました。これは、コロナ禍からの飲食業界の回復を背景とした業績拡大と、増配による株主還元の強化が株価にポジティブに作用した結果と考えられます。ただし、足元の株価は軟調であり、今後のTSRは減益予想を跳ね返す成長戦略を実現できるかが鍵となります。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2017/03期 | 0円 | 0.0% |
| 2018/03期 | 0円 | 0.0% |
| 2019/03期 | 0円 | 0.0% |
| 2020/03期 | 0円 | 0.0% |
| 2021/03期 | 0円 | 0.0% |
| 2022/03期 | 0円 | 0.0% |
| 2023/03期 | 0円 | 0.0% |
| 2024/03期 | 10円 | 37.9% |
| 2025/03期 | 15円 | 62.5% |
現在、株主優待制度は実施していません。
同社は2024/03期より配当を開始し、株主還元を本格化させました。配当性向を重視した利益還元方針を掲げており、業績の成長に合わせて配当額を決定する姿勢を示しています。今後も安定した事業利益を原資とした持続的な還元が期待されます。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 194.0万円 | 94.0万円 | 94.0% |
| 2022期 | 148.7万円 | 48.7万円 | 48.7% |
| 2023期 | 222.6万円 | 122.6万円 | 122.6% |
| 2024期 | 313.7万円 | 213.7万円 | 213.7% |
| 2025期 | 271.4万円 | 171.4万円 | 171.4% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER・PBRともに情報・通信業の平均を下回っており、市場からは割安と評価されている可能性があります。一方、配当利回りは3.29%と業界平均より高く、株主還元への意識が見られます。信用倍率は2.06倍と落ち着いていますが、時価総額が133億円と小型であるため、需給要因による株価変動には注意が必要です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | -1.6億円 | 0円 | - |
| 2022/03期 | 4.5億円 | 1.1億円 | 24.9% |
| 2023/03期 | 8.8億円 | 2.5億円 | 28.5% |
| 2024/03期 | 10.4億円 | 3.3億円 | 32.0% |
| 2025/03期 | 10.9億円 | 4.3億円 | 39.3% |
2021/03期の赤字期を除き、毎期安定的に利益を計上しているため、適正な法人税等を納付しています。実効税率は年度により多少の変動がありますが、概ね30%前後で推移しています。利益成長に伴い納税額も増加傾向にあり、企業としての社会的責任を全うしています。
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シンクロ・フード まとめ
「飲食店の開業、運営、売却まで全てを網羅する『食のDX』プラットフォーマー」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。