3946プライム

トーモク

TOMOKU CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月27日

ROE7.6%
BPS5631.7円
自己資本比率41.2%
FY2025/3 有報データ

段ボールから理想の住まいまで。暮らしを支える多角経営の安定企業

段ボール、住宅、運輸倉庫の3事業を核に、社会の変化に対応しながら持続的な成長を遂げ、全てのステークホルダーから信頼される企業グループを目指します。

この会社ってなに?

あなたがインターネットで買い物をしたとき、商品が届けられる段ボール箱。実はその多くをトーモクが作っているかもしれません。同社は日本トップクラスの段ボールメーカーです。また、街で見かけるお洒落な三角屋根の「スウェーデンハウス」もトーモクが手掛ける事業の一つ。さらに、あなたが買った商品が工場からお店に運ばれる物流の裏側も支えており、私たちの暮らしに欠かせない様々な場面で活躍している会社です。

段ボール加工の国内最大手。直近の2025年3月期決算では、売上高2,196.1億円、営業利益93.60億円を達成しました。主力の段ボール事業に加え、輸入住宅「スウェーデンハウス」事業、運輸倉庫事業の3本柱で安定した収益基盤を構築しています。近年はM&Aにも積極的で、段ボールや物流関連企業の子会社化を通じて関東圏でのシェア拡大と事業基盤の強化を推進しており、持続的な成長を目指しています。

パルプ・紙プライム市場

会社概要

業種
パルプ・紙
決算期
3月
本社
東京都千代田区丸の内2丁目2番2号
公式
www.tomoku.co.jp

社長プロフィール

中橋 光男
中橋 光男
代表取締役社長執行役員
戦略的実務家
株主をはじめとするステークホルダーの皆様のご期待に応えるべく、資本コストや株価を意識した経営を推進します。段ボール、住宅、運輸倉庫の3つのコア事業の連携を強化し、持続的な成長と企業価値の向上を目指してまいります。

この会社のストーリー

1940
東洋木材企業株式会社として創業

東京都に製材および木箱製造を目的として会社を設立。戦後の復興と共に歩み始める。

1949
商号をトーモク株式会社に変更

社名を現在の「トーモク」に変更し、新たなスタートを切る。この頃から事業の多角化を模索し始める。

1959
段ボール事業への進出

将来性を見込み、段ボール事業を開始。これが現在の主力事業へと成長する礎となった。

1974
東京証券取引所市場第二部に上場

企業としての信頼性を高め、さらなる成長を目指して株式上場を果たす。その後、第一部(現プライム市場)へ移行。

1984
スウェーデンハウス事業を開始

住宅事業に進出し、高気密・高断熱性能を持つ輸入住宅「スウェーデンハウス」の販売を開始。事業の第二の柱を確立する。

2020
サステナビリティへの取り組みを強化

ESG推進室を設立し、環境や社会課題への対応を本格化。TCFD提言への賛同など、持続可能な経営体制を構築する。

2024
積極的なM&Aによる事業拡大

大和段ボールやクニヨシを子会社化するなど、M&Aを積極的に活用し、主力の段ボール事業の基盤をさらに強化。

2026
中期経営計画の最終年度へ

ROE10%などを目標に掲げた中期経営計画の達成に向け、事業ポートフォリオの最適化と収益性向上を追求していく。

注目ポイント

安定した3本柱の事業ポートフォリオ

主力の段ボール事業に加え、高品質な「スウェーデンハウス」ブランドの住宅事業、そして物流を担う運輸倉庫事業の3本柱で安定した収益基盤を構築しています。

積極的なM&Aによる成長戦略

近年、同業の段ボール会社を複数買収するなど、M&Aを積極的に活用して事業エリアを拡大。業界内での競争力を高め、持続的な成長を目指しています。

株主還元への高い意識

安定した配当を継続しており、配当利回りも業界平均を上回る水準です。資本コストや株価を意識した経営を掲げ、株主価値向上に取り組む姿勢が明確です。

サービスの実績は?

2,196.1億円
連結売上高
2025年3月期
+3.8% YoY
93.60億円
連結営業利益
2025年3月期
+16.2% YoY
100
1株当たり配当金
2025年3月期実績
+42.9% YoY
55%
段ボール事業 売上構成比
2025年3月期
26%
住宅事業 売上構成比
2025年3月期
19%
運輸倉庫事業 売上構成比
2025年3月期

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 100円
安全性
普通
自己資本比率 41.2%
稼ぐ力
普通
ROE 7.6%
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
100
方針: 業績連動型(配当性向の向上を目指す)
1株配当配当性向
FY2016/3615.7%
FY2017/3713.6%
FY2019/35018.3%
FY2020/34516.1%
FY2021/34515.0%
FY2022/35214.3%
FY2023/36018.8%
FY2024/37021.7%
FY2025/310025.3%
5期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度は実施していません。

トーモクは、業績連動をベースとしつつ、持続的な配当を行うことを基本方針としています。近年は増益傾向を背景に積極的な増配を継続しており、配当性向を段階的に引き上げることで株主還元の強化を図っています。今後も資本効率を意識しつつ、財務状況と成長投資を勘案した適正な利益還元を維持する方針です。

同業比較(収益性)

パルプ・紙の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
7.6%
業界平均
5.0%
営業利益率上回る
この会社
4.3%
業界平均
3.8%
自己資本比率上回る
この会社
41.2%
業界平均
39.6%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/32,060億円
FY2023/32,128億円
FY2024/32,115億円
FY2025/32,196億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/380.6億円
FY2025/393.6億円

トーモクは段ボール専業大手として安定した事業基盤を持ち、FY2025/3には売上高が約2,196億円に達しました。住宅事業や運輸倉庫を併せ持つ多角的な経営により、原材料価格高騰といった市場環境の変化を吸収し、緩やかな増収トレンドを維持しています。FY2026/3に向けてはさらなる収益力向上を見込み、営業利益ベースで約110億円という高水準の着地を予測しています。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
7.6%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
3.1%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
4.3%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/36.1%2.7%-
FY2022/36.6%3.1%-
FY2023/35.3%2.7%-
FY2024/38.1%2.5%3.8%
FY2025/37.6%3.1%4.3%

収益性に関しては、売上規模の拡大とともに売上高営業利益率が3%台後半から4%台前半で安定しており、製造効率の改善が一定の成果を上げています。自己資本利益率(ROE)は6%から8%程度の水準で推移しており、資本効率の維持を重視した経営方針が伺えます。今後は事業ポートフォリオの最適化を進め、さらなる収益性の向上と資本効率の改善が期待されます。

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率41.2%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
1,351億円
会社の純資産
934億円

財務健全性は着実に向上しており、自己資本比率はFY2025/3時点で44.8%まで改善しました。かつて無借金経営を維持していましたが、成長投資に伴う有利子負債の活用を並行しつつも、純資産の積み上げによってバランスシートの厚みが増しています。強固な財務体質を維持しつつ、成長のための投資と株主還元のバランスを適切に管理しています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+181億円
営業CF
投資に使ったお金
-82.6億円
投資CF
借入・返済など
-70.5億円
財務CF
手元に残ったお金
+98.8億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3111億円-134億円58.3億円-23.7億円
FY2022/3167億円-182億円41.2億円-15.2億円
FY2023/370.1億円-93.9億円5.3億円-23.8億円
FY2024/3111億円-92.9億円10.5億円18.3億円
FY2025/3181億円-82.6億円-70.5億円98.8億円

営業キャッシュフローは安定して黒字を確保しており、中核事業が強固な収益源となっていることを証明しています。過去には設備投資が営業キャッシュフローを上回る先行投資局面もありましたが、FY2025/3には約99億円ものフリーキャッシュフローを創出し、高いキャッシュ創出能力を示しました。余剰資金を有利子負債の圧縮や株主還元へ充当できる段階に入っており、循環型の経営体質が強まっています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1為替及び金利変動に関するリスクについて当社グループの業績、財政状況は為替相場の変動により影響を受けます
2固定資産の減損リスク当社グループは固定資産の減損に係る会計処理を適用しておりますが、今後、保有する固定資産について減損処理が必要になった場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります
3品質保証によるリスク当社グループは取扱商品及び住宅資材等の品質管理に対し徹底した管理を行っておりますが、予期せぬ事情により重大な品質問題等が発生した場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/377.3億円28.5億円36.8%
FY2022/389.8億円30.0億円33.4%
FY2023/379.8億円27.3億円34.2%
FY2024/386.1億円33.1億円38.4%
FY2025/394.0億円28.9億円30.8%

法人税等の支払額は税引前利益の増減に連動しており、概ね実効税率に近い範囲で推移しています。FY2024/3には一時的な要因等から税負担率が上昇しましたが、FY2025/3には税負担が最適化され30.8%へ低下しました。今後も安定した事業運営により、法定義務である納税を適切に行っていく見通しです。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
565万円
従業員数
3,830
平均年齢
39.3歳
平均年収従業員数前年比
当期565万円3,830-

従業員の平均年収は565万円となっており、段ボール製造業界の中では平均的〜やや高い水準を維持しています。主力事業である段ボール部門の堅調な需要に加え、住宅や運輸倉庫といった多角的な事業ポートフォリオを持つことが、安定した賃金支払いの基盤となっていると考えられます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主51.7%
浮動株48.3%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関30.3%
事業法人等21.4%
外国法人等8.7%
個人その他38.2%
証券会社1.3%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主は丸紅・日本製紙・ホッカンホールディングス。

日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)(1,782,000株)10.82%
㈱日本カストディ銀行(信託口)(1,151,000株)6.99%
丸紅㈱(923,000株)5.6%
日本製紙㈱(719,000株)4.36%
トーモク共栄会(679,000株)4.12%
ホッカンホールディングス㈱(604,000株)3.67%
トーモク社員持株会(600,000株)3.64%
特種東海製紙㈱(540,000株)3.27%
㈱みずほ銀行(常任代理人 ㈱日本カストディ銀行)(388,000株)2.36%
日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行㈱)(388,000株)2.35%

同社の株主構成は、金融機関や取引先企業による安定株主が多数を占めており、日本マスタートラスト信託銀行や日本カストディ銀行などの信託口が上位を占める一方で、丸紅や日本製紙といった主要な取引先との資本関係が維持されています。また、従業員持株会やトーモク共栄会が一定の比率を保有しており、経営の安定性が重視される構造となっています。

会社の公式開示情報

役員報酬

2億9,300万円
取締役7名の合計

セグメントは段ボール事業が約55%を占める主力ですが、住宅事業(スウェーデンハウス)や運輸倉庫事業が残りの収益を補完する3本柱の構造です。開示情報によれば、原材料価格の変動や為替リスクが事業リスクとして挙げられていますが、多角化により特定事業の低迷をカバーする安定的な経営モデルが構築されています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 13名)
女性 3名(23.1% 男性 10
23%
77%
監査報酬
1億700万円
連結子会社数
19
設備投資額
74.2億円
平均勤続年数(従業員)
14
臨時従業員数
579

女性役員比率が23.0%と、製造業界としては比較的高い水準で登用が進んでおり、多様な視点を経営に取り入れています。監査体制は整備されており、連結子会社19社を抱える企業グループとして、内部統制およびガバナンスの強化を図りながら、中長期的な企業価値向上を推進しています。

会社の計画は順調?

C
総合評価
中計目標に対し進捗は遅れ気味。業績予想は保守的で、複数年で未達が目立つ。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

第2次中期経営計画
FY2023〜FY2026
売上高: 目標 2,500億円 順調 (2,196.1億円)
87.8%
営業利益: 目標 145億円 やや遅れ (93.60億円)
64.6%
ROE: 目標 10.0% やや遅れ (7.0%)
69.7%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20252,260億円2,196億円-2.8%
FY20242,350億円2,115億円-10.0%
FY20232,300億円2,128億円-7.5%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025103億円94億円-9.1%
FY2024115億円81億円-29.9%
FY2023100億円75億円-25.5%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現在進行中の「第2次中期経営計画」では、最終年度(FY2026)に売上高2,500億円、ROE10%を掲げています。しかし、直近のFY2025実績ベースでの進捗率は売上高で87.8%、ROEで69.7%と目標達成には高いハードルが残ります。特に、過去3年間の業績予想が連続で未達となっており、計画達成に向けた実行力と収益性の向上が今後の課題です。株価や資本コストを意識した経営への転換を掲げており、今後の具体的な施策が注目されます。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、継続して市場平均であるTOPIXを下回る「アンダーパフォーム」という結果になっています。これは、安定した配当を提供しつつも、株価が市場全体の成長に追いついていなかったことを示唆しています。PBRが1倍を割り込んでいることからも分かる通り、資本効率の面で市場の期待に応えられていなかったことが主な要因と考えられます。近年の株価上昇でこの傾向に変化が見られるか注目されます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+78.8%
100万円 →178.8万円
78.8万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021124.0万円+24.0万円24.0%
FY2022110.6万円+10.6万円10.6%
FY2023115.1万円+15.1万円15.1%
FY2024188.4万円+88.4万円88.4%
FY2025178.8万円+78.8万円78.8%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残146,600株
売り残3,800株
信用倍率38.58倍
2026年1月9日時点
今後の予定
2026年3月期 通期決算発表2026年5月中旬
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年7月下旬

PER8.1倍、PBR0.61倍と、いずれも業界平均を下回っており、株価は割安水準にあると評価できます。特にPBRが1倍を大きく割り込んでいるため、市場からの資本効率改善への期待が高い状態です。信用倍率は38.58倍と高く、将来の株価上昇を見込む買い需要が強い一方、将来的な売り圧力への警戒も必要です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
18
株探, Yahoo!ファイナンス, 日本経済新聞, M&Aニュース ほか
業界内ランキング
上位 30%
パルプ・紙業 50社中 15位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・財務40%
M&A・事業拡大30%
サステナビリティ15%
株価・市況15%

最近の出来事

2025年9月子会社化

株式会社クニヨシを子会社化し、埼玉県近隣での事業拡大を推進。

2025年10月M&A

大和段ボール株式会社を完全子会社化し、関東エリアの生産体制を強化。

2026年1月好決算

第3四半期累計で経常利益80.7億円を達成し、前年同期比23.6%増と大幅な増益を記録。

トーモク まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 100円
安全性
普通
自己資本比率 41.2%
稼ぐ力
普通
ROE 7.6%
話題性
好評
ポジティブ 65%

「段ボールの巨人が、北欧住宅と物流網で生活を丸ごと包み込む『暮らしのインフラ』企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU