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特種東海製紙3708

Tokushu Tokai Paper Co.,Ltd.

プライムUpdated 2026/03/27
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 120円
安全性
安定
自己資本比率 53.8%
稼ぐ力
普通
ROE 5.3%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

この会社ってなに?

あなたが銀行で手にする預金通帳、実はその特殊な紙は特種東海製紙が作っているかもしれません。コンビニで肉まんを買ったとき、底についている紙も同社の製品です。さらに、ギフトで人気の図書カードや、宅配便で届く段ボールの裏側でも、この会社の技術が活躍しています。普段は意識しないけれど、私たちの生活の様々な場面で、特種東海製紙の『特別な紙』が使われているのです。

2025期は売上高948.0億円、営業利益39.28億円を達成しました。続く2026期は売上高990.0億円、営業利益50.00億円と、堅調な増収増益を見込んでいます。高付加価値な特殊紙事業が収益を牽引する一方、日本製紙との提携による段ボール原紙事業の効率化も進展。環境関連事業の成長も寄与しており、安定と成長の両立を目指す経営戦略がうかがえます。

パルプ・紙プライム市場

会社概要

業種
パルプ・紙
決算期
3月
本社
東京都千代田区丸の内1丁目8番2号 鉃鋼ビルディング11階

サービスの実績は?

44%
産業素材事業 売上構成比
2025期時点
+9.6% YoY
22%
特殊素材事業 売上構成比
2025期時点
+8.1% YoY
19%
生活商品事業 売上構成比
2025期時点
+12.3% YoY
14%
環境関連事業 売上構成比
2025期時点
+5.5% YoY
120
1株当たり配当金
2025期実績
±0% YoY
9.6%
売上高成長率
2025期実績 (YoY)
+6.3pt
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
5.3%(累計)
株主資本の利回り
ROA
2.8%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
4.9%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期7.0%4.4%-
2022/03期6.6%4.1%-
2023/03期5.3%3.3%-
2024/03期5.6%3.6%2.7%
2025/03期4.2%2.6%4.1%
3Q FY2026/35.3%(累計)2.8%(累計)4.9%

売上高営業利益率は2023/03期に1.9%まで低下しましたが、その後は生産効率の改善と価格転嫁の進展により2025/03期には4.1%まで回復しました。ROE(自己資本利益率)は4%から7%台で推移しており、資本効率の維持に努めています。今後はコスト削減効果の最大化を通じ、より強固な収益基盤の構築が期待されます。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期764億円55.9億円416.3円-
2022/03期807億円52.5億円396.1円+5.6%
2023/03期841億円41.3億円345.5円+4.2%
2024/03期865億円23.0億円45.9億円387.9円+2.8%
2025/03期948億円39.3億円36.1億円307.5円+9.6%

売上高は2021/03期の約764億円から2025/03期には約948億円へと着実な成長基調を維持しています。原材料価格の高騰や市場環境の変化により営業利益は一時的に落ち込んだものの、2026/03期予想では約50億円まで回復を見込んでいます。高付加価値な特殊素材事業の強化が全体の売上拡大を牽引しており、収益力の改善が順調に進んでいます。 【3Q 2026/03期実績】売上719億円(通期予想比73%)、営業利益35億円(同71%)、純利益40億円(同82%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

パルプ・紙の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
5.3%(累計)
業界平均
4.0%
営業利益率上回る
この会社
4.9%
業界平均
3.9%
自己資本比率上回る
この会社
53.8%
業界平均
38.2%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

1億8,400万円
取締役6名の合計

事業ポートフォリオは「産業素材」「特殊素材」「生活商品」「環境関連」の4セグメントで構成され、安定収益と成長戦略を両立させています。特に環境関連事業の拡大が今後の成長要因と期待される一方、原材料価格の高騰や需要動向の変化が重要な経営リスクとして認識されています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
直近の業績予想は上振れ着地したが、過去数年は未達が目立つため、計画達成力には課題も残る。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

FY2026 連結業績予想
2026期
売上高: 目標 990.0億円 順調 (948.0億円)
95.8%
営業利益: 目標 50.0億円 順調 (39.28億円)
78.6%
経常利益: 目標 70.0億円 順調 (55.23億円)
78.9%
純利益: 目標 49.0億円 順調 (36.07億円)
73.6%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期930億円940億円948億円+1.9%
2024期900億円865億円-3.9%
2023期870億円841億円-3.3%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期31億円36億円39億円+26.7%
2024期30億円23億円-23.5%
2023期31億円16億円-47.1%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

同社は現在、単年度の業績予想を開示する形で経営計画を示しています。直近の2025期は、期初予想の売上高930億円、営業利益31億円に対し、実績は売上高948億円、営業利益39.28億円と大幅なポジティブサプライズで着地しました。 しかし、2023期、2024期は期初計画に対して売上・利益ともに未達となっており、外部環境の変化に対する耐性が課題でした。進行中の2026期計画は増収増益を目指しており、過去の未達を乗り越え、計画達成の確度を高められるかが今後の評価の鍵となります。

どんな話題が多い?

決算・業績50%
事業提携20%
新技術・AI15%
その他15%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
142
前月比 +5.8%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES, 東洋経済オンライン
業界内ランキング
上位 35%
パルプ・紙業界 40社中 14位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年2月増益達成

第3四半期決算にて売上高719.02億円を計上し、営業利益23.1%増の好調な業績を発表。

2026年1月AI研究開始

UnityStep AI社との共同研究を通じ、開発業務の生産性向上に向けたAI活用を本格化。

2025年11月上期増益

中間決算にて経常利益33.2億円を達成し、生活商品の価格改定などが奏功。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率53.8%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
317億円
借金(有利子負債)
Net Assets
893億円
会社の純資産

自己資本比率は56%から58%前後を維持しており、極めて強固な財務健全性を誇ります。2024/03期以降は有利子負債が増加していますが、これは戦略的投資を推進するための資金調達であり、潤沢な資産背景によって適切に管理されています。BPS(1株あたり純資産)も右肩上がりで推移しており、安定した企業価値の蓄積が確認できます。 【3Q 2026/03期】総資産1438億円、純資産893億円、自己資本比率53.8%、有利子負債317億円。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
Operating CF
+87.7億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-93.7億円
投資に使ったお金
Financing CF
-14.9億円
借入・返済など
Free CF
-5.9億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期116億円8.9億円92.4億円125億円
2022/03期95.8億円47.0億円64.2億円48.8億円
2023/03期25.8億円11.5億円31.8億円14.3億円
2024/03期114億円61.0億円25.8億円53.0億円
2025/03期87.7億円93.7億円14.9億円5.9億円

営業活動によるキャッシュフローは常にプラスを維持しており、安定した本業の稼ぐ力を証明しています。投資活動には積極的で、成長戦略に向けた設備投資が一時的にフリーキャッシュフローをマイナスにする場面も見られます。財務活動によるキャッシュフローは借入の返済や株主還元を優先しており、健全なキャッシュマネジメントが継続されています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 11名)
女性 2名(18.2% 男性 9
18%
82%
監査報酬
8,200万円
連結子会社数
13
設備投資額
102.6億円
平均勤続年数(従業員)
19
臨時従業員数
270

女性役員比率は18.2%と業界内でも意識的な登用が進んでおり、取締役会の多様性が高まりつつあります。監査体制については報酬額が8,200万円と充実しており、13社の連結子会社を抱える企業規模に見合った厳格な内部統制が機能しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主52.2%
浮動株47.8%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関20.1%
事業法人等32.2%
外国法人等6.1%
個人その他40.8%
証券会社0.9%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は中央建物。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)・(注1)(1,094,000株)9.42%
中央建物株式会社(450,000株)3.87%
新生紙パルプ商事株式会社(313,000株)2.7%
株式会社静岡銀行(303,000株)2.62%
株式会社竹尾(263,000株)2.27%
株式会社トーモク(240,000株)2.07%
第一生命保険株式会社(234,000株)2.02%
平和紙業株式会社(220,000株)1.9%
株式会社日本カストディ銀行 (信託口)・(注2)(201,000株)1.73%
王子ホールディングス株式会社(200,000株)1.72%

大株主には日本マスタートラスト信託銀行などの信託口が上位を占め、機関投資家の保有比率が高い安定的な株主構成といえます。また、中央建物や新生紙パルプ商事、静岡銀行など、長年の事業関係を持つ取引先や地元企業が名を連ねており、強固なネットワークが維持されています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1取引先の信用リスク 当社グループの取引先の経営状況が、市場の変動や業界再編成等により財務上の問題に直面した場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります
2資金調達 資金調達については、現状の経済情勢下においては重大なリスクはないものと認識しておりますが、金融市場の混乱や当社に対する信用が著しく損なわれる事象が発生した場合、資金調達が困難になる可能性があると考えております

社員の給料はどのくらい?

平均年収
675万円
従業員数
1,863
平均年齢
41歳
平均年収従業員数前年比
当期675万円1,863-

従業員平均年収は675万円であり、業界平均と比較しても一定の水準を確保しています。これは、特殊紙や産業素材といった高付加価値製品による安定した収益基盤と、長期間の勤続が可能な良好な労働環境が背景にあると考えられます。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

TSR(株主総利回り)は、配当と株価変動を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。過去5年間において、同社のTSRは2021期を除きTOPIXを一貫して下回る「アンダーパフォーム」となっています。特に2024期、2025期はTOPIXが大幅に上昇する中で同社の株価上昇が限定的だったため、差が拡大しました。安定配当は実施しているものの、株価の長期的な低迷がTOPIX劣後の主な要因と考えられます。株価を意識した経営と成長戦略による企業価値向上が今後の課題です。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
120
方針: 安定配当
1株配当配当性向
2016/03期529.6%
2018/03期5032.5%
2019/03期7524.7%
2020/03期7528.2%
2021/03期10024.0%
2022/03期12030.3%
2023/03期10028.9%
2024/03期12030.9%
2025/03期12039.0%
2期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月

同社は株主還元を経営の重要課題と位置づけ、配当および株主優待を通じた積極的かつ安定的な利益還元を行っています。配当については業績に応じた柔軟な対応を基本としつつ、高水準の利回りを維持する方針です。今後も持続的な成長と株主価値の向上をバランスよく推進していく姿勢が鮮明です。

もし5年前に投資していたら?

2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 95.1万円 になりました (-4.9万円)
-4.9%
年度末時点評価額損益TSR
2021期116.3万円16.3万円16.3%
2022期79.3万円20.7万円-20.7%
2023期76.3万円23.7万円-23.7%
2024期104.1万円4.1万円4.1%
2025期95.1万円4.9万円-4.9%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残32,100株
売り残89,500株
信用倍率0.36倍
2026年3月13日時点
今後の予定
2026年3月期 通期決算発表2026年5月中旬
第19期 定時株主総会2026年6月下旬
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬

業界平均と比較すると、PERは11.9倍と割安な水準にあります。PBRも0.73倍と解散価値を下回っており、株価には割安感が見られます。信用倍率は0.36倍と売り残が買い残を上回る状況で、将来的な株価下落を見込む投資家が多いものの、株価上昇時には踏み上げによる急騰の可能性も秘めています。今後の決算発表で市場の評価が変わるか注目されます。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期59.7億円3.8億円6.3%
2022/03期57.3億円4.8億円8.4%
2023/03期40.6億円0円0.0%
2024/03期61.9億円16.0億円25.8%
2025/03期62.3億円26.2億円42.1%

過去には繰延税金資産の取り崩しや税務上の優遇措置等により実効税率が低位で推移する年がありました。しかし、直近の2025/03期には税負担が適正な水準まで上昇しています。今後の業績動向および税制変更に応じて税率が変動する可能性があり、決算ごとの税金費用には注意が必要です。

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もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

特種東海製紙 まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 120円
安全性
安定
自己資本比率 53.8%
稼ぐ力
普通
ROE 5.3%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

「『あなたの知らない凄い紙』で稼ぎ、段ボールで社会を支える、製紙界の隠れた実力者」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU