3854プライム

アイル

I'LL INC

最終更新日: 2026年3月27日

ROE30.9%
BPS450.9円
自己資本比率71.6%
FY2025/3 有報データ

中小企業のDXを支える、かゆいところに手が届くシステム開発パートナー

ITの力で中堅・中小企業の可能性を最大化し、顧客と共に未来を創造する。

この会社ってなに?

あなたが普段利用するネットショップや街のお店、その裏側でアイルの技術が活躍しているかもしれません。例えば、複数のネット通販サイトで同じ商品を見かけたとき、どのサイトで買っても在庫がきちんと管理されているのは、アイルの「CROSS MALL」のようなシステムのおかげです。また、あなたがよく行くアパレルショップや部品メーカーが、スムーズに商品の受発注や在庫管理を行えるのも、同社の「アラジンオフィス」という基幹システムが支えているからです。私たちの便利な買い物の裏には、こうした縁の下の力持ちが存在しているのです。

アイルは中堅・中小企業向けに販売・在庫管理システム「アラジンオフィス」などを提供する独立系システム開発会社です。2025年7月期は売上高192.9億円、営業利益48.18億円と過去最高益を更新し、10期連続の増収増益を達成。高い利益率を維持しながら安定成長を続けており、2026年7月期の業績予想も売上高207.0億円、営業利益55.0億円へと上方修正するなど、好調を維持しています。

情報・通信業プライム市場

会社概要

業種
情報・通信業
決算期
7月
本社
大阪府大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪タワーB 37階
公式
www.ill.co.jp

社長プロフィール

岩本 哲夫
岩本 哲夫
代表取締役社長
堅実派
私たちは、中堅・中小企業の経営課題に真摯に寄り添い、自社開発の業務管理システムを通じて企業の成長を支援します。お客様の業務プロセス変革をサポートし、働く人の士気向上にも貢献することで、日本経済の活性化を目指してまいります。

この会社のストーリー

1991
アイル設立。データベースソフト開発からスタート

大阪市で株式会社アイルを設立。当初はパソコン用データベースソフトの開発・販売事業からスタートし、企業のIT化支援の第一歩を踏み出した。

1992
基幹業務システム「アラジンオフィス」販売開始

中堅・中小企業向けに販売・在庫・生産管理システム「アラジンオフィス」を開発し、販売を開始。企業のバックオフィス業務の効率化に貢献する主力事業が誕生した。

2000
Webソリューション事業へ本格参入

インターネットの普及を受け、Webサイト構築やECサイト構築支援などのWebソリューション事業を本格的に開始。企業のオンラインでのビジネス展開をサポートする体制を整えた。

2007
ヘラクレス(現・東証グロース)市場へ上場

大阪証券取引所ヘラクレス市場に上場。公募価格255,000円に対し初値650,000円をつけ、市場から高い期待を集めての船出となった。

2013
複数ネットショップ一元管理「CROSS MALL」提供開始

EC事業者の多店舗展開における課題を解決するため、複数ネットショップの在庫・受注・商品情報を一元管理する「CROSS MALL」の提供を開始した。

2017
ブロックチェーン企業シビラと資本業務提携

ブロックチェーン技術の将来性に着目し、同技術を持つシビラ株式会社と資本業務提携。次世代技術を取り込み、新たなサービス創出への挑戦を開始した。

2022
東証プライム市場へ移行

東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、最上位であるプライム市場へ移行。企業としての信頼性と成長性がさらに高まった。

2028
中期経営計画の目標達成へ

2028年7月期を最終年度とする中期経営計画を策定。売上高243億円、営業利益63億円という高い目標を掲げ、持続的な成長を目指す。

注目ポイント

安定成長を続ける高収益体質

主力事業であるシステムソリューションが好調で、売上・利益ともに2桁成長を継続。2026年7月期の業績予想を上方修正するなど、力強い成長が魅力だ。

顧客に寄り添うハイブリッドな開発体制

パッケージシステムの導入効率と、顧客ごとの個別カスタマイズの柔軟性を両立。顧客ニーズにきめ細かく応えることで、競合他社との差別化を実現している。

積極的な株主還元

業績好調を背景に、配当予想を上方修正するなど株主還元にも積極的。安定した配当が期待できる点も投資家にとって嬉しいポイントだ。

サービスの実績は?

10.2%
売上高成長率 (YoY)
2025年7月期実績
+1.9pt
13.0%
営業利益成長率 (YoY)
2025年7月期実績
-6.6pt
50
1株当たり配当金
2025年7月期実績
+9円 YoY
992
従業員数
2025年10月時点
1,945万円
従業員一人当たり売上高
2025年7月期実績

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 50円
安全性
安定
自己資本比率 71.6%
稼ぐ力
高い
ROE 30.9%
話題性
好評
ポジティブ 75%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
50
方針: 配当性向35%を目安とした業績連動型の還元
1株配当配当性向
FY2016/34.545.5%
FY2017/34.537.6%
FY2018/31074.3%
FY2019/3832.3%
FY2020/31531.5%
FY2021/31734.8%
FY2022/31832.7%
FY2023/33131.4%
FY2024/34135.5%
FY2025/35035.4%
6期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度は現在導入されておりません。

アイルは、利益成長に応じた増配を継続する累進的な還元方針を明確に示しています。配当性向を35%程度に維持しつつ、業績の向上に合わせて着実な一株あたり配当金の引き上げを実施してきました。強固な財務体質と将来の成長性を背景に、今後も株主に対する安定した還元が期待されます。

同業比較(収益性)

情報・通信業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
30.9%
業界平均
11.0%
営業利益率下回る
この会社
25.0%
業界平均
28.5%
自己資本比率上回る
この会社
71.6%
業界平均
55.0%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3129億円
FY2023/3159億円
FY2024/3175億円
FY2025/3193億円
営業利益
FY2022/321.0億円
FY2023/335.5億円
FY2024/342.6億円
FY2025/348.2億円

アイルは、中堅・中小企業向けの基幹業務システム「アラジンオフィス」やネットショップ一元管理システム「CROSS MALL」が好調で、5期連続で売上高と利益の成長を遂げています。特に近年はEC市場の拡大に伴う受注増が収益を押し上げており、FY2025/3には純利益が約34.9億円に達しました。今後もDX需要を取り込み、FY2026/3にはさらなる増益を見込むなど、盤石な事業基盤を築いています。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
30.9%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
22.1%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
25.0%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2016/313.0%5.0%4.8%
FY2017/313.9%5.4%5.0%
FY2018/314.0%5.9%5.6%
FY2019/321.8%9.3%9.0%
FY2020/332.0%15.7%13.4%
FY2021/326.7%14.5%13.9%
FY2022/324.1%14.4%16.2%
FY2023/331.9%20.4%22.3%
FY2024/329.8%20.4%24.3%
FY2025/330.9%22.1%25.0%

主力システム事業の高付加価値化と個別カスタマイズ戦略の成功により、営業利益率は13.9%から25.0%まで劇的に改善しました。効率的な経営体制によりROAも向上を続けており、資産をいかに効率よく利益に変えているかを示す資本効率の高さが際立ちます。競合他社と比較しても、独自の柔軟なシステム開発力が高い利益率を支える原動力となっています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率71.6%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
113億円

実質無借金経営を継続しており、自己資本比率は71.6%という極めて高い水準にあります。利益の蓄積により純資産が厚みを増し、財務の健全性が強固であるため、成長投資や株主還元を機動的に実行できる環境が整っています。現預金が潤沢なことから、突発的な市場変動にも耐えうる非常に安定した財務体質です。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+33.7億円
営業CF
投資に使ったお金
-5.5億円
投資CF
借入・返済など
-20.8億円
財務CF
手元に残ったお金
+28.2億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2016/35.2億円-6.0億円6.3億円-8,200万円
FY2017/39.2億円-2.9億円-2,100万円6.3億円
FY2018/32.2億円-4.5億円-3.3億円-2.3億円
FY2019/310.1億円-6.0億円-4.2億円4.1億円
FY2020/320.9億円-5.9億円-6.6億円15.0億円
FY2021/320.3億円-2.2億円-5.5億円18.1億円
FY2022/311.3億円-4.8億円-4.7億円6.5億円
FY2023/330.7億円-5.5億円-5.3億円25.3億円
FY2024/326.4億円-7.1億円-9.0億円19.3億円
FY2025/333.7億円-5.5億円-20.8億円28.2億円

事業活動による営業キャッシュフローは、主力システムの売上増加を反映して極めて安定的にプラスを維持しています。創出されたキャッシュは投資へ回しつつも、有利子負債の返済や積極的な配当に充てることで、株主価値の向上に貢献しています。特にFY2025/3の財務キャッシュフローのマイナス幅拡大は、財務規律を保ちつつ株主還元を重視した結果と言えます。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2016/33.9億円1.4億円37.0%
FY2017/34.5億円1.6億円34.3%
FY2018/35.5億円2.1億円38.5%
FY2019/39.7億円3.5億円36.1%
FY2020/317.1億円5.3億円30.7%
FY2021/318.6億円6.3億円34.1%
FY2022/321.2億円7.4億円35.1%
FY2023/335.7億円11.0億円30.8%
FY2024/342.9億円14.0億円32.6%
FY2025/347.7億円12.8億円26.8%

法人税等の支払額は経常的な利益成長に伴い増加傾向にありますが、実効税率は概ね30%前後で推移しています。FY2025/3については税効果会計の影響等により一時的に率が低下していますが、概ね法定実効税率に基づいた適正な納税が行われています。今後も業績拡大に伴い、安定した納税を通じて社会貢献を継続する見通しです。

会社の公式開示情報

主な事業セグメントは、基幹業務システム「アラジンオフィス」を中心としたシステムソリューション事業です。高収益なストック型ビジネスモデルを確立しており、ネットショップ統合管理システムなど複数のクラウドサービスを組み合わせることで、中堅・中小企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)需要を確実に取り込む戦略を報告書等で示しています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
期初予想を上回る着地が続いており、計画達成能力は高いと評価できる。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画
FY2026〜FY2028
売上高: 目標 243.0億円 順調 (207.0億円)
85.18%
営業利益: 目標 63.1億円 順調 (55.0億円)
87.16%
当期純利益: 目標 43.3億円 順調 (38.6億円)
89.19%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025192億円192億円193億円+0.7%
FY2024169億円175億円175億円+3.6%
FY2023141億円159億円+12.9%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202548億円48億円48億円+0.4%
FY202440億円43億円43億円+6.6%
FY202324億円35億円+47.8%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

アイルは2028年7月期を最終年度とする新中期経営計画を策定し、売上高243億円、営業利益63.1億円を目標に掲げています。直近の業績予想を保守的に発表し、期中に上方修正する傾向が見られます。過去3期連続で期初予想を大幅に上回る実績を上げており、堅実な経営計画とそれを超える実行力は高く評価できます。FY2026の業績予想も既に上方修正しており、新中計の達成に向け順調な滑り出しを見せています。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残107,000株
売り残35,000株
信用倍率3.06倍
2026年3月13日時点
今後の予定
2026年7月期 第3四半期決算発表2026年6月上旬
2026年7月期 通期決算発表2026年9月上旬
定時株主総会2026年10月下旬

同社のPERは16.3倍と、情報・通信業の平均(約25倍)と比較して割安な水準にあります。一方で、PBRは5.38倍と市場から高い成長性を評価されていることが伺えます。信用倍率は3倍程度で過熱感はなく、安定した需給環境です。今後は、四半期ごとの決算発表で業績予想に対する進捗率が株価を動かす主要な材料となるでしょう。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
32
株探, 日経電子版, PR TIMES, 株式新聞, みんかぶ
業界内ランキング
上位 15%
情報・通信業 2,000社中 300位
報道のトーン
75%
好意的
20%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績50%
経営戦略25%
採用・福利厚生15%
その他10%

最近の出来事

2025年9月中期経営計画

2026年7月期から2028年7月期の中期経営計画を策定し、最終年度に営業利益63.12億円を目指す成長戦略を発表しました。

2026年3月業績予想修正

第2四半期の好調な進捗を受け、2026年7月期通期の営業利益予想を55億円へ上方修正し、投資家からの信頼を高めました。

2026年3月方針策定

企業の社会的責任の一環として、就活ハラスメント防止方針を新たに策定し、持続可能な組織運営体制を強化しました。

最新ニュース

ポジティブ
アイル、団体長期障害所得補償保険「GLTD制度」を導入
2/1 · 適時開示情報

アイル まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 50円
安全性
安定
自己資本比率 71.6%
稼ぐ力
高い
ROE 30.9%
話題性
好評
ポジティブ 75%

「中小企業の販売・在庫管理という"守り"のDXで、高利益率を叩き出すシステム職人集団」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU