ソーシャルワイヤー
SOCIALWIRE CO.,LTD.
最終更新日: 2026年4月30日
全ての魅力にスポットライトをあてる、デジタルPRのプロ集団
全ての魅力にスポットライトがあたる社会へ
この会社ってなに?
あなたが気になる新商品やお店の情報、どこかで目にしたことありませんか? 実はその裏で、企業のプレスリリースをメディアに届けている会社があります。ソーシャルワイヤーの「@Press(アットプレス)」は、企業のニュースを新聞・テレビ・Webメディアに配信するサービスで、取引社数は7,771社。最近はインフルエンサーを活用したPR「Find Model」にも力を入れていて、SNSで見かけるあの商品紹介も、この会社が裏方として支えているかもしれません。また「RISK EYES」という取引先リスクチェックSaaSも展開しており、BtoB領域で幅広くサービスを提供しています。
2024年7月にジーニー(6562)の子会社となり、シェアオフィス事業・海外事業・翻訳事業を相次いで売却。足掛け2年の構造改革を経てデジタルPR専業企業へと生まれ変わりました。FY2025は売上高29.1億円・営業利益1.36億円と黒字転換を果たし、FY2026 3Q累計では売上高25.1億円(前年比+12.8%)・営業利益1.66億円(同+41%)と加速。iHack買収によるインフルエンサーマーケティング強化と、親会社のAI技術を活かしたプロダクト開発が今後の成長ドライバーです。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都港区新橋1-1-13 アーバンネット内幸町ビル3階
- 公式
- www.socialwire.net
社長プロフィール

「全ての魅力にスポットライトがあたる社会へ」というビジョンのもと、企業や商品の持つ魅力をクリエイティブの力で世の中に届けるデジタルPR事業を展開。創業以来、サービスオペレーションの組織力向上に注力し、拡大期に必要なのは仕組みを作る人であるという信念で経営を行っています。
この会社のストーリー


矢田峰之氏がソフトバンク・楽天銀行(旧イーバンク銀行)を経て独立。東京都中央区日本橋にて「未来予想株式会社」を設立し、PR事業の基盤を築き始めた。
アットプレス株式会社を子会社化し、プレスリリース配信「@Press」の運営を開始。同月、アップステアーズを子会社化しシェアオフィス「CROSSCOOP」も始動。2本柱体制を確立。
事業の多角化に合わせ「未来予想」から現社名へ変更。「@クリッピング」サービスも開始し、メディアモニタリング領域に進出。
「@Press」を中核とするデジタルPR事業が成長し、2015年12月に東証マザーズ上場を達成。初値2,511円をつけ、海外展開やM&Aのための成長資金を獲得。
Find Model社を子会社化し、インフルエンサーマーケティング事業に本格参入。SNS時代のPR需要を取り込み、デジタルPRの幅を広げた。
シェアオフィス事業「CROSSCOOP」の売却を皮切りに、海外事業・翻訳事業を相次いで撤退。のれん減損で純損失8.76億円を計上する痛みを伴う構造改革を断行。
2024年7月にジーニーの子会社となり、AI技術とPR知見を掛け合わせた新たな成長戦略を始動。FY2025に営業利益1.36億円で黒字転換を果たす。
iHack買収(約8億円)でインフルエンサーマーケティングを強化。中期目標の売上高50億円・営業利益8億円を目指し、Find Model・@Press・RISK EYESの3本柱で成長を加速。
注目ポイント
2年間の構造改革で赤字事業を全て整理し、デジタルPR専業として黒字転換。3Q累計で営業利益+41%と加速中。
@Pressを中心とした累計7,771社の取引実績。プレスリリース配信からインフルエンサーPR、メディアクリッピング、リスクチェックまでワンストップで提供。
親会社ジーニーのAI・アドテク技術と、ソーシャルワイヤーのPRノウハウを融合。デジタルPR領域でのイノベーション創出に期待。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 3.3円 | 24.6% |
| FY2017/3 | 4.2円 | 36.6% |
| FY2019/3 | 5.6円 | 26.9% |
| FY2020/3 | 6.2円 | 98.4% |
| FY2021/3 | 4.6円 | - |
| FY2022/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2023/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2024/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2025/3 | 0円 | 0.0% |
なし(2021年3月権利分をもって株主優待制度は廃止済み)
現在は配当を実施しておらず、将来の成長に向けた内部留保と事業投資を最優先する方針です。構造改革完了後の再成長フェーズにあるため、まずは売上・利益の拡大に経営資源を集中させる段階にあります。業績が安定的に拡大し、財務基盤が十分に強化された段階で株主還元策の検討が見込まれます。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
FY2023は売上高47.7億円ながら、のれん減損等により純損失8.77億円の大幅赤字に転落。FY2024はシェアオフィス事業譲渡で売上減も営業損失はほぼゼロまで改善し、FY2025にデジタルPR専業として営業利益1.37億円で黒字転換を果たしました。FY2026予想は売上高31.0億円(+6.7%)・営業利益1.50億円とiHack買収効果を含む成長軌道を見込んでおり、3Q時点で通期計画を上回るペースで推移しています。
事業ごとの売上・利益
Find Model(インフルエンサーPR)、@Press(リリース配信)。売上構成比59%。前年比+4.3%成長。インフルエンサーPRは美容カテゴリ中心に急成長。
@クリッピング(メディア調査)、RISK EYES(リスクチェック)。売上構成比34%。前年比+11.8%成長。ストック型収益で安定基盤。
シェアオフィス(CROSSCOOP)・海外・翻訳事業は全て売却・撤退済み。売上構成比7%(残存分のみ)。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | -13.3% | -2.8% | - |
| FY2022/3 | 2.8% | 0.6% | - |
| FY2023/3 | -414.1% | -18.6% | - |
| FY2024/3 | - | -11.0% | -0.1% |
| FY2025/3 | 21.0% | 6.7% | 4.7% |
FY2023〜FY2024は大幅な赤字により収益性指標がマイナスに転落しましたが、FY2025に劇的な改善を達成。ROEは16.1%、営業利益率は4.7%へ回復しました。ジーニー傘下での構造改革により、収益性の高いデジタルPR事業に経営資源を集中した効果が明確に表れています。
財務は安全?
財務体質は劇的に改善しました。FY2023の自己資本比率4.2%という危機的状態から、事業売却とジーニーからの第三者割当増資を経て、FY2025には自己資本比率61.2%と大幅に改善。BPSは株式分割調整後の基準で、FY2024の6.8円からFY2025は131.8円へ約19倍に回復しており、財務健全性は格段に向上しています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 6.6億円 | -8.2億円 | 1.6億円 | -1.6億円 |
| FY2022/3 | 5.6億円 | -2.6億円 | -3.5億円 | 3.0億円 |
| FY2023/3 | 1.0億円 | -4.1億円 | 4.1億円 | -3.1億円 |
| FY2024/3 | 1.3億円 | 11.8億円 | -19.8億円 | 13.1億円 |
| FY2025/3 | 1.6億円 | -1.9億円 | 11.0億円 | -3,000万円 |
FY2024は事業売却で投資CFが大幅プラス(+11.8億円)となり、その資金で有利子負債を圧縮(財務CF -19.8億円)。FY2025はジーニーからの増資による財務CF +11.0億円で資本を増強し、iHack買収等の成長投資に充当しました。営業CFは各期プラスを維持しており、本業での稼ぐ力は安定しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 1.1億円 | 2.5億円 | 232.1% |
| FY2022/3 | 1.4億円 | 1.1億円 | 79.0% |
| FY2023/3 | -2.0億円 | 0円 | - |
| FY2024/3 | -2,700万円 | 0円 | - |
| FY2025/3 | 7,300万円 | 0円 | 0.0% |
FY2023〜FY2024は赤字のため法人税等は発生していません。FY2025は黒字転換したものの、過去の繰越欠損金の活用により法人税等の支払いはゼロとなっています。FY2026以降は利益拡大に伴い課税が始まる見込みですが、繰越欠損金が残存するため実効税率は当面低水準にとどまると予想されます。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 497万円 | 166人 | - |
単体従業員数はFY2023の171名からFY2025の118名へと約3割減少しており、事業構造改革に伴う人員整理の影響が明確に表れています。一方で平均年収は497万円とほぼ横ばいを維持。平均年齢が35.9歳→32.2歳に若返った点は、iHack買収等による新陳代謝の結果と考えられます。情報・通信業としては平均的な水準です。
誰がこの会社の株を持ってる?
経営者・創業家が10.1%を保有するオーナー経営企業です。金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。主な安定株主は矢田氏・ジーニー。
筆頭株主は連結親会社のジーニー(6562)が48.43%を保有し、経営に大きな影響力を持ちます。創業者の矢田峰之社長が10.01%を保有し第2位ですが、2026年2月に保有割合減少の報告あり。上位は個人投資家とVC系が中心で、機関投資家の保有は限定的な小型グロース銘柄の典型的な構成です。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| デジタルPRサービス | 17.1億円 | - | - |
| メディアリスニングサービス | 9.9億円 | - | - |
| 撤退済事業 | 2.0億円 | - | - |
2025年3月期よりデジタルPR専業企業へ転換完了。デジタルPRサービス(59%)とメディアリスニングサービス(34%)の2本柱で構成。コア事業売上成長率は前年比+6.9%。営業利益は▲200万円→1.36億円へ黒字転換を達成。EBITDA 3.0億円(前年比+25%)。取引顧客数は8,389社/年、顧客単価32万円/社。役員報酬は合計3,949万円と上場企業としては極めて低水準。
この会社のガバナンスは?
取締役5名(うち社外2名)・監査役3名(うち社外2名)の計12名体制で、女性役員は2名(16.7%)。社外取締役比率60%と外部からの監視機能は一定水準を確保。監査法人はアヴァンティアで監査報酬2,390万円。連結子会社5社体制でグループ経営を行っており、平均勤続年数3.5年は若い組織構成を反映しています。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
過去5年間のTSRはTOPIXを大幅に下回っており、累積ベースでは大きなアンダーパフォーマンスです。FY2021〜FY2023は事業不振で3年連続マイナスリターンとなりましたが、FY2025に+16.0%とTOPIX(+10.5%)を上回るリターンを初めて達成。構造改革の成果が株価に反映され始めたものの、長期の棄損を埋めるにはまだ時間を要します。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 58.0万円 | -42.0万円 | -42.0% |
| FY2022 | 88.0万円 | -12.0万円 | -12.0% |
| FY2023 | 56.0万円 | -44.0万円 | -44.0% |
| FY2024 | 100.0万円 | +0.0万円 | 0.0% |
| FY2025 | 116.0万円 | +16.0万円 | 16.0% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
時価総額37億円の小型グロース銘柄。PER 25.3倍はセクター平均をやや上回りますが、業績拡大フェーズとしては成長プレミアムを織り込んだ水準です。信用取引は買建のみ(売り不可)で買い残76.5万株が滞留しており、発行済株式の約6.5%に相当。需給面での上値の重さに注意が必要です。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
3Q累計(4-12月)の経常利益が前年同期比2.2倍の1.42億円で着地。売上高も25.1億円と前年比+12.8%の大幅増収。
通期業績予想を上方修正。最終利益を一転29%増益に修正し、市場の期待が高まった。
美容特化インフルエンサーマーケティングのiHack社を約8.08億円で子会社化。インフルエンサーPR領域を強化。
株式会社ジーニーとの資本業務提携により連結子会社化。技術力とPR知見を掛け合わせた事業シナジーを推進。
国内シェアオフィス事業「CROSSCOOP」を事業譲渡。デジタルPR事業への経営資源集中を加速。
最新ニュース
ソーシャルワイヤー まとめ
ひとめ診断
「ジーニー傘下で事業構造改革を完了、デジタルPR専業として再成長フェーズに突入」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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