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ランドコンピュータ

R&D COMPUTER CO., LTD.

最終更新日: 2026年3月27日

ROE16.8%
BPS332.8円
自己資本比率70.7%
FY2025/3 有報データ

半世紀の実績と信頼で、企業のDXを支え続けるシステム開発のプロ集団

私たちは、最新のITを探究し、その成果をお客様と分かち合うことで、お客様のビジネスと社会全体の発展に大きく貢献します。

この会社ってなに?

あなたが銀行のATMでお金を引き出したり、オンラインで買い物をしたりするとき、その裏側では複雑な情報システムが動いています。ランドコンピュータは、そうした社会に欠かせないシステムの設計から開発、運用までを手掛けるITのプロフェッショナル集団です。普段何気なく使っている便利なサービスの多くは、同社のような企業の技術力によって支えられています。企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援することで、私たちの生活をより便利で安全なものにしている、まさに縁の下の力持ちなのです。

2025年3月期は大規模不採算案件の影響で営業利益が14.33億円と減益になったものの、売上高は137.3億円と堅調でした。当該案件は2025年3月末で終了しており、会社は2026年3月期に営業利益18.60億円へのV字回復を見込んでいます。さらに、2026年4月には同業の東邦システムサイエンスとの経営統合を予定しており、事業基盤の拡大とクロスセルによるシナジー効果が今後の成長ドライバーとして期待されます。

市場

会社概要

決算期
3月
本社
東京都港区芝浦4丁目13番23号
公式
www.rand.co.jp

社長プロフィール

福島 嘉章
代表取締役社長
堅実派
1971年の創業以来、「お客様第一」と「技術の研鑽」を基本方針とし、幅広い業種のお客様に最適なソリューションを提供してきました。システムインテグレーションを中核に、お客様のビジネスと社会の発展に貢献することを目指しています。

この会社のストーリー

1971
株式会社ランドコンピュータ設立

ソフトウェア開発を目的として設立。Research and Development(研究開発)を社名に冠し、IT業界での挑戦を開始した。

2015
東京証券取引所市場第二部に上場

創業から40年以上の実績を重ね、株式上場を果たす。公開価格を2倍以上上回る初値をつけ、市場から高い期待を集めた。

2017
東京証券取引所市場第一部へ市場変更

上場からわずか2年で東証一部へ。企業の成長性と安定性が評価され、さらなる飛躍のステージへと進んだ。

2021
株式会社インテクノスを子会社化

M&Aにより事業領域を拡大。シナジー効果を創出し、グループ全体での競争力強化を図る重要な一歩となった。

2022
東証プライム市場へ移行

東京証券取引所の市場再編に伴い、最上位であるプライム市場へ移行。日本を代表する企業の一角としての地位を確立した。

2023
QUOカードの株主優待を新設

個人投資家への還元を強化するため、魅力的な株主優待制度を導入。株主との良好な関係構築を重視する姿勢を示した。

2026
東邦システムサイエンスとの経営統合へ

創業50年以上の歴史を持つ両社が経営統合を発表。技術力や顧客基盤を融合し、変化の激しいIT業界での持続的成長を目指す。

注目ポイント

魅力的な株主還元

配当利回りが4%を超え、さらに100株以上の保有で2,000円分のQUOカードがもらえる株主優待も実施。投資家への還元意識が高い点が魅力です。

経営統合による成長加速への期待

2026年4月に東邦システムサイエンスと経営統合を予定。互いの強みを活かすことで、事業規模の拡大とサービス提供力の強化が期待されます。

半世紀以上の安定した経営基盤

1971年の創業以来、独立系SIerとして着実に成長。特定のメーカーに縛られず、顧客に最適なシステムを提供し続ける安定した事業モデルを確立しています。

サービスの実績は?

137.3億円
連結売上高
2025年3月期実績
+0.0% YoY
14.33億円
連結営業利益
2025年3月期実績
-17.1% YoY
145.0億円
連結売上高予想
2026年3月期計画
+5.6% YoY
18.60億円
連結営業利益予想
2026年3月期計画
+29.8% YoY
36
1株当たり配当金
2025年3月期実績
+2.9% YoY
2,000円相当
株主優待 (QUOカード)
100株以上・3月末

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 36円
安全性
安定
自己資本比率 70.7%
稼ぐ力
高い
ROE 16.8%
話題性
好評
ポジティブ 60%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
36
方針: 安定配当
1株配当配当性向
FY2016/35.626.9%
FY2017/3644.5%
FY2018/3636.5%
FY2019/36.731.8%
FY2020/38.331.5%
FY2021/38.334.6%
FY2022/316.547.3%
FY2023/317.540.7%
FY2025/33663.2%
8期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月

配当方針として安定的な利益還元を重視しており、業績に応じた適切な配当を実施しています。配当性向は年度により変動があるものの、株主への還元を強化する姿勢を継続している点が特徴です。今後も経営統合後の安定した収益成長を背景に、持続的な配当維持と株主価値の向上を図る方針です。

同業比較(収益性)

の同業他社平均と比べると…

ROE
この会社: 16.8%業界平均: N/A
営業利益率
この会社: 10.4%業界平均: N/A
自己資本比率
この会社: 70.7%業界平均: N/A

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/396.0億円
FY2023/3116億円
FY2024/3137億円
FY2025/3137億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/317.3億円
FY2025/314.3億円

当社の売上高は、FY2021/3の89億円からFY2024/3には137億円まで順調に成長してきましたが、直近のFY2025/3は大規模不採算案件の影響で横ばいとなりました。しかし、当該案件が解消したことにより、次期のFY2026/3には過去最高水準の営業利益18.6億円を見込むなど、収益性は着実な回復基調にあります。今後は東邦システムサイエンスとの経営統合によるシナジー効果が期待されています。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
16.8%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
12.3%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
10.4%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/311.4%7.5%-
FY2022/315.4%9.6%-
FY2023/318.1%10.3%-
FY2024/321.7%14.2%12.6%
FY2025/316.8%12.3%10.4%

売上高純利益率や営業利益率といった主要な収益性指標は、不採算案件の影響を受けたFY2025/3を除き、概ね右肩上がりの推移を見せています。特にFY2024/3にはROEが21.4%に達するなど、資本効率の高さが際立つ優れた収益構造を構築してきました。今後は経営統合を通じた規模の拡大により、更なる利益率の向上と安定した収益基盤の確立を目指します。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率70.7%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
60.0億円

有利子負債がゼロという極めて健全な無借金経営を継続しており、自己資本比率はFY2025/3時点で71.6%と非常に強固な財務体質を維持しています。総資産も83億円規模へと拡大しており、無借金による盤石な財務基盤を背景として、積極的な事業投資や株主還元を継続できる余裕があります。安定した財務状況は、今後の統合戦略においても強力な支えとなります。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+8.3億円
営業CF
投資に使ったお金
-900万円
投資CF
借入・返済など
-7.7億円
財務CF
手元に残ったお金
+8.2億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/34.0億円-2,500万円-1.6億円3.7億円
FY2022/37.9億円-1.1億円-1.7億円6.9億円
FY2023/39.8億円-6.4億円-2.9億円3.4億円
FY2024/311.3億円-1.2億円-3.7億円10.0億円
FY2025/38.3億円-900万円-7.7億円8.2億円

本業で稼ぐ力を示す営業キャッシュフローは、不採算案件の影響を受けた時期を含め、一貫して安定したプラスを維持しています。投資活動は抑制的であり、創出した潤沢なフリーキャッシュフローを配当支払いや自己株式取得といった株主還元へ重点的に充当しているのが特徴です。今後も安定した営業キャッシュフローを創出し、資本効率を高める経営を推進していく方針です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

13【事業等のリスク】 当社グループの事業その他に関するリスクについて、投資家の判断に影響を及ぼす可能性があると考えられる主なものとしては、以下の内容が挙げられます
2また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資家に対する積極的な情報開示の観点から、以下に開示しております
3(1)景気変動によるリスク 当社グループが提供するシステムソリューションサービスは、景気の影響を受けやすい傾向にあります
4顧客企業における、景気悪化にともなう設備投資の縮小や製品開発の遅れ、事業縮小、システム開発の内製化等により、当社が提供するサービス領域が縮小される可能性があります
5したがって、国内設備投資動向が悪化した場合及び当社の顧客が属する事業分野の市況が悪化した場合等には、当社グループの業績や財政状態に影響を与える可能性があります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/36.5億円2.2億円33.8%
FY2022/38.8億円2.5億円28.7%
FY2023/312.4億円4.7億円37.6%
FY2024/317.4億円5.1億円29.2%
FY2025/314.6億円4.4億円30.1%

法人税等の支払額は、税引前当期純利益の増減に合わせて変動しています。実効税率は概ね30%から38%の範囲内で推移しており、大きな税務上の乖離は見られません。適正な納税を継続しつつ、連結納税制度等の活用も含めた適切な税務管理を行っています。利益水準の向上に伴い納税額も増加傾向にありますが、これは事業成長の証と言えます。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
548万円
従業員数
563
平均年齢
40.7歳
平均年収従業員数前年比
当期548万円563-

従業員平均年収は548万円であり、システムインテグレーター(SIer)業界の平均的な水準にあります。近年は大規模な不採算案件の収束が進んだことで業績の安定化が見込まれており、今後の業績改善に伴う待遇の向上や安定的な報酬体系の維持が期待されます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主13.5%
浮動株86.5%
所有者別内訳(有価証券報告書)
事業法人等13.5%
外国法人等2.4%
個人その他83.2%
証券会社0.9%

浮動株比率が高く、株式の流動性が高い反面、株価変動が大きくなりやすい傾向があります。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。

福島 嘉章(2,073,100株)11.55%
田村 聡明(1,679,600株)9.36%
有限会社三豊(1,665,520株)9.28%
髙際 伊都子(1,319,600株)7.35%
田村 嘉浩(882,600株)4.92%
高梨 和也(869,600株)4.84%
田村 誠章(810,000株)4.51%
福島産業株式会社(532,500株)2.97%
田村 秀雄(529,570株)2.95%
ランドコンピュータ従業員持株会(359,490株)2%

大株主には創業家と見られる個人名が上位を占めており、創業家や関連会社による安定的な影響力が維持されている構造です。従業員持株会も一定の持ち分を保有していますが、上位10位までの合計持株比率は非常に高く、相対的に浮動株比率は限定的であると推測されます。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億7,980万円
取締役5名の合計

独立系SIerとして企業向けシステム開発や保守管理を主軸に展開しています。開示情報からは大規模案件の完了により損失リスクが低減したことが読み取れ、経営統合によるさらなる事業基盤の強化と効率化を重要戦略として推進しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 11名)
女性 1名(9.1% 男性 10
9%
91%
監査報酬
2,700万円
連結子会社数
2
設備投資額
1.2億円
平均勤続年数(従業員)
10.8

取締役会における女性役員比率は9.1%と発展途上ですが、社外取締役の登用を含めた体制整備を進めています。2026年3月末の東邦システムサイエンスとの経営統合による上場廃止を控えており、経営統合に向けたコーポレート・ガバナンスの最適化が現在の企業運営における最優先事項となっています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
過去の中計は前倒しで大幅達成。直近の業績予想は未達だが、案件要因を除けば計画達成力は高い。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

新中期経営計画(VISION2025)
FY2024〜FY2026
売上高: 目標 145億円 順調 (137.3億円)
94.7%
営業利益: 目標 18.6億円 順調 (14.33億円)
77%
旧中期経営計画(VISION2023)
FY2022〜FY2024
売上高: 目標 123億円 前倒し達成 (137.3億円)
111.6%
営業利益: 目標 12.5億円 前倒し達成 (17.29億円)
138.3%
当期純利益: 目標 8.3億円 前倒し達成 (12.33億円)
148.6%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025144億円137億円137億円-4.8%
FY2024124億円137億円137億円+10.7%
FY2023107億円116億円+8.2%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202519億円14億円14億円-23.0%
FY202414億円17億円17億円+21.0%
FY202310億円12億円+28.6%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

旧中期経営計画(VISION2023)は最終年度の売上高・各利益目標を全て前倒しで大幅に達成し、非常に高い計画遂行能力を示しました。一方、2025年3月期は大規模不採算案件の影響で期初予想を下方修正し、特に利益面で大きな未達となりました。しかし、この特殊要因がなくなった2026年3月期は再び大幅な増益を見込んでおり、本来の収益力回復と計画達成への回帰が期待されます。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

2023年3月期以降、同社のTSR(株主総利回り)はTOPIXを大幅に上回って推移しています。特に2024年3月期には294.7%と高い数値を記録しました。これは、堅調な業績拡大と増配、株主優待の新設などが株価にポジティブに評価された結果と考えられます。2025年3月期は減益にもかかわらずTOPIXを上回っており、不採算案件終了後のV字回復と経営統合への期待が株価を下支えしたと推察されます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+147.1%
100万円 →247.1万円
147.1万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021118.9万円+18.9万円18.9%
FY2022142.7万円+42.7万円42.7%
FY2023179.0万円+79.0万円79.0%
FY2024294.7万円+194.7万円194.7%
FY2025247.1万円+147.1万円147.1%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残9,000株
売り残3,200株
信用倍率2.81倍
前週比時点
今後の予定
2026年3月期 第3四半期決算発表2026/02/12(予定)
東邦システムサイエンスとの経営統合2026/04/01(予定)

同社のPERは13.1倍と、情報・通信業の平均である24.9倍と比較して割安な水準にあります。これは、直近の減益や将来の統合に関する不透明感を市場が織り込んでいる可能性を示唆します。一方で、信用倍率は2.81倍と買い残が優勢であり、将来の株価上昇を期待する投資家が一定数いることが窺えます。今後の決算発表や経営統合の進捗が、市場評価を左右する重要なポイントとなります。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「ポジティブ
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
28
日本経済新聞, 株探, PR TIMES, フィスコ, ログミーファイナンス
業界内ランキング
上位 15%
情報・通信業 500社中 72位
報道のトーン
60%
好意的
30%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

経営統合・M&A40%
決算・財務30%
DX・AIサービス20%
その他10%

最近の出来事

2025年5月決算発表

2025年3月期決算を発表。売上高137.3億円、営業利益14.33億円を記録。

2025年11月経営統合

東邦システムサイエンスとの共同持株会社設立による経営統合を発表。

2026年3月上場廃止

経営統合に伴う株式移転により、3月30日付での上場廃止が決定。

最新ニュース

中立
ランドコンピュータ、2025年3月期決算短信を発表
5/13 · 株探
ポジティブ
株式会社トランヴィアの新規上場承認に関するお知らせ
3/2 · 日本経済新聞

ランドコンピュータ まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 36円
安全性
安定
自己資本比率 70.7%
稼ぐ力
高い
ROE 16.8%
話題性
好評
ポジティブ 60%

「創業半世紀の独立系SIer、同業との経営統合で『1+1=3』を目指す変革期」

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU