エイチームホールディングス3662
Ateam Holdings Co.,Ltd.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが引越しを考えたとき、「引越し侍」で一番お得な業者を探したことはありませんか?あるいは、愛車を売却しようと「ナビクル」で一括査定を試したことがあるかもしれません。実は、これらの便利な比較サイトを運営しているのがエイチームです。他にも、理想の結婚式場探しをお手伝いする「ハナユメ」など、人生の大きなイベントの裏側で、あなたの選択をサポートしています。普段何気なく使っているWebサービスの多くが、同社の事業の一部なのです。
2025期は売上高239.2億円、営業利益8.45億円を達成し、2022期の赤字からV字回復を遂げました。構造改革を経て2期連続の増益となり、収益性が改善しています。2026期は売上高245.0億円(前期比+2.4%)、営業利益9.00億円(同+6.5%)と更なる成長を見込んでいます。かつての主力だったエンターテインメント(ゲーム)事業を縮小し、ライフスタイルサポート事業の安定収益で会社を支えながら、EC事業を新たな成長の柱として育成するポートフォリオ経営を進めています。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 7月
- 本社
- 愛知県名古屋市中村区名駅3丁目28番12号 大名古屋ビルヂング32F
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2016/07期 | 25.5% | 13.5% | 9.6% |
| 2017/07期 | 41.2% | 22.7% | 11.8% |
| 2018/07期 | 34.6% | 22.2% | 12.5% |
| 2019/07期 | 12.2% | 8.7% | 7.6% |
| 2020/07期 | 4.3% | 3.1% | 4.0% |
| 2021/07期 | 7.5% | 5.5% | 2.2% |
| 2022/07期 | 12.5% | 8.8% | 0.9% |
| 2023/07期 | 1.5% | 1.0% | 2.0% |
| 2024/07期 | 9.5% | 6.3% | 2.3% |
| 2025/07期 | 10.7% | 6.6% | 3.5% |
| 2Q FY2026/7 | 2.6%(累計) | 1.5%(累計) | 5.2% |
収益性は2022年7月期の一時的な赤字から急速に改善し、営業利益率は直近で3.5%まで回復しました。これは不採算事業の整理と、高収益が見込めるデジタルメディア領域への資源集中が寄与した結果です。ROE(自己資本利益率)も11.3%へと向上しており、資本効率を意識した経営が浸透しつつあります。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/07期 | 313億円 | 7.0億円 | 8.8億円 | 45.1円 | -1.5% |
| 2022/07期 | 318億円 | 3.0億円 | 13.4億円 | -71.7円 | +1.7% |
| 2023/07期 | 276億円 | 5.4億円 | 1.4億円 | 7.7円 | -13.3% |
| 2024/07期 | 239億円 | 5.6億円 | 9.5億円 | 51.4円 | -13.2% |
| 2025/07期 | 239億円 | 8.4億円 | 10.4億円 | 55.8円 | +0.0% |
エイチームホールディングスは、前期の業績不振から回復傾向にあり、2025年7月期の純利益は約10.4億円を確保するなど、収益体質の改善が進んでいます。ライフスタイルサポート事業の堅調な推移に加え、コスト構造の見直しが利益を押し上げました。2026年7月期は更なる成長を目指し、新規買収による事業ポートフォリオの最適化を図る方針です。 【2Q 2026/07期実績】売上113億円(通期予想比46%)、営業利益5.9億円(同66%)、純利益2.3億円(同38%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
同社はメディア・ソリューション事業、D2C事業など複数の収益柱を持ちますが、近年は事業ポートフォリオの再構築を進めています。IT市場の競争激化や広告単価の変動が主たるリスク要因となっており、直近では不採算事業の見直しや新規買収による収益基盤の安定化が有価証券報告書等の開示情報でも強調されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 239億円 | — | 239億円 | +0.0% |
| 2024期 | 287億円 | — | 239億円 | -16.7% |
| 2023期 | 310億円 | — | 276億円 | -11.1% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 9億円 | — | 8億円 | -6.1% |
| 2024期 | 6億円 | — | 6億円 | -6.3% |
| 2023期 | 5億円 | — | 5億円 | +8.6% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
新たな中期経営計画(2025期-2028期)では、安定収益源であるライフスタイルサポート事業を基盤に、EC事業とエンターテインメント事業での再成長を目指します。過去の業績予想は売上高が未達となる傾向が見られる一方、コストコントロールによって利益は予想に近い水準で着地することが多くなっています。2026期の目標達成に向け、各事業の収益性改善が継続できるかが焦点となります。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
株式会社シグニティを完全子会社化し、プッシュ通知配信サービス「PUSH ONE」による収益基盤の強化を開始。
2025期-2028期に向けた中期経営計画を発表し、事業構造の変革と成長戦略を提示。
持株会社体制への完全移行を明確にするため、商号を株式会社エイチームホールディングスへ変更。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
同社は強固な財務基盤を維持しており、有利子負債ゼロの実質無借金経営を継続しています。自己資本比率は約59.3%と高い水準を維持しており、盤石な財務体制が新規事業投資やM&Aを支える基盤となっています。資産構成においても現預金比率が高く、突発的な市場変動に対する耐性は非常に高いと言えます。 【2Q 2026/07期】総資産153億円、純資産91億円、自己資本比率56.5%、有利子負債10億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2016/07期 | 17.3億円 | 5.3億円 | 7.7億円 | 12.0億円 |
| 2017/07期 | 34.6億円 | 12.1億円 | 7.7億円 | 22.5億円 |
| 2018/07期 | 27.9億円 | 22.6億円 | 4.4億円 | 5.3億円 |
| 2019/07期 | 33.2億円 | 17.7億円 | 8.2億円 | 15.5億円 |
| 2020/07期 | 11.1億円 | 10.3億円 | 3.1億円 | 7,800万円 |
| 2021/07期 | 4.5億円 | 4.4億円 | 13.4億円 | 8.9億円 |
| 2022/07期 | 3.0億円 | 3.3億円 | 8.7億円 | 3,000万円 |
| 2023/07期 | 6.6億円 | 4.2億円 | 3.2億円 | 10.8億円 |
| 2024/07期 | 8.1億円 | 9.9億円 | 22.2億円 | 1.8億円 |
| 2025/07期 | 16.2億円 | 3.8億円 | 37.1億円 | 20.1億円 |
営業キャッシュフローは2025年7月期に約16.2億円と大幅な黒字化を達成し、本業での稼ぐ力が回復しています。投資活動においても積極的に成長領域へリソースを配分しつつ、財務活動では安定した株主還元を行っています。高いフリーキャッシュフロー創出能力が、将来の戦略投資と配当継続を裏付けています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/07期 | 12.5円 | 18.2% |
| 2017/07期 | 27円 | 19.8% |
| 2018/07期 | 32.5円 | 19.1% |
| 2019/07期 | 16円 | 21.2% |
| 2020/07期 | 16円 | - |
| 2021/07期 | 16円 | 35.5% |
| 2022/07期 | 16円 | - |
| 2023/07期 | 16円 | 207.0% |
| 2024/07期 | 22円 | 42.8% |
| 2025/07期 | 22円 | 39.5% |
| 必要株数 | 100株以上(約11万円) |
| 金額相当 | 10,000円相当〜 |
| 権利確定月 | 1月 |
配当方針として安定的な利益還元を重視しており、配当性向30〜40%を目安とした成果配分を行っています。近年の業績回復に伴い、年間配当金を16円から22円へ引き上げるなど、株主還元への意識を高めています。強固な財務基盤を背景に、持続可能な還元策を推進する方針です。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は0.31倍と1倍を大きく下回っており、売り残が買い残を大幅に上回る「売り長」の状態です。これは、将来の株価下落を見込む空売りが多い一方、買い戻しによる株価上昇のエネルギー(踏み上げ)が溜まっているとも解釈できます。PERは28.4倍と業界平均(24.9倍)をやや上回っており、市場からの成長期待が一定程度織り込まれていると考えられます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2016/07期 | 20.9億円 | 8.0億円 | 38.3% |
| 2017/07期 | 41.2億円 | 15.4億円 | 37.4% |
| 2018/07期 | 47.3億円 | 14.2億円 | 30.1% |
| 2019/07期 | 28.1億円 | 13.4億円 | 47.6% |
| 2020/07期 | 12.5億円 | 17.7億円 | 141.6% |
| 2021/07期 | 8.9億円 | 1,800万円 | 2.0% |
| 2022/07期 | -2.2億円 | 0円 | - |
| 2023/07期 | 7.1億円 | 5.7億円 | 79.9% |
| 2024/07期 | 6.1億円 | 0円 | 0.0% |
| 2025/07期 | 15.8億円 | 5.5億円 | 34.6% |
過去には繰延税金資産の取り崩しや業績赤字による税負担の変動がありましたが、現在は正常な水準で推移しています。2025年7月期は約5.5億円の法人税等を計上しており、安定した利益計上に伴う適切な納税が行われています。今後は利益の積み増しにより、安定した税引き後のキャッシュフローが見込まれます。
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エイチームホールディングス まとめ
「ゲーム事業の浮き沈みを乗り越え、引越し比較や中古車査定など生活密着型サービスで再起を図るIT企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。