3662プライム

エイチームホールディングス

Ateam Holdings Co.,Ltd.

最終更新日: 2026年3月27日

ROE11.3%
BPS485.9円
自己資本比率59.3%
FY2025/3 有報データ

ゲームから暮らしの比較サイトまで、多様なネットサービスで日常を豊かにするIT企業

Ateam Connected Well-being 〜つながりをデザインし、Well-beingを実現する〜

この会社ってなに?

あなたが引越しを考えたとき、「引越し侍」で一番お得な業者を探したことはありませんか?あるいは、愛車を売却しようと「ナビクル」で一括査定を試したことがあるかもしれません。実は、これらの便利な比較サイトを運営しているのがエイチームです。他にも、理想の結婚式場探しをお手伝いする「ハナユメ」など、人生の大きなイベントの裏側で、あなたの選択をサポートしています。普段何気なく使っているWebサービスの多くが、同社の事業の一部なのです。

FY2025は売上高239.2億円、営業利益8.45億円を達成し、FY2022の赤字からV字回復を遂げました。構造改革を経て2期連続の増益となり、収益性が改善しています。FY2026は売上高245.0億円(前期比+2.4%)、営業利益9.00億円(同+6.5%)と更なる成長を見込んでいます。かつての主力だったエンターテインメント(ゲーム)事業を縮小し、ライフスタイルサポート事業の安定収益で会社を支えながら、EC事業を新たな成長の柱として育成するポートフォリオ経営を進めています。

情報・通信業プライム市場

会社概要

業種
情報・通信業
決算期
7月
本社
愛知県名古屋市中村区名駅3丁目28番12号 大名古屋ビルヂング32F
公式
www.a-tm.co.jp

社長プロフィール

林 高生
林 高生
代表取締役社長
挑戦者
私たちは『みんなで幸せになれる会社にすること』『今から100年続く会社にすること』という経営理念を掲げています。この実現のため、エンターテインメント、ライフスタイルサポート、ECという多様な事業を通じて、世界中の人々の生活をより豊かにすることを目指し、持続的な成長を追求し続けます。

この会社のストーリー

2000
有限会社エイチーム設立

岐阜県多治見市の自宅にて、社長の林高生氏が個人事業として創業。比較サイトや携帯公式サイトの受託開発からスタートした。

2004
株式会社へ組織変更、名古屋へ本社移転

事業拡大に伴い株式会社へ組織変更し、本社を愛知県名古屋市へ移転。本格的な成長軌道に乗る。

2006
携帯電話向けゲーム事業を開始

初の自社コンテンツとして携帯電話向けゲームの提供を開始。後のエンターテインメント事業の礎を築く。

2011
「ダークサマナー」が世界的にヒット

スマートフォン向けゲーム「ダークサマナー」をリリースし、世界的な大ヒットを記録。会社の知名度と収益を大きく向上させた。

2012
東証マザーズへ上場

創業から約12年で東京証券取引所マザーズ市場への上場を果たす。公募価格1,080円に対し、初値は2,923円と市場の高い期待を集めた。

2017
積極的なM&Aによる事業領域の拡大

エンジニア向け情報共有サービスを運営するインクレメンツ社を約14億円で買収するなど、M&Aを積極化し、事業ポートフォリオを拡大していく。

2021
持株会社体制へ移行

事業の専門性と経営の機動性を高めるため、持株会社「株式会社エイチーム」を設立し、各事業を子会社化する体制へと移行した。

2024
中期経営計画を発表し、新たな成長戦略へ

2028年7月期を最終年度とする中期経営計画を発表。「売上向上支援カンパニー」への変革を掲げ、さらなる事業成長を目指す。

注目ポイント

多角的な事業ポートフォリオ

エンターテインメント(ゲーム)、ライフスタイルサポート(引越し・車査定)、ECの3本柱で事業を展開。景気変動に強い安定した収益基盤を構築しています。

ヒット創出力を誇るエンタメ事業

世界150カ国以上で楽しまれるスマートフォンゲームを開発・運営。グローバルに展開するヒット創出力が強みです。

安定した成長を続けるライフスタイルサポート事業

引越し比較サイト「引越し侍」や車査定サイト「ナビクル」など、生活に密着したサービスが安定的に収益を上げており、会社全体の成長を支えています。

サービスの実績は?

239.2億円
売上高
FY2025実績
+0.0% YoY
8.45億円
営業利益
FY2025実績
+48.9% YoY
22
1株当たり配当金
FY2025実績
+37.5% YoY
+2.4%
予想売上高成長率
FY2026会社予想
vs FY2025
+6.5%
予想営業利益成長率
FY2026会社予想
vs FY2025
716.3万円
平均年間給与
日経会社情報調査

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 22円
安全性
安定
自己資本比率 59.3%
稼ぐ力
高い
ROE 11.3%
話題性
普通
ポジティブ 25%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
22
方針: 配当性向40%目標
1株配当配当性向
FY2016/312.518.2%
FY2017/32719.8%
FY2018/332.519.1%
FY2019/31621.2%
FY2020/316-
FY2021/31635.5%
FY2022/316-
FY2023/316207.0%
FY2024/32242.8%
FY2025/32239.5%
6期連続増配
株主優待
あり
QUOカード
必要株数100株以上(約11万円)
金額相当10,000円相当〜
権利確定月1月

配当方針として安定的な利益還元を重視しており、配当性向30〜40%を目安とした成果配分を行っています。近年の業績回復に伴い、年間配当金を16円から22円へ引き上げるなど、株主還元への意識を高めています。強固な財務基盤を背景に、持続可能な還元策を推進する方針です。

同業比較(収益性)

情報・通信業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
11.3%
業界平均
11.1%
営業利益率下回る
この会社
3.5%
業界平均
28.6%
自己資本比率上回る
この会社
59.3%
業界平均
55.1%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3318億円
FY2023/3276億円
FY2024/3239億円
FY2025/3239億円
営業利益
FY2022/3-3.0億円
FY2023/35.4億円
FY2024/35.6億円
FY2025/38.4億円

エイチームホールディングスは、前期の業績不振から回復傾向にあり、2025年7月期の純利益は約10.4億円を確保するなど、収益体質の改善が進んでいます。ライフスタイルサポート事業の堅調な推移に加え、コスト構造の見直しが利益を押し上げました。2026年7月期は更なる成長を目指し、新規買収による事業ポートフォリオの最適化を図る方針です。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
11.3%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
6.8%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
3.5%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2016/325.5%13.5%9.6%
FY2017/334.6%19.6%11.8%
FY2018/328.4%19.8%12.5%
FY2019/311.8%8.5%7.6%
FY2020/3-4.4%-3.2%4.0%
FY2021/37.6%5.6%2.2%
FY2022/3-13.5%-9.1%-0.9%
FY2023/31.5%1.0%2.0%
FY2024/39.3%5.8%2.3%
FY2025/311.3%6.8%3.5%

収益性は2022年7月期の一時的な赤字から急速に改善し、営業利益率は直近で3.5%まで回復しました。これは不採算事業の整理と、高収益が見込めるデジタルメディア領域への資源集中が寄与した結果です。ROE(自己資本利益率)も11.3%へと向上しており、資本効率を意識した経営が浸透しつつあります。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率59.3%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
91.7億円

同社は強固な財務基盤を維持しており、有利子負債ゼロの実質無借金経営を継続しています。自己資本比率は約59.3%と高い水準を維持しており、盤石な財務体制が新規事業投資やM&Aを支える基盤となっています。資産構成においても現預金比率が高く、突発的な市場変動に対する耐性は非常に高いと言えます。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+16.2億円
営業CF
投資に使ったお金
+3.8億円
投資CF
借入・返済など
-37.1億円
財務CF
手元に残ったお金
+20.1億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2016/317.3億円-5.3億円-7.7億円12.0億円
FY2017/334.6億円-12.1億円-7.7億円22.5億円
FY2018/327.9億円-22.6億円4.4億円5.3億円
FY2019/333.2億円-17.7億円-8.2億円15.5億円
FY2020/311.1億円-10.3億円-3.1億円7,800万円
FY2021/34.5億円4.4億円-13.4億円8.9億円
FY2022/3-3.0億円3.3億円-8.7億円3,000万円
FY2023/36.6億円4.2億円-3.2億円10.8億円
FY2024/38.1億円-9.9億円22.2億円-1.8億円
FY2025/316.2億円3.8億円-37.1億円20.1億円

営業キャッシュフローは2025年7月期に約16.2億円と大幅な黒字化を達成し、本業での稼ぐ力が回復しています。投資活動においても積極的に成長領域へリソースを配分しつつ、財務活動では安定した株主還元を行っています。高いフリーキャッシュフロー創出能力が、将来の戦略投資と配当継続を裏付けています。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2016/320.9億円8.0億円38.3%
FY2017/341.2億円15.4億円37.4%
FY2018/347.3億円14.2億円30.1%
FY2019/328.1億円13.4億円47.6%
FY2020/312.5億円17.7億円141.6%
FY2021/38.9億円1,800万円2.0%
FY2022/3-2.2億円0円-
FY2023/37.1億円5.7億円79.9%
FY2024/36.1億円0円0.0%
FY2025/315.8億円5.5億円34.6%

過去には繰延税金資産の取り崩しや業績赤字による税負担の変動がありましたが、現在は正常な水準で推移しています。2025年7月期は約5.5億円の法人税等を計上しており、安定した利益計上に伴う適切な納税が行われています。今後は利益の積み増しにより、安定した税引き後のキャッシュフローが見込まれます。

会社の公式開示情報

同社はメディア・ソリューション事業、D2C事業など複数の収益柱を持ちますが、近年は事業ポートフォリオの再構築を進めています。IT市場の競争激化や広告単価の変動が主たるリスク要因となっており、直近では不採算事業の見直しや新規買収による収益基盤の安定化が有価証券報告書等の開示情報でも強調されています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
利益目標は未達傾向だが、事業ポートフォリオ改革を着実に進め、黒字基盤を再構築中。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画(FY2025-FY2028)
FY2025〜FY2028
売上高: 目標 245億円 順調 (239.2億円)
97.6%
営業利益: 目標 9億円 順調 (8.45億円)
93.9%
配当: 目標 22円 順調 (22円)
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025239億円239億円+0.0%
FY2024287億円239億円-16.7%
FY2023310億円276億円-11.1%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20259億円8億円-6.1%
FY20246億円6億円-6.3%
FY20235億円5億円+8.6%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

新たな中期経営計画(FY2025-FY2028)では、安定収益源であるライフスタイルサポート事業を基盤に、EC事業とエンターテインメント事業での再成長を目指します。過去の業績予想は売上高が未達となる傾向が見られる一方、コストコントロールによって利益は予想に近い水準で着地することが多くなっています。FY2026の目標達成に向け、各事業の収益性改善が継続できるかが焦点となります。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残316,000株
売り残1,024,400株
信用倍率0.31倍
2026年1月27日時点
今後の予定
第3四半期決算発表2026年6月中旬
通期決算発表2026年9月上旬

信用倍率は0.31倍と1倍を大きく下回っており、売り残が買い残を大幅に上回る「売り長」の状態です。これは、将来の株価下落を見込む空売りが多い一方、買い戻しによる株価上昇のエネルギー(踏み上げ)が溜まっているとも解釈できます。PERは28.4倍と業界平均(24.9倍)をやや上回っており、市場からの成長期待が一定程度織り込まれていると考えられます。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念
報道件数(30日)
48
前月比 +5.2%
メディア数
12
株探, 日本経済新聞, gamebiz, PR TIMES, 会社四季報オンライン
業界内ランキング
上位 38%
情報・通信業 450社中 171位
報道のトーン
25%
好意的
50%
中立
25%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・財務40%
M&A・事業拡大30%
株主優待・配当20%
その他10%

最近の出来事

2025年11月子会社化

株式会社シグニティを完全子会社化し、プッシュ通知配信サービス「PUSH ONE」による収益基盤の強化を開始。

2025年9月中期経営計画

FY2025-FY2028に向けた中期経営計画を発表し、事業構造の変革と成長戦略を提示。

2025年4月社名変更

持株会社体制への完全移行を明確にするため、商号を株式会社エイチームホールディングスへ変更。

最新ニュース

中立
2024年7月期通期決算説明会及び中期経営計画説明会書き起こし公開
9/10 · 株予報Pro
中立
エイチームグループ人権方針の策定に関するお知らせ
3/1 · PR TIMES

エイチームホールディングス まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 22円
安全性
安定
自己資本比率 59.3%
稼ぐ力
高い
ROE 11.3%
話題性
普通
ポジティブ 25%

「ゲーム事業の浮き沈みを乗り越え、引越し比較や中古車査定など生活密着型サービスで再起を図るIT企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU