フィックスターズ3687
Fixstars Corporation
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたがスマホで見る高精細な動画や、将来当たり前になるかもしれない自動運転車。その裏側では、膨大なデータを瞬時に処理するための『高速化』技術が欠かせません。フィックスターズは、そうした社会の頭脳にあたる部分を、専門のソフトウェア技術で速く、効率的に動かすお手伝いをしています。例えば、医療現場で使われる画像診断装置がより早く正確に病気を見つけたり、金融機関の取引システムがスムーズに動いたりする場面で活躍しています。私たちの目には直接見えませんが、より快適で安全な社会を支える縁の下の力持ちなのです。
フィックスターズは、ソフトウェアの高速化技術を核に、AIや量子コンピューティング分野で成長を続ける技術者集団です。2025年9月期には売上高96.2億円、営業利益25.78億円を達成し、連続増収増益を記録。近年はGRCS社との資本業務提携など、AI技術を応用した事業領域の拡大を積極的に進めており、特定顧客への依存からの脱却と収益基盤の多角化が今後の成長の鍵となります。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 9月
- 本社
- 東京都港区芝浦1-1-1 BLUE FRONT SHIBAURA TOWER S 31階
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2016/09期 | 23.8% | 19.8% | 17.5% |
| 2017/09期 | 25.1% | 20.5% | 18.8% |
| 2018/09期 | 31.4% | 25.6% | 20.9% |
| 2019/09期 | 27.5% | 22.4% | 18.9% |
| 2020/09期 | 19.4% | 10.9% | 20.5% |
| 2021/09期 | 15.1% | 7.0% | 17.7% |
| 2022/09期 | 26.3% | 13.9% | 25.7% |
| 2023/09期 | 27.8% | 17.7% | 29.6% |
| 2024/09期 | 23.4% | 17.7% | 28.8% |
| 2025/09期 | 25.2% | 20.9% | 26.8% |
| 1Q FY2026/9 | 5.6%(累計) | 4.6%(累計) | 26.2% |
同社は技術力を武器とした高収益モデルを確立しており、営業利益率は25%から30%前後の高い水準で安定しています。効率的な経営によって自己資本を活かし、ROE(自己資本利益率)は20%超えを頻繁に達成するなど、極めて高い収益効率を実現してきました。この収益性の高さは、技術者集団としての強みとストック型収益の拡充に裏打ちされています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/09期 | 55.0億円 | 9.7億円 | 5.4億円 | 16.6円 | -4.6% |
| 2022/09期 | 63.1億円 | 16.2億円 | 10.8億円 | 33.5円 | +14.7% |
| 2023/09期 | 70.4億円 | 20.9億円 | 14.5億円 | 45.0円 | +11.5% |
| 2024/09期 | 80.0億円 | 23.0億円 | 14.9億円 | 46.4円 | +13.6% |
| 2025/09期 | 96.2億円 | 25.8億円 | 19.4億円 | 60.3円 | +20.3% |
フィックスターズの業績は、ソフトウェアの高速化技術を核としたソリューション事業の堅調な拡大により、右肩上がりの成長を続けています。2021/03期期から2025/03期期にかけて売上高は55億円から96億円へと急成長し、利益面でも高い伸びを記録しました。2026/03期期は、取引先の事業方針見直しなどの一時的要因を含みつつも、高水準な収益体制を維持する見通しです。 【1Q 2026/09期実績】売上25億円(通期予想比25%)、営業利益6.6億円(同26%)、純利益4.5億円(同28%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
主な収益源は演算高速化ソフト開発などのSolution事業であり、自動運転や半導体、医療機器分野で技術提供を行っています。キャッシュフローを重視した経営を行っており、今後はストック型収益の拡大を目指す事業方針が有価証券報告書等で示されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 93億円 | — | 96億円 | +3.4% |
| 2024期 | 80億円 | — | 80億円 | 0.0% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 26億円 | — | 26億円 | -0.8% |
| 2024期 | 23億円 | — | 23億円 | +0.2% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は現在、具体的な中期経営計画を開示していませんが、毎期開示される通期業績予想が実質的な短期目標となります。2025期の業績は売上高が期初予想を3.4%上回る一方、営業利益はわずかに未達となるなど、概ね計画通りに着地しており、予想精度は比較的高いと言えます。今後はAI関連事業の育成や資本業務提携を通じて、非連続な成長を実現するための新たな中期ビジョンの策定と開示が投資家から期待されます。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
GRCS(9250)との資本業務提携を発表し、リスク検知の自動化などAI実装ノウハウを活用した製品開発を開始しました。
2026年9月期第1四半期決算を発表。売上高は25.34億円となりましたが、営業利益は6.63億円(前年同期比10.1%減)の減益となりました。
2025年9月期決算にて、売上高96.2億円、営業利益25.78億円を達成し、過去最高の業績を記録しました。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
財務の健全性は非常に高く、有利子負債ゼロの無借金経営を継続しながら、自己資本比率は83.6%にまで達しています。潤沢な利益蓄積により純資産が積み上がり、強固な財務基盤を築いているため、不測の事態への耐性や戦略的な投資余力は十分です。今後もこの安定したバランスシートを背景に、技術開発やM&Aを主導していくと考えられます。 【1Q 2026/09期】総資産95億円、純資産83億円、自己資本比率83.1%。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2016/09期 | 3.1億円 | 1,600万円 | 2.1億円 | 3.0億円 |
| 2017/09期 | 5.5億円 | 4,300万円 | 4.6億円 | 6.0億円 |
| 2018/09期 | 6.2億円 | 1.4億円 | 1.5億円 | 4.8億円 |
| 2019/09期 | 7.9億円 | 2.6億円 | 4.9億円 | 5.3億円 |
| 2020/09期 | 8.2億円 | 7,900万円 | 31.6億円 | 7.4億円 |
| 2021/09期 | 8.6億円 | 4.9億円 | 13.1億円 | 3.8億円 |
| 2022/09期 | 14.9億円 | 7,600万円 | 11.7億円 | 14.1億円 |
| 2023/09期 | 7.2億円 | 2,700万円 | 11.2億円 | 6.9億円 |
| 2024/09期 | 16.6億円 | 1.7億円 | 12.4億円 | 14.9億円 |
| 2025/09期 | 19.8億円 | 6.3億円 | 10.4億円 | 13.5億円 |
本業で稼ぐ力を示す営業キャッシュフローが安定してプラスを維持しており、事業拡大に伴う潤沢な手元資金の創出に成功しています。投資キャッシュフローはソフトウェア開発や提携に向けた支出が中心ですが、営業CFの範囲内で適切にコントロールされています。財務CFのマイナスは配当や自社株買いによる株主還元を示唆しており、強固なキャッシュポジションが還元原資を支えています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/09期 | 4.6円 | 29.8% |
| 2017/09期 | 5円 | 30.1% |
| 2018/09期 | 7円 | 28.2% |
| 2019/09期 | 7.5円 | 28.5% |
| 2020/09期 | 6円 | 29.6% |
| 2021/09期 | 5円 | 30.0% |
| 2022/09期 | 10円 | 29.8% |
| 2023/09期 | 13円 | 28.9% |
| 2024/09期 | 19円 | 41.0% |
| 2025/09期 | 18円 | 29.8% |
現在、株主優待制度は実施していません。
同社は株主還元を重要な経営課題と位置づけ、DOE(株主資本配当率)の導入により、より安定的かつ計画的な配当政策へと移行しました。利益成長に応じて配当額を調整し、長期的な還元強化を図る方針を示しています。これまでも配当性向を意識しつつ増配を続けており、強固な財務を背景にした継続的な利益配分が期待されます。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は5.63倍とやや高めで、将来の株価上昇を見込んだ買い残が積み上がっている状況です。これは短期的な需給面での重荷となる可能性があります。業界平均と比較すると、PERは同水準ですが、PBRは高めであり、市場から一定の成長期待が織り込まれていることが窺えます。次の決算発表で、その期待に応えられるかが注目されます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2016/09期 | 7.1億円 | 1.9億円 | 27.0% |
| 2017/09期 | 8.1億円 | 2.6億円 | 31.5% |
| 2018/09期 | 11.1億円 | 2.9億円 | 26.1% |
| 2019/09期 | 13.1億円 | 4.4億円 | 33.6% |
| 2020/09期 | 11.8億円 | 5.1億円 | 43.3% |
| 2021/09期 | 9.6億円 | 4.2億円 | 43.4% |
| 2022/09期 | 16.9億円 | 6.1億円 | 36.0% |
| 2023/09期 | 20.8億円 | 6.3億円 | 30.3% |
| 2024/09期 | 23.1億円 | 8.1億円 | 35.2% |
| 2025/09期 | 25.8億円 | 6.4億円 | 24.6% |
実効税率は年度によって変動があるものの、概ね法定実効税率の水準に収まっています。2025/03期期は税負担が一時的に低減しましたが、これは税務上の調整や税額控除等の影響によるものです。2026/03期期の予想では標準的な税率に戻る想定で、納税コストの管理は適切に行われています。
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フィックスターズ まとめ
「スパコンからAI、量子まで、最先端の計算処理を高速化する『黒子』の技術者集団」
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