3901プライム

マークラインズ

MarkLines Co.,Ltd.

最終更新日: 2026年3月27日

ROE24.5%
BPS512.7円
自己資本比率72.7%
FY2025/3 有報データ

自動車産業の頭脳。世界が頼る情報プラットフォーム

自動車産業のあらゆる情報を網羅し、世界中の企業の意思決定を支えることで、モビリティ社会の未来を創造します。

この会社ってなに?

あなたが新しい車を買おうとディーラーを訪れたり、街で最新の電気自動車(EV)を見かけたりしますよね。その一台の車が作られるまでには、世界中の自動車メーカーや部品メーカーが膨大な情報を集めて開発競争をしています。マークラインズは、そんな「プロの世界」で使われる情報サイトを運営している会社です。「この部品はどこの国のメーカーが強い?」「ライバル社はどんな技術を使っている?」といった専門的な情報を整理して提供することで、日本の、そして世界の自動車づくりを陰で支えているのです。

マークラインズは自動車産業に特化した情報プラットフォームを運営する高収益企業です。2025年12月期は売上高55.7億円、営業利益20.95億円と減益で着地したものの、営業利益率は37.6%と依然として高い水準を維持しています。今後は20年ぶりの価格改定と、専門用語にも対応した「マークラインズ生成AI」の新サービス投入が成長ドライバーとなります。これにより2026年12月期は売上高61.5億円、営業利益23.50億円と増収増益への回帰を見込んでおり、業界の変革期を追い風に契約企業数の拡大を目指しています。

情報・通信業プライム市場

会社概要

業種
情報・通信業
決算期
12月
本社
東京都港区六本木7-15-9
公式
www.marklines.com

社長プロフィール

酒井 誠
酒井 誠
代表取締役社長
ビジョナリー
私たちは、世界中の自動車産業に関わる方々へ、迅速かつ正確な情報を提供することで、業界の発展に貢献します。CASEやMaaSといった大変革期にある自動車業界において、私たちの情報プラットフォームは不可欠な存在です。今後も技術革新を続け、お客様の意思決定を支えるパートナーであり続けます。

この会社のストーリー

2001
マークラインズ株式会社設立

自動車産業の情報を世界中の企業に提供するため、酒井誠氏が創業。ここからグローバルな情報プラットフォームの歴史が始まる。

2002
「情報プラットフォーム」サービス開始

企業の根幹となるサブスクリプション型の情報提供サービスを開始。着実に契約企業数を増やし、事業基盤を固める。

2005
初の海外拠点、米国法人を設立

創業からわずか4年でグローバル展開を開始。世界最大の自動車市場である米国に拠点を設け、海外での事業を本格化させる。

2014
東京証券取引所JASDAQへ上場

社会的信用と知名度を高め、さらなる事業拡大のための資金調達力と人材獲得力を強化。公開価格を77%上回る初値をつける。

2016
わずか2年で東証一部へ市場変更

JASDAQ上場から驚異的なスピードで東証一部(現プライム市場)へ。安定した成長性と高い収益性が市場に評価される。

2020
コロナ禍でも最高益を更新

世界経済が混乱する中でも、オンラインで完結するビジネスモデルの強みを発揮。過去最高の純利益を記録し、強固な収益基盤を証明した。

2024
自動車業界向け「生成AI β版」を提供開始

長年蓄積した膨大な自動車産業データと最新のAI技術を融合。専門的な情報検索やデータ分析を劇的に効率化する新サービスの提供を開始した。

注目ポイント

ニッチ市場を独占するグローバル企業

自動車産業に特化した情報プラットフォームという独自の地位を確立。世界中の自動車メーカーや部品メーカーが顧客で、競合が少ない高収益なビジネスモデルが強みです。

安定成長のサブスクリプションモデル

売上の大半が法人契約による月額・年額課金のため、業績が安定しています。契約企業数は右肩上がりに増加しており、10期連続の増収を達成しています。

「生成AI」で新たな成長ステージへ

蓄積した膨大な自動車データを活用し、専門用語にも対応した生成AIサービスを開始。業務効率化への貢献が期待され、企業のさらなる成長を牽引する可能性を秘めています。

サービスの実績は?

55.7億円
連結売上高
2025年12月期実績
+0.2% YoY
20.95億円
連結営業利益
2025年12月期実績
-5.5% YoY
37.6%
営業利益率
2025年12月期実績
52
1株当たり配当金
2025年12月期実績
9期連続増配
44.8%
配当性向
2025年12月期実績

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 52円
安全性
安定
自己資本比率 72.7%
稼ぐ力
高い
ROE 24.5%
話題性
普通
ポジティブ 45%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
52
方針: 配当性向40%目標
1株配当配当性向
FY2016/310.437.7%
FY2017/312.536.7%
FY2018/31538.7%
FY2019/31838.7%
FY2020/32143.9%
FY2021/32334.3%
FY2022/32933.6%
FY2023/33634.4%
FY2024/34840.2%
FY2025/35244.8%
9期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度は現在導入しておりません。

当社は成長投資と株主還元の両立を重視しており、利益成長に応じた着実な増配を継続しています。配当性向は40%前後を目安としつつ、長期的な視点で安定的な配当実施を基本方針として掲げています。今後も強固な財務基盤と高い収益性を背景に、配当を中心とした株主への利益還元を一層強化する姿勢です。

同業比較(収益性)

情報・通信業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
24.5%
業界平均
11.0%
営業利益率上回る
この会社
37.6%
業界平均
28.4%
自己資本比率上回る
この会社
72.7%
業界平均
55.0%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/341.3億円
FY2023/348.5億円
FY2024/355.6億円
FY2025/355.7億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/322.2億円
FY2025/321.0億円

当社の業績は、自動車産業向け情報プラットフォームの契約拡大を主因として継続的な増収基調を維持しています。FY2021/3からFY2024/3にかけて売上高は約1.6倍の55.6億円まで成長し、営業利益も22.2億円と着実な拡大を見せました。FY2025/3は一時的な足踏みがありましたが、FY2026/3予想では過去最高となる売上高61.5億円、営業利益23.5億円を目指すなど、回復と更なる成長のフェーズにあります。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
24.5%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
17.3%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
37.6%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/326.7%17.7%-
FY2022/329.4%18.7%-
FY2023/328.6%18.5%-
FY2024/327.5%18.0%39.8%
FY2025/324.5%17.3%37.6%

当社は高収益な情報プラットフォーム事業を主力としているため、営業利益率は常に37%から41%の高水準を維持する極めて高い収益性を誇ります。ROE(自己資本利益率)も23%〜25%前後と非常に効率的な経営が行われており、少ない資本で効率よく利益を生み出す体制が整っています。これらの指標は、自動車業界における圧倒的な情報優位性と高い参入障壁を裏付けるものと言えます。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率72.7%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
65.8億円

財務状況は極めて健全であり、自己資本比率は74%を超える強固な資本基盤を保持しています。有利子負債はゼロで推移しており、無借金経営による高い経営の自由度を確保しています。資産規模もFY2021/3の約50億円からFY2025/3には約88億円まで順調に積み上がっており、将来の成長投資に向けた十分な資金余力を有しています。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
本業で稼いだお金
+18.1億円
営業CF
投資に使ったお金
-24.9億円
投資CF
借入・返済など
-15.9億円
財務CF
手元に残ったお金
-6.8億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/310.8億円2,600万円-2.5億円11.1億円
FY2022/313.9億円-3.7億円-3.0億円10.2億円
FY2023/317.9億円-6.0億円-3.8億円11.8億円
FY2024/315.4億円-5.6億円-4.7億円9.8億円
FY2025/318.1億円-24.9億円-15.9億円-6.8億円

営業キャッシュフローは本業の好調さを反映し、安定して10億円〜18億円規模のキャッシュ創出力を維持しています。FY2025/3には積極的な投資活動の影響でフリーキャッシュフローはマイナスとなりましたが、これは将来の成長に向けた戦略的な先行投資によるものです。全体として、潤沢な現預金を活用しつつ配当を通じた株主還元と成長投資のバランスを重視したキャッシュマネジメントを行っています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

13 【事業等のリスク】当社グループの業績は、今後起こりうる様々な要因により大きな影響を受ける可能性があります
2以下において、当社グループの事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しています
3また、必ずしも事業等のリスクに該当しない事項についても、投資判断上、重要と考えられる事項については、投資家に対する情報開示の観点から積極的に開示しています
4当社グループはこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の防止及び発生した場合の対応に努める方針であります
5なお、以下の記載のうち将来に関する事項は、別段の記載のない限り、当連結会計年度末現在における当社グループの判断に基づいています

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/312.7億円3.9億円30.4%
FY2022/316.2億円4.8億円29.8%
FY2023/319.9億円6.1億円30.5%
FY2024/322.3億円6.5億円29.1%
FY2025/321.5億円6.3億円29.2%

実効税率は概ね30%前後で安定しており、日本国内の税制に基づいた適切な納税が行われています。税引前利益は20億円を超える水準で推移しており、法人の利益成長に伴い納税額も約6億円から7億円規模で安定的に推移しています。特別な税制優遇措置等による大きな変動はなく、税務コストは経営計画の想定範囲内でコントロールされています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
583万円
従業員数
195
平均年齢
41.54歳
平均年収従業員数前年比
当期583万円195-

従業員平均年収は583万円で、情報・通信業界の平均水準に位置しています。売上高の成長に伴い、高い利益率を維持するための専門的な人材採用と育成に投資している背景があります。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主18.6%
浮動株81.4%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関17.9%
事業法人等0.7%
外国法人等35%
個人その他40.1%
証券会社6.3%

浮動株比率が高く、株式の流動性が高い反面、株価変動が大きくなりやすい傾向があります。 外国人投資家の保有比率が高く、グローバルな投資家からの評価が反映されやすい銘柄です。 主な安定株主はBNYM AS AGT/CLTS NON TREATY JASDEC(常任代理人 三菱UFJ銀行)。

酒井 誠(1,800,000株)14.12%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(1,410,300株)11.06%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(789,000株)6.18%
BNYM AS AGT/CLTS NON TREATY JASDEC(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)(473,575株)3.71%
モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社(350,317株)2.74%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505044(常任代理人 株式会社みずほ銀行)(303,400株)2.38%
早稲田成長企業支援1号投資事業有限責任組合(300,000株)2.35%
GOLDMAN,SACHS & CO.REG (常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)(296,990株)2.32%
THE BANK OF NEW YORK MELLON 140040 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)(228,600株)1.79%
LICHFIELD LP (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)(222,800株)1.74%

大株主には創業者の酒井誠氏が14.12%を保有し、筆頭株主として強固な支配力を有しています。加えて、日本マスタートラスト信託銀行や日本カストディ銀行などの機関投資家が上位を占めており、安定した株主構成といえます。

会社の公式開示情報

役員報酬

6,116万円
取締役4名の合計

自動車産業特化型の情報プラットフォーム運営を核とし、部品調達代行やコンサルティングを展開しています。主要な事業リスクとして、自動車業界の景況感や世界的な生産動向への依存度が高いことが挙げられます。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 9名)
女性 1名(11.1% 男性 8
11%
89%
監査報酬
1,750万円
連結子会社数
8
設備投資額
7,900万円
平均勤続年数(従業員)
3.62
臨時従業員数
20

女性役員比率は11.1%と改善の余地があるものの、監査体制は整備されています。連結子会社を8社展開する企業規模に対し、効率的な経営管理とガバナンス体制の強化が図られています。

会社の計画は順調?

C
総合評価
過去の中計目標は未達。業績予想も下方修正が多く、計画達成力には課題が残る。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

2026年12月期 会社計画
FY2026
売上高: 目標 61.5億円 順調 (55.7億円)
90.6%
営業利益: 目標 23.5億円 順調 (20.95億円)
89.1%
当期純利益: 目標 16.6億円 順調 (15.19億円)
91.5%
EPS: 目標 130.2円 順調 (116.2円)
89.2%
旧・中期経営計画 (2025年目標)
FY2023-FY2025
売上高: 目標 65.0億円 未達 (55.7億円)
85.7%
営業利益: 目標 24.5億円 未達 (20.95億円)
85.5%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202565億円56億円56億円-14.3%
FY202457億円56億円-2.3%
FY202350億円49億円-3.0%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202525億円21億円21億円-14.5%
FY202423億円22億円-3.7%
FY202319億円20億円+4.8%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

2025年を最終年度とする中期経営計画は、売上高・営業利益ともに目標を約15%下回る水準で未達となりました。近年の業績予想は期初計画に対して未達となる傾向が続いており、特に直近のFY2025では売上・利益ともに14%超の大幅な下方修正を行っています。2026年12月期は増収増益計画ですが、計画達成の確度については慎重な見方が必要です。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

TSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇を合わせた投資家リターンを示す指標です。FY2021以降、当社のTSRは5年連続でTOPIXのパフォーマンスを下回っており、株主還元の観点からは厳しい状況が続いています。これは、増配を継続しているものの、それを上回る株価の下落が主な要因と考えられます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合-35.4%
100万円 →64.6万円
-35.4万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021106.1万円+6.1万円6.1%
FY202299.4万円-0.6万円-0.6%
FY2023115.5万円+15.5万円15.5%
FY202488.1万円-11.9万円-11.9%
FY202564.6万円-35.4万円-35.4%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残573,200株
売り残40,200株
信用倍率14.28倍
2026年3月20日時点
今後の予定
第1四半期決算発表2026年5月中旬
第2四半期決算発表2026年8月中旬

同社のPERは11.9倍と、情報・通信業の業界平均24.9倍と比較して割安な水準にあります。これは、近年の業績成長の鈍化や下方修正が株価に織り込まれていることを示唆しています。信用倍率は14.28倍と高く、将来の株価下落圧力となりうる信用買い残が積み上がっている点には注意が必要です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
482
前月比 +5.4%
メディア数
84
株探, Yahoo!ファイナンス, 日本経済新聞, PR TIMES, 会社四季報オンライン
業界内ランキング
上位 32%
情報・通信業 618社中 197位
報道のトーン
45%
好意的
40%
中立
15%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績報告40%
生成AI・技術開発25%
IR・ガバナンス20%
市場動向・月報15%

最近の出来事

2026年1月新サービス

自動車業界に特化した「マークラインズ生成AI β版」の提供を開始し、データ分析の高度化を推進。

2026年2月業績好調

2025年12月期の決算を経て、20年ぶりの価格改定とAI活用により次期の最高益更新見通しを発表。

2026年3月開示改善

公益財団法人財務会計基準機構への加入を通じて、コーポレートガバナンス体制の更なる強化を表明。

最新ニュース

中立
公益財団法人財務会計基準機構への加入状況及び加入に関する考え方等に関するお知らせ
2/11 · 日本経済新聞

マークラインズ まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 52円
安全性
安定
自己資本比率 72.7%
稼ぐ力
高い
ROE 24.5%
話題性
普通
ポジティブ 45%

「自動車業界の頭脳をサブスクで提供し、EV・自動運転の潮流に乗るBtoB情報企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU