システムリサーチ3771
SYSTEM RESEARCH CO.,LTD.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが普段乗っている自動車が、安全かつ効率的に作られるその裏側で、システムリサーチのような会社が活躍しています。工場の生産ラインを24時間止めずに動かすための管理システムや、数万点にも及ぶ部品の発注をスムーズに行うためのソフトウェアなど、日本のモノづくりの心臓部をITの力で支えているのです。あなたがネット通販で商品を購入する際、その注文処理や在庫管理を正確に行うシステムの開発も手掛けています。私たちの便利で快適な生活は、こうした目に見えないIT技術によって支えられているのです。
システムリサーチは名古屋を本拠地とする独立系のシステムインテグレーター(SIer)です。2025期(2025年3月期)は売上高259.3億円、営業利益29.97億円と堅調な増収増益を達成しました。主力のSIサービス事業において、製造業向け(特に約3割を占めるトヨタグループ)を中心に企業の旺盛なIT投資需要を取り込み、連続で過去最高益を更新しています。2026期(2026年3月期)の会社計画は売上高293.1億円、営業利益34.45億円と、さらなる成長を見込んでおり、安定した顧客基盤を武器に着実な拡大が期待されます。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 愛知県名古屋市中村区岩塚本通二丁目12番
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 15.2% | 9.7% | - |
| 2022/03期 | 19.5% | 12.4% | - |
| 2023/03期 | 18.6% | 11.8% | - |
| 2024/03期 | 20.0% | 13.0% | 11.6% |
| 2025/03期 | 19.6% | 13.0% | 11.6% |
| 3Q FY2026/3 | 14.6%(累計) | 10.2%(累計) | 11.2% |
収益性は極めて高く、ROE(自己資本利益率)は一貫して15%から18%超の高い水準を維持しています。営業利益率も11%台を安定して確保しており、付加価値の高いシステムインテグレーション事業が効率的に収益を生み出していることが分かります。高い自己資本効率を維持しつつ、着実な利益成長を実現している点が同社の強みです。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 162億円 | — | 10.9億円 | 65.2円 | - |
| 2022/03期 | 184億円 | — | 14.9億円 | 89.3円 | +13.9% |
| 2023/03期 | 216億円 | — | 16.0億円 | 95.8円 | +17.1% |
| 2024/03期 | 233億円 | 27.0億円 | 19.7億円 | 117.8円 | +8.2% |
| 2025/03期 | 259億円 | 30.0億円 | 21.9億円 | 132.3円 | +11.2% |
システムリサーチは、製造業向けを中心としたシステム開発が堅調に推移し、5期連続で増収を達成する力強い成長を見せています。2021/03期の売上高161億円から2025/03期には259億円まで拡大し、DX関連の需要取り込みにより収益基盤を大きく成長させました。2026/03期期も売上高293億円、純利益25億円を見込んでおり、堅実な事業拡大が続いています。 【3Q 2026/03期実績】売上214億円(通期予想比73%)、営業利益24億円(同70%)、純利益18億円(同70%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
システムインテグレーション事業を主軸とし、特にトヨタグループ向けビジネスが売上の約3割を占めるという顧客集中リスクと強固な安定性の両面を有しています。譲渡制限付株式報酬の導入など、業績連動型の報酬制度への移行が進行中です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 267億円 | — | 259億円 | -3.0% |
| 2024期 | 238億円 | — | 233億円 | -2.1% |
| 2023期 | 212億円 | — | 216億円 | +1.8% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 31億円 | — | 30億円 | -2.8% |
| 2024期 | 25億円 | — | 27億円 | +7.4% |
| 2023期 | 23億円 | — | 25億円 | +9.4% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は具体的な中期経営計画を開示していませんが、毎期ごとに通期業績予想を公表しています。過去3期の実績を見ると、売上高は期初予想に対して若干の未達となる傾向があるものの、営業利益は予想を上回って着地するケースが多く、収益性のコントロールが効いていることが伺えます。特に2024期は営業利益で+7.4%の上振れを達成しました。2026期も連続最高益を目指す強気な計画であり、今後の受注残高の積み上がりが達成の鍵を握ります。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
第3四半期累計の連結経常利益が前年同期比14.9%増の24.3億円で着地し、主要顧客向けのIT投資需要が堅調に推移しました。
譲渡制限付株式報酬制度の導入を決定し、ガバナンス体制の強化と中長期的な企業価値向上を目指す姿勢を明確にしました。
2025期の売上高259.3億円、営業利益29.97億円を達成し、安定した成長基盤を維持しています。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
財務健全性は極めて良好で、自己資本比率は60%台半ばから70%近くを維持する安定した構造です。2024/03期期以降に有利子負債が約42億円発生していますが、豊富な純資産額と比較しても過度な水準ではありません。盤石な財務基盤を背景に、将来的な成長投資や株主還元を柔軟に実施できる体制が整っています。 【3Q 2026/03期】総資産176億円、純資産127億円、自己資本比率71.7%、有利子負債5.5億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 10.9億円 | 1.4億円 | 4.7億円 | 9.4億円 |
| 2022/03期 | 12.9億円 | 2.5億円 | 5.3億円 | 10.3億円 |
| 2023/03期 | 18.0億円 | 2.7億円 | 5.0億円 | 15.2億円 |
| 2024/03期 | 24.6億円 | 9.3億円 | 5.5億円 | 15.3億円 |
| 2025/03期 | 20.6億円 | 11.4億円 | 10.3億円 | 9.2億円 |
本業で稼ぐ力を示す営業キャッシュフローは安定して推移しており、高いキャッシュ創出能力を維持しています。近年は事業拡大に伴う投資キャッシュフローの支出や、株主還元のための財務活動が活発化していますが、フリーキャッシュフローは常にプラスを確保しています。堅実な資金管理によって、成長投資と株主還元のバランスが適切に保たれています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は18.1%と一定の多様性を確保しており、監査等委員会設置会社として経営の透明性および監督機能の強化を図っています。連結子会社を擁しつつ効率的な事業運営を行っており、盤石なガバナンス体制を構築しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 530万円 | 1,484人 | - |
従業員平均年収は530万円で、ITサービス業界の中堅SIerとしての水準を維持しています。製造業を中心とした堅調なIT投資需要を背景に業績が拡大基調にあり、これが安定した待遇や継続的な増配の原資となっていると考えられます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
TSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。システムリサーチは、2021期から2025期までの5年間、一貫してTOPIXを上回る優れたTSRを記録しています。これは、安定した業績成長を背景とした株価の堅調な推移と、積極的な株主還元(増配)の両輪がうまく機能していることを示しています。特に2024期には自社TSRが254.5%に達するなど、市場平均を大幅にアウトパフォームしており、株主価値の創造に成功している企業と評価できます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 60円 | 44.6% |
| 2017/03期 | 45円 | 29.3% |
| 2018/03期 | 50円 | 31.4% |
| 2019/03期 | 60円 | 27.2% |
| 2020/03期 | 50円 | 33.8% |
| 2021/03期 | 60円 | 46.0% |
| 2022/03期 | 60円 | 33.6% |
| 2023/03期 | 70円 | 36.5% |
| 2024/03期 | 80円 | 67.9% |
| 2025/03期 | 60円 | 45.4% |
| 権利確定月 | 9月 |
同社は利益還元を重要課題と位置づけ、安定的な配当の継続を基本方針としています。業績連動型の配当政策をとりつつ、配当性向は概ね30%から40%台を中心に設定されています。株主優待を併用することで、長期保有を推奨する還元体制を整えています。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 154.2万円 | 54.2万円 | 54.2% |
| 2022期 | 143.6万円 | 43.6万円 | 43.6% |
| 2023期 | 164.8万円 | 64.8万円 | 64.8% |
| 2024期 | 254.5万円 | 154.5万円 | 154.5% |
| 2025期 | 253.2万円 | 153.2万円 | 153.2% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
業界平均と比較すると、PERは11.4倍と著しく割安な水準にあります。PBRは業界平均並みですが、時価総額が比較的小さい中小型株と位置づけられます。信用倍率は34.68倍と高く、将来の株価上昇を見込んだ買い需要が強い一方、将来的な売り圧力となる可能性も注視が必要です。配当利回りは業界平均を大きく上回っており、株価の割安感と合わせてインカムゲインを重視する投資家にとって魅力的です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 15.9億円 | 5.0億円 | 31.5% |
| 2022/03期 | 21.1億円 | 6.2億円 | 29.4% |
| 2023/03期 | 25.2億円 | 9.1億円 | 36.3% |
| 2024/03期 | 27.7億円 | 8.0億円 | 28.9% |
| 2025/03期 | 30.7億円 | 8.7億円 | 28.4% |
法人税等の支払額は、税引前利益の伸びに連動して増加傾向にあります。実効税率は概ね30%前後で推移しており、税効果会計の影響等を除けば日本の標準的な税率水準に収まっています。業績が順調に拡大する中で、適切な納税を通じて社会的な責任を果たしています。
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