セック3741
Systems Engineering Consultants Co.,LTD.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
普段ニュースで目にする小惑星探査機「はやぶさ」や国際宇宙ステーション。実はその裏側で、セックのリアルタイム技術が正確な制御を支えています。また、あなたがスマートフォンで快適に通信できるのも、同社のモバイルネットワーク技術が貢献しているかもしれません。さらに、未来の自動運転車や工場で活躍するロボットが、安全かつ確実に動くための「頭脳」となるソフトウェアも開発しています。私たちの知らないところで、社会の重要インフラを支えている縁の下の力持ちのような会社です。
リアルタイムソフトウェア開発の老舗、セックは宇宙・防衛分野で培った高い技術力を核に成長を続ける研究開発型企業です。2025期は売上高103.0億円(前期比20.7%増)、営業利益17.93億円(同22.2%増)と大幅な増収増益を達成しました。続く2026期も売上高107.0億円、営業利益18.40億円と安定成長を見込んでおり、特にAIとロボティクスを融合した「フィジカルAI」分野での事業拡大が期待されています。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都世田谷区用賀4丁目10番1号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2016/03期 | 9.1% | 7.5% | 13.9% |
| 2017/03期 | 6.3% | 5.2% | 9.8% |
| 2018/03期 | 8.9% | 7.3% | 12.0% |
| 2019/03期 | 11.0% | 8.9% | 13.8% |
| 2020/03期 | 11.4% | 9.4% | 14.7% |
| 2021/03期 | 11.3% | 9.4% | 15.5% |
| 2022/03期 | 11.4% | 9.5% | 16.2% |
| 2023/03期 | 12.0% | 10.0% | 16.2% |
| 2024/03期 | 13.8% | 11.5% | 17.2% |
| 2025/03期 | 15.2% | 12.3% | 17.4% |
| 3Q FY2026/3 | 10.9%(累計) | 8.9%(累計) | 16.9% |
収益性は非常に高く、営業利益率は17%台後半で安定的に推移しています。徹底した技術専門性と特定分野での高いシェアが価格交渉力を維持し、効率的なプロジェクト管理に繋がっています。その結果、ROE(自己資本利益率)は14%を超える水準にまで向上しており、資本を効率的に活用した価値創造を実現しています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 65.3億円 | 10.1億円 | 7.3億円 | 142.4円 | +2.9% |
| 2022/03期 | 65.6億円 | 10.6億円 | 7.8億円 | 152.6円 | +0.5% |
| 2023/03期 | 74.9億円 | 12.2億円 | 8.8億円 | 172.5円 | +14.1% |
| 2024/03期 | 85.3億円 | 14.7億円 | 11.1億円 | 216.9円 | +14.0% |
| 2025/03期 | 103億円 | 17.9億円 | 13.4億円 | 263.6円 | +20.6% |
セックの業績は、宇宙・防衛・自動運転などの先端システム開発における堅調な受託需要を背景に成長を続けています。2025/03期には売上高が約103億円、純利益が約13.4億円に達し、過去数年間にわたり増収増益を維持する高い成長性を証明しました。2026/03期も引き続き、先端リアルタイム技術の需要拡大により増収増益を見込む強気の予想となっています。 【3Q 2026/03期実績】売上81億円(通期予想比75%)、営業利益14億円(同74%)、純利益10億円(同74%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
宇宙先端システムや社会基盤システムなど、高付加価値な先端技術分野に特化した事業構造です。一方で、特定の顧客プロジェクトへの依存や技術革新の速さ、人材確保のリスクを主要な経営上の懸念点として開示しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 92億円 | — | 103億円 | +12.0% |
| 2024期 | 78億円 | — | 85億円 | +10.1% |
| 2023期 | 70億円 | — | 75億円 | +7.8% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 16億円 | — | 18億円 | +14.2% |
| 2024期 | 12億円 | — | 15億円 | +19.3% |
| 2023期 | 11億円 | — | 12億円 | +13.6% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
セックは具体的な数値目標を掲げた中期経営計画を公表していません。しかし、過去数年の業績予想を見ると、期初予想に対して10%前後上回る着地が常態化しており、保守的な予想を出しつつも着実に成果を上げる企業体質がうかがえます。特に2024期の営業利益は期初予想を約20%も上回りました。宇宙・防衛といった国家プロジェクト関連の安定した需要を背景に、計画達成能力は非常に高いと評価できます。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2025年3月期において売上高103.0億円、営業利益17.93億円を達成し、高い収益性を維持。
AIとロボティクスの融合分野において新たなフィジカルAI技術でのプレゼンスを確立。
2026年3月期第3四半期決算にて、経常利益が前年同期比11.8%増となる着実な成長を継続。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
同社の財務健全性は盤石であり、自己資本比率が約80%という極めて高い水準を維持しています。長らく無借金経営を継続してきましたが、現在は機動的な資本政策のためにわずかな有利子負債を保有する程度であり、財務リスクは極めて限定的です。豊富な手元資金と強固な自己資本により、中長期的な研究開発投資と株主還元を両立できる構造を備えています。 【3Q 2026/03期】総資産116億円、純資産99億円、自己資本比率84.2%、有利子負債1.2億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2016/03期 | 6.7億円 | 1.7億円 | 1.3億円 | 8.4億円 |
| 2017/03期 | 2.2億円 | 1,200万円 | 1.3億円 | 2.1億円 |
| 2018/03期 | 2.3億円 | 2,600万円 | 1.8億円 | 2.0億円 |
| 2019/03期 | 4.0億円 | 1.3億円 | 2.4億円 | 2.6億円 |
| 2020/03期 | 8.4億円 | 7,300万円 | 2.4億円 | 9.2億円 |
| 2021/03期 | 5,200万円 | 4,000万円 | 4.2億円 | 9,200万円 |
| 2022/03期 | 6.4億円 | 2,800万円 | 2.9億円 | 6.7億円 |
| 2023/03期 | 5.3億円 | 3.0億円 | 3.8億円 | 2.2億円 |
| 2024/03期 | 3.8億円 | 1.4億円 | 3.5億円 | 2.5億円 |
| 2025/03期 | 2.5億円 | 4,000万円 | 4.5億円 | 2.9億円 |
営業キャッシュフローはプロジェクトの収益化状況により変動しますが、恒常的に営業利益を創出する安定した収益基盤を有しています。投資活動に関しては、必要に応じた設備投資を行いながらも、過度な支出を抑える堅実なキャッシュマネジメントを実践しています。財務キャッシュフローのマイナスは、利益成長に伴う積極的な配当還元を優先的に実行していることによるものです。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は14.3%と向上傾向にあり、多様な視点を取り入れる体制の構築を進めています。研究開発型企業として、高い自己資本比率を維持した堅実な財務体質を基盤に、透明性の高い経営体制を構築しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 678万円 | 351人 | - |
従業員平均年収は678万円であり、情報通信業界の平均と比較しても安定した水準を維持しています。高い専門性を要するリアルタイムソフトウェア技術という職務特性が、継続的な待遇向上を支える背景にあると考えられます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
過去5年間のTSR(株主総利回り)は、TOPIXを一貫して下回る(アンダーパフォーム)結果となっています。これは、同社が安定的な配当を実施しているものの、株価のボラティリティが比較的高く、市場全体のトレンドに乗り切れなかった時期があったことを示唆します。ただし、直近2024期、2025期は業績好調を背景に株価が大きく上昇しており、TOPIXとの差は縮小傾向にあります。今後の成長戦略が株価に反映されれば、TSRがTOPIXを上回ることも期待されます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 26円 | 29.8% |
| 2018/03期 | 46円 | 50.3% |
| 2019/03期 | 48円 | 40.0% |
| 2020/03期 | 73円 | 54.3% |
| 2021/03期 | 57円 | 40.0% |
| 2022/03期 | 61円 | 40.0% |
| 2023/03期 | 69円 | 40.0% |
| 2024/03期 | 87円 | 40.1% |
| 2025/03期 | 110円 | 41.7% |
株主優待制度は導入しておりません。
同社は利益成長に合わせた配当性向40%程度を目安とした還元方針を掲げており、業績向上に伴い実質的な連続増配を継続しています。株主優待については導入していませんが、配当という形での直接的な利益還元を重視する姿勢が明確です。今後も安定した高収益体質を維持することで、配当額の継続的な向上を目指す方針です。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 104.9万円 | 4.9万円 | 4.9% |
| 2022期 | 87.7万円 | 12.3万円 | -12.3% |
| 2023期 | 128.8万円 | 28.8万円 | 28.8% |
| 2024期 | 195.4万円 | 95.4万円 | 95.4% |
| 2025期 | 180.8万円 | 80.8万円 | 80.8% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は2.09倍と比較的落ち着いており、過熱感は限定的です。業界平均と比較すると、PERは同水準ですが、PBRは割高、配当利回りは魅力的な水準にあります。これは、同社の高い技術力と安定した財務基盤が資本市場で評価されている一方、株主還元にも積極的であることを示唆しています。今後の決算発表で示される成長戦略が、さらなる株価評価に繋がるか注目されます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2016/03期 | 6.6億円 | 2.1億円 | 32.4% |
| 2017/03期 | 4.6億円 | 1.4億円 | 31.1% |
| 2018/03期 | 6.8億円 | 2.2億円 | 31.7% |
| 2019/03期 | 8.9億円 | 2.8億円 | 31.0% |
| 2020/03期 | 10.0億円 | 3.1億円 | 31.2% |
| 2021/03期 | 10.5億円 | 3.3億円 | 31.0% |
| 2022/03期 | 11.1億円 | 3.3億円 | 29.5% |
| 2023/03期 | 12.8億円 | 4.0億円 | 31.3% |
| 2024/03期 | 15.5億円 | 4.4億円 | 28.6% |
| 2025/03期 | 18.9億円 | 5.5億円 | 29.0% |
法人税等の支払額は税引前利益の伸びに連動して増加しており、適切に納税義務を履行しています。実効税率は概ね30%前後で推移しており、日本の標準的な税率水準に収まっています。予想期において実効税率が一時的に低下しているのは、税効果会計や税額控除等の要因による一時的な影響と考えられます。
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セック まとめ
「『はやぶさ』を支えたリアルタイム技術の専門家集団が、宇宙・防衛からAIロボットまで未来の社会基盤を設計する」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。