セレス
CERES INC.
最終更新日: 2026年3月27日
ポイント×暗号資産で、お得と未来の価値を創造する企業
ポイントメディアを基盤に、モバイルペイメントや暗号資産・ブロックチェーンといった新たな価値交換の手段を社会に提供し、人々の生活をより豊かにすることを目指します。
この会社ってなに?
ネットショッピングや旅行予約の前に特定のサイトを経由するだけで、現金や電子マネーに交換できるポイントが貯まる「ポイ活」、利用したことはありますか?セレスが運営する『モッピー』は、まさにその代表的なサービスで、国内最大級の会員数を誇ります。あなたが普段使っている通販サイトで買い物をする前にモッピーに立ち寄るだけで、お得なポイントが貯まる仕組みです。さらに、セレスは仮想通貨(暗号資産)の交換サービスも手掛けており、貯めたポイントをビットコインなどに交換することも可能。あなたの「お得な生活」の裏側で、セレスが活躍しているかもしれません。
ポイントサイト「モッピー」運営のセレスは、FY2025に売上高296.6億円、営業利益23.34億円を達成し、安定成長を維持しています。主力事業で培った顧客基盤を活かし、暗号資産関連事業や有望ベンチャーへの投資を次の収益の柱に育てるべく積極的な事業展開を進めています。近年は子会社売却などで得た資金を元手に株主還元も強化しており、FY2025には年間配当80円と大幅な増配を実施しました。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 12月
- 本社
- 東京都渋谷区桜丘町1番1号 渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー 21階
- 公式
- ceres-inc.jp
社長プロフィール

「インターネットマーケティングを通じて豊かな世界を実現する」という経営理念のもと、国内最大級のポイントサイト『モッピー』で人々の生活を豊かにすることを目指しています。既存事業の成長に加え、ブロックチェーンや暗号資産といった新領域への挑戦を続け、新たな価値創造を追求してまいります。
この会社のストーリー
都木聡氏がモバイルメディア事業を目的として株式会社セレスを設立。同時に主力事業となるポイントサイト『モッピー』のサービスを開始した。
設立から約10年で東証マザーズへの上場を果たす。公開価格1,860円に対し、初値は2,890円と市場から高い期待を集めた。
仮想通貨取引所『ビットバンク』への出資を皮切りに、ブロックチェーン・暗号資産関連事業へ本格参入。未来のテクノロジーへの投資を開始した。
ポイントメディア事業の拡大を目指し、株式会社オープンキューブより『お財布.com』を事業譲受。メディア規模を一層拡大させた。
モバイルサービスの開発力強化のため、モバイルサービスの開発・制作・コンサルティングを手掛ける株式会社ゆめみを子会社化した。
株主へ事業理解を深めてもらう機会として、暗号資産『イーサリアム』や『ジパングコイン』を贈呈するユニークな株主優待制度を開始した。
事業の選択と集中を進めるため、子会社ゆめみの全株式を約37億円でアクセンチュアへ譲渡。創出された資金を新たな成長戦略に投じる。
主力事業『モッピー』の会員数は1000万人を突破し成長を続ける。今後もポイント経済圏を拡大しつつ、Web3.0時代を見据えた事業展開を目指す。
注目ポイント
累計会員数1,000万人超を誇るポイントサイト『モッピー』が事業の中核。安定した顧客基盤と広告収益が会社の成長を力強く支えています。
イーサリアム(ETH)やジパングコイン(ZPG)といった暗号資産を株主優待として提供。事業への理解を深めてもらうと同時に、高い利回りも魅力です。
ポイント事業で培った基盤を活かし、ブロックチェーンや暗号資産といった新領域へ積極的に投資。時代の変化を捉え、未来の成長へ向けた布石を打っています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 8円 | 26.2% |
| FY2017/3 | 12円 | 19.2% |
| FY2018/3 | 14円 | 39.5% |
| FY2019/3 | 14円 | 206.5% |
| FY2020/3 | 18円 | 26.7% |
| FY2021/3 | 40円 | 15.9% |
| FY2022/3 | 20円 | 485.4% |
| FY2023/3 | 20円 | 50.5% |
| FY2024/3 | 60円 | 46.5% |
| FY2025/3 | 80円 | 36.9% |
| 権利確定月 | 3月 |
セレスは株主還元を重要な経営課題と位置づけており、業績の成長に応じた配当の増額を積極的に実施しています。配当性向を意識しつつ、安定的かつ継続的な還元を行う方針です。また、暗号資産を用いたユニークな株主優待を導入することで、個人投資家との対話や事業への関心を深める施策をとっており、利回りの高さも投資家から評価されています。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
セレスは国内最大級のポイントサイト「モッピー」を中核に、広告代理店事業や暗号資産関連事業を展開しており、売上高は近年の事業拡大に伴い右肩上がりの成長を続けています。FY2022/3には利益が一時的に低迷しましたが、その後は選択と集中を進める構造改革の成果もあり、FY2025/3には純利益約25億円を達成するなど回復基調を鮮明にしました。FY2026/3予想では売上高357億円を見込むなど、高い成長ポテンシャルを維持しています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 8.1% | 13.7% | - |
| FY2022/3 | 8.9% | 0.2% | - |
| FY2023/3 | 2.9% | 1.7% | - |
| FY2024/3 | 10.0% | 4.5% | 8.0% |
| FY2025/3 | 38.4% | 6.7% | 7.9% |
収益性については、FY2022/3に営業利益率が一時的に6.1%まで低下したものの、ポイントメディア事業の収益性改善により直近では8%前後の水準まで回復しています。ROE(自己資本利益率)はFY2025/3時点で17.9%と高い水準を記録しており、限られた資本を効率よく使って利益を生み出す体質への転換が進みました。ROAも6.7%まで向上しており、事業ポートフォリオの最適化が収益性の底上げに寄与しています。
財務は安全?
財務健全性の面では、資産規模がFY2021/3の約202億円からFY2025/3には約375億円まで拡大し、自己資本の積み上げに伴い強固な基盤を構築しています。FY2024/3以降、有利子負債が増加していますが、これは事業拡大のための資金調達によるもので、資産の拡大スピードに対して適切な自己資本水準を維持しています。BPS(1株当たり純資産)も右肩上がりに推移しており、株主価値の着実な蓄積が見て取れます。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 11.6億円 | -7.9億円 | 4.1億円 | 3.8億円 |
| FY2022/3 | 1.0億円 | -16.9億円 | 11.9億円 | -15.8億円 |
| FY2023/3 | 10.6億円 | -7.4億円 | 12.3億円 | 3.2億円 |
| FY2024/3 | 7.2億円 | -5.2億円 | 32.7億円 | 2.0億円 |
| FY2025/3 | 16.7億円 | 7.4億円 | -8.2億円 | 24.1億円 |
営業キャッシュフローはポイントサイト事業等の安定収益により概ねプラスを維持しており、FY2025/3には約16.7億円と強固な稼ぐ力を見せています。投資キャッシュフローは事業買収や子会社再編に伴い変動が大きいものの、FY2025/3には事業譲渡益などによりプラスに転じました。営業活動で稼いだキャッシュをベースに投資と財務をコントロールすることで、持続的な成長に向けた資金循環を実現しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 35.0億円 | 7.3億円 | 20.7% |
| FY2022/3 | 6.8億円 | 6.3億円 | 93.1% |
| FY2023/3 | 12.2億円 | 7.7億円 | 63.0% |
| FY2024/3 | 26.8億円 | 12.0億円 | 44.7% |
| FY2025/3 | 21.1億円 | 0円 | 0.0% |
法人税等の支払額は年度によって実効税率に大きな乖離が見られますが、これは会計上の利益と税務上の利益の差異や、特定の年度における繰延税金資産の取崩し等の特殊要因が影響しています。FY2022/3およびFY2023/3は利益水準の変動に対して税負担が重く見える時期もありましたが、足元では安定的な納税体質へ移行しつつあります。今後も適正な税務処理を通じて、継続的な企業価値の向上を目指す方針です。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 596万円 | 351人 | - |
従業員平均年収は596万円となっており、情報・通信業の平均的な水準を維持しています。近年、事業構造改革による選択と集中を進めており、生産性の向上が給与水準を下支えしていると考えられます。
誰がこの会社の株を持ってる?
外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はサイバーエージェント。
主要株主には日本カストディ銀行や日本マスタートラスト信託銀行といった信託口が名を連ねており、機関投資家の保有比率が高い構造です。また、創業者の都木聡氏が上位株主に位置しており、経営陣による一定の支配力維持が見受けられます。
会社の公式開示情報
役員報酬
主力事業である「モッピー」を中心としたポイントメディア事業が収益の柱であり、広告や暗号資産販売所の運営が加わるポートフォリオです。事業リスクとして、インターネット広告市場の変動や法規制の変化が経営に影響を及ぼす可能性が開示されています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率が22.2%と一定の水準を確保しており、女性活躍推進の「プラチナえるぼし」認定を取得するなど多様性を重視しています。11社の連結子会社を統括し、適切な内部統制と監査体制の構築を通じて企業規模の拡大とリスク管理の両立を図っています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 307億円 | — | 297億円 | -3.4% |
| FY2024 | 270億円 | — | 277億円 | +2.6% |
| FY2023 | 230億円 | — | 241億円 | +4.7% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 30億円 | — | 23億円 | -22.2% |
| FY2024 | 16億円 | — | 22億円 | +39.3% |
| FY2023 | 16億円 | — | 11億円 | -30.1% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
セレスは正式な中期経営計画を開示していませんが、通期の会社業績予想を目標としています。FY2024は営業利益が期初予想を39.3%も上回る大幅なポジティブサプライズとなりました。一方で、FY2025は営業利益が予想を22.2%下回るなど、年度によって精度のばらつきが見られます。これは、子会社株式の売却益や暗号資産市場の変動など、予測が難しい要因が業績に影響を与えやすいためと考えられます。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
過去5年間のTSR(株主総利回り)は、全ての年でTOPIXのパフォーマンスを下回る「アンダーパフォーム」となっています。これは、同社の株価が暗号資産市場のボラティリティやベンチャー投資の成果に左右されやすく、安定的な株価上昇を実現できていないことが主な要因です。一方で、会社側もこの状況を認識し、株主還元を強化する方針を打ち出しており、FY2025には大幅な増配(年間80円)を実施しました。今後の株価パフォーマンス改善が期待されます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 91.2万円 | -8.8万円 | -8.8% |
| FY2022 | 34.3万円 | -65.7万円 | -65.7% |
| FY2023 | 47.8万円 | -52.2万円 | -52.2% |
| FY2024 | 119.2万円 | +19.2万円 | 19.2% |
| FY2025 | 79.4万円 | -20.6万円 | -20.6% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
セレスのPER(10.7倍)とPBR(1.29倍)は、情報・通信業の業界平均(PER 24.9倍、PBR 1.8倍)と比較して割安な水準にあります。一方で、信用買い残が売り残を大幅に上回る17.52倍となっており、将来の株価上昇を見込む個人投資家が多い一方、需給面での重しとなる可能性も示唆しています。年間配当80円をベースとした配当利回りは5.37%と高く、株価の下支え要因となりそうです。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
女性活躍推進における最高位「プラチナえるぼし」認定を獲得し、ブランド価値が向上。
FY2025において売上高296.6億円、純利益24.97億円の大幅増益を達成。
株主還元強化を目的として、配当を年80円へ引き上げることを決定。
最新ニュース
セレス まとめ
ひとめ診断
「ポイントサイトの巨人が、暗号資産とベンチャー投資で次の成長エンジンを探す旅の途中」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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