JUMP

セーレン3569

SEIREN CO.,LTD.

プライムUpdated 2026/03/27
01 / 4 sections

まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 68円
安全性
安定
自己資本比率 63.6%
稼ぐ力
普通
ROE 9.9%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

この会社ってなに?

あなたが普段乗っている自動車のシート、実はその多くにセーレンの素材が使われています。高級感のある手触りや、汚れにくい機能性の裏側には、同社の長年培った繊維加工技術が生きています。また、あなたのお母さんが使っているかもしれない「コモエース」という化粧品も、実はセーレンが開発したもの。シルクのタンパク質「セリシン」の保湿効果に着目して生まれました。このように、セーレンは自動車から衣料品、化粧品まで、あなたの身近な生活の質を高める製品を陰で支えている会社なのです。

自動車内装材を主力とする総合繊維メーカー。2025期は、主力の車両資材事業が牽引し、売上高1,596.5億円(前期比12.5%増)、営業利益178.65億円(同27.0%増)と大幅な増収増益を達成しました。ユニチカ繊維事業の買収効果も寄与し、過去最高の業績を更新し続けています。今後は半導体関連や宇宙分野など、既存技術を応用した新領域の開拓を加速させ、持続的な成長を目指しています。

繊維製品プライム市場

会社概要

業種
繊維製品
決算期
3月
本社
福井県福井市毛矢1丁目10-1

サービスの実績は?

1,036億円
車輌資材事業 売上高
2025期実績
+16.7% YoY
249億円
ハイファッション事業 売上高
2025期実績
+16.8% YoY
131億円
エレクトロニクス事業 売上高
2025期実績
+5.6% YoY
68
1株当たり配当金
2025期実績
+28.3% YoY
27.0%
営業利益成長率
2025期実績 (YoY)
12.5%
売上高成長率
2025期実績 (YoY)
02 / 4 sections

なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
9.9%(累計)
株主資本の利回り
ROA
6.2%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
13.0%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期7.7%4.3%-
2022/03期9.9%5.7%-
2023/03期11.2%6.8%-
2024/03期10.5%6.8%9.9%
2025/03期10.3%7.2%11.2%
3Q FY2026/39.9%(累計)6.2%(累計)13.0%

収益性は着実に向上しており、営業利益率は2021年3月期の8.7%から2025年3月期には11.2%まで改善しました。これは独自の染色技術を軸とした高機能素材の展開が寄与しており、製造から販売まで一貫して手掛ける強みが収益基盤を支えています。ROE(自己資本利益率)も安定して高い水準を維持しており、資本効率を重視した経営が定着しています。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期987億円62.5億円113.8円-
2022/03期1,098億円85.5億円159.4円+11.2%
2023/03期1,324億円110億円205.4円+20.6%
2024/03期1,419億円141億円122億円226.5円+7.2%
2025/03期1,597億円179億円139億円242.3円+12.5%

セーレンの業績は、自動車用シート材やエアバッグ材など車輌資材事業が牽引し、売上高は5期連続で増収を達成しています。2025年3月期には営業利益が約179億円に達し、グローバルな需要獲得と高付加価値製品の販売増が利益成長に大きく寄与しました。2026年3月期も堅調な推移を見込んでおり、最高益水準を維持する安定した成長基調を確立しています。 【3Q 2026/03期実績】売上1235億円(通期予想比77%)、営業利益160億円(同88%)、純利益126億円(同94%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

繊維製品の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
9.9%(累計)
業界平均
2.2%
営業利益率上回る
この会社
13.0%
業界平均
6.2%
自己資本比率上回る
この会社
63.6%
業界平均
46.9%
03 / 7 sections

将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

6億4,900万円
取締役7名の合計

車輌資材や衣料繊維を主軸としつつ、半導体関連や宇宙事業など多角的なポートフォリオを構築しています。成長事業への積極的な投資と買収を行う一方で、繊維産業特有の原料価格変動や景気動向が主要な事業リスクとして開示されています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
期初予想を上回る着地が続いており、経営陣の計画達成能力は高いと評価できる。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

FY2026 会社業績予想
2026期
売上高: 目標 1,600億円 順調 (1,596.5億円)
99.8%
営業利益: 目標 181億円 順調 (178.65億円)
98.7%
純利益: 目標 134億円 順調 (138.87億円)
103.6%
1株当たり配当金: 目標 76円 順調 (68円)
89.5%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期1,470億円1,597億円+8.6%
2024期1,350億円1,419億円+5.1%
2023期1,250億円1,324億円+5.9%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期155億円179億円+15.3%
2024期130億円141億円+8.2%
2023期125億円128億円+2.6%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

セーレンは正式な中期経営計画を開示していませんが、毎期公表される会社業績予想が実質的な短期目標となります。過去3期にわたり、売上高・営業利益ともに期初予想を上回る実績を達成しており、堅実な業績管理能力を示しています。特に2025期は、主力の車輌資材事業の好調により、営業利益が期初予想を15%以上も上回る大幅なポジティブサプライズとなりました。この安定した計画達成力は、投資家にとって安心材料と言えるでしょう。

どんな話題が多い?

業績・株価45%
宇宙・新規事業25%
M&A・買収15%
新ブランド・製品15%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
142
前月比 +12.5%
メディア数
28
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, 福井新聞, PR TIMES
業界内ランキング
上位 5%
繊維製品業 50社中 3位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

04 / 3 sections

この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年3月新商品

アパレル新ブランド「PRIMORDIAL(プリモーディアル)」を発売し、ファッション事業を強化。

2026年2月提携

アークエッジ・スペースと人工衛星の量産に向けて連携を強化し、宇宙産業への展開を加速。

2026年1月買収

ユニチカの旧岡崎事業所を正式に傘下に収め、「NBセーレン」として本格始動。

社長プロフィール

05 / 6 sections

安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率63.6%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
86.0億円
借金(有利子負債)
Net Assets
1,529億円
会社の純資産

財務健全性は極めて高く、自己資本比率は2025年3月期時点で71.7%という強固な水準を維持しています。有利子負債については事業投資に伴い増加傾向にありますが、潤沢な手元資金とキャッシュ創出能力を背景に、安全性を損なわない範囲での成長投資が継続されています。資産規模の拡大とともに純資産も着実に積み上がっており、盤石な財務基盤を築いています。 【3Q 2026/03期】総資産2061億円、純資産1529億円、自己資本比率63.6%、有利子負債86億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+205億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-118億円
投資に使ったお金
Financing CF
-78.0億円
借入・返済など
Free CF
+87.3億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期130億円18.9億円123億円111億円
2022/03期97.1億円86.5億円66.2億円10.6億円
2023/03期129億円96.1億円70.1億円33.3億円
2024/03期135億円52.8億円70.5億円82.1億円
2025/03期205億円118億円78.0億円87.3億円

営業キャッシュフローは本業の好調さを反映し、2025年3月期には約205億円と大幅な黒字を確保しました。稼ぎ出した資金は積極的な設備投資や新規事業開発に充てられており、投資CFのマイナス幅は拡大傾向にありますが、これは成長に向けた前向きな資金投下です。フリーキャッシュフロー(FCF)も安定してプラスを維持しており、潤沢な資金力を基盤とした成長戦略を継続できています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 13名)
女性 1名(7.7% 男性 12
8%
92%
監査報酬
3,900万円
連結子会社数
25
設備投資額
28.7億円
平均勤続年数(従業員)
19.62
臨時従業員数
531

女性役員比率は7.7%にとどまっており、さらなる多様性の推進が求められる段階です。連結子会社25社を擁し、強固なグループガバナンス体制のもと、監査役や社外取締役を通じた経営監視と、グローバルなモノづくりを支える管理体制を構築しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主52.3%
浮動株47.7%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関38.6%
事業法人等13.7%
外国法人等20.8%
個人その他25.6%
証券会社1.3%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主は旭化成・北陸銀行。

株式会社日本カストディ銀行(信託口)(8,356,000株)14.25%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(6,761,000株)11.53%
旭化成株式会社(2,436,000株)4.15%
株式会社北陸銀行(2,346,000株)4%
セーレン共栄会(2,013,000株)3.43%
日本生命保険相互会社(1,505,000株)2.57%
第一生命保険株式会社(1,219,000株)2.08%
東京海上日動火災保険株式会社(1,130,000株)1.93%
久光製薬株式会社(1,090,000株)1.86%
GOVERNMENT OF NORWAY (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)(1,061,000株)1.81%

大株主には株式会社日本カストディ銀行(14.25%)や日本マスタートラスト信託銀行(11.53%)といった信託口が上位を占めており、機関投資家による保有比率が高い状況です。また、旭化成や北陸銀行、セーレン共栄会などの事業会社や関連団体も名を連ねており、安定株主による構成が一定程度維持されています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1なお、文中における将来に関するリスクは、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです
2(1) 海外活動に潜在するリスクについて当社グループは、グローバル化に対応するため、海外(米国、ブラジル、タイ、中国、インド、インドネシア、メキシコ、ハンガリー)に子会社を設立し製造・販売活動を行っておりますが、これらの地域・国において、各国の法制や税制の変更、政治的・社会的・経済的状況の変化に伴う様々なカントリーリスクが内在しています
3グループ内や外部機関などを通じた情報収集を行い、その予防・回避に努めておりますが、当社の予想を超える範囲でこれらの事象が生じる可能性があります
4(2) 為替相場の変動について当社グループは、グローバルに事業を展開しており、各地域における現地通貨建て財務諸表の各項目は、円換算時の為替レートの変動により、現地通貨における価値が変わらなかったとしても、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります
5また、為替レートの変動は製品の相対的な価格や、仕入コストに影響を与える可能性があります

社員の給料はどのくらい?

平均年収
689万円
従業員数
6,228
平均年齢
43.8歳
平均年収従業員数前年比
当期689万円6,228-

従業員平均年収は689万円となっており、繊維製品業界の水準と比較しても堅実で安定した給与水準と言えます。長年にわたる独自の染色技術や自動車資材などの強固な収益基盤が、社員への適正な還元を支える背景にあると考えられます。

06 / 5 sections

株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当による総合的なリターンを示す指標です。2021期から2024期にかけてはTOPIXを上回る優れたパフォーマンス(アウトパフォーム)を見せていましたが、2025期ではTOPIXの上昇率にわずかに及ばず、アンダーパフォームとなりました。これは、同社の株価も上昇したものの、市場全体の強い上昇トレンドには一歩届かなかったことを意味します。継続的な業績成長と株主還元強化により、再びTOPIXを上回るパフォーマンスを目指せるかが注目されます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
68
方針: 連結配当性向30%を目標としており、業績に応じた利益還元を重視しています。
1株配当配当性向
2016/03期2423.4%
2017/03期3025.5%
2018/03期3025.9%
2019/03期3525.2%
2020/03期3623.4%
2021/03期3631.6%
2022/03期3823.8%
2023/03期4622.4%
2024/03期5323.4%
2025/03期6828.1%
9期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月・9月

セーレンは、成長投資を最優先しつつも、株主への還元を強化する方針をとっています。業績の拡大に合わせて継続的な増配を行っており、配当性向を一定の範囲で維持しながら長期的に株主還元を充実させる姿勢が特徴です。今後も安定した利益成長を背景に、バランスのとれた株主還元が期待されます。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 207.0万円 になりました (107.0万円)
+107.0%
年度末時点評価額損益TSR
2021期152.5万円52.5万円52.5%
2022期176.8万円76.8万円76.8%
2023期188.6万円88.6万円88.6%
2024期225.5万円125.5万円125.5%
2025期207.0万円107.0万円107.0%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残148,700株
売り残10,300株
信用倍率14.44倍
2026年3月13日時点
今後の予定
2025年度 第2四半期決算発表2025年11月14日(予定)
2025年度 通期決算発表2026年5月13日(予定)

信用倍率は14.44倍と高水準で、将来の株価上昇を期待した買いが多い一方、需給面では上値が重くなる可能性も示唆しています。業界比較では、PERは平均より割安ですが、PBRは平均を上回っており、資産価値に対しては一定の評価を受けていることが分かります。時価総額は業界平均の2倍以上と、セクター内での存在感の大きさを示しています。配当利回りが業界平均より高い点も、投資魅力の一つです。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期94.5億円32.0億円33.8%
2022/03期119億円33.7億円28.3%
2023/03期153億円43.2億円28.2%
2024/03期162億円40.6億円25.0%
2025/03期193億円53.9億円28.0%

法人税等の支払額は、経常利益の増大に連動して推移しています。実効税率は概ね25%から30%の範囲内に収まっており、適切な税務処理が行われています。2026年3月期予想においても、安定した業績に基づき適正な納税が見込まれています。

07 / 3 sections

もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

セーレン まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 68円
安全性
安定
自己資本比率 63.6%
稼ぐ力
普通
ROE 9.9%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

「自動車シート材の巨人が、繊維技術を核に化粧品から人工衛星まで触手を伸ばす『素材のデパート』」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

本ページの情報は、公開されたメディア報道の定量分析およびEDINET等の公的開示情報をもとに作成しています。特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。報道件数・センチメント分析はAIによる自動分類であり、完全な正確性を保証するものではありません。記事の著作権は各メディアに帰属します。

最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU