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シキボウ3109

SHIKIBO LTD.

プライムUpdated 2026/03/27
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 50円
安全性
注意
自己資本比率 25.5%
稼ぐ力
普通
ROE 4.8%(累計)
話題性
普通
ポジ 45%

この会社ってなに?

あなたが毎日着ているYシャツや学生服、もしかしたらシキボウの生地が使われているかもしれません。シキボウは、着心地の良いコットン素材を作る老舗の繊維メーカーです。また、近年ではマスクや衣類に使われる抗ウイルス加工技術「フルテクト」も開発しており、目に見えない安心を提供しています。さらに、普段何気なく使っている紙製品の製造工程を支える特殊な布や、皆さんが住む街のビルを賃貸する不動産事業など、実は生活の様々な場面でシキボウの技術やサービスが活躍しているのです。

シキボウは、繊維事業を祖業としながら産業資材や不動産事業へと多角化を進める老舗企業です。2025年3月期の業績は売上高390.9億円、営業利益13.46億円と増収減益で着地し、利益率の改善が課題となっています。PBRは0.40倍と解散価値を大幅に下回る水準にあり、豊富な資産をいかに収益へ転換するかが問われています。進行中の中期経営計画「TG25-27」では、ROIC8%以上を目標に掲げ、資本効率の向上を最優先課題としています。

繊維製品プライム市場

会社概要

業種
繊維製品
決算期
3月
本社
大阪府大阪市中央区備後町3丁目2番6号

サービスの実績は?

390.9億円
連結売上高
2025年3月期
+1.0% YoY
13.46億円
連結営業利益
2025年3月期
-5.7% YoY
50
1株当たり配当金
2025年3月期
維持
68.7%
配当性向
2025年3月期実績
+11.4pt
1,600百万円
繊維事業 営業利益
2024年3月期
+15.2% YoY
900百万円
不動産・サービス事業 営業利益
2024年3月期
-11.8% YoY
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
4.8%(累計)
株主資本の利回り
ROA
1.2%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
2.7%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期0.0%0.0%-
2022/03期0.2%0.1%-
2023/03期4.8%1.9%-
2024/03期2.4%1.0%3.7%
2025/03期2.6%1.1%3.4%
3Q FY2026/34.8%(累計)1.2%(累計)2.7%

当社の営業利益率は3%台前半から後半で推移しており、製造業として一定の利益確保能力を維持しています。ROE(自己資本利益率)は2%から4%台の水準に留まっており、資本効率の面では改善の余地がある状況です。今後は事業の選択と集中を通じて、収益性指標のさらなる向上を目指す段階にあります。

儲かってるの?

まあまあです
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期335億円900万円0.9円-
2022/03期357億円4,900万円4.4円+6.4%
2023/03期379億円15.7億円135.3円+6.2%
2024/03期387億円14.3億円8.0億円69.1円+2.1%
2025/03期391億円13.5億円9.1億円72.8円+1.0%

シキボウの売上高は、機能材料事業や繊維事業の堅調な推移により300億円台後半から400億円前後で安定した成長を維持しています。特に2023/03期には有価証券売却益などの特別利益が寄与し、純利益が約15.7億円へと大きく伸長しました。その後は事業ポートフォリオの再編や効率化を推進しつつ、2026/03期に向けて収益力の底上げを図る計画です。 【3Q 2026/03期実績】売上297億円(通期予想比72%)、営業利益8.1億円(同62%)、純利益11億円(同154%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

繊維製品の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
4.8%(累計)
業界平均
2.5%
営業利益率下回る
この会社
2.7%
業界平均
6.5%
自己資本比率下回る
この会社
25.5%
業界平均
48.3%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

5,900万円
取締役3名の合計

シキボウは繊維事業を軸に産業資材、機能材料、不動産・サービスという多角的なポートフォリオを構築しています。特に機能材料分野への注力や事業譲受を積極的に進めており、事業構造の転換を図るための設備投資やM&Aを継続している点が、開示資料から強く読み取れます。

会社の計画は順調?

C
総合評価
旧中計は未達。業績予想もブレが大きく、計画達成能力には疑問符がつく。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画「TG25-27」
2025期〜2027期
連結売上高: 目標 450億円 順調 (390.9億円)
86.8%
連結営業利益: 目標 25億円 やや遅れ (13.46億円)
53.8%
ROIC: 目標 8.0%以上 大幅遅れ (2.0%)
25%
(旧)中期経営計画「ACTION22-24」
2022期〜2024期
連結売上高: 目標 410億円 未達 (386.8億円)
94.3%
連結営業利益: 目標 20億円 未達 (14.28億円)
71.4%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期410億円391億円-4.7%
2024期390億円387億円-0.8%
2023期370億円379億円+2.4%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期13億円13億円+3.5%
2024期16億円14億円-10.8%
2023期17億円12億円-28.4%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

旧中期経営計画「ACTION22-24」は売上・利益ともに未達で終了しました。また、近年の業績予想は期初計画に対して未達となる傾向が強く、特に利益面でのブレが目立ちます。進行中の新中計「TG25-27」では、資本効率を示すROIC8%以上という高い目標を掲げていますが、現状(2.0%)からの道のりは険しく、計画の蓋然性には注意が必要です。投資家としては、M&Aや事業ポートフォリオ改革が目標達成にどう寄与するかを注視する必要があります。

どんな話題が多い?

決算・業績40%
M&A・組織再編30%
新製品開発20%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや中立
報道件数(30日)
42
前月比 +8.5%
メディア数
18
株探, 日本経済新聞, PR TIMES, M&A Online, Yahoo!ファイナンスほか
業界内ランキング
上位 35%
繊維製品業種 40社中 14位
報道のトーン
45%
好意的
35%
中立
20%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2025年11月組織再編

完全子会社のマーメイド広海を吸収合併し、グループ運営の効率化を推進。

2025年10月業績好調

第2四半期決算にて上期経常が18%増益を達成し、株価のサポート要因となった。

2024年5月新製品

コットン素材を再利用した環境配慮型素材「CottResin」の開発を発表。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率25.5%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
285億円
借金(有利子負債)
Net Assets
355億円
会社の純資産

総資産は800億円規模で安定しており、自己資本比率も40%超と健全な財務基盤を保持しています。一方で2024/03期以降、有利子負債が急増していますが、これは事業拡大やグループ運営の効率化に伴う資金需要への対応と見られます。総資産に対し十分な純資産が積み上がっており、倒産リスクは低い安定したバランスシートといえます。 【3Q 2026/03期】総資産890億円、純資産355億円、自己資本比率25.5%、有利子負債285億円。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
Operating CF
+21.1億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-27.6億円
投資に使ったお金
Financing CF
+10.7億円
借入・返済など
Free CF
-6.6億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期27.8億円23.4億円5.1億円4.3億円
2022/03期29.9億円6.5億円37.9億円23.3億円
2023/03期11.1億円6.8億円5.8億円4.3億円
2024/03期35.5億円27.0億円5.1億円8.5億円
2025/03期21.1億円27.6億円10.7億円6.6億円

営業キャッシュフローは概ね20億円前後のプラスを維持しており、本業による安定したキャッシュ創出能力が確認できます。一方で、投資キャッシュフローは設備投資や事業再編に伴いマイナス傾向にあり、持続的な成長に向けた資金投下が行われています。2025/03期には積極的な投資によりフリーキャッシュフローが一時的なマイナスとなりましたが、財務活動による資金調達でバランスを保っています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 6名)
女性 1名(16.7% 男性 5
17%
83%
監査報酬
6,000万円
連結子会社数
24
設備投資額
33.5億円
平均勤続年数(従業員)
15.3
臨時従業員数
651

女性役員比率は16.7%(1/6名)であり、多様な視点を取り入れた経営への移行期にあります。社外取締役の比率が50%と非常に高い水準であり、外部の専門的な知見を積極的に導入することで、透明性の高い監査体制と経営の健全性を維持しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主23.2%
浮動株76.8%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関18.3%
事業法人等4.8%
外国法人等4.8%
個人その他68.3%
証券会社3.7%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はシキボウ従業員持株会・シキボウ取引先持株会。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(1,756,000株)13.83%
シキボウ従業員持株会(567,000株)4.47%
シキボウ取引先持株会(393,000株)3.1%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(348,000株)2.75%
シキボウ労働組合(120,000株)0.95%
野村證券株式会社(117,000株)0.93%
上田八木短資株式会社(96,000株)0.76%
後藤次郎(86,000株)0.68%
INTERNATIONAL CORE EQUITY PORTFOLIO DFA INVESTMENT DIMENSIONS GROUP INC(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)(78,000株)0.62%
有限会社徳島商科(75,000株)0.6%

筆頭株主である日本マスタートラスト信託銀行(信託口)が13.83%を保有しており、機関投資家による保有が一定の割合を占める構造です。また、従業員持株会(4.47%)や労働組合といった社内関係者の保有比率も高く、従業員を巻き込んだ安定的な経営姿勢が見受けられます。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1市況変動に関するリスク当社グループは、繊維事業・産業材事業・不動産・サービス事業を行っており、様々な市場に向けて、製品及びサービスを提供しております
2原材料・燃料価格の変動・調達に関するリスク当社グループは、製品の主・副原料として合成繊維及び燃料として重油等の石油化学製品を用いているため、原油価格に急激な変動や自然災害等により調達が困難になる場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります
3金利変動に関するリスク当社グループは、有利子負債による資金調達を実施しております
4固定資産の減損に関するリスク当社グループは、土地をはじめとする生産設備などの有形固定資産や無形固定資産を保有しております
5情報セキュリティに関するリスク当社グループは、事業上の機密情報、顧客情報、個人情報等を保有しております

社員の給料はどのくらい?

平均年収
501万円
従業員数
2,175
平均年齢
45歳
平均年収従業員数前年比
当期501万円2,175-

従業員の平均年収は501万円であり、製造業における一般的な水準で推移しています。繊維業界は成熟産業であり大きな賃金上昇は見込みにくいものの、福利厚生や手厚い持株会制度などを通じて、従業員の資産形成を支える体制が整えられていると考えられます。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、継続して市場平均であるTOPIXをアンダーパフォーム(下回る)しています。これは、安定配当による利回り確保はできているものの、株価成長が市場全体の勢いに追いついていないことを示しています。特に2024期以降はTOPIXの上昇が著しい一方、同社株価は伸び悩み、差が拡大しました。PBR1倍割れの是正に向けた具体的な成長戦略と、それが投資家に評価されることがTSR向上の鍵となります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
50
方針: 安定配当
1株配当配当性向
2016/03期326.9%
2017/03期3.523.9%
2018/03期4029.5%
2019/03期40-
2020/03期4044.9%
2021/03期404395.6%
2022/03期40913.2%
2023/03期5037.0%
2024/03期5072.4%
2025/03期5068.7%
9期連続増配
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施されていません。

シキボウは、株主への利益還元を重要な経営課題と位置づけ、配当性向を考慮した安定的な配当の継続を基本方針としています。近年は年間50円の配当を維持しており、株価水準に対して高水準の利回りを確保しています。中長期的な業績向上に合わせ、持続的かつ安定的成長を目指す姿勢が示されています。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 125.5万円 になりました (25.5万円)
+25.5%
年度末時点評価額損益TSR
2021期105.7万円5.7万円5.7%
2022期99.2万円0.8万円-0.8%
2023期115.9万円15.9万円15.9%
2024期136.3万円36.3万円36.3%
2025期125.5万円25.5万円25.5%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残127,700株
売り残16,600株
信用倍率7.69倍
2026年3月20日時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬(予定)
定時株主総会2026年6月下旬(予定)

業界平均と比較すると、PERはやや割安ですが、PBRは0.40倍と著しく割安な水準です。これは、同社の資産価値に対して株価が非常に低く評価されていることを示唆します。一方で配当利回りは4.52%と業界平均を大幅に上回り、株価の下支え要因となっています。信用倍率は7.69倍と買い残が多く、将来の売り圧力には注意が必要です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期9.4億円9.3億円99.0%
2022/03期10.4億円9.9億円95.3%
2023/03期11.3億円0円0.0%
2024/03期13.2億円5.2億円39.5%
2025/03期10.5億円1.3億円12.7%

実効税率は年度によって大幅に変動しており、これは繰延税金資産の取り崩しや、税務上の損失処理等が影響している可能性が高いです。特に2023/03期は法人税等がゼロとなっており、過去の税務上の利益と損失の調整が反映されたと考えられます。今後は安定した利益水準に応じて税負担が一定の範囲に収まる見通しです。

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もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

シキボウ まとめ

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 50円
安全性
注意
自己資本比率 25.5%
稼ぐ力
普通
ROE 4.8%(累計)
話題性
普通
ポジ 45%

「創業130年超の老舗紡績企業が、抗ウイルス素材や不動産事業で時代の荒波を乗り越えようと藻掻く資産リッチ企業」

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU