ドウシシャ
DOSHISHA CO.,LTD.
最終更新日: 2026年3月28日
暮らしの『あったらいいな』を形にする、アイデア商品メーカー
私たちは、独創的な商品とサービスを通じて、世界中の人々の生活に楽しさと豊かさを提供し、常に新しい価値を創造する企業となることを目指します。
この会社ってなに?
あなたが普段、ホームセンターや総合スーパーで「これ便利そう!」と手に取る商品の多くに、実はドウシシャが関わっています。例えば、夏に活躍する電動ふわふわとろ雪かき氷器や、冬の乾燥を防ぐおしゃれな加湿器、毎日の料理が楽になるフライパンなど、ドウシシャは私たちの生活をちょっと豊かにするアイデア商品を企画・開発している会社です。表には名前が出なくても、様々なブランドの裏側でヒット商品を生み出し、全国のお店に届けることで、私たちの暮らしを支えています。
ドウシシャは、自社企画のプライベートブランド(PB)商品開発を強みとする卸売企業です。直近のFY2025決算では、売上高1139.4億円、営業利益89.95億円と堅調に推移しました。FY2026は売上高1200.0億円、営業利益98.0億円を目指しており、既存事業の成長に加え、ECショップ運営会社の子会社化などデジタルシフトを加速させています。株主還元にも積極的で、14期連続の増配を予定しており、安定した収益基盤と成長戦略の両輪で企業価値向上を図っています。
会社概要
- 業種
- 卸売業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 大阪府大阪市中央区東心斎橋1-5-5
- 公式
- www.doshisha.co.jp
社長プロフィール
私たちは、流通サービス業として『より良い商品を、より安く、より専門的に』提供することを目指しています。生活者の潜在的なニーズを的確に捉えたユニークな商品開発力を強みに、これからも人々の暮らしを豊かにする価値を創造し続けます。
この会社のストーリー
大阪市にて株式会社ドウシシャを設立。当初は腕時計やブランド品の卸売業としてスタートした。
創業から着実な成長を遂げ、株式上場を果たす。企業としての信頼性と知名度を高め、さらなる事業拡大の基盤を築いた。
事業の成長が評価され、東京証券取引所および大阪証券取引所の市場第一部銘柄へと指定替え。社会的な信用を一層高めた。
卸売業で培ったノウハウを活かし、自社で企画・開発するプライベートブランド(PB)商品事業を本格化。これが会社の成長を牽引する主力事業へと育っていく。
巣ごもり需要を背景に、生活家電や雑貨などのPB商品がヒット。変化する市場環境に迅速に対応し、売上・利益ともに大きく伸長した。
ECショップ運営のサンアドシステムを子会社化。D2C(Direct to Consumer)ビジネスを取り込み、デジタル時代に対応した新たな成長戦略を加速させる。
第3四半期時点で増収増益を達成し、通期業績予想を上方修正。PB商品の好調と戦略的な事業展開が実を結び、企業として新たな成長ステージに突入した。
中期経営計画に基づき、既存事業の強化と新規事業の創出を両輪で推進。変化し続ける社会のニーズに応え、持続的な成長を目指す。
注目ポイント
「鬼冷えタンブラー」や「ORION」ブランドのテレビなど、消費者の心を掴むユニークな商品を次々と生み出す企画開発力が強み。売上の半分以上を自社開発商品が占めます。
巣ごもり需要などを的確に捉え、近年は増収増益基調。2025年3月期も過去最高益を更新する見込みで、企業として力強い成長を続けています。
安定した配当に加え、100株以上の保有で自社オリジナル商品(手延べそうめん等)がもらえる株主優待も実施。投資家への還元意識が高い企業です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2021/3 | 55円 | 29.5% |
| FY2022/3 | 60円 | 40.9% |
| FY2023/3 | 65円 | 39.6% |
| FY2024/3 | 75円 | 44.3% |
| FY2025/3 | 85円 | 45.9% |
| 権利確定月 | 3月 |
配当方針として、業績向上に伴う安定的な利益還元を重視しており、継続的な増配を実現しています。配当性向は概ね40%台を目指す傾向にあり、業績の成長を株主にしっかりと還元する姿勢が鮮明です。強固な財務体質を背景に、今後も持続的な配当成長が期待できる株主還元策を維持しています。
同業比較(収益性)
卸売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
ドウシシャの業績は、雑貨や家電を中心とした自社企画・開発のプライベートブランド(PB)商品の好調な販売に支えられ、堅調に推移しています。FY2025/3には売上高が約1,139億円、営業利益が約90億円に達し、付加価値の高い商品展開が収益を牽引しました。FY2026/3もEC事業の拡大や新規子会社化によるシナジー効果が見込まれ、過去最高水準の増収増益を継続する見通しです。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 8.8% | 7.0% | 9.4% |
| FY2022/3 | 6.7% | 5.4% | 7.0% |
| FY2023/3 | 7.1% | 5.7% | 7.6% |
| FY2024/3 | 6.9% | 5.6% | 7.5% |
| FY2025/3 | 7.2% | 6.3% | 7.9% |
同社の収益性は、高付加価値なPB商品を軸としたビジネスモデルにより、安定した営業利益率を維持しています。FY2025/3の営業利益率は約7.9%であり、効率的な商品開発体制が利益率を下支えしています。ROEについては概ね7%前後で安定しており、資本効率を意識した経営が継続的に行われていることを示しています。
財務は安全?
ドウシシャは極めて強固な財務基盤を有しており、自己資本比率は80%を超える高水準を維持しています。長年実質無借金経営を貫いており、バランスシートには潤沢な現預金が蓄積されています。この盤石な財務体質により、M&Aや新規事業投資などの成長戦略を柔軟に実行できる非常に高い財務健全性を誇ります。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 88.5億円 | -4.8億円 | 18.8億円 | 83.7億円 |
| FY2022/3 | 50.1億円 | -10.3億円 | -34.2億円 | 39.8億円 |
| FY2023/3 | 71.2億円 | -3.0億円 | -28.6億円 | 68.2億円 |
| FY2024/3 | 53.8億円 | -13.1億円 | -27.3億円 | 40.7億円 |
| FY2025/3 | 74.7億円 | -87.3億円 | -81.2億円 | -12.6億円 |
営業キャッシュフローは本業の好調さから安定的にお金を生み出していますが、FY2025/3は投資活動によるキャッシュアウトが増加しました。これは将来の成長に向けた積極的な投資や子会社化などが影響したもので、一時的なフリーキャッシュフローのマイナス要因となっています。財務キャッシュフローについても、株主還元としての配当や自己資本の適正化を反映した動きが見られ、健全な資金循環が行われています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 97.3億円 | 31.5億円 | 32.3% |
| FY2022/3 | 76.0億円 | 24.7億円 | 32.5% |
| FY2023/3 | 83.4億円 | 27.2億円 | 32.6% |
| FY2024/3 | 84.1億円 | 26.3億円 | 31.2% |
| FY2025/3 | 93.5億円 | 29.4億円 | 31.4% |
法人税等の支払額は、税引前当期純利益の変動に伴って推移しています。実効税率は概ね31%から32%程度で安定しており、税務上の大きな特例や特殊要因による歪みは見られません。各期の利益水準に応じた適切な納税が行われており、税務コンプライアンスが維持されています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 660万円 | 1,270人 | - |
従業員平均年収は660万円で、製造や卸売業界の中では比較的水準が安定しています。年間を通じて多様な商品を扱う商社機能として、多様な人材が活躍しており、専門性に基づいた給与体系が整っていると評価されます。
誰がこの会社の株を持ってる?
安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主はエムエス商事・JP MORGAN CHASE BANK (常任代理人 みずほ銀行決済営業部)・STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY (常任代理人 みずほ銀行決済営業部)。
同社は創業者一族に関連するエムエス商事株式会社が36.23%を保有する安定株主構造となっています。機関投資家や信託銀行等の持ち分も一定数存在し、市場では安定した経営基盤を背景に、長期保有を前提とした投資家からの信頼を得ています。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業内容は自社で企画・開発するPB(プライベートブランド)商品を中心とした開発型ビジネスと、ブランド品などを扱う卸売型ビジネスの2軸で構成されています。国内外の景気変動や調達コストの増減が業績リスクとして開示されています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は8.0%と更なる登用が期待される段階ですが、監査体制の強化やコーポレートガバナンスへの取り組みを推進しています。中堅・大企業規模として、連結子会社を統括する管理体制の整備に努めています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 1,100億円 | — | 1,139億円 | +3.6% |
| FY2024 | 1,110億円 | — | 1,058億円 | -4.7% |
| FY2023 | 1,080億円 | — | 1,057億円 | -2.1% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 90億円 | — | 90億円 | -0.1% |
| FY2024 | 90億円 | — | 79億円 | -12.0% |
| FY2023 | 83億円 | — | 81億円 | -3.0% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は具体的な中期経営計画を公表していませんが、毎期の業績予想が実質的な経営目標となります。FY2025は売上高が期初予想を上回った一方、営業利益はほぼ計画通りに着地しました。過去を振り返ると、売上・利益ともに期初予想をやや下回る傾向が見られ、目標設定が若干挑戦的、あるいは外部環境の変動を受けやすい可能性があります。株主還元の指針である連続増配は着実に実行しており、安定性を重視する姿勢が伺えます。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
TSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。FY2024およびFY2025において、ドウシシャのTSRはTOPIXのパフォーマンスを下回る「アンダーパフォーム」となりました。これは、同期間にTOPIX全体が市場の牽引役となる大型株を中心に大きく上昇したのに対し、ドウシシャの株価上昇が相対的に緩やかだったことを示唆しています。ただし、同社は安定的な配当成長を続けており、株価も堅調に推移しているため、長期的な視点での株主価値向上が期待されます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 150.5万円 | +50.5万円 | 50.5% |
| FY2022 | 126.1万円 | +26.1万円 | 26.1% |
| FY2023 | 165.5万円 | +65.5万円 | 65.5% |
| FY2024 | 184.5万円 | +84.5万円 | 84.5% |
| FY2025 | 197.4万円 | +97.4万円 | 97.4% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
ドウシシャの株価指標を見ると、PER・PBR共に卸売業の業界平均を上回っており、市場から高い成長期待を寄せられていることがわかります。配当利回りも業界平均より高く、株主還元への積極姿勢が評価されています。信用倍率は1倍を切り売り残が買い残を上回る状況で、短期的な価格変動には注意が必要ですが、過熱感は限定的と見られます。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
サンアドシステムを子会社化し、D2C型ECビジネスと自社商品開発力のシナジーを強化。
Android OS搭載の27インチ移動式スマートモニターを投入し、新たな視聴スタイルを提案。
公式オンラインストア「FemCia」にてAIによるWeb接客を開始し、顧客体験を向上。
最新ニュース
ドウシシャ まとめ
ひとめ診断
「ホームセンターのヒット商品、実は私たちが作ってます。ニッチなニーズを捉える企画開発型・卸売企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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