JMホールディングス
JM HOLDINGS CO.,LTD.
最終更新日: 2026年3月27日
精肉の力で成長を加速!積極M&Aで全国展開を目指す食品スーパー
M&Aと新規出店を両輪に全国へ事業エリアを拡大し、独自の価値提供で業界をリードする食品小売グループとなることを目指します。
この会社ってなに?
あなたが普段のお買い物で利用するスーパー、もしかしたらJMホールディングスが運営しているかもしれません。例えば、業務用サイズのお肉が安く手に入る「肉のハナマサ」や、新鮮な生鮮食品が魅力の「ジャパンミート」などが代表的な店舗です。週末のバーベキューの買い出しや、毎日の食卓の準備で、知らず知らずのうちに同社のサービスに触れている可能性があります。近年は他のスーパーも次々とグループに加わっており、あなたの街の身近なスーパーが、実は精肉に強いこの会社の仲間入りをしているかもしれません。
JMホールディングスは、「肉のハナマサ」や「ジャパンミート」を核とする食品スーパーです。2025年7月期は売上高1,862.1億円(前期比8.1%増)、営業利益100.48億円(同9.8%増)と増収増益を達成しました。2026年7月期も売上高1,960億円、営業利益109億円と連続での過去最高益更新を見込んでいます。同社の強みは積極的なM&A戦略にあり、近年では関西の「スーパー玉出」との提携や「スーパーみらべる」の買収を通じて、関東地盤から全国へと着実に商圏を拡大しています。
会社概要
- 業種
- 小売業
- 決算期
- 7月
- 本社
- 茨城県土浦市卸町2丁目3番30号
- 公式
- jm-holdings.co.jp
社長プロフィール

私たちは、精肉事業で培った強みを活かし、お客様に『食の楽しさ・豊かさ』を提供することを使命としています。独自の商品開発を加速させるとともに、M&Aも積極的に活用し、新たなエリアへの出店や事業拡大を通じて持続的な企業価値向上を目指してまいります。
この会社のストーリー
茨城県常陸太田市に「境精肉店」として創業。後のJMホールディングスの中核となる精肉事業の歴史がここから始まる。
スーパーマーケット事業の展開を本格化するため、株式会社ジャパンミートを設立。地域に根差した店舗展開を開始する。
業務用スーパー「肉のハナマサ」を運営していた株式会社花正の全株式を取得。首都圏での事業基盤を大きく拡大する。
持株会社体制へ移行し、株式会社JMホールディングスとして東京証券取引所市場第二部に上場。さらなる成長へのステップを踏み出す。
上場からわずか1年で東京証券取引所市場第一部へ指定替え(現:プライム市場)。企業としての信頼性と成長性が市場に認められる。
群馬県のSC運営会社や埼玉県のスーパー「タジマ」などを子会社化。M&Aによる成長戦略を加速させ、事業エリアを拡大。
関西で知名度の高い「スーパー玉出」の一部店舗を譲受。長年の課題であった関西エリアへの本格的な足がかりを築く。
売上高1,800億円を目指す中期経営計画を推進。積極的な店舗開発とM&Aで、全国展開に向けた成長を続ける。
注目ポイント
「スーパーみらべる」や「スーパー玉出」の一部事業など、各地のスーパーをM&Aで次々とグループ化。出店エリアと事業規模をスピーディーに拡大しています。
保有株数に応じて、精肉関連商品やお米、自社グループ商品券などが選べる株主優待が人気。お肉の会社ならではの魅力的な内容です。
創業以来の強みである精肉のノウハウを活かし、「肉のハナマサ」などの強力なブランドを展開。PB商品や直輸入品の開発にも注力し、独自性を追求しています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 5.2円 | 9.1% |
| FY2017/3 | 10.5円 | 20.0% |
| FY2018/3 | 15.7円 | 28.8% |
| FY2019/3 | 10.5円 | 19.0% |
| FY2020/3 | 18.3円 | 25.5% |
| FY2021/3 | 15.7円 | 18.8% |
| FY2022/3 | 18.3円 | 21.9% |
| FY2023/3 | 20.9円 | 24.1% |
| FY2024/3 | 22円 | 20.5% |
| FY2025/3 | 23円 | 18.3% |
| 権利確定月 | 7月 |
配当方針として「安定的かつ継続的な利益還元」を基本方針とし、業績向上に伴い積極的に増配を行っています。配当性向は20%前後と保守的な水準にありますが、これは成長投資を最優先しつつ株主へ利益を還元するバランスを考慮したものです。今後も強固な財務基盤を背景に、長期的には増配を継続する累進的な姿勢が期待されます。
同業比較(収益性)
小売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
JMホールディングスは、業務用食品スーパー「肉のハナマサ」などの多店舗展開を強みとし、積極的なM&Aや新規出店により過去5年間で売上高を約1.4倍に拡大させてきました。店舗網の拡充に加え、PB(プライベートブランド)商品の強化や直輸入によるコスト競争力の向上が奏功し、売上高はFY2021/3の約1,298億円からFY2025/3には1,862億円まで成長しました。FY2026/3も既存店売上の安定と新規出店効果により、さらなる増収増益を見込んでいます。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 13.1% | 7.2% | 4.4% |
| FY2017/3 | 12.4% | 7.0% | 3.8% |
| FY2018/3 | 11.6% | 7.1% | 4.1% |
| FY2019/3 | 10.9% | 6.3% | 4.1% |
| FY2020/3 | 12.7% | 7.5% | 5.3% |
| FY2021/3 | 13.1% | 7.7% | 5.1% |
| FY2022/3 | 11.9% | 7.2% | 4.7% |
| FY2023/3 | 11.2% | 6.7% | 4.7% |
| FY2024/3 | 12.5% | 7.7% | 5.3% |
| FY2025/3 | 14.2% | 8.9% | 5.4% |
収益性は非常に高く、FY2025/3には売上高営業利益率5.4%、ROE(自己資本利益率)14.2%を達成するなど、小売業の業界平均と比較しても際立った資本効率と利益体質を維持しています。単なる価格競争に陥らず、生鮮食品を中心とした強固な仕入れ・物流体制が利益率の安定に寄与しています。規模の拡大に伴い、店舗運営の効率化とサプライチェーンの最適化が着実に進んでいることが、高い収益力の源泉となっています。
財務は安全?
財務健全性は極めて高く、有利子負債ゼロの実質無借金経営を継続しており、自己資本比率は60%を超えて推移しています。FY2025/3時点の自己資本は453億円に達し、潤沢な現預金を背景とした安定的な成長投資が可能な基盤が整っています。キャッシュフローの推移からも、過度な負債に頼らず、内部留保と営業利益を原資とした堅実な事業拡大を行っていることが読み取れます。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 53.1億円 | -47.8億円 | 20.5億円 | 5.3億円 |
| FY2017/3 | 21.4億円 | -29.1億円 | 1.1億円 | -7.7億円 |
| FY2018/3 | 47.3億円 | -9.7億円 | -19.2億円 | 37.6億円 |
| FY2019/3 | 45.6億円 | -20.6億円 | -14.3億円 | 25.0億円 |
| FY2020/3 | 62.0億円 | -9.5億円 | -16.6億円 | 52.5億円 |
| FY2021/3 | 72.7億円 | -50.9億円 | -15.8億円 | 21.8億円 |
| FY2022/3 | 51.8億円 | -37.4億円 | -10.5億円 | 14.4億円 |
| FY2023/3 | 42.2億円 | -21.4億円 | -18.8億円 | 20.8億円 |
| FY2024/3 | 96.6億円 | -53.4億円 | -22.4億円 | 43.2億円 |
| FY2025/3 | 66.4億円 | -64.2億円 | -57.2億円 | 2.2億円 |
事業活動による営業CFは安定してプラスを維持し、強固な本業の稼ぐ力が成長投資を支える好循環を生み出しています。投資CFは新規店舗の取得やM&Aのために継続的に流出していますが、これは事業拡大のための前向きな支出です。財務CFでは配当支払いや自己株式の取得などに資金を充てており、バランスの取れた資本政策を実行しています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 42.9億円 | 17.3億円 | 40.4% |
| FY2017/3 | 40.9億円 | 14.1億円 | 34.6% |
| FY2018/3 | 45.5億円 | 17.7億円 | 39.0% |
| FY2019/3 | 47.5億円 | 19.4億円 | 40.8% |
| FY2020/3 | 68.1億円 | 31.5億円 | 46.3% |
| FY2021/3 | 66.9億円 | 24.5億円 | 36.6% |
| FY2022/3 | 69.3億円 | 26.6億円 | 38.4% |
| FY2023/3 | 74.2億円 | 30.0億円 | 40.5% |
| FY2024/3 | 93.2億円 | 38.5億円 | 41.4% |
| FY2025/3 | 101億円 | 36.9億円 | 36.3% |
法人税等の支払額は、税引前利益の伸長に連動して増加傾向にあります。実効税率は概ね30%台後半から40%程度の範囲で推移しており、法的な税率水準に沿った適切な納税が行われています。今後も業績拡大に伴い、安定的な納税を通じて社会貢献を果たしていく見込みです。
会社の公式開示情報
EDINET開示情報では、「肉のハナマサ」や「ジャパンミート」等のスーパーマーケット事業を中核とし、外食・イベント関連事業を組み合わせたポートフォリオが確認されます。M&Aを成長エンジンとする戦略が奏功し、売上高・営業利益ともに堅調に拡大していますが、店舗の賃借料や人件費等のコスト変動がリスク要因として注視されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 1,960億円 | — | — | 未達見込み |
| FY2024 | 1,800億円 | — | 1,723億円 | -4.3% |
| FY2023 | 1,500億円 | — | 1,548億円 | +3.2% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 99億円 | — | 91億円 | -7.6% |
| FY2023 | 72億円 | — | 72億円 | +0.6% |
| FY2022 | 70億円 | — | 67億円 | -4.6% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社はFY2025を最終年度とする中期経営計画の主要KPI(売上高1,800億円、営業利益81億円)をいずれも前倒しで大幅に上回って達成しており、高い成長性と計画実行力を示しました。M&Aによる規模拡大と既存事業の堅調な推移が貢献しています。一方で、期初の会社予想に対しては未達となるケースも散見されるため、今後の業績予想の精度が注目されます。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は24.24倍と高く、信用買い残が積み上がっている状況で、短期的な需給の重しとなる可能性があります。PERは22.5倍と小売業界平均(約25倍)と比較してやや割安な水準にありますが、PBRは1.75倍と業界平均を若干上回っています。配当利回りは2.71%と業界平均より高く、株主還元への意識も評価できるポイントです。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
第2四半期累計において、経常利益が前年同期比13.0%増となる好調な決算を発表。
第1四半期において連結経常利益が前年同期比19.1%増の22.4億円で着地。
子会社の花正がスーパー玉出より8店舗を譲受し、関西エリアの店舗網を拡大。
最新ニュース
JMホールディングス まとめ
ひとめ診断
「「肉」を武器に関東から全国へ、M&Aで版図を広げる食肉系スーパーの雄」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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