良品計画
RYOHIN KEIKAKU CO., LTD.
最終更新日: 2026年3月20日
「感じ良い暮らしと社会」を世界へ広げる、日本発のライフスタイルブランド
「感じ良い暮らしと社会」の実現
この会社ってなに?
無印良品のシンプルで機能的な日用品は、多くの人の生活に溶け込んでいます。文房具やスキンケア用品、レトルトカレー、衣料品など、日常のあらゆる場面で「これ、無印だったんだ」と気づく商品が数多くあります。最近ではローソンでの販売や生協への商品供給も始まり、より身近な場所で手に取れるようになっています。また、Airbnbと連携した古民家リノベーションや、JERAとの再生エネルギー事業「MUJI ENERGY」など、暮らしと社会をつなぐ新たな取り組みも広がっています。
良品計画は「無印良品」ブランドを軸に、衣・食・住の生活領域で国内外に事業を展開するグローバル小売企業です。2025年8月期は売上高7,846億円(前年比+18.6%)、営業利益738億円と過去最高益を更新する見通し。国内では出店を加速し1,000店舗体制を目指すとともに、中国・東南アジアを中心とした海外事業が成長ドライバーとなっています。2027年8月期に営業収益8,800億円、さらに2028年8月期には売上1兆円・営業利益1,000億円を掲げる野心的な中期経営計画が進行中です。
会社概要
- 業種
- 小売業
- 決算期
- 8月
- 本社
- 東京都文京区後楽2-5-1 住友不動産飯田橋ファーストビル
- 公式
- www.ryohin-keikaku.jp
社長プロフィール
無印良品を通じて、日常生活の基本商品群を誠実な品質と倫理的な視点から開発し、使うことで社会を良くする商品を、手に取りやすい価格で提供していきます。
この会社のストーリー
西友のプライベートブランド「無印良品」を独立させ、企画開発・製造から流通・販売までを一貫して行う専門企業として設立されました。
国内での店舗拡大とともに、海外への出店も本格化。「MUJI」ブランドとして世界的な認知を獲得していきました。
「感じ良い暮らしと社会」の実現をビジョンに掲げ、地域社会への貢献や環境配慮を一層強化する方針を打ち出しました。
関東信越などの生協への商品供給を開始。ローソンでの展開とあわせ、生活のより身近な場所で無印良品が手に入る環境を整備しました。
JERAと共同で「MUJI ENERGY」を設立。太陽光発電などの再生可能エネルギーを通じた脱炭素社会の実現に向けた事業をスタートしました。
2028年8月期までに営業収益1兆円、営業利益1,000億円を目指す野心的な中期経営計画を発表し、さらなる飛躍を目指しています。
注目ポイント
FY2025/8は売上高7,846億円・営業利益738億円と過去最高益を更新見込み。2028年8月期に売上1兆円・営業利益1,000億円を目指す強気な中計が進行中です。
Airbnbとの古民家再生、JERAとの再エネ事業「MUJI ENERGY」、ローソンや生協との連携など、暮らしのインフラとしての存在感を急速に高めています。
100株(約35万円)の保有で、無印良品の店舗やネットストアでの買い物が7%割引になる電子クーポンが年2回もらえます。無印ユーザーには見逃せない優待です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/8 | 12.3円 | 30.1% |
| FY2017/8 | 14.7円 | 30.2% |
| FY2018/8 | 17.3円 | 30.2% |
| FY2019/8 | 19.4円 | 30.1% |
| FY2020/8 | 2.5円 | - |
| FY2021/8 | 20円 | 31.0% |
| FY2022/8 | 20円 | 42.9% |
| FY2023/8 | 20円 | 47.9% |
| FY2024/8 | 20円 | 25.5% |
| FY2025/8 | 50円 | 52.1% |
| 必要株数 | 100株以上(約35万円) |
| 金額相当 | 利用額に応じて変動 |
| 権利確定月 | 2月・8月 |
FY2025/8は1株50円へ10円の増配を予定しており、業績成長に合わせた還元拡大の姿勢を示しています。配当利回りは1.42%と小売セクター平均をやや下回りますが、これは株価の高い成長プレミアムを反映したものです。株主優待として無印良品の7%割引クーポンが年2回もらえるため、日常的に無印良品を利用する投資家にとっては実質利回りが上乗せされます。
同業比較(収益性)
小売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
良品計画の業績は増収増益基調が定着しており、FY2025/8は売上高7,846億円・営業利益738億円と過去最高益を更新する見通しです。国内の既存店売上は前年比10%前後の高い伸びが継続し、海外事業も中国・東南アジアを中心に順調に拡大。FY2026/8は売上高8,600億円・営業利益790億円を計画し、売上1兆円に向けた成長軌道を着実に歩んでいます。 【2Q FY2026/8実績】売上4385億円(通期予想比51%)、営業利益450億円(同57%)、純利益343億円(同65%)。
事業ごとの売上・利益
無印良品の国内店舗運営が中心。既存店売上の好調と出店加速により収益拡大。売上構成比約61%を占める最大セグメント。
中国本土・台湾・香港・韓国でのMUJI店舗運営。中国での回復が鍵。売上構成比約26%。
タイ・シンガポール・マレーシア・オーストラリア等での展開。成長率が最も高い注目セグメント。売上構成比約7%。
米国・欧州での店舗展開。収益化が課題だが、ブランド認知度向上に伴い改善傾向。売上構成比約5%。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/8 | 15.2% | 10.8% | 11.2% |
| FY2017/8 | 17.2% | 12.4% | 11.5% |
| FY2018/8 | 18.2% | 13.3% | 11.9% |
| FY2019/8 | 18.3% | 13.6% | 10.9% |
| FY2020/8 | -8.9% | -5.6% | 0.5% |
| FY2021/8 | 17.0% | 9.2% | 9.4% |
| FY2022/8 | 10.7% | 6.2% | 6.6% |
| FY2023/8 | 8.6% | 5.2% | 5.7% |
| FY2024/8 | 14.7% | 8.6% | 8.5% |
| FY2025/8 | 16.1% | 9.5% | 9.4% |
| 2Q FY2026/8 | 10.6%(累計) | 5.7%(累計) | 10.3% |
ROEは15.1%と小売業の中でもトップクラスの資本効率を達成しています。営業利益率も8.5%から9.4%へ着実に改善しており、国内既存店の好調と海外事業の収益性向上が寄与。今後も出店拡大と規模の経済により、さらなる利益率の向上が見込まれています。
財務は安全?
総資産は5,627億円と事業拡大に伴い順調に成長しています。自己資本比率は59.0%と高い財務健全性を維持しており、有利子負債ゼロという理想的な財務体質です。BPSが前年から大きく変動しているのは株式分割の影響であり、実質的な純資産の積み上がりは堅調に推移しています。 【2Q FY2026/8】総資産6321億円、純資産3843億円、自己資本比率53.1%、有利子負債414億円。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2016/8 | 261億円 | -86.5億円 | -65.2億円 | 175億円 |
| FY2017/8 | 197億円 | -98.6億円 | -144億円 | 98.9億円 |
| FY2018/8 | 470億円 | -143億円 | -218億円 | 327億円 |
| FY2019/8 | 237億円 | -54.9億円 | -95.0億円 | 182億円 |
| FY2020/8 | -17.6億円 | -42.4億円 | 637億円 | -60.0億円 |
| FY2021/8 | 614億円 | -135億円 | -152億円 | 479億円 |
| FY2022/8 | 234億円 | -167億円 | -586億円 | 66.7億円 |
| FY2023/8 | 565億円 | -221億円 | -112億円 | 344億円 |
| FY2024/8 | 585億円 | -277億円 | -234億円 | 309億円 |
| FY2025/8 | 734億円 | -409億円 | -221億円 | 324億円 |
営業キャッシュフローは本業の好調さを反映し、年間700億円を超える高い創出能力を維持しています。これに伴い投資キャッシュフローは店舗網拡大などの成長投資によってマイナス幅が拡大していますが、フリーキャッシュフローは300億円規模を安定的に確保できています。余剰資金を株主還元や新規事業へ適切に配分できる、理想的なキャッシュフロー構造と言えます。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/8 | 327億円 | 110億円 | 33.6% |
| FY2017/8 | 386億円 | 128億円 | 33.0% |
| FY2018/8 | 460億円 | 159億円 | 34.5% |
| FY2019/8 | 459億円 | 120億円 | 26.2% |
| FY2020/8 | 5.6億円 | 175億円 | 3104.8% |
| FY2021/8 | 454億円 | 115億円 | 25.3% |
| FY2022/8 | 372億円 | 127億円 | 34.0% |
| FY2023/8 | 362億円 | 141億円 | 39.0% |
| FY2024/8 | 558億円 | 142億円 | 25.5% |
| FY2025/8 | 723億円 | 215億円 | 29.7% |
税引前利益の拡大に伴い、法人税等の支払い額も増加傾向にあります。実効税率は年度によって変動していますが、これは国際的な事業展開による各国税制の影響や繰延税金資産の増減などが要因です。企業の成長とともに適切な納税を行うことで、社会インフラ維持への貢献を果たしています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2022/8 | 592万円 | 2,527人 | +2.8% |
| FY2023/8 | 620万円 | 2,874人 | +4.7% |
| FY2024/8 | 643万円 | 3,436人 | +3.7% |
| FY2025/8 | 670万円 | 4,039人 | +4.2% |
平均年収は4年間で約78万円上昇し、年率+3〜5%の安定的な昇給傾向。従業員数は4年間で約1,500人増加(+60%)と積極的な人材投資を実施。平均年齢は36.9歳と若返っており、グローバル展開に伴う採用拡大が進んでいます。
誰がこの会社の株を持ってる?
安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 外国人投資家の保有比率が高く、グローバルな投資家からの評価が反映されやすい銘柄です。 主な安定株主は三菱商事。
筆頭株主は信託銀行で19.03%を保有し、機関投資家中心の安定株主構成です。三菱商事が3.88%を保有する上位株主であり、事業面での連携も注目されます。海外機関投資家の保有比率も高く、グローバルブランドとしての評価が株主構成に反映されています。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 国内事業 | 4,780億円 | 478億円 | 10.0% |
| 東アジア事業 | 2,070億円 | 207億円 | 10.0% |
| 東南アジア・オセアニア事業 | 580億円 | 52億円 | 9.0% |
| 欧米事業 | 416億円 | 1億円 | 0.2% |
良品計画の事業は国内事業が売上の約61%を占める中核セグメントであり、東アジア事業(約26%)が続きます。国内は既存店の好調と出店加速で安定成長を維持し、東南アジアは最も高い成長ポテンシャルを持つ注力エリアです。欧米事業は依然として利益貢献が小さいものの、ブランド浸透に伴う改善が期待されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2023 | 5,800億円 | 5,800億円 | 5,814億円 | -0.5% |
| FY2024 | 6,400億円 | — | 6,617億円 | +3.3% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2023 | 340億円 | 330億円 | 331億円 | -2.5% |
| FY2024 | 480億円 | — | 561億円 | +16.9% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
FY2024/8を最終年度とする旧中計は、売上高7,000億円・営業利益750億円に対して未達で終了しました。しかしFY2025〜FY2027の新中計では営業収益8,800億円・営業利益790億円を掲げ、初年度のFY2025/8は売上7,846億円・営業利益738億円と目標に対して高い進捗率を示しています。さらに2028年8月期には売上1兆円・営業利益1,000億円の長期ビジョンも掲げており、成長への意欲は明確です。
株の売買状況と今後の予定
PER35.2倍・PBR5.62倍と小売セクター平均を大きく上回るプレミアム評価を獲得しています。これは「無印良品」の圧倒的なブランド力と、中国・東南アジアを中心とした海外での高い成長余地が投資家から評価されているためです。信用倍率1.91倍と需給も比較的良好で、時価総額約2兆円は小売セクターでもトップクラスの規模です。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
JERAとの合弁会社「MUJI ENERGY」を設立し、店舗のCO2排出量削減を開始。
4月の既存店売上が9%増収となり、市場の評価が急上昇し株価が上場来高値を更新。
通期業績予想の修正を発表し、成長期待から市場の注目を集めた。
最新ニュース
良品計画 まとめ
ひとめ診断
「無印良品を世界のインフラに。国内1,000店舗体制とアジア深耕で売上1兆円を射程に捉えるライフスタイルの巨人」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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